FF6 
概要 
私の名前は、レーヴ。 私の名前は、ソーニョ。 私の名前は、スエーニョ。 我ら、夢の三兄弟。 この人の、心は頂いた。 今日は、ご馳走。
カイエンの夢の中に出てくる第1関門のボス。
レーヴ、ソーニョ、スエーニョの3人で構成。
崩壊後のドマ城でカイエンを連れて休むと、カイエンがコイツらに心を乗っ取られてしまう。
3兄弟を追って夢の中へ。
最初はフロア各地に散らばったパーティーキャラを1人ずつ監視しているが、意識の戻ったキャラに気づかれるといったん退散し、その後出口で待ち構えるコイツらとの戦闘になる。
カイエンの心を乗っ取った真の黒幕はアレクソウルであるあたり、コイツらはアレクソウルの手下か。
「レーヴ」はフランス語の「Reve」、
「ソーニョ」はイタリア語の「Sogno」、
「スエーニョ」はスペイン語の「Sueño」が名前の元ネタであると思われる。
すべて日本語で「夢」を表わす。
英語版ではDream Stoogesと名乗っている。
3人それぞれの名前が日本SFC版とは異なり、リメイクでさらに変えられている。
SNES版ではLarry(日本版のソーニョに相当), Curly(同レーヴ), Moe(同スエーニョ)。
GBA版ではLaragorn, Curlax, Moebius (上と同順)である。
これには元ネタがあって、20世紀前半の米国で超売れっ子だったコメディアングループの「三ばか大将(The Three Stooges)」とそのメンバーの名前からきている。
(GBAリメイクではさすがに問題を感じたのか、名前を若干もじった形となったようだ)
彼らの番組は日本テレビでも1960年代に放送され、かなり人気があったとのことなので、興味のある方はググってみるか、おじいちゃんおばあちゃんに聞いてみよう。
25thメモリアル本で公開された開発当時のシナリオ・ダンジョン相関リストでは、夢の城の中ボスとして「ダリ、ルノア、セザン」と記されている。
画家のダリにルノワール、セザンヌ…この名前が採用されていたら、ちょっと問題になっていたかも?
マップ画面では三人とも同じグラフィックで、色違いですらない。
どいつがどいつなのかさっぱりわからない。
戦闘中は天野喜孝のデザインが忠実に再現されている。
- ソーニョはイラストでは正面向きだが、ゲームでは戦闘画面に合わせて横向きになっている。
ちなみに、ゲーム画面では目を閉じているように見えるスエーニョは、切れ長の目をした美形。顔面格差が激しいトリオである。
夢の中まで追いかけると「3人揃わずに戦うのは分が悪い」と言って一旦退散する。1人じゃ戦えないと判断して逃げたようだ。
- 実際、ソーニョは仲間が倒されると勝手に逃走する。
追い詰めると「3人揃ったからには、逃がしはしない」と戦闘に突入する。
前々作、前作に次いで現れた「三人組」ボスである。
3人揃っていると合体攻撃を使うのも共通点か。
倒すと魔法修得値6を獲得。
夢の三兄弟はファイナルアタックに「何もしない」が設定されていないので、とどめを刺した時も死に際にカウンターを使いうる。
行動内容・耐性・属性・各種ステータスの傾向など、個体ごとの内容は以下に記載する。
レーヴ 

レーヴ(赤色、上)
Lv47、HP15000、MP2000、種族:人間。魔法生物。
攻撃力1、防御力100、命中100、素早さ35。
回避率0、魔力4、魔法防御110、魔法回避0。
弱点属性:冷気・水。吸収属性:炎。無効化属性なし。
有効な状態異常:睡眠、暗闇、プロテス、シェル、ヘイスト、リフレク。常時レビテト状態。
行動:
通常時
