幻獣/【ライディーン】

Last-modified: 2024-09-07 (土) 16:28:36

オーディンの強化形態としてFF6に初登場。
ただし北欧神話とは無関係、というか世界中の神話や伝説を見渡してもライディーンという神は存在しない。


同名のアニメもしくは楽曲が元ネタと思われるが、両者ともに「雷電」を元ネタにしていると言われる。
この「雷電」は気象用語由来でも旧日本軍ネタでもなく、江戸時代に活躍した相撲取りの「雷電爲右エ門」。
勝率.962という文字通り史上最強の力士だったと言われている。


関連→モンスター/【ライディーン】


FF6

オーディンの進化バージョンの幻獣/魔石
非常に強力な魔法「クイック」を倍率1倍で修得できる。Lvアップボーナスは+2。
ただジハードの魔石を所持しておらずメテオを早めに覚えたいならば、しばらくはオーディンのままが良い。
召喚魔法は「真・斬鉄剣」(命中値140)。命中値110の斬鉄剣より一掃する確率がアップしているはずなのだが、後述するように実際はほとんど変わっていない。


前提として、一部の即死系は敵の体力によって失敗判定が追加され、デスやデジョンの他にオーディンとライディーンも体力による失敗判定が追加される。

  • このためHPの高い敵はたとえヒット値140のライディーンでも失敗する場合がある。

即死失敗判定は魔法回避率→体力の順に行われ、体力の方はオーディン・ライディーン共に同条件なら成功率の差は生じない。
よって魔法回避率の高い敵に使う場合のみ差が出てくるのだが、FF6には魔法回避率がある敵が少なく、その中で即死耐性のない敵はわずかに5体。
さらに、5体の内アルジャッブルアスピドケロンのたった2体しかライディーンが優位になれる敵は存在しない(オーディンだとこの2体は魔法回避率でミスする可能性が生じるが、ライディーンであれば魔法回避率分のミスは発生しない)。
このことから、即死攻撃としてパワーアップしているとは言い難い状況になってしまっている。
…それなのに消費MPが増えている事を考えるとむしろ使い難くなっている(弱体化している)ような気もする。


オーディンを慕う王女の涙によって魔石がパワーアップした姿。
召喚すると、雷鳴が轟き、以前より冴えを増した斬鉄剣で敵を斬り刻む。
魔法をコンプリートするためにライディーンへのパワーアップは必須だが、
魔石オーディンの素早さ+1も捨て難い。
キャラクターのステータスとよく相談して、後悔しないようにパワーアップさせたい。

  • レベルアップボーナスの力+2は同じく力が2上がるビスマルクがあるため、あまりうれしくない。
  • GBA版では素早さアップがオーディンを上回る+2の魔石サボテンダーが存在するので速攻これに変えていい。

鬼畜魔法クイックをさっさと覚えるのならライディーンに変化させても問題ない。
素早さのボーナスも捨てがたいものの、SFC・PS版ならクイックや素早さボーナスが必要と感じるほどの相手がいないので無理に変化させる必要は無い。


SFC版限定だが、ドアタイマー幻獣戦離脱モグタイマー、別データ参照などの複数のバグを組み合わせる事でオーディンとの両立が可能になった。
【視聴覚室】

オーディンとライディーンを同時に所持する解説動画

両立を夢見るプレイヤーも多かっただろうが近年発見されたバグを組み合わせることによりようやく実現できた事となる。
そりゃこんな手順が必要なんて今の今まで発見されなかったわけである。

  • 後述の通りGBA版は一足先に両立に成功している。

オーディン同様ランダム召喚(BAR×3:確率1/2)や魔石のかけらでは絶対に召喚出来ないので注意。

FF6(海外版)

海外版ではRAIDENと訳されている。

FF6(GBA版・スマホ版)

GBA版では魔石サボテンダー(素早さ+2)がある。

  • 魔石ギルガメッシュ(同じくクイック×1)の追加でクイックを複数人に同時進行で修得させられるメリットができた。
    ライディーンへの真価が寧ろ背中を押される形になったと言うべきであり、ライディーンとギルガメッシュでは召喚の効果自体も根本的に異なる。

こいつを活躍させようとプリンプリンセス戦で登用してみた。
画面をジャキーンと横切って、シュパーンと戦闘終了かと思いきや…。斬れたのは5匹中たった1匹。本当にオーディンからパワーアップしたのか?
 
