FF7以降(GBA版FF6も含め)、海外版での技名は「Heartless Angel」。
キングダムハーツの「ハートレス」はここから着想があったのかなあ、と思ってみたり。
「Heartless」のもともとの意味は本項目の通り、「心無い、冷酷な」である。
- SNES版のみ、英語名が「Fallen One」となっている。技の効果をそのまま示した技名。
- 一応「堕ちたもの」ともとれる言い回しでダブルミーニング。
関連項目:特技/【心無い裁き】
FF6
ケフカ、魔神竜が使う特殊攻撃。必中。
『PT全員のHPを強制的に1にする』というFF4のミールストーム以上の反則技。
ケフカはラストバトルでは必ず1ターン目にこれを使うので、とりあえず回復役はATBゲージ満タン状態で待機させておくとよい。
- 耐性も魔法回避率も関係なく、絶対に誰にでも効く。
回避方法は「ジャンプ」だけである。それ以外の対策はリレイズやリジェネだろうか。 - ガード手段がなく100%命中という点でFF4のミールストームに近いが、こちらは強制HP1。
レイズを唱えると出てくるかわいい天使が味方に飛んできたかと思ったら、強制HP1。
見た目と効果のギャップが激しい特技である。
魔神竜はダメージ/回復へのカウンターで使ってくる。操って自らにこの技を使わせればすぐ倒せる。
脅威的な技だが、HPが1になることを逆手にとって、
「バリアントナイフ二刀流乱れうち」で攻撃すると簡単に9999を叩き出す事が可能。
何か他に状態異常がひとつでも付いていれば、恐れられていたことだろう。
- 直接の関連はないが参考までに、顔の「スリップなぐる」を治せてないキャラがくらうと、そのキャラは次の行動前に戦闘不能になる。
しかしまぁそれだけなので、やはり他に状態異常が付属していればもっと恐れられていたであろうことには変わりはない。 - HP1の状態で「たたかう」を選ぶと瀕死必殺技が出てしまう場合もある。仮に出ても他のキャラの回復が間に合うはず。
ラストエリクサーを惜しみなく使える数少ない技。
個人的にはクラウディヘヴンと並びゲーム中で最も凶悪な特技だと思う。クラウディヘヴンは即死耐性で防げるが、こちらは上記にあるように必中&耐性無視のため、ジャンプ以外では防ぎようがないので。
FF6(GBA版以降)
GBA版、及びiOS/Android版FF6では強化型ホーリードラゴン、カイザードラゴン、アンラックズ(赤)、オメガウェポンが使う.
強化ホーリードラゴンのカウンター心無い天使→セイントビーム(必中)は反則技である。
英雄の盾さえあればその必殺コンボも吸収できるが、聖属性は耐性を付けるのが難しい。
英雄の盾が1個限定のiOS/Android版はこの必殺コンボで英雄の盾に漏れた3人が地に伏す事になる。
- カウンター内容はケアルガ(2/3)+こころないてんし(1/3)でセイントビームは通常攻撃。
ホーリードラゴンは物理連発ターンと魔法連発ターンを交互に繰り返すので、セイントビームかホーリーを見てから殴ればこのコンボは食らわない。物理を回避できないと結局死ぬが。
裏ボス・カイザードラゴンは最終段階で普通にガンガン使う。
一定時間ごとに二連続行動の一回目として、2/3の確率で使用。
アルテマを使ってくるアンラッグズ(赤)もファイナルアタックで使用してくる。
「魂の祠」の連戦だからこその陰湿さでもある。要注意。
- 「心無い天使」の使われ方としてはFAが一番ムカツク。戦闘中であれば直後にケアルガ回復もできるが、FAでは回復がはさめない。
ソウルオブサマサを盗み、ノーダメージで気持ち良くフィニッシュ!
