武器/【ブラッドランス】

Last-modified: 2022-11-30 (水) 23:46:55

言ってしまえばブラッドソードの槍バージョン。
HP吸収効果があるのが特徴。


FF3

FF3で初出の、HPを吸収する海底洞窟で宝箱に入っているペリュトンを倒すと手に入る。
ブラッドソードと同じく、他作品と違い安定した性能を持ち、実質、竜騎士の最終装備の一つ。
というか、FF3に登場する槍はこれを含め4種しかなく、
最後まで竜騎士を使い続けるにはホーリーランスとこれしかない。

  • 命中率は攻略本の表記が正しいのならFC版の槍は4種全部80%の設定。で、80%は普通の命中率。
    ちなみにブラッドソードも80%。こちらも命中率は普通である。
    3は吸収系武器が安定して強い作品になっている。
  • 攻撃力は70とブラッドソードの2倍もあり、しかも槍の特徴に漏れず対空性能が付加される。
  • ちなみに攻略本のイラストでは二股の矛の様なデザイン
  • 使うなら右手に装備させよう。ジャンプの仕様のおかげで中々の量のHPを奪い取れる。

この槍を(右手・左手問わず)装備中にジャンプで攻撃した場合、与えたダメージを全て吸収し、アンデッドに対する命中率が0%になるという隠れた効果を持つ。
ジャンプしている限り、アンデッドへの誤爆を恐れる心配は無用。


売値は10000ギル。

FF3(DS・PSP・3D REMAKE版)

攻撃力95、命中率90%。重量+2。
FC版と同じく攻撃と同時に対象のHPを吸収するだが、命中率を中心に大幅強化された。
新登場した槍に攻撃力では抜かれてしまったが、HP回復の旨みなどで充分優秀な性能を誇る。
グングニルと組み合わせれば十分にラストダンジョンを踏破できる攻撃力と回復力が手に入る。
単体でも攻撃力が比較的高く、古代遺跡で売られている武器である点もポイント(価格は28000ギル)。

  • お金で買えるので、人数分そろえられる。
    FC版同様ブラッドソードより強いし、使える。たまねぎ剣士用にもどうぞ。
  • 因みに忍者は装備不可能になった。
  • ブラッドソードがFC版だと購入可能、リメイクで一品物になったので真逆の立場になった。竜騎士と他の剣を扱うジョブの差別化だろうか。

グラフィックはドラゴンランスとほぼ同じで、違いは柄の先の方部分位(カラーは赤色)。
因みに、今回は二股槍ではなく、片刃槍。

FF3(ピクセルリマスター版)

攻撃力+95、命中率+90、風・吸収属性の槍。
古代遺跡でブラッドソード共々買えるようになった。
ただし竜騎士のこれ以上の武器はピクセルリマスター版では再びホーリーランスが一本手に入るだけとなった上に、
終盤のボスはブラッドソード等が持つ吸収属性含め全属性耐性持ちばかりなので終盤の竜騎士はFC版と同じく立場が苦しい。
…筈なのだが、実際に使用するとこれだけでクリア可能なほど強力。
RTAでも最終ジョブとして、ブラッドランス二刀流の竜騎士が選ばれている。

  • ただしアンデッドに使ったら逆吸収され、相手の回復量と同じ値のダメージを受けてしまう。
    片手に非吸収武器を装備しても問答無用で逆吸収を受ける。
    コレが購入出来る古代遺跡や、全クリするなら必ず踏破する事になる古代の民の迷宮でと戦う際は、
    コレの槍に装備変更するか、またはアイテム使用による魔法攻撃で応戦するか、
    もしくは別ジョブの仲間の力に頼ろう。