- 1ターン:スロウ/ホワイトウィンド/何もしない
2ターン:サイレス/スロウ/何もしない
3ターン:サイレス/ストップ/何もしない - 3人健在で一定時間毎:デルタアタック
- ソーニョまたはスエーニョが戦闘不能:アレイズ
カウンター行動
- ダメージ/回復カウンター:ファイラ/何もしない/何もしない
- 「魔法」にカウンター:ファイラ/何もしない/何もしない
- 魔法を4回受ける:自分にリフレク
リフレク状態
- 1ターン:ファイラ/ファイガ/ファイガ
操る:不可。スケッチ:なぐる/たたかう。あばれる:不可。
盗み:なし。落とすアイテム:なし。変化:不可。
HP15000、MP2000。属性:炎、弱点:冷気・水
ファイラ・ファイガ・アレイズ・スロウ・サイレス・ストップ・リフレク・ホワイトウィンド・デルタアタックを使用する。
ステータス異常は、暗闇・睡眠が有効。
また、魔法生物なので、MPを0にしても倒せる。
ソーニョ 

ソーニョ(青色、左下)
Lv47、HP10000、MP2000、種族:人間。
攻撃力2、防御力100、命中100、素早さ30。
回避率0、魔力5、魔法防御120、魔法回避0。
弱点属性:炎。吸収属性:冷気・風。無効化属性なし。
有効な状態異常:即死、暗闇、沈黙、混乱、スロウ、プロテス、シェル、ヘイスト、リフレク、死の宣告。常時レビテト状態。
行動:
通常時
- 1ターン:たたかう
- 3人健在で一定時間毎:デルタアタック
カウンター行動
- ダメージ/回復カウンター:ブリザラ/何もしない/何もしない
- 「魔法」にカウンター:ブリザラ/何もしない/何もしない
リフレク状態
- 1ターン:ブリザラ/ブリザガ/ブリザガ
レーヴかスエーニョが戦闘不能
- ブリザラ/ブリザガ/何もしない
レーヴかスエーニョが戦闘不能で魔法を4回受ける
- 逃走→次のターンに復帰
操る:不可。スケッチ:なぐる/たたかう。あばれる:不可。
盗み:なし。落とすアイテム:なし。変化:不可。
HP10000、MP2000。属性:冷気・風、弱点:炎
たたかう・ブリザラ・ブリザガ・リフレク・デルタアタックを使用する。
ステータス異常は、暗闇・即死・沈黙・混乱・スロウ・死の宣告が有効。
魔法生物ではないのは三兄弟の中ではソーニョのみである。
スエーニョ 

スエーニョ(黄色、右下)
Lv47、HP12500、MP2000、種族:人間。魔法生物。
攻撃力4、防御力80、命中100、素早さ25。
回避率0、魔力6、魔法防御130、魔法回避0。
弱点属性:なし。吸収属性:雷。無効化属性なし。
有効な状態異常:バーサク、ストップ、暗闇、プロテス、シェル、ヘイスト、リフレク。常時レビテト状態。
行動:
通常時
- 1ターン:ヘイスト/プロテス/何もしない
2ターン:サイレス/スロウ/何もしない
3ターン:サイレス/ストップ/何もしない - 3人健在で一定時間毎:デルタアタック
レーヴかソーニョが戦闘不能時
- 1ターン:サンダラ/何もしない/何もしない
2ターン:サンダラ/サンダガ/何もしない
3ターン:サンダガ/サンダガ/何もしない
カウンター行動
- ダメージ/回復カウンター:サンダラ/何もしない/何もしない
- 「魔法」にカウンター:サンダラ/何もしない/何もしない
- 魔法を4回受ける:自分にリフレク
リフレク状態
- サンダラ/サンダガ/サンダガ
操る:不可。スケッチ:なぐる/たたかう。あばれる:不可。
盗み:なし。落とすアイテム:なし。変化:不可。
HP12500、MP2000。属性:雷、弱点:なし
サンダラ・サンダガ・ケアルラ・プロテス・ヘイスト・リフレク・シェル・デルタアタックを使用する。
