FF7
ヴィンセントのレベル1リミット技。
二足歩行で小柄なベヒーモスのような姿に変身し、素早さ+50%、回避率+20%、最大HP+30%の能力補正が掛かる。
使用技は敵単体に殴りかかる物理攻撃「バーサクダンス」と、吐いた火球を爆発させて敵全体に炎属性ダメージを与える魔法攻撃「ビーストフレア」。
レベル1~3のリミット技の中では比較的癖が小さく、リミットゲージの溜まり易さもあって使い易い。
火力にやや難はあるが、「カオス」を習得するまではこれだけを使用するというのも1つの手だろう。
(ヴィンセントは他のキャラクターと違い、リミット技を使い込む必要がない)
ただし、炎属性を吸収するマテリアキーパー戦やレッドドラゴン戦でうっかり使ってしまうと、
「ビーストフレア」を吸収されて逆にこちらがピンチになりかねないので注意。
- 俺やった…orz死ななかったけど、ずっと「ビーストフレア使うなよ」って祈ってた。
- ↑に同じ。
最悪、敵の回復を防ぐために仲間内でヴィンセントをボコさなくてはならない。 - 仲間にするタイミングがニブルヘイム到着以降で任意とはいえ、これ当時からダンジョン順番がかなり嫌がらせだと思ったわ。
もし火吸収の敵が出現しなかったらもう少しガリアンビーストの評価はマシだったろうに。- 雪原あたりでは炎弱点の敵が割と多いからビーストフレアもそこそこ使えるんだけどね。
(大抵はベータに頼りそうだけれども)
- 雪原あたりでは炎弱点の敵が割と多いからビーストフレアもそこそこ使えるんだけどね。
コルネオのラプス戦といった一部のボス戦などでは意外と役に立つこともある。
レベル上げをせず順当にプレイを進めていた場合、使用してくる「エアロガ」で1600前後ダメージを受けるので大抵は1撃死か瀕死にされることが多い。
イベント中のためにマテリアは没収され、他キャラクターはHPを底上げする手段も取れない中、変身時の最大HP上昇とHP全回復はなかなか便利である。
通常プレイでは操作不能になったり火力不足だったりと何かとヴィンセントのリミットブレイクは扱いにくいものの、特定の縛りプレイなどでは打って変わってかなり重宝される。
全キャラ中リミットLevel1の中で全体攻撃ができるのはガリアンビーストのみであり、変身時は最大HP上昇とHP全回復もメリットとなる。
他FFシリーズにもみられる、通常プレイではあまり役に立たないものの縛りプレイでは光るというカテゴリーに分類されるので、もし何かしらの縛りプレイをする際は活用してみるのも良いだろう。
- 前作の「あばれる」のマイルド調整版と言えなくもない。
- 実はガリアンビーストの攻撃全てはリミット技扱いなので、コアが閉じているダイヤウェポンにもダメージを与えることができる。(コア開きの条件のカウント数にも含まれる)
この時のストーリー進行までガリアンビーストを使い続けるケースはあまりないとは思われるものの、特定の縛りプレイ時では有効な攻撃手段の一つとなるので覚えておいて損はないだろう。- 当時プレイ時、改造した張本人の宝条戦で「これがお前に施された力だ」と見せつける意味で敢えてガリアンビーストで戦ったわ。
戦闘直前のヴィンセント専用追加セリフもあったしね。
- 当時プレイ時、改造した張本人の宝条戦で「これがお前に施された力だ」と見せつける意味で敢えてガリアンビーストで戦ったわ。
着用していた服装や装飾品は変身後には一切見当たらず完全な獣の姿になっている。
もしかすると変身中は実質素っ裸なのかもしれないが変身から戻った際はちゃんと服装が元に戻っているので謎である。
逃走の際は獣らしく四つ足のまま走るモーションになる。
変身前が人間だったとはいえ、この姿の場合は四つ足の方が速く走れると本能で理解しているのかもしれない。
石化や睡眠状態になっても変身は解けないままでいる。
また、変身中はカエルやバーサク、混乱の状態異常はかからない。
攻略には全く関係ない完全な余興であるが、何と1ターンだけガリアンビーストの状態でプレイヤーがコマンド入力できる方法がある。(公式チートのバトル強化機能が使える機種限定)
ゴールドソーサーの闘技場限定で以下の手順を踏むと実践可能。
[手順1] ガリアンビーストに変身&変身直後の1ターン目は全ての敵を倒してしまわない程度に攻撃を加減する
[手順2] 2ターン目のATBが溜まり始めたらゲームブースターのバトル強化を起動。このターンの攻撃で敵全てを一掃させる。
