映像作品/【ファントム】

Last-modified: 2010-07-28 (水) 05:12:34

幻獣/【ファントム】モンスター/【ファントム】

Final Fantasy:The Spirits Within

FF映画に登場する敵群。
実体を持たない精神生命体であり、肉眼でその姿を捉えることはできず、通常兵器も効果はない。
あらゆる物体を透過して移動し、彼らに身体を通過されると精神エネルギーを奪われ即死する。
さらに触れるだけでも精神を侵食され、そのまま放置すると最終的に死に至る。
オヴォ・エネルギーと呼ばれる特殊な生体精神波を当てる事により姿を見ることができ、
クローン培養細胞を使った同様の精神エネルギーを使用した兵器でのみ倒すことが可能。
その形態は、人間のような形のものを始め、小型のものから戦車のように巨大なものまで様々。
 
始まりは、物語開始の34年前である2031年、中東に落下した獅子座流星群レオニド隕石。
その直後より、周辺であらゆる生物の謎の突然死が発生し、徐々に世界中に蔓延しパニックとなる。
後にシド博士の研究によりその実態が明かされ、対ファントム兵器と、安全に暮らすためのバリアシティーが建設。
地球人は統一政府の下、ファントムにおびえ戦いながら暮らす事になる。
 
当初、ファントムは地球を侵略しに来たエイリアンだと思われていたが、その後
彼らは侵略者ではなく、かつて滅んだ異星の生物たちの無念・憎しみ・怒りなどの負の残留思念が
隕石に乗って飛来したもの、つまり悪霊みたいなものだということが判明。
ファントム達が無差別に生物を殺戮していたのは、自らの中の苦しみを癒そうとして、
他の生物の精神波を求め、取り込んで中和しようとしていた結果だった。
シド博士とアキ博士は、相反する波動を持った正の融和波動をぶつける事で彼らを浄化しようとするが、
巨大兵器ゼウス砲で隕石ごと破壊してファントムを殲滅しようとするハイン将軍と敵対することになる。

ファントム・ガイア

本作のラストに登場する巨大なファントムの親玉。
元は、異星の生物達がかつて住んでいた惑星そのものの「ガイア」。
その惑星が爆発して滅んで実体を失い、隕石に乗ってやってきた、言わば星そのものの怨念である。
ハイン将軍の使用したゼウス砲により、直径2kmを超えるその巨大な姿が出現。
赤く染まった歪んだ球体の塊のような形状で、多数の触手を備え、内から無数のファントムを産み出す。
しかし、アキとグレイの決死の試みで融和波動を受け、浄化・消滅した。