FF5
調合で作れる。いかにも「変なものを作ってしまったな」という感じ。
ゲーム中の名称は同じ「しっぱいさく」だが効果の異なる調合が3種類存在する。
以下、(1)、(2)、(3)で表記するが、これらの名称の区別は攻略本で付けられた便宜上のもの。
この項目での記述はGBA版の攻略本に準ずる。
SFC版の攻略本では、全くの別物であるはずの失敗作(1)・(2)の区別がされておらず混同され、
失敗作(1)・(2)が失敗作(1)、失敗作(3)が失敗作(2)と表記されている。
失敗作は3つとも必中であり、必中効果は魔法回避90のイステリトスで確認。
失敗作(1)
調合でエリクサーと亀の甲羅を掛け合わせて作れる。
単体に「スリップまたは瀕死(どちらが発動するかはランダム)」の効果。
技自体は必中。
GBA攻略本には瀕死効果のほうは記載されていない。
GBA版までは失敗作(1)によるスリップ効果のみ、ボス系耐性があるとごく短時間で終了するという特徴がある。
他の技によるスリップはボス系耐性とは無関係。
旧スマホ版のみボス系耐性によりヒット自体がしなくなる。
代わりに他のスリップはボス系耐性によりごく短時間で終了するようになった。
他の機種では瀕死ダメージのみボス系耐性で防がれ、スリップの場合は通る。
失敗作(2)
調合で竜の牙と亀の甲羅を掛け合わせて作れる。
単体に「対象の現在HPの1/4の割合ダメージ+混乱」の効果。
効果は必中。
与えられるダメージは意外と高いが、現在HPによる割合ダメージのため使うごとにダメージは少なくなる。
- 調合がうろ覚えだったり、初見でドラゴンアーマーやドラゴンシールド的な何かができるだろうと期待して味方に使ってしまう初心者がちらほら。
失敗作(3)
調合でダークマターと聖水を混ぜると作れ、単体に「猛毒」の効果。
この効果自体は調合の毒薬と同じ。ただし必中。
失敗作(1)、(2)に比べれば見劣りする。
確実に発動可能+魔法回避率無視という点で他の猛毒状態を発生させる攻撃より優れている。
FF5で猛毒状態が必要な場面はほとんど無いが、猛毒状態自体は弱くはない。
余談
最初から何が起こるか知ってれいば、失敗作(1)(2)は有効であんまり失敗ではない気がする。
- 調合自体がデフォルトでは味方に使うものだし、原料からしても(1)(2)が攻撃に化けるとは想定し難い。
やはり初回は「失敗作」なのだと思う。理解してしまえば活用できるが。 - 逆に(3)は「聖水が闇に逆転したらどうなるんだろう?」と期待させて結果は単なるショボい毒薬だったという意味で、文字通りの失敗作な気がする。
結果だけ見ればどれもこれも攻撃に転用できるという意味では失敗作ではないかもしれない。
しかし、聖水以外が調合アイテムとしてはレアな非売品を要するという点はスルーできないのでは。
- むしろ効果で考えると爆薬(使用者が自爆)の方が失敗作っぽい。
- それにしても、「自分の意志で作る失敗作」という少々おかしい事態が発生しているのは否定出来ない。
もしかしたら、元は「一定確率で失敗し、3つの効果の中からランダムで発生する」だったのかもしれない。
もしそうだったら調合は使いにくいものだっただろう。