[手順3] ハンデキャップは何でも良いので次の対戦へ
[手順4] するとリミットゲージMaxによる次ターンのATB速度上昇恩恵+ゲームブースターの相乗効果により、次対戦開始時に既にATBが溜まる影響でガリアンビーストのまま1ターンだけコマンド入力が可能となる。(1度でも行動すると通常通り操作不能に)
- リミットゲージが溜まっているために、ガリアンビーストに変身中なのにリミット1「ガリアンビースト」を選択できるというおかしな状況になる。
- 実際に選択するとその場でバーサクダンスのモーションを行った後に通常のリミット攻撃を行うという奇行が見られる。
- 通常ではまず見られないガリアンビースト姿での魔法や召喚獣の詠唱なども拝める。(とはいえ専用のモーションがあるわけではないが)
FF7R2
チャプター11にて、リメイクシリーズ初登場のヴィンセントに伴い神羅屋敷内のイベント時に変身。
ただしリバース段階ではまだヴィンセント自身がNPC参加のためか、今作ではなんとボスとして立ちはだかる。
なお、FF7リメイクシリーズは基本的にキャラクター・モンスターもほぼ原作デザイン準拠の中、何故かガリアンビーストは原作のベヒーモス風ではなく大幅にデザインが変更されている。(もはや別物レベル)
- 初見がこちらのデザインのプレイヤーからはベヒーモスの存在はあまり想起されないかもしれない。(そもそもこの時点では通常個体がリメイクシリーズに未登場ではあるが)
- 顔つきはオリジナル版ともDC版とも大きく異なり、犬科から猫科に近い顔つきとなった。
- 黄色だった原作・DCとは異なり、眼の色が赤に。
- 髪型は元のヴィンセントを踏襲したものになり、髪色は黒髪と赤いマントが一体化した、いわゆる裾カラー(毛先だけ他の色で染めるスタイル)のような雰囲気に。
- 身体は原作verにあった紫色が全くなくなり、上半身は白肌、下半身は黒ズボンが一体化した半裸状態のようになっている。
- 所々には元のヴィンセントの面影と思わしき装備や装飾が付与されている。
- この人間態のヴィンセントの姿を色濃く反映させるというデザインの方向性は後述のDCにおけるカオスを思い起こさせる。
- 最初からデザイン全般の変更も含めたリメイク作ならまだしも、FF7Rシリーズがほぼ原作準拠のデザインを通してきておきながらこのピンポイント変更では、公式が原作ファンを納得させるのはかなり無理やり感があると思うんだが…。
- 他に見た目に大きな変更を加えられた顕著な例としてはティファがおり、世界中のファンの間で大きな物議を醸す程だった。またダインも結構手を加えられているが、こちらはマイナーなキャラが故かあまり気にされていない。そのため、ガリアンビーストだけをピンポイントで改変しているという訳でもない。
- ダインは配色・髪型も含めて大きな変更が入ってるのはまだある程度分かるとして、ティファは別にベース色(黒白)を原作から変えたわけじゃないからある程度のアレンジまでに留めたと言った方がしっくりくる。
- 原作準拠という点では、寧ろ無理なく再創造できるFF7Rシリーズよりも原作FF7と地続きの世界が描かれたコンピレーション作品の方が拘られていた印象(しかしヴィンセント周りに後付け設定が盛られた影響か、そんな中でも大きく改変されるガリアンビーストとカオス…)。
- コンピレーションは「原作」ではなくあくまで「派生作」だし、原作とまで含めて考えるのはちょっと無理があるのでは…。
それを許してしまったら、仮にリメイク作中内でAC姿のクラウドをしていたとしても許されてしまうことになりそう。
- 最初からデザイン全般の変更も含めたリメイク作ならまだしも、FF7Rシリーズがほぼ原作準拠のデザインを通してきておきながらこのピンポイント変更では、公式が原作ファンを納得させるのはかなり無理やり感があると思うんだが…。
- デスギガスやヘルマスカーは次作で登場すると思われるが、これらも同様の方向性のデザインに変更される可能性が高いだろう。
- 「混沌の鼓動」によるカウンター、「獣の咆哮」によるスタンからの追撃、「サベッジハント」による連続攻撃、いずれも一撃が軽く溜めがあるが技が出た後は速く避けにくい。
- 体力が減ると、回避の難しい壁からの攻撃や「カオスフレア」「カオスインパクト」「カオスグレイブ」などの広範囲ガード不能攻撃が増える。威力は高いが出が遅い上に長時間一箇所に留まるためむしろ弱体化している気も。