ステータス異常は、暗闇・バーサク・ストップが有効。
また、魔法生物なので、MPを0にしても倒せる。
その他バトル時の共通事項 
3人で時折デルタアタックを使用するが、リボンやジュエルリングを装備させ、レーヴにスリプル、ソーニョにデスなどの即死技、スエーニョにバーサクかストップをかければ楽勝。
正攻法でもアレイズとホワイトウインドを使う一番厄介なレーヴをブリザガ等で素早く沈めればこっちの勝ちはほとんど決まる。
他の攻撃は決して脅威ではないのであとは属性に注意しつつ適当にやれば終了。
ソーニョとスエーニョは攻撃こそ緩いがリフレクの使用率が両者共やや高めなので、魔法を主体に戦う場合はレーヴ撃破後も要注意。
まぁリフレクを使われた後に誤って魔法を撃ってしまっても一度はね返されれば気づくだろうし、魔法に偏った極端なパーティでも組んでいない限りそれが原因でピンチになることはまずないだろうが。
ソーニョには即死耐性がないため、「デス」「デジョン」「オーディン」などで瞬殺出来る。
しかし、この方法で倒したソーニョをレーヴが「アレイズ」で蘇生させると、どういうわけかグラフィック無しで復活し、ターゲット指定が出来なくなってしまうバグ。
こうなってしまうと「必殺技」「暴れる」「おどり」「必殺剣」などのターゲット指定をしなくても使用可能な攻撃以外では倒せなくなってしまうので注意。
- GBA版ではデジョン等で倒すと復活できなくなったのでその心配はなくなった。
- ピクセルリマスター版ではデスなどでソーニョを倒すと普通に蘇生するが、デジョンで倒した場合のみレーヴがスエーニョにアレイズを使い続け、無力化してしまう。
- 「ソーニョがいないのでアレイズ使用→デジョンで消えた場合は対象に指定せず健在のスエーニョにアレイズ使用」というループになっていると思われる。
ソーニョは即死耐性だけでなく、沈黙や混乱にも耐性がない。
名前が羅列される順番の影響でいかにも次男を気取っているが、HPは三兄弟の中で最低であり、使用する魔法の種類も3人の中で一番少ない。
後述するが、おまけに敵前逃亡までするボスモンスターらしからぬヘタレっぷりを露呈してしまう。
- ソーニョは混乱すると「なぐる」という技を使うようになる。
ちなみに技名が表示されない普通の物理攻撃も行なう。 - しかしこいつら異常に攻撃力が低い。レーヴが1、ソーニョが2、スェーニョが4しかない。
レーヴとスェーニョはともかくソーニョはこの腕力で殴ってくるが、受けるダメージはせいぜい2桁ダメージ。ショボすぎる…。
このためスエーニョはバーサクをかけてしまえば無力化できる。
1人だけにしてしばらくすると逃げていくが、リベンジされる事はない。
- ソーニョのみ、3兄弟の誰かが欠けた状態で何度か攻撃を受けていると「ソーニョは逃げ出した」とメッセージが出て戦闘から離脱する。
しばらくするとまた「ソーニョは戻ってきた」と出て戦闘に復帰。 - 誰かが死んでいる状態で4回受けると逃走。
- ちなみに、戻ってくるときにリフレクを使うようになってるが使用するためのスイッチが設定されておらず使用することはない。
3人共通して種族は人間。
「スケッチ」でなぐる・たたかうを使用する。
また、常時レビテト状態なので大半の地属性攻撃は無効な他、透明も効かない。
FF6(GBA版) 
魂の祠の第8グループの5戦目で再戦可能。
(アレクソウル達とは再戦不可)
PFFNE 
AREA6-1の1戦目に3体揃って登場する。
FFRK 
FF6から登場しているボス。
ノーマルダンジョンでは「夢のダンジョン 1」のボス。