書籍/【スタジオベントスタッフ】

Last-modified: 2023-11-06 (月) 18:16:51

平成元年に、元「マイコンBasicマガジン」ライターであった山下章氏らが設立した編集プロダクション。
FFナンバリングタイトルやスクエニRPGの攻略本「アルティマニア」を執筆している。
創設期のスタッフの多くが『ファミコン必勝本』との関わりが深く、ベニー松山氏によるウィザードリィ小説『隣り合わせの灰と青春』の連載が展開していたこともあり、成澤大輔氏との関わりも強かった(『隣り合わせ -』の隣のページが『ウィザードリィ友の会』)。
そのため下記の「ウィザードリィのすべて」のような攻略本+αのような本や、その作品のやりこみ要素をとことん掘り下げたディープな内容の書籍が多い編プロとして知られることに。


スクエニRPG以外の攻略本では、

  • 一部スクエニタイトルやカプコン制作アクションゲームを扱った「解体真書」シリーズ
  • 格闘ゲームの攻略本「ALL ABOUT」シリーズ
  • ドラクエ8以降の公式ガイドブック(DS版の4以降も含む)
  • FFシリーズでもおなじみの「あるきかた」シリーズの兄弟本(クリアするだけならやらなくても良いやりこみネタ多数の本)「みちくさ冒険ガイド」一部

などを執筆している。

  • 最初に出版した「ウィザードリィのすべて」は、当時の攻略本が「質素簡略必要最小限」で資料的な価値がほとんどなかった時代に彼ら独自の世界設定への解釈を加え(原作の想像を壊さない程度の物だが)、
    攻略本としてだけでなく読み物としても価値のある本であった。

とにかく内容が「濃い」ことで有名。ハズレはほとんどない、と言ってもいい。

  • ドラクエ公式ガイドブックは旧シリーズからの規制事項があるので「書きたくても書けない」状況であるようだ。残念。
  • 「みちくさ冒険ガイド」シリーズではクリアしED見るだけならまったく必要のないやりこみプレイが多数掲載されているほか、ドロップアイテムデータの考察(攻略本掲載データと実データの差分を比べる)なども載っていたりする。
  • 無いとやってられないのは「アンリミテッド:サガ」。次点は「聖剣伝説 Legend of MANA」辺りか。
    逆に地雷なのは「クロノ・クロス」。間違いと思われる箇所についてはこちらなどを参照されたい。
    • とは言っても、システムの仕様関連で怪しい記述が多い事に気をつければ、データ集として充分役に立つレベル。
    • クロノクロスに関しては、上記のサイト解体深書では間違いとされていたが
      後の調査で実はデータ上正しかったと判明しているものも一部ある。
    • ちなみにサガフロ2もあるのと無いのではゲームの理解度に雲泥の差が生じることで評判。

やりこみクリアをこなしている物もあるので参考にするのもいい。
また設定資料が載せられていることも多いのでコアな人にはうってつけ。


また、週刊少年マガジンにて、新作ゲームの紹介記事も執筆している。現在でも続いている。

  • 開始は1993年。第一回はSFC版スト2ターボの紹介記事(HPより)。

ベニー松山氏によるキャラクターの心情を描いたSSも、同社の攻略本の名物の一つ。
入り組んだシナリオのまとめとしても機能している。