DCFF7
DCにも登場。
変身すると接近戦がかなり強くなり、二段ジャンプやロケット弾を跳ね返せるようになる。
ただ、ビーストフレアが地味。
- ビーストフレアは高い誘導性能を持ち当たった敵を吹き飛ばすため悪い性能ではない。確かに地味だが。
変身するとHP全回復、全てのダメージを半減、ダッシュ移動が可能になりさらにジャンプ力もアップ。
近距離では強力な攻撃を行えるが、反面遠距離戦が威力の低いビーストフレアだけになるため、遠距離戦は不得手。
射撃バリアを持つ隊長や接近戦を挑んでくるソルジャー相手にはめっぽう強い。
しかしスーパーアーマーが無いので、攻撃によってはしっかり怯む為ごり押しは難しい。
真アスール戦では銃が殆ど効かないのでお世話になる人も多いだろう。
ちなみにヴィンセントが普段着ているマントをこいつは腰巻きとして使っている。
変身してもマントだけは変わらなかったらしい。何故だ。
なお、今作ではベヒーモスというよりも青い人狼といった姿になっている。
インター版では空中格闘、ジャンプ射撃の追加に伴ってガリアンビーストにも同様の変更がなされた。
空中格闘は腕を振り回し同時にビーストフレアを放つ強力なものとなっており、オリジナル版ではできなかった連射が可能となっている。誘導性能も健在。
あまり知られていないが地上コンボ中にビーストフレアを放つこともでき、特定のタイミングで放つと球が3発に増える。
使い勝手は微妙だが。
PFF
ヴィンセントのプレミアムスキル。
チャージ速度は高速、力メメント対応。
ランダムに2パターンから1つ攻撃をする。
FFRK
ヴィンセントのバースト超必殺技。
敵全体に炎&無属性ダメージを6回与え、味方全体にダメージ反射バリアを付与し、
自身をヘイスト、バーストモード状態にする。
攻撃力と魔力の高い方に合わせて攻撃の種別が変わる必殺技で、
攻撃力の方が高ければ爪で連続攻撃する物理攻撃となり、
魔力の方が高ければビーストフレアのような火球による魔法攻撃となる。
バーストアビリティは以下の2つ。どちらも種別は暗黒アビリティ。
- 「魔障の爪」:自身が死の宣告状態だと威力が上がる敵単体に4回連続の炎&無属性物理攻撃。
- 「魔獣の咆哮」:自身が死の宣告状態だと威力が上がる敵単体に4回連続の炎&無属性魔法攻撃。
必殺技が付いている装備は「ヴィンセントのグローブ【VII】」。修得ボーナスは攻撃力と魔力両方+5。
FF7イベント「星空の誓約」で追加された。
余談
「ガリアン」という名前の由来は不明。
同名のロボットアニメ、あるいは古代ヨーロッパ民族のガリア人が由来の可能性もあるが、いずれもガリアンビーストとの関連性は見出だせない。
- ガリア≒フランスから、フランスの獣→ジェヴォーダンの獣からきているのでは?
- BASTARD!! -暗黒の破壊神-が元ネタでは?罪人の剣にガリアン・ソードのルビを振ってたから、そこから罪人の獣でガリアンビースト。
ガリアンビーストには原作FF7版とDCFF7版の2種類のデザインが存在し、採用されるモデルは登場作品毎に異なる。
FF7とPFFとエアガイツでは原作版モデル、DCFF7とFFRKではDCFF7版モデルが使用されているが、リリース時期がバラバラなためかあまり採用に規則性がないようだ。
- 果たして原作のリメイクであるFF7Rの続編ではどちらのモデルを使用されるだろうか。
- 今のところリメイクPart1では原作ファンを考慮して、キャラクターも敵も原作版デザインを準拠しているので、順当にいくとリバース以降でも原作版姿のガリアンビーストであるだろうな。
むしろそうで合ってくれないと嫌だわ。- そして後に発売されたFF7R2内での登場により、原作ver、DCver、そして新たにリメイクverと、3つものデザインパターンが生まれることとなった。
- 地味に尻尾の長さが身長の2倍近くもある。あれだけ動いてよく自分で踏んづけてしまわないものだ。
- FF7本編にはデスギガス、ヘルマスカー、カオスに相当するような見た目のモンスターは登場しない中、ガリアンビーストのみ明確にベヒーモスをベースとして改造に使用されたであろうと想像できる。
実際にミッドガル八番街地下で出現するベヒーモスとで比べてみると体型以外は非常にソックリ。
また「フレア」を使用してきたりと技にも共通点がある。- FF7リメイクシリーズでも、よりリアルになった彼ら同士の怪物合戦を見てみたい気持ちもある。