RTAのみならず、オニオンシリーズ集めの為の三色ドラゴン狩りでも使える。
全員忍者にしてこいつを二刀流してあとは敵をぶん殴るだけ。
これだけで攻撃と回復が基本成り立つので、ほぼ無限に戦える。
オートバトル機能もあるので、あとは目当ての階に適当にウロついとけばいい。タップ移動機能も使えばウロつくのも楽ちん。できるだけ遠い所にタップすれば移動操作も最小限で済む。
ただ、ピクセルリマスター版はやたらと集中狙いされる事が多いので、レベルや熟練度が十分じゃないうちはドラゴン戦では集中狙いで落ちる事もあるので注意。
また、三色ドラゴンは全属性耐性なので、これだけで殴り倒すのはやや時間がかかるのも難点。

FF4

装備すると全能力-10、命中率22%というあんまりな仕打ちが待っている
攻撃力は88とかなり高いのだが……。
カインのみ装備可能で、カインの所業にむかつく一部プレイヤーへの救済。
……に見せかけたスタッフの悪ノリがひしひしと伝わってくる。
あわせて呪いの指輪などを装備すると最強。

  • これに限ったことではないが装備画面ではデメリットが分からないのがポイント。ステータス画面を見ることもまずないため戦ってみて初めて罠だと感じることだろう。
    • 注意して装備画面を見ると、装備すると同時に防御力がダウンするのがわかる(体力がマイナスされるため)。
      ここで何かおかしいと感じてステータス画面を見て気付くプレイヤーもいる……が、PS版までは装備していない状態と見比べないとわからないのがネック。
      これは他の装備品による補整(プラス・マイナス共に)でも同じである。
      • 前作から入ったプレイヤーにとってはそもそもマイナス補正がかかるなんて思いもしないだろう。(俺とか俺とか俺とか)

FF4のものは巨人・プリン特効があるため、月到着直後などには役に立つ。
プリンプリンセス狩りの時に装備すればセシルよりも強力なダメージを与えられる。
しかし、命中率が低すぎるためやっぱり微妙である。

  • ジャンプと併用して破壊力を高めると良い。
    特効+ジャンプによるHP大量吸収は爽快以外の何物でもない。
    使いどころを見定めてピンポイントで使うべき武器。
    プリン系に使った場合、たたかうでは時折1ダメージにとどまるが、
    ジャンプだとほぼ確実にまともなダメージが入る。
    ブラッドソードも同様であるため、剣のほうをセシルに持たせ、
    カインにはこの槍でジャンプさせるといい。
  • 参考までにLv99では命中率46%。GBA以降の「Wジャンプ」との組み合わせがそこそこ実戦で使える理由もこれで説明がつく。知性以外99の吟味と装備を済ませたカインなら、攻撃力136×19回・命中率46%。Wジャンプでの期待値は、GBA版では攻撃力187相当・PSP版では攻撃力250相当のたたかう、といったところ。

よく「槍って突くもんだろ?振り回すのはおかしいw」というしょ~もないツッコミを入れる者がいるようだが、FF4でのブラッドランスの設定とデザインを見れば、コレに限ってはそんなツッコミは通用しない事を知るだろう。

  • 英和辞典で「lance」を調べると、「騎兵の使う槍(名詞)」「槍で突く(動詞)」「ランセット(医療で使うメスのこと)で切開する(動詞)」とあり、英語のWikipediaだと、ポールウェポン(薙刀やハルバード、方天画戟など)を含むとある。
    つまり、振り回しても問題はない。

エッジが「なげる」で投げてしまうといい。増殖技に頼るならメインウェポンになる。

  • 因みに、投げられる武器の中では7番目に攻撃力の高い武器である(攻撃力88:5位が2つあるので全体第8位)。アイテム増殖技を使わなかった場合、この武器まで投げ終えたら、風魔手裏剣を投げ始めるといい。
    • 余談だが、エッジが仲間になった段階では、投げられる武器の中では攻撃力は最強である。
      以降は光の剣ディフェンダーエクスカリバー→包丁、と変遷していく。(プレイスタイル次第では、光の剣がパスされたり、包丁が手に入らなかったりするが)

