セリフ/【自分は戦争の悲惨さを知っております。 命令でも、お受けするわけにはいきません!】

Last-modified: 2020-07-23 (木) 19:10:39

FF9

狩猟祭の後、ブルメシア兵が危機を伝えに来るイベントの中の台詞。
戦災孤児であるスタイナーが戦争について甘い考えのガーネットに対して言った台詞。
恐らくこれが唯一の、スタイナーがガーネットに対し怒った台詞。

  • ちなみにこの件についてダガーはジタンにも同じようなことを少し前に言われている。

シチュエーションとしては、ブルメシアがアレクサンドリアの襲撃を受けた事を知ったダガーが実母を説得する為「直接会って話す」と言い出した時の台詞である。
この直前にもダガーはジタンやシドに「危険な場所に行くべきではない」と諌められているが、その彼らにスリプル草を盛るほどに彼女の決意は固かった。しかし……

ダガー
「スタイナー、わたしは自分ができることをしたいの……」
「みんなに勝手に決めてほしくない……」
スタイナー
「それは姫さまの身を案じてのこと!」
ダガー
「それはわかっているわ……」
スタイナー
「わかってはおられません!!」
「自分は戦争の悲惨さを知っております。 命令でも、お受けするわけにはいきません!」

……結局はこの後、会話の中でダガーの気持ちを察したスタイナーは、ひとまずダガーの意思を尊重する事にする。
(実は色々な理由で内心腑に落ちていなかったのが南ゲートでの彼の心の声で分かるが。)
しかし、スタイナーが「命令でも受けられない=立場に関わらず個人として賛同しない」と反発したのは後にも先にもこれっきりである。ましてや、これはトットバクーとの語らいで己の在りように疑問をもつ前のシーンである。
彼の過去は作中ではほとんど語られる事は無いが、アデルバート・スタイナーという男が戦争にどれほど辛い思いを抱いているのかが分かる貴重なセリフである。