幻獣/【神竜】

Last-modified: 2023-08-24 (木) 21:20:04

モンスター/【神竜】
幻獣/【真竜】


DFF

直接登場するのではなく、カオス専用の召喚石として登場。
「無秩序の氾濫」を使用し、ほかの召喚獣のいずれかと同じ効果をランダムに発動する。
似た効果を持つモーグリとは違い、1バトル中何度でも使ってくる他、発動される効果ももとの召喚獣よりも強力だったりと、チート級の性能を誇る。
しかも効果によって的確に使い分けてくるため、厄介この上ない。

  • 個人的には効果名が「タイダルウェイブ」じゃなかったのが惜しまれる。
    • タイダルウェイブ自体が「高波」と言う意味になるのでFF5を知らないと意味がわからなくなってしまう。そのための配慮だろう。

カオス戦自体は3連戦だが、こちらの召喚は1回しか使えないのに、カオスは制限無く使ってくる。
(判定としては、発動した効果が終了すると復活し、召喚を行っていない状態に戻るというもの)
それだけでも厄介だというのに、以下の効果の一つを使えばその効果は使えなくなるわけでもなく、他の効果しか出ないと言うこともないのでちっとも安心できないのが怖い。
特に、『オメガ』と同じ効果は致命的なほど決定打を失わせる。
開幕早々に発動しないこと、一つの効果発動中に他の効果を発動しないことが、スタッフ最後の良心と言えるほどに反則的な召喚獣である。

  • 発動した効果が終了すると復活し、召喚を行っていない状態に戻る
    これのせいで、アスラでは破壊自体はできるが破壊直後に復活する。
    が、「相手が召喚を未使用」が消えて「相手が召喚を使用済み」が発動するという謎の仕様のせいで、さすがの破壊判定も「召喚使用済み」フラグをつけるだけの存在に成り下がってしまった。

発動する効果は、

  1. カオスの現在のブレイブを半分にし、一定時間ごとにブレイブが99上昇する。
    コヨコヨと同じ効果)
    なお、ブレイブがブレイクされていても発動する。
  2. カオスの現在のブレイブを2倍にし、一定時間ごとにブレイブが99減少する。
    ベヒーモスと同じ効果)
  3. 発動後、一定の時間が経過したときに、こちらのブレイブをブレイクさせる。
    アルテマウェポンと同じ効果)
  4. 発動後、一定の時間が経過したときに、こちらのブレイブを0にする。(リッチと同じ効果)
  5. 発動後、一定時間経過するごとにこちらのブレイブが1/2減らされる。(オメガと同じ効果)
    かなり凄まじいスピードでブレイブが減らされ、上げることもままならない。
    有効な時間は他の効果に比べて短いが、これが発動しているとカオスを倒せるほどのブレイブが保てない。
  6. カオスのHP攻撃を受けると、こちらのブレイブが半減する。(鉄巨人と同じ効果)
  7. カオスのブレイブが固定される。(アレクサンダーと同じ効果)
    これの後の鬼神乱舞は即死モノ。
  8. カオスのブレイブが1.5倍になる。(イフリートと同じ効果)
  9. 一定時間後、カオスのブレイブを3倍にする。(ティアマットと同じ効果)
  • 一部の効果は元の召喚獣と微妙に性能が違っている。
    コヨコヨ(+60→+99)に関しては性能が強化されているが、ベヒーモス(-60→-99)やリッチ(20秒後→約50秒後)に関しては弱体化している。

ちなみに、原画がなかったのであろうオメガ(FF5)やアルテマウェポン(FF6)がドットで登場する中、
こいつだけはラスボス専用という都合か書き下ろしのイラスト(FF5ベース)で登場する。


今作においては設定に深く関わっており、カオスとコスモスの戦いを見守り、決着をつけさせぬように世界を巻き戻しつつ監視する役目を持っている。
だが、その均衡がついに破れてしまい、最後の役目を果たす為にカオスにその力を貸し与え……
どちらかのバランスが崩れれば、宇宙をも巻き込みかねないが、カオスに手を貸したのは自らを含めて、全てを無に帰すことに同意したと思われる。

  • 究極の幻想では物語が進む度に神竜の本心が聞け(見れ)る。
  • 彼としては究極の混沌を見定め監視することが目的だったらしく、究極の幻想を戦い抜いてきたプレイヤーに13回目の戦いで生き残ったパラレルワールドのカオスに自らの全てを与え戦いを挑んでくる。
    最後には予想できなかったこの戦いの結末を良しとし、大いなる意思に語りかけている。

今作では、皇帝らカオス陣営の会話の端々にその名が挙がっている。
まったく団結していないカオス陣営の唯一の共通意見が「神竜が動き出すまで生き残る」ことであった。
今作でも、その絶対的な力は相変わらずらしい。


実は、二戦目と三戦目で発動する効果は決まっていて、二戦目で発動する効果は三戦目では出てこない。
しかしそのどちらでも厄介な効果を連発するので全然気休めにならない。
ちなみにアスラで強制使用させた場合は、例え一戦目だろうと九つの効果のうち一つがランダムに発動する。

  • 2回戦目はコヨコヨ、イフリート、アレクサンダー、リッチ、オメガの5つで、3回戦目はアルテマウェポン、鉄巨人、ベヒーモス、ティアマットの4つとしっかり決まっている。
    2回戦目の方が攻撃と合わせればキツめで、3回戦目は多少楽になる。
    したがってカオス戦においても、序盤と終盤が楽で、中盤が難しくなっているといえそうだ。
    これもFF界の性か…

初心者にもカオスに慣れたプレイヤーにとってもカオス打倒最大の障害。
その様はプロレスラーが3カウントを奪おうとしたら相手セコンドから妨害をくらうが如し、攻撃を避けようとしたら後ろから羽交い締めにされたが如し。

  • その厄介さ、その効果、その破壊力。どれをとっても、カオスの攻撃そのものよりも危険。
    「鬼神乱舞」「幻想の果て」等の各種攻撃が『必殺技』となるその様は、存在自体が裏ボスと言っても過言ではない。

チートじみた性能と何度でも使用可能なチート機能を備える。


召喚された時の効果音も専用のものになっている。他の召喚獣と比べて若干神々しい。


「無秩序の氾濫」って「無秩序」が「氾濫」してるのかと思ってたけど、「無秩序の」はただの修飾のよう。

  • 個人的には、秩序=コスモスと考えれば、「『無秩序』=コスモスがいなくなった」というわけで、コスモスを失った悲しみで全てを無に返そうと氾濫を起こす、といったカオスの意気込みを表している、なんて解釈しているが…考えすぎか。
  • そもそも混沌=無秩序なので、世界の外側の基本状態である空やXIで言う真界的な領域に流れていくだけの状況パワーが世界の内側であるべき領域すらも無茶苦茶にしている状態を単に無秩序の氾濫と呼んでいるのだろう。
    カオスはそもそも(動機はともあれ)世界の内側の価値観やら法規やらを悉く機能不全にしてゆくだけのおっさんなんだから。

その反則じみた効果が厄介だが、こいつにはもう1つの隠れた凶悪な効果もある。
それは「召喚モーションにより、回避やガードのタイミングがずれること」である。
実際、これを使われたせいで、直後の負の衝撃等の攻撃がクリーンヒットしてしまうことがある。
神罰を避ける時に、これのせいで回避できなかったら、もはや乾いた笑いしか出ない。

  • こっちのブレイブがカオスの致死量になったり、カオス側が高ブレイブになるなどの現象が、カオスの攻撃中に同時に起こると上記のようになりやすい。
    従って単に偶然が重なっただけの不運と思われるが、巻き込まれたプレイヤーが不憫だ。
    キャラよりむしろプレイヤー泣かせの効果と言えよう(演出はプレイヤーしか影響を受けないため)。

様々な効果にいちいち対策をとるよりは、カミナリ親父に怒鳴っていただいてしゃしゃり出てこないようにするのが堅実。
当然実力でカオスに挑まなければならないが、妙な横槍やら致命的なアシストをされるよりは精神衛生上よろしいかと。


「究極の幻想へ」のカオス戦後では「次は天空からではなく、同等の存在として世界を眺めてみたい」などと言っているが、まさかその結果が宝箱篭もりではあるまいな…

  • だからDDFFのラスボスはこいつかと思っていた事もあった。
    更に次回作があるならこいつやオメガをひるまない巨大ボスとして出してほしい。
    せっかくのお祭りだから対戦+大きな敵に立ち向かう光の戦士をアクションでやりたい。
    せっかくのお祭りだからDISSIDIAとして大きな敵に立ち向かう光の戦士をアクションでやりたい。
    それと仲間との協力(4人対戦)。
    • DFFNTでそれが叶うかもしれない。
  • 神竜はいわゆるヴォイド的領域ないし天の彼方から括られた世界を見ている存在なのだから、それが同等の~と言うからにはプレイアブルに近い存在か唯の召喚獣として世界に入り込むことを期待しているのだろう。
    5の宝箱もあくまで「外世界から流れ込んできた神竜の要素の一部」でしかないと思われる、からこそあの消え方なんだろうしな。

DDFF

この作品でも世界を見守る役割として登場。
12回目でコスモス軍が敗北した際、浄化を行っているシーンが見られる。
(例の6人組はそれに耐えきれず消滅したと思われる)
カオスがデスペラードカオスになったきっかけを持つものでもある。


『浄化』とは言ったものの、神竜のやっていることは『息絶えていない戦士の経験を吸収し、時間を巻き戻したような状態で戦場に戻す』ことである。
RPG風に言うのなら「主人公達は全滅したらLv1でやり直し。全滅時の経験値は全てラスボスに渡り、その度に強くなる」というもの。
大いなる意思はそれを死者を蘇らせる力と思っていたらしい。

  • 『浄化』によって神竜は倒れた戦士の力を吸収して労せずして自身を強くするとができるため、この戦いの輪廻を絶好の餌場としていたようだ。
    そのためたった13回で戦いが終わってしまった結末に納得がいかず、消滅寸前のカオスをそそのかして大いなる意思を封印し「もし戦いが13回以降も続いていた場合の世界」を見せ続けることとなった。
    その世界が知られざる物語の世界、というわけである。
    • しかしその真の目的は今ひとつ判然としていない。
      前作の「究極の幻想へ」では「私の役目も終わった」と言っているが、「知られざる物語」では台詞の1つもないし。
      • あるだろ。カオスをそそのかすイベントが。
      • ルフェイン南のひずみでデカオ戦直前にエンディングのワンシーンに見立てたイベントがあります。
        そこで消滅寸前のカオスに「さあ混沌の神よ…(後略)」と喋っています。
  • ひたすらに力を蓄えていること、見た目がFF5準拠なことから強引に解釈すると、
    最終目的は例の最終兵器を倒すことか?
    • が、その最終兵器はサンダガ剣二刀流みだれうちであっさり倒されるのであった。
    • そして当人も飛竜の槍二刀流ジャンプで瞬殺されてしまうのである。
    • 本物のバッツTUEEEEEEEE
      やはり力を蓄えた神竜と戦ってみたい。

DDFFでは、レポートにおいてオメガも他の召喚獣と同じく幼少の少年の面影がある時期のカオスによって封印されてしまっている。
DDFFでは神竜はおろか、カオスにもオメガは及ばないはず。


上記の浄化の真実や大いなる意思への嫌がらせなど第三者の立場に近かったDFF時代と比べると嫌な奴という印象を受ける。

  • 世界最強クラスの戦士たちやそれを10人以上束ねる各陣営の神さえ凌駕し、行動的には善とは言い難いながらも誰も手を出せない最強の絶対神という立場はどことなくドラゴンボール超の全王を彷彿とさせる。
    ちなみに向こうも神々の配下にある戦士たちをぶつかり合わせてその様子を観戦しているが、あちらの目的は利用して力を蓄えるのではなく、敗北した陣営の宇宙を「数が多いから」という理由で消し去る事と、単に観戦を楽しむ事。
    …どちらにせよ戦わされる戦士たちにとっては酷い存在と言える。
    • 全王の本当の目的は娯楽と並行して「全宇宙を存在するに値するか否か」を判断すること。
      スーパードラゴンボールへの願い次第では全ての宇宙を消すつもりだったが、最終的に人間の可能性を信じることにして全宇宙の復活を容認している。

召喚石としての神竜は、アスラで破壊不可能。というか、「~破壊した!」といいつつ、平然と復活し普通に使ってくる。
たとえ効果が発揮していなくとも。封じるならラムウのほうがよいだろう。

  • 使用後に使用前の状態に戻るという仕様は、DFFの時代から変わっていない。
    アスラの「破壊」は、相手の召喚石に使用済みフラグを無理矢理つけるというものであるから、厳密には不可能ではなく破壊自体はできるが、神竜特別の仕様で直後に復活してしまう。
    召喚石が復活していながら使用済みフラグだけがつくという妙な状況が出来上がる。

抜本的な対策にはならないが、シルドラで大半の効果を無効化できる。
選択肢に入れておいてもいいかもしれない。
神竜対策をするか、本体重視にするか、絞った方が安定する。
セットしている召喚石を間違えるなんてヘマは絶対にしてはいけない。