作品/【チョコボレーシング~幻界へのロード~】

Last-modified: 2022-05-25 (水) 00:39:19

1999年3月18日に発売されたレースゲーム。
任天堂の『スーパーマリオカート』以降確立された「自社のマスコットキャラクター」+「トゥーンな世界観」+「多彩なアイテムやコースの仕掛けにより一発逆転要素がある」などの要素を取り入れたスクウェアによる『マリカー』のアンサー作品といえなくない。
FF7のチョコボレースをよりレースゲームとして進化(深化)させたともいえなくない。
タイトルの通りチョコボが主人公で、主要キャラクターもチョコボの不思議なダンジョン2のデザインであるが、
隠しキャラクターにはFFを始め、他のスクウェアキャラも登場。
ストーリーモードにもあの魔導士が…
更にコースにもミシディアグルグ火山などお馴染みの地名が登場。
またゲーム内で流れる曲は、ED曲を除き、歴代FF曲の伊藤賢治氏によるアレンジバージョンであり
FFファンにはたまらない一品である。

音楽に関してはこちら


作品に出るキャラ(デフォルトアビリティ)

ラスボス

隠しキャラは

隠しキャラはストーリーモードをクリアするたびに増える。
(ただし、シドタンク以降のキャラはおまけのため顔グラが用意されていない)

ちなみにストーリーモードをクリアするたびにキャラのエディットができる。
これがこのゲームをさらに引き立てている。


《魔石》
チョコボシリーズ/【魔石】


《コース》


ゲームバランスとしては、どう考えてもキャラ能力に平等さが感じられず、
極めて安定感の高いベヒーモスやデブチョコボ等様々。
また、浮遊キャラがグリップが成長させられないためエディットキャラ同士の対戦だと極めて不利、
デフォルト表示キャラとしてはあんまりな差である。カスタム必須か?

  • (上の方で壮大にコメントアウトされているが)ゲームバランスについては、『マリカー』シリーズのキャラのようなわかりやすい長所と短所があるとか、3DS以降の『マリカー』シリーズのカートなどのエディット機能が付いた作品でのあちら立てればこちら立たず的な塩梅になっておらず…、まあ、ストーリークリアだけならデフォルトキャラでなんとかなる…はず。

…まあ、レギュレーションを工夫するところからがゲームの楽しみであると見れば、ある意味でバランスの悪さも一興と思えなくもないかも。


ストーリーモードでは、先のステージまでで仲間になったキャラの中から自由に操作キャラクターを選べる。
ただし選ばなかったキャラもCPU操作でレースには参加してきて、仲間に負けても敗北扱いとなる。何故に。

  • 一度破った奴に負けるようなヘタレにくれてやる栄冠はねぇ!って事じゃ?

ファン待望の続編がニンテンドー3DSで開発決定!
とりあえずシロマとモーグリは出るようです。
…だったのだが、結局開発中止になってしまった。


2022年3月10日に本作のコンセプトを受け継いだNintendo Switch用ソフト『チョコボGP』が発売。
本作(およびお蔵入りとなった3DS版)との直接的なつながりは持たず、あくまで精神的続編という扱い。


よく対戦相手に誘ってくれた兄貴がある日説明書の表紙のタイトル部分を指して一言。
「『幻界へのロード』って、たぶん『幻界』と『限界』をかけてんだよ」
なるほど、と思った。

  • 幻→なんか虹色っぽい? →虹色→レインボー→レインボーロード…、という可能性も微レ…。

「常に空中を漂うことで『減速ゾーン』(名称はフルスロットル攻略本の37ページより。シドのテストコースの芝生部分のように、スピードが落ちる端っこの部分)や地面のブリザドの氷を無効化するキャラクター」といった、『マリカー』にない要素も登場する。
「減速ゾーン」は、FFのスタッフからは「コース外」(『チョコボGP』の発売前のインタビューより)とも呼ばれている。
余談だが、各コースの減速しないゾーンや減速するゾーンの材質が何であろうが、レースゲーム界隈だと「減速ゾーン」のことは便宜上「ダート」(土・泥)と呼ばれがち。例えばモーグリ・フォレストでは土部分ではなく芝生部分がダートと呼ばれる。


【視聴覚室】
原曲・ノビヨ+アレンジ・イトケンの夢の神タッグ

オール能力値0の試みである