入手先はエブラーナ城の右の塔2Fの宝箱にて。但し、クアール2匹とラミア1匹が出現する。
売値は65ギルと妙に中途半端な安値。


他の吸収武器もそうだが、基本性能が厳しい代わりにダメージ吸収率100%という極端な性能を持つ。
非常に扱いづらい武器であることは決して否定できないが、それでもレベルを上げて他の装備品などでセッティングしてやれば充分実用に堪えるという絶妙なバランスを形成している。
普通のプレイに飽きたという人は一度使ってみると面白いかも知れない。

  • ブラッドソードと共通して、オーバーキルした分もちゃんと還元できるので、その辺も安心して使える。

FF4イージータイプ

イージータイプでは名前が「ちにうえたやり(血に飢えた槍)」。
攻撃力が88→64と下がったものの、命中率が一気に90%に上がっている。
ただしやっぱりステータス低下は相変わらずなので使いどころに注意。
さらに特効が全て外されたため、使い道が「普通のHP吸収武器」になった。

  • 攻撃力が大幅に引き下げられ、風魔手裏剣を下回るどころか、強化された手裏剣と大差ない攻撃力となってしまった。なので、使わなくなったら、とっととボス戦で投げてしまうといいだろう。

とりあえず命中率が上がって使いやすくなってはいるので、カインにバーサクかけて放置するならそこそこ便利。


ちなみにGBA版に登場するイベントアイテムの方は「血塗られた槍」。

FF4(GBA版)

プリン相手ならホーリーランスよりは強いが、ランスオブアベルがあるので…

  • Wジャンプで叩くと特効抜きでも6000程度のHP吸収ができることがある。
    ちなみにこれは攻撃力3倍のGBA版。4倍のPSP版ではさらに強力。
    • 命中率の関係でばらつきはあるが、低くても3000~4000程度、高ければ8000~9000程度を吸収できる。レベルが上がって敵からのダメージが減ってくると、相対的には圧倒的な吸収量になる。
    • しかもジャンプによって敵の攻撃を受けない可能性まで加味するとなると、単純なダメージレースで比較する以上に有用になりうる。

英雄の盾と一緒に装備すれば少しは使いやすくなる……かも知れない。


GBA版以降のステータス画面では装備品によるマイナス補整を受けたパラメータは赤、プラス補整なら緑と色がついてデメリットもわかりやすくなった。


ルナバハムート対策で使ってみるのも面白い。
カインのレベルが高ければ、光のカーテン月のカーテンを使わずに正面から殴り殺せたりする。

FF4(DS版)

命中率が80%に上がって使いやすくなった。
全能力-10は相変わらずだが…

  • アダマンアーマーの全能力+15で相殺出来るが…入手が遅いか。

最速だとバルバリシア戦で使えるが、使っても微妙。
彼女の「カウンター かみなり」の前には、この槍の回復量など無力である。

  • 吸収量は与えたダメージの1/10(小数点以下切り捨て)。ブラッドソードも同様。
    けり」で複数に攻撃した場合は合計吸収量を回復できるので雑魚相手にはかなり改善される。
    魔人兵用に「ためる」+「限界突破」で使っても役立つ。
    種族特効のお陰でオニオンソードに迫るダメージを与えられるし、最高レベルまで鍛えて3段階までチャージすれば十分即死ダメージも与えられる(≒数千単位のHPを回復できる)。
    但し、たまに外れる可能性もあるので、保険も兼ねて他メンバーも一緒に攻撃要因としたい。

今作では種族特効が種族耐性も兼ねられるので、プリン・巨人系の攻撃対策に持たせるのもいい。
また槍全般に言える事だが、今作では空属性自体が抹消されている。
売値は15000ギルに大幅アップ。

FF4TA

能力はSFC版FF4と同じ。
入手が終章に入ってからな事もあり、一人旅でもしない限り使われないだろう。

  • 地下渓谷地下5階の前作でラグナロクがあった位置に置いてある。
    どんな凄い武器が置いてあるのだろうとワクワクした心を見事にへし折ってくれる。
  • FF4では個人のパラメータの伸びが高く、特にLv70からの吟味で大きく伸びるため、その気になれば使いこなすことができたものの、本作ではバンド技前提のバランスになっているためか個人のパラメータが引き下げられている影響で「-10」というハンデの割合がかなり大きい。