ライディーンがプリンプリンセスに対して失敗するのは、上記のように即死魔法系が体力によって失敗判定が追加されるため。
FF6では最大HP/512+16が敵の体力として扱われ(敵の場合は上限40)、敵味方共に「体力>0~127の乱数」が成立するとたとえ必中でも失敗扱いとなる。
プリンプリンセスはHP12345なので体力40となり、31%の確率で即死魔法が失敗する。

  • 旧スマホ版にてプリンプリンセス5体に開幕ライディーンを20回使用すると74体/100体を即死させた(1体しか即死させなかったケースが20回中1回発生)。
    同様にヒット値85のデジョンを20回使用すると59体/100体を即死させた。
    • FF6の命中値(ヒット値)は((命中値x回避値)/256)>[0~99の乱数]が成立する時命中となる。
      回避値(BlockValue)=(255-回避率x2)+1。回避値が255以上の場合は255、回避値が1未満の場合は1として扱われる。魔法回避の式も同じ。
    • プリンプリンセスの回避・魔法回避は共に0。(255-0)+1=256で回避値は255扱い、140x255/256=139となり、100%命中のはずなのだが、体力による即死への命中補正が加わり上記の結果となる。

とりあえず、デジョンよりは若干成功率が高くはなる。


GBA版限定のバグを使えばオーディンとの両立が可能。


Android/iOS版での戦績(アチーブメント)の一つ「幻獣界へのロード(魔石フルコンプ)」において、
「魔石ライディーン」に進化させた場合「魔石オーディン」の枠に上書きされる形で収まるだけなのに対して、
「剣ラグナロク」を選んだ場合、魔石選択画面にて「魔石ラグナロック」の枠が「??????」のまま残る形となる為「幻獣界へのロード」の達成は不可能になる。

FF6(ピクセルリマスター版)

一部即死攻撃への体力による失敗判定が削除されたため、即死耐性がない相手ならばライディーンの真・斬鉄剣は必中となった。


PC/スマホ版のVer1.0.6にて、オーディンが素早さ+2(オリジナルは+1)、ケーツハリーが素早さ+1(オリジナルはボーナス無し)と変更された。
さらに家庭用版(Switch/PS4版)では上記に加え、ライディーンの魔石ボーナスも力+2から素早さ+2に変更された。

  • これにより、オーディン→ライディーンの進化のデメリットが消滅し、完全上位互換となった。
  • 家庭用版では元々の「力+2」については、ボーナスの無かったアレクサンダーに新規追加する形で代替となっている。
    • Steam版1.1.0にてCS版と同様の修正が行われ、ライディーンは力+2から素早さ+2へ、アレクサンダーも無しから力+2へ変更となった。

FF12RW

没召喚獣。
レモラが二足歩行した感じ(のデザイン?)だったようだ。


実際のゲームでは似た名前のライデンが登場した。

FF14

パッチ4.55実装、禁断の地 エウレカ:ヒュダトス編のシナリオクリア後に挑む事が可能になるパブリックダンジョン、「バルデシオン・アーセナル」(真・斬鉄剣封印区)の2ボスとして登場する。
雷属性。
手に持つ真・斬鉄剣で薙ぎ払う各種スキルや、雷を降らせる範囲攻撃などでプレイヤーを襲う。


「嗚呼、オーディン……悲哀の英雄よ!我は、その意思を継ぎて、悪しき帝国に挑まん!」
という台詞を出すが、やはりライディーンは闘神オーディンとのなんらかの関係性があるかもしれない。


なお、オーディンにおけるグングニルに相当する武器として、ライディーンは「天逆鉾」を有している。
(パッチ4.xシリーズのテーマのひとつである東方地域の世界観を独自解釈で反映させたものと思われる。)

FFL 時空ノ水晶

2015/5/18に幻石として追加された。属性は風。
アビリティは「花鳥風月?」、召喚魔法は「真・斬鉄剣」。

メビウスFF

土属性の戦士系アビリティカードとして登場。
アビリティは「アースブラスト?」。

FF:U

ネット小説による続編『FF:U After ZERO』で登場。
採掘ロボットから生まれたモンスター「ドールジャー」の合体形態、「キングドールジャー」に向けて召喚。
オーディーンと似た容姿だが、オーディーンのように槍を持っておらず素手であった。
しかし、自らの頭を引き上げると体内から両刃の剣が引きずり出される。
ライディーンは首なしのまま馬を走らせ、キングドールジャーを一刀両断して葬り去った。

  • 本作ではオーディーンが槍(グングニル)を使ったため、晴れて斬鉄剣を専用技に出来た。
    映像化されなかったことが惜しい。

絆の剣風『ソードビリジアン』
断絶の時告げる一瞬『スチールグレイ』
真なる怒濤『グラディアスレッド』
斬撃せよ!召喚獣ライディーン!

FFEX

モンスターとしてのみ登場。