しても直後に「ちくしょー! おぼえてろー!」の捨てゼリフと「心無い天使」の置きみやげ。
圧勝だったはずなのに、終わってみればこちらは全員HP1の瀕死…。
裏ボスその2・オメガウェポンも第2形態時のFAで使ってくる。
FF6(ピクセルリマスター版)
喰らったキャラの色がネガポジ反転を起こすようになり、演出の不気味さが増した。
FF7
リバース・セフィロスがコアが倒されている場合のみ使用してくる。パーティ全員のHPを1にする。
今作ではリミットゲージが溜まってむしろ嬉しい技。
- インターナショナルでは通常版の
イカセーファ・セフィロスが使う死の宣告がこれに差し替えられている。
8回ローテーションの7回目の行動時にHPが20000を切ると使ってくる。
…がダメージインフレが激しい今作において上記条件を満たす時は殆ど無いので、
狙わない限りはまず見る事は出来ないと思う。
厳密には相手側全体に「HPを1にするようにダメージを与える攻撃」。
前作FF6のようにHPを直接1にするのではなく「残りHP-1のダメージを与える」ため、そのダメージによってリミットゲージが大量に貯まる、というわけである。
見方によっては、一種の割合ダメージ攻撃ともいえる。
因みに、回避可能なので必要に応じてミスティールを装備するか否かを決めておこう。
CCFF7
表記は「こころない天使」。
ザックスがセフィロスに近づいた場合or背後に回った場合に発生する。
もし使われても、技名が出た瞬間にケアルガか回復系アイテムにカーソルを合わせておき、
使われた瞬間に回復すれば全然問題ない。
- 固定ダメージなため防御無効。
一応回避することは可能だが、目立った動作が無いため難しい。
LRFF13
ブーニベルゼが第4形態で使用する攻撃。
食らうとライトニングのHPが1になる。
技名表示と同時に天使が二体降りてきて、不気味な笑い声をあげながら、ライトニングの周りを旋回する。
ガードできれば、ジャストガードでなくても防げる。
回復手段が乏しい今作では、非常に凶悪な技なので必ずガードで防いでおきたい。
- FF13で登場した三位一体のファルシ=エデン(厳密には違うけど)のうち2体と同じ姿をしている。
白と黒の個体のみが登場し、何故か金色のものは出てこない。
発動前にデコイを使うとモーグリがこれを代わりに受けてくれる。
FF14
次元の狭間オメガ零式:シグマ編4層でケフカが使用する。
原作同様にパーティメンバー全員のHPを1にし、続けざまにアルテマ等の怒涛の全体攻撃を繰り出してくるため即座に立て直す必要がある。
さらにHP回復効果を無効にする上位版の「心ない大天使」も存在。
こちらはさすがに直後にアルテマを撃ってくることはないが、攻撃を受けた時点での現在HP量でデバフの効果時間が決まるため
HP満タン状態で受けなるべく効果時間を短くしておかないと、その後のギミックでジリ貧となっていく。
DFF
セフィロスのEXアクション。
効果はFF6のものに近く、ゴルベーザの黒い牙同様発生は遅いが、
決まると相手のブレイブを強制的に1にする。当然、その後すぐに攻撃すればBREAKできる。
アナザーフォーム時の、半裸に羽を片方生やした男が
天を仰いでくるくる回りだす姿はなんともいえない。
- 「導こう…」
ゴル兄の黒い牙の劣化版と思われがちだが詠唱時間は黒い牙より短いためそうとも言い切れない。
どちらにせよロマン技の枠を出ないが。
ロマン技とはいえ、初出の6のケフカが使えなくて後発のセフィロスが使えるのはどうかと思う。
- 確かに、ケフカも使えるようにして欲しかった。
- というか開幕で瞬殺しない限りはほぼ確実に使ってくるケフカではなく
使う条件が著しく限定されていて普通にやってればまず使ってこない
セフィロスの技になっているのはどう考えてもおかしい。 - 海外向けに作られているためにインターナショナル版や下記の理由が大きいと思われる。
- ディシディア自体、KHの影響がかなり大きいからだろう。
この技の判定は接触相性なし(いかなる防御手段をも貫通する)な上に、回避などによる無敵時間も無視する。
判定的には破格な強さ。
溜めの時間を考えれば妥当だが、溜め時間が異常な技代表のいんせきは結構避けられる…
UT版
途中で中断できる仕様になっている。
また、アナログパッドによる移動速度が若干上がった。
- キャンセルした場合の硬直が0Fと言う、ちょっと卑怯くさい性能になった。
皇帝のいんせきですら硬直があると言うのに。
DDFF
UTでの反省を活かしてキャンセル後に硬直が追加された。
硬直は比較的長く、相手の行動を見てからキャンセルするという手法は取れなくなっている。
その点を踏まえると乱発は出来ないが拘束時間の長いアシストを利用することで高確率で発動させるテクニックが開発された。
アシストヒット中にEX化することで相手の防御手段を無力化し心無い天使をヒットさせてからさらにアシストを入れることで確実にブレイクまで持って行くことも可能になった。
そこから追い打ちが可能であれば期待値は相当なものになる。
状況によっては展開を180度ひっくり返すことも可能なポテンシャルを秘める。
DFFAC
ケフカ
ケフカの専用EXスキル。リキャストタイムは90秒。
表記は原作通り「こころないてんし」だが、本作では範囲内の敵すべてに様々なデバフを付与する効果に。
タメ押しで付与されるデバフの数が増加し、最大6種類の状態異常を引き起こす。
ちなみにグライド可能。
- 心無い天使では無くてどう見ても臭い息だろ、とは誰もが思うはず