相変わらず命中率は最悪。
だが今回はバンド技の中に「必中」の特性を持つものがあるので、使えないこともない。

  • 表示上は下がってるが実際は気にするほど低くなく大抵は当たる。
    • 何故かというとFF4及びFF4TAにおいては、一度の攻撃でパラメータ画面の「こうげきかいすう ○かい」の分だけ斬り付けているから。
      例えばあるキャラクターが命中率50%・攻撃回数10回ならば単純計算で5回前後はヒットした分のダメージを与えられるということ。
      もちろん確率である以上は相手の回避率及び防御回数、あるいはプレイヤーの運次第で上下するものではある。

FF12RW

『つらぬいた者の生血を吸って体力を奪う槍。』
リュド専用の。物理攻撃+80、魔法攻撃+40、HP吸収の追加効果を持つ。
今作では命中率が低かったり能力値が下がったりということはない。
ショップやミッション6-5「バルフレアの裏切り」のクリア報酬で手に入る他、
レシピ「究極合成・竜之巻」と「巨大な骨」「分厚い甲殻」「不吉な粉末」で合成できる。

FFL

終章・前編にて赤のしっぽとの交換で入手できる強力な
ホーリーランスに匹敵する高い攻撃力に加え、
敵に与えたダメージを「そのまま」吸収するため(ただし敵の残りHPが限度)、
両手持ちだと平気で3000くらい回復できたりもする。
ただし吸収は通常攻撃のみの特権であり、
アンデッド相手に攻撃すると数千HPを吸い取られるので注意。
これからの竜騎士ジャンプではなくて、両手持ち+力20%アップを付けて
地上で通常攻撃するのがスタンダードになるかもしれない。

  • ストライクなどの「通常攻撃ではない物理攻撃」では吸収効果は発揮されないが、
    逆にアンデッド相手にも普通にダメージを与えられるということでもある。

他の槍や弓矢もそうだが…風属性が微妙に邪魔。


細かいところだが、「ブラッドランス」と「二刀流」を併用する際は、
例え左利きのナハトであろうと必ず「右手」から攻撃する仕様上、
ブラッドランスは「右手」に装備させるべきである。
例えば右手での攻撃で敵のHPが0になると、
左手でのブラッドランスによる回復量は0になってしまう。
右手にブラッドランスを装備していればこのような事態は防げる。


スマホ版では終章で牙やしっぽ狩りをオートバトルでやっている場合は使用を控えた方がいい。
気が付いたらガストに吸い殺されていたなんてことはよくある。
しっぽモンスター以外はとんずらしているなら問題はないが、雑魚敵には牙を落とす奴もいるのでちょっともったいないかも。

PFF

レア4の
ジャベリンから進化する。

FFRK

FF2、FF3、FF4共鳴のが登場。

  • 「ブラッドランス【II】」
    レア6。FF2共鳴。闇属性強化【小】の効果を持つ。
    レオンハルトのオーバーフロー奥義「ソウルオブダークネス?」付き。修得ボーナスは攻撃力+10。
    2018/10/5、FF2のレオンハルトイベント「邪なる力への渇望」で追加された。
  • 「ブラッドランス【III】」
    レア6。FF3共鳴。風属性強化【小】の効果を持つ。
    ルーネスの超絶必殺技「吹き荒ぶ颶風?」付き。修得ボーナスは攻撃力+10。
    Lv25時のステータスは攻撃力180、命中95。
    2018/7/6、FF3イベント「道示す心の絆」で追加された。
  • 「ブラッドランス【IV】」
    レア5。カインの専用必殺技「竜剣」付き。
    黎明期から存在する。
    • 上述の通り、原作では半ばネタ武器扱いされた武器である。
      フリオニールの魔神の斧といい、「原作で冷遇された武器にスポットを」という狙いがあるのか不明だが。
      マイナス能力はなく、普通に専用武器として使えるので安心しよう。