作品/【Final Fantasy IV ワンダースワンカラー版】

Last-modified: 2022-01-03 (月) 19:22:59

ワンダースワンカラー用に移植されたFF4。2002年3月28日発売。
FF4は1997年にもPS1版が発売されていたので、これが2回目の移植となる。

  • WSCでの移植はFF1・FF2と来て、このFF4だったため「FF3はどうなったんだよ!?」と思った人も多かった。

開発元はスティング。


数多く色んなプラットフォームで発売されてきたFF4であるが、WSC版は影が薄いバージョンとなっている。
2002年は任天堂の携帯機ゲームボーイアドバンスが台頭し、
ワンダースワンが失速し始めていた時期だったこともあり、販売本数は約6.4万本に留まっている。
とは言っても、これでもワンダースワン全ソフトの中で13位の売り上げである。

  • この後、続いてFF5やFF6がWSCに移植されることはなかった。

追加要素などはなく、オリジナル版そのままの移植を目指した作品となっている。
やはりワンダースワンのスペックでは完全移植とは行かず、特にサウンドがピコピコした音になってしまっているのは惜しい。
また、飛空艇の拡大・縮小処理は再現ができなかったのか、
飛行時には画面の上下部分が大きく引き伸ばされるという奇妙な見た目になってしまっている。
一方で、マップチップやキャラクターグラフィックは描き直しが行われてグレードアップしており、
後の「FF4アドバンス」にもこの描き直されたグラフィックが流用されている。


SFCオリジナル版のバグは修正されているものが多いが、
「暗黒騎士セシルの時点でオート『かばう』が発動する」「後列武器が機能していない」といった新しいバグも発生している。

  • 後列武器の不具合は、このWSC版を元にして作ったらしいFF4アドバンスにも引き継がれている。