設定/【ジェノバ】(JENOVA)

Last-modified: 2024-03-15 (金) 07:41:02

モンスター/【ジェノバ】
音楽/【J-E-N-O-V-A】


FF7

Jenova1.jpg

星に衝突し、そのエネルギーを食らうことを繰り返す宇宙生物。
自分を倒せるほど強力な生物がいた場合、適度に分離しつつ、それに怪しまれない姿に化け、油断させたところでウィルスを植え付けて滅ぼす。

  • 恐らくモデルはSF映画「遊星からの物体X」であろう。

古代種と上記の手段で戦ったものの敗れ、地中深くに封印される。
なおこの時に古代種の女性に化けていたために、後に神羅に発見された際、ガスト博士に古代種と勘違いされジェノバと名付けられる。


分離した体は本体からの指示が無い限り明確な意思を持たないが、本能的に本体のもとに帰ろうとする性質を持つ(リユニオン)。
この細胞を植え付けられた生物は、飛躍的に身体能力が上昇し場合によっては不老となるものの、
精神力がないとジェノバに乗っ取られ「分離した体」と同じ状態になる。

  • 英語表記はJenova。元ネタはJehovaなのだろうか?
  • イファルナの言によれば「ウィルスに感染させられたセトラはモンスターと化した」との事。
    宝条の変身した姿からして、イファルナが「ウィルス」と形容したものは「自身の細胞」だった可能性も考えられる。
    しかし、少なくとも劇中で幾度と無く対峙するクラウド一行や首なしジェノバの化