- 実際スタッフもニコ生で「臭い息のようなもの」と言っている。
- 原作同様に瀕死にする効果だと、格闘ゲームとしては致命的すぎるため、
仕様変更は仕方ないところではあるが。
引き起こされるデバフの種類と、発生条件については以下の通り。
どれも戦況への影響力は大きいため、発動可能になればすぐにでも使用しておきたい。
混乱(スティック入力逆転)はプレイヤーに与える負担が大きいため、タメなしで発動しても問題なく働いてくれるだろう。
- 範囲内にさえいれば、
リミットブレイク超究武神覇斬のモーション中無敵、
ジャンプIIIやシフトミーティア等の一時ターゲット不可状態、
テレポ発動前後、ジョブチェンジ直後や壁叩きつけ・HP攻撃時の無敵状態
を無視して一方的にデバフを付与できる。
(HPが0になった時の戦線復帰中は流石に対象外。)
「カス以下の以下め!」
「さあ、崇めなさい…。」
「私は天使なのです。」
溜めている時の光を下からケフカを見上げる感じで眺めると原作ラスボス戦の背景に見える。
デバフ(効果) | タメなし | タメ1 | 最大タメ |
---|---|---|---|
混乱/5秒 (スティック入力逆転) | ○ | ○ | ○ |
沈黙/10秒 (EXスキル発動不可) | ○ | ○ | ○ |
暗闇/10秒 (画面暗化) | × | ○ | ○ |
カッパ/10秒 (攻撃力・防御力0.5倍) | × | ○ | ○ |
睡眠/2秒 (操作不能) | × | × | ○ |
毒/10秒 (ブレイブが40ずつ減少) | × | × | ○ |
- 攻撃力・防御力ダウン0.5倍は、与ダメージ11/16倍・被ダメージ21/16倍の効果。
・Ver1.550(2018/10/16※DFFNTは2018年11月下旬適用予定)
効果範囲が半径25mから22.5mに縮小されて、攻防力ダウンのカッパと毒の効果時間が20秒から10秒へ半減した。
効果範囲を-5mする事も検討されて試されたが、使い勝手が悪化し過ぎたため-2.5mに緩和した経緯があるという。
セフィロス
セフィロスのHP攻撃。
刀を横薙ぎに一閃し、HITした相手を死の宣告状態にする。
EXスキルの死の宣告とは違い、カウントは20秒。
「絶望するがいい…」
「痛みと苦しみを」
「朽ち果てろ」
・Ver1.321(2016/11/24)
技の発生は近接技では最遅クラス。普通に振ってはまず当たらない。
当てるには壁激突からのジャストキャンセルダッシュが大前提なので、高い入力精度が要求された。
・Ver1.361(2017/03/09)
攻撃発生が69Fから52Fへと変更。
ジャストキャンセルダッシュ無しでも壁激突から連携できるようになった。
攻撃範囲の広さも合わさり、近距離で使われるとステップでの回避はほぼ不可能。一転して壊れ技と化した。
その結果愛用者が急増。八刀一閃を覚えるまでも十分戦えるようになり、育成が大幅にしやすくなった。
・Ver1.380(2017/05/11)
攻撃前の向き補正期間が短縮されて、刀を構えた瞬間に横ステップされると躱され易くなった。
現在のセフィロスはほぼこれか八刀一閃かで2分化されており、時々閃光をみかけるといった具合になっている。
DFFOO
セフィロスの敵専用アビリティ。
対象のブレイブを1にする。
モーションはアーケード版では無くPSP版DFFの心無い天使に近い。
「舞い降りろ…」
メビウスFF
パーティ全員をHP1にする技。
セフィロスが戦闘開始時に先制で使用する。
PFF
FF6のホーリードラゴンやケフカなどが使う技。
味方全体に天使が降りてきて、現在HPに対して2分の1ずつ割合ダメージを与える技。
メモリアごとの判定になり、味方の数が少ない場合や、分身やジャンプなどで回避しているとダメージが抑えられる。
5人全員がマトモにくらえば瀕死になる。
FFRK
セフィロスの超絶必殺技。
必殺技が付いている装備は「魔晄刀【VII】」。修得ボーナスは攻撃力+10。
また、セフィロスの英雄専用アビリティとしても登場している。
カテゴリは暗黒で、敵単体に6回連続の闇属性必中物理攻撃。
ケフカの真奥義「こころないてんし」。
必殺技が付いている装備は「有翼の破壊者【VII】」。
2021/4/2、イベント「無秩序なる追憶」装備召喚で追加された。
KHシリーズ
キングダムハーツシリーズのセフィロスも使ってくる。
シリーズ共通で、ソラのHPを1に、さらにMPを0(KH2ではMPチャージ状態)にする防御・回避不能技。
他作品と違ってMPまで0にされるのでアイテムで回復しないと危険。
- 『リーヴ系(『コンボリーヴ』)』があっても、エリクサーを即使用しないと、次のセフィロスの攻撃で死ぬのは言うまでもない。
- 実は発動の瞬間にケアルガを使うことで、MPが0になることは避けられないものの、HPを全快することが可能。
が、タイミングはやっぱり非常にシビア。素直に潰しに行ったほうがいいが、間に合わなかった場合の緊急手段としては使えるので、覚えておくと得。
ちなみにアイテムだと使用~アイテム効果発動のタイムラグの間に心無い天使を発動させるようにアイテムを使うと即座に回復できる。
タイミングは非常にシビアで発生は遅いので攻撃して止めればコンボのチャンスだが、
KH1FMではソラの機動力の関係で場所が悪いとまるで間に合わず、
KH2では結構高い位置で唱えるので『ハイジャンプLv○』や『エアドッジLv○』が弱いと阻止しづらくなる。
「舞い降りろ…心無い天使よ…」のボイス付き。