バトル/【睡眠】

Last-modified: 2023-08-14 (月) 01:41:36

状態異常のひとつ。その場で眠りこけて行動不能になる。
魔法のスリプルでなることが多い。「眠り状態」とも呼ばれる。


多くのシリーズでは「エスナ」や自然回復の他に物理攻撃をくらうことでも回復する(眠りから覚める)が、魔法攻撃だと回復しないという設定がなされている作品が多い。
つまり焼かれようが冷やされようが魔法なら目が覚めず、延々と攻撃されてしまう。

  • 後年の作品では、殴られると起きるという性質から、魔法ばかり使って永続的に眠らせる戦術を使う奴までいる。

初期作品では殴っても起きることはなく、麻痺と似た性質であった。


眠っているとは言うものの、大抵(ひょっとして全て?)の作品では瀕死状態のようにしゃがんでいるモーションが使われている。8や9に至っては瀕死でもしゃがんですらいないキャラもいる。戦闘不能のように倒れているモーションの方が説得力があるような気がする。

  • 熟睡していると言うよりは、尋常ならざる睡魔に襲われて朦朧としている状態なのかもしれない。

FF1

FF1ではどんなに殴られても回復せず、自然回復を待つしかない恐怖の状態異常であった。


ただしほぼ間違いなく、一ターンで起きる。実質的には「行動を一回分だけキャンセルする」効果。

  • FF1の睡眠の復帰率は90%なので、次のターンも睡眠していたらラッキー程度に考えた方が良い。
    複数ターン行動を封じたいなら麻痺にした方が良い。
  • GBA版でしか確認していないが、敵が2ターン以上眠ってくれることは普通にある。プラボカの海賊戦で発生を確認。

FF2

殴られても回復しないが、バスナLv2以上で治療可能。


こちらは黒魔法スリプル眠りの剣を使うことで敵にかけられる
眠りの剣の追加効果はFF2の仕様により耐性で阻まれることがないので、敵を足止めする手段としてとても優秀。

  • (敢えて?)意外にみんな触れないが睡眠と麻痺の状態異常効果の本当の脅威は、無防備状態になることにある。
    これは、無属性の眠りの剣を利きうでの初撃1ヒットでも対象に与えたなら(ダメージは0でもよい)睡眠状態に、
    そして、次の反対側のうでの二撃目を与える時、既にその対象は全段ヒット命中する無防備状態にある。
    おわかりだろうか。

麻痺同様、睡眠によっても回避率そのものは無効にならない。
ただし1ヒット以上命中した場合は回避成功回数に関わらず攻撃者の攻撃回数分ヒットする(つまり「全段ヒット」または「全段回避」のどちらかになる)。
麻痺と比較すると自然回復率が高い。

  • PS版以降では移植ミス(詳細)によりこちらの方が自然回復率が低くなっている。結果的にただでさえ強い眠りの剣が更に強化されることに。
  • ねむりそう(スリプル16・全)で発生させることも可能。使用効果の魔法レベルが高いだけあり、耐性がなければ割とよく当たる。

FF3

眠り状態になると頭上にZZZZのエフェクトが出る。殴られると起きる。
混乱と同じくパーティーアタックで治せる。

  • 起きる時もあるが起きない時もある。
  • 麻痺の項に、自然回復する状態異常に関する処理についての記載をしたのでそれを読んでもらえればある程度合点がいくと思う。
  • 眠っていても、逃げ腰よりダメージが少ない。何故だ?

FF4

眠っているキャラに鼻提灯が出る。
シリアスなFF4の数少ない笑いどころ?


毒を受けたりしていると眠らなくなる。
睡眠が厄介な相手にはこれを応用するのも悪くない。


影が薄い治療アイテムがある。


攻撃を受けても起きない。
手軽な回復方法はエスナ。

  • 地味に強力なステータス異常だが、あまり目にしない。

FF4(DS版)

魔法攻撃でも起きる。

FF5

眠りこけて行動不能となる。物理攻撃を受けると目が覚める。
本作では時間が経過しても自然回復しない
耐性のない一部の敵にとっても魔法攻撃でフルボッコにされる恐怖の状態異常であった。

  • 物理攻撃でブン殴られない限り、何時間経とうがいくら魔法で痛めつけられようが目覚めない。

睡眠中は物理回避率がゼロになる。しかしSFC版・GBA版では睡眠中も魔法回避はゼロにならない。

  • ややこしいが、睡眠中の魔法回避0は旧スマホ版からの変更点。ピクセルリマスター版も睡眠中は魔法回避0になる(ver1.0.6のシルビューヌで確認)

SFC版、GBA版、スマホ版共に、睡眠中に何度試してもエルフのマントやマインゴーシュなどの回避は発生しなかった。


魔法剣スリプル」という、耐性の無い者を100%眠らせられる凶悪技が存在するため、睡眠が有効な敵=ただのサンドバッグと成り下がる。
例えボスであろうとも睡眠耐性が無ければ開始2ターンで実質終了する悪魔的な状態異常である。

  • 第二世界では飛竜草アトモスカーバンクル
    第三世界ではガーゴイルメリュジーヌと効いてしまうボスは結構いる。
    更に、両方効く相手であれば猛毒と組み合わせて放置プレイで死に追いやることが可能。実に侮れない。
  • 魔法回避率が低い敵なら1ターンで済む「黒魔法スリプル」で良いが、魔法の命中率には相手とのレベル差も関わってくるため、必中である魔法剣と使い分けよう。

今作のゾンビは寝ると起きない。
チキン戦法を取っている際に眠らされると延々寝続けるだけになってしまうので
睡眠耐性は万全に。耐性装備は「いばらのかんむり」と「エルメスのくつ」。


敵も味方も全員が眠ると、起きることも起こし起こされることもなくなり、永久に戦闘が終わらなくなる。
唯一LRボタンでの逃走は可能だが、上記のアトモスのような逃走不可の相手でこうなってしまうとリセットするしかない。
当然ながら、意図的にこの状況を作り出さない限りは発生しないので特に問題にはならない。

  • 寝ながら逃げるというのもすごい絵面になる。風水士でやると寝ぼけて逃げてるように見える、かも。

プレイヤー側のキャラの睡眠が解除された場合は、ATBゲージはリセットされるが、モンスター側の場合はゲージはリセットされず、場合によっては睡眠が解除された直後の行動をする。

FF5(iOS/Android版)

睡眠中の敵の魔法回避率が0になるよう仕様が変更された。
魔法回避率の高い敵を魔法剣スリプルで眠らせてから弄ぶなどが可能。

  • SFC、GBA、スマホ版で魔法回避90のシルビューヌに対して比較検証・確認。

竪琴や一部の杖、ロッド、ベルなど、魔法武器全般が睡眠を解除しなくなった。

FF6

眠りこけて行動不能となる。物理攻撃を受けると目がさめる。
この作品以降は鼻提灯に代わってZzzのエフェクトが発生。先祖返りを果たす。


戦闘中永続だった前作5と違い、FF6では一定時間が過ぎるとバクが起こしてくれる。敵味方問わずバクは睡眠を解除する。

  • バトル中に発生するイベントなどで、キャラが睡眠中だと強制的に起こしにくる。

耐性は付けづらく、防げるアクセサリはリボンのみ。
状態異常の中ではヌルい部類だからであろうか。

FF6(ピクセルリマスター版)

初期のバージョンでは起きる時に変な生き物(バク)が現れなくなっていた。Steam1.05からは修正され、ちゃんとバクが出てくる。

FF7

カエルの歌臭い息ハーデスなど、他の状態異常とセットになっていることが多い。
混乱と一緒にくらうと寝ながらグルグル回る。器用だね。


睡眠耐性のあるアクセサリが登場。

FF7R

眠って行動できなくなり、ATBゲージも増えなくなる。
ダメージリアクションを取ると目が覚めるほか、長くても60秒ほどで自然回復する。
今作でもハチマキで予防できるほか、眠気覚ましという治療アイテムも登場。

BCFF7

チョコボレース中の状態異常。
ダメージは無いが睡眠状態に陥るのを予防するアビリティが存在しないのは痛い。
ブリザドやブリザラの氷結状態と同じく時間経過でのみ解除される。

FF8

この状態になると行動不能になり、一定時間経過するか、物理攻撃の対象となるかで解除される。
回避率には影響が無いらしく、眠りながら軽々と攻撃を避けることがあるが、その際もきちんと目が覚めるので安心だ。
こちらが使用する分にはST攻撃Jにスリプルをセットすることで「叩き起こしつつ眠らせる」という鬼の所業が可能。

  • PCキャラに限り、顔がアップになっているとしっかり目を閉じているのが確認できる。
  • 実はプロテスやシェル等の効果時間の経過も止まっている。つまり物理攻撃で解除されるストップという感じだろうか。無耐性のボス敵も何体かいるため、暗闇と並んで有効度は高い。

FF9

頭上にZzzのエフェクトが出て、行動不能となる。眠っているので、物理回避率もゼロとなる。
9では物理攻撃のダメージが1.5倍になる効果もあり、地味に危険。
物理攻撃を受けるか、時間経過で目覚めることができる。エスナでも治療可。
気力が高いほど、睡眠時間は短くなる。


一部ボスも、睡眠状態となるため、刀魂放気で眠らせ、無傷で滅多打ちにすることも可能。
羊さんも安全に倒すためには、もってこいの状態異常だが、すぐ目覚めてしまうため、メニューの開閉等で睡眠時間を調整すると良い。

FF10

HP50%未満で見られる弱った状態(INT版以降は瀕死でもある)と同じモーションをとり、頭上にZzzのエフェクトが出る。
物理攻撃やエスナで治る。エフェクトの大きさはモンスターの大きさに比例し、巨大なモンスターほどエフェクトが大きさくなる。

  • モンスターには種族ごとに睡眠時のモーションが用意されており、寝姿を観察してみるのも一興。ダメージを与えずに状態異常に出来る臭い息で確認出来る。

魔法では起きない。物理攻撃を一切しないキノコ系の敵にかふんで眠らされると結構な地獄を見る。
数ターンで目覚めるのがまだ救いか。

FF10-2

操作・行動ができなくなり、回避もできなくなる。万能薬、魔銃弾「ホワイトウィンド」、物理攻撃などで解除される。
また、ATBスピードを「ふつう」か「おそい」に設定していると時間経過でも解除されるが、「はやい」にしていると時間経過でも解除されないので要注意。
今作の睡眠は、敵に使われると死ぬほど鬱陶しいのにこちらが使用するとグラビデ同様に多くの敵に無効化されてしまう「スカ」。
特技が必要以上に死にスキルにならないように前作を倣ってもう少ししっかりと設定してほしかったところ。

FF11

魔法「スリプル」などで陥る状態異常。
眠りこけてしまい、大半の行動ができなくなる。
また魔法の詠唱も中断されてしまう。
各種ケアル系の魔法を受けたり、HPにダメージを受けると回復する。
また時間経過で自然治癒もする。


睡眠の上位版として、「ナイトメア」なる状態異常が存在する。
こちらはHPにダメージを受けても目覚めないうえ、効果中はスリップダメージを受け続ける。
ディアボロスの代名詞とも言える技の名前でもある。


ケアル系魔法を受ける、現HPから何らかの変化があった時が解除条件と言っても差し支えない。
サービス開始当初はリジェネ状態でも睡眠解除となってた為、ジョブ特性にオートリジェネを持つ白魔道士はPCもNPCも実質的に睡眠耐性持ちであるも同然であった。
さすがにそれは問題視されリジェネのような「徐々にHPが増える」ことでは睡眠解除はされなくなった。


詳細はこちら→睡眠

FF12

移動不可。アクション不可。
物理攻撃と魔法攻撃の被ダメージ1.5倍。
持続時間「50-(活力×0.25)」秒。
重ねがけで効果時間を数え直しさせることができる。

FF12RW

移動・行動不可。
ストップ』と変りないが、打撃などで解除されるかは未検証。

FF14

一定時間、全ての行動が停止するデバフ。一般的なデバフと異なりダメージを受けることでも解除される場合が殆ど。
専用の解除薬としてきつけ薬が存在する。

FFT

移動・行動が不可能になり、回避率が0になる。物理攻撃による被ダメージ1.5倍。
自然回復するが、回復するまでの時間が最も長い。魔法ダメージによっても状態回復する。
敵が味方を起こすために攻撃したりすることもあるが、ジャンプなどで大ダメージを与えて
戦闘不能にしてしまうこともある。話術が効かなくなる。

  • ちなみにこの状態だとぬすむの成功率が上昇する。
    欲しい装備を持っている敵は寝かせてから引っぺがすのがいいだろう。
    ちなみに似たようなステータスの石化だと服ごと石化するのか、盗めない。
    • いわゆる「昏睡強盗」ですな。

ストップに比べて自然回復までかなり時間がかかる。
アイテムさがししたい時やレベル下げしたい時
等は、相手にターンが回らなくて少し快適になるかも。

FFTA

移動・行動が不可能になり、回避率が0になる。
他ユニットからの攻撃でダメージを受けるか、3ターン経つと解除される。

  • 「ダメージを受けると解除」なので、物理に限らず魔法を受けても目覚める。逆にいえばダメージのない技なら何を使っても問題ないということ。のダメージでも起きないがそれによるハメ殺しは仕様上不可能。

などで敵だけを眠らせ、その間に装備やアビリティを強奪したり、
起きた時に備えてさらに別の状態異常をかけたりするのがナッツクランのお約束。


羊が100匹」などで序盤から活用できるので、最初から最後まで非常に便利な状態異常。
逆に味方側はまもりの指輪で簡単に対策できる。


睡眠に睡眠を重ねがけすることはできないが、ストップを上書きすることはできる。逆は無理。

FFTA2

前作では割と簡単に使えた状態異常だが、色々な仕様が重なって技を使えるのが少し遅くなった。
移動・行動不可、全回避率が0になる。
攻撃によるダメージを受けるか、3ターン経つと回復する。


重ねがけで効果時間の延長が可能。
回避率が0になっているので2回目以降は確実に成功する。
その気になれば永遠に眠らせることができる。


今作ではどういうわけか、盗む系のアビリティを受けても睡眠が解除されるようになった。
そのため石化ストップに出番を奪われやすい。


今作では「睡眠」じゃなくて「眠り」。

FFUSA

ばったり倒れてZzzマークが表示され、しばらく行動不能になる。
ただし、何らかのダメージを食らった時点で起きるのであまり怖くはない。
自分ののダメージでも起きる。また自力で目が覚める事もある。
しかし敵グループに睡眠攻撃を連発されてしまった場合はかなりウザイ。
大抵の睡眠攻撃はダメージが無いのも相まって、全滅こそしないものの戦闘が長引く事が多い。

聖剣伝説

敵のみの状態異常。スリプルおよびラムジィのまくらで発生する。
一定時間敵の動きを止めることができるが、特殊攻撃はガンガン撃ってくる。
要するにこちらの石化と同じ状態。

光の4戦士

Zzzマークが出て、暫く行動不能になる。APも回復しない。
何らかのダメージや毒ダメージでも起きる。一応回復にめざましが存在する。


戦闘が終了すると回復するのはお約束だが、
Zzzマークを出しながら勝利ポーズをとる様はちょっとシュール。


寝ている間は、受けるダメージが2倍になる。
何のダメージでも目覚めるのでアレだが、殆どの敵・ボスが耐性を持っていない。


ボスが眠っている間に「ためる」で4人とも気合いを入れ、2倍ダメージの同時攻撃を狙うと良い。
もしくは「エール」「なんたい」等と「まどう」等の単発威力の高い攻撃を組み合わせるか。

FFL

眠ってしまい何も出来なくなる。
が、やはり味方の直接攻撃で起こす事ができる。
FFLでは基本的にパーティアタックのダメージは抑えられているので、戦士ジョブで魔法ジョブを殴ってもダメージは高くない。

  • 眠ったキャラは鼻提灯を出す

PFF

Zzzマークと共に寝る。ミス判定と同じポーズをする。
効果ターン中は何もできなくなる。
魔法もプレミアムスキルも不可、回避率はおそらく0になる。
魔法でも起きる。状態異常の魔法でもダメージ判定があれば起きる。
睡眠攻撃は幾つかあるが、ダメージ+睡眠では睡眠が既に掛かってる場合は起きる模様。

FFRK

Zzzマークが出て行動不能となる状態。物理攻撃を受けると回復する。
睡眠状態の味方キャラはZzzマークが出るだけでなく、瀕死時のように座り込み、さらに目もつぶる。
エスナで回復可能。時間経過や戦闘終了でも回復する。

FFEX

モルボル種が使う臭い息や、デスナイトが唱えるスリプルにより引き起こされる状態異常。
一定時間経過するか攻撃を受けるまで行動不能となる。

  • 解除が簡単だからか、中ボスや召喚獣にも有効なものがいる。

チョコボの不思議なダンジョン

眠ってしまいしばらくの間行動不能になる…というのは他の作品と同様だがこの作品では
何と眠っている間は元気が少しずつ回復して行くというプラス効果ももたらす。
元気に加えてナッツ?なども枯渇してしまった時はわざと睡眠のトラップに引っ掛かって急場を凌ぐという荒業も出来る。