FF1とFF2とFF3をカップリングしてノベライズ化したもの。
- 著者は梅村崇氏。
また、本作に挿絵はついていない。 - 基本的にPSP版に準拠している
各シリーズの1エピソードを抜き出したものではなくOPからEDまでが描かれている。
ページの都合上やや駆け足感があり、いくつかのイベントをスキップしていたり、展開の異なる部分があったりするも、おおむね要所要所を経てEDへ向かっている。
初代光の戦士達にゼスト(戦士)、ザウバー(シーフ)、テウ(黒魔術師)、フロウ(白魔術師)という名前と性格がついている。
三つの物語を光の戦士の物語と扱うために光の戦士と全く関係の無かったフリオニール達もアルテマ習得時に光の戦士となった。
後に光の戦士の力がリチャードからレオンハルトへと継承される。
……ダークナイトから一転光の戦士とは…某バロン王と通じるところがある。
主な変更点
- FFI:
- 四人に明確な個性がある。
- 4つのカオスの前身は闇の戦士の立ち位置(見た目はあのまま)
- ドワーフ、エルフ、マトーヤ、妖精等のくだりが省略。
- 亜人との交流は嫌々だったらしい、これは嫌な補完だと思う。
- 読み直したが、嫌々という描写はなかった。
むしろ彼らとの交流が、記憶が戻らず戦う意義を見出だせなかった
ザウバーの心境に良い変化をもたらした
- FFII:
- 太陽の炎の場所が女神のベルがあった場所に変更され、松明を入手するくだりは消失。炎をゴードンと持って帰る際にヨーゼフ死亡。カシュオーン探索のEPは消失。
- レイラが登場しない。しかしリヴァイアサンに飲み込まれたときの船長の豪胆さはレイラを髣髴とさせる。
- 船長の歯が黄ばんでたりと明らかにオッサンなのでIIの男臭さが増してしまった
- リチャードのキャラがFF4のエッジのようになっている。竜巻突入のころ修正される。飛竜は登場するがディスト探索や卵のEPは消失。
- リチャードのキャラはかなりショックだった。
- アルテマ習得のさい、周囲のクリスタルから光の戦士の力を授かる。
- ジェイドを飛空艇で無理矢理突っ切ってパンデモニウムに突っ込み、探索省略。
- 皇帝が「ウボァー」を言わない。
- ただし「皇帝の地獄中を震わせる断末魔の叫び」と表現されており少々ネタにはされている。
- FFIII:
- メインキャラはDS版のもの。OPのルーネスの洞窟落下~ジン討伐直前までが省略(一部回想に)。
- エリアがはじめから起きている。
- ネプト竜、4じいさん、ゴールドル、海底神殿のくだりは消失。
- 土の牙に魔力を注ぐことでシルクスの鍵をつくる。
- ザンデと対峙するとき、竜の呪いを解くメンバーから4じいさんが消失。
- 魔竜が5体から4体になってる。
- 最終決戦時に闇の4戦士と共闘。彼らもジョブチェンジして戦う。
- アルクゥがバハムートの言葉が解るという設定が付いてる。
そのためラストは魔人ではなく魔界幻士になっている。 - ザンデは時が止まっている為浮遊大陸を沈めようとしたメドゥーサがザンデの部下では無く暗闇の雲の刺客になっている
クラーケンはどう説明するのだろうか、はっきり「ザンデ様の命」と言っているが
へたれがへたれたるエピソードが無くなってやたらとかっこよくなってる。
兄さんも浮ばれるだろう。
余談だが、作中では妙に筋肉に関する描写が多い。
- ザンデ「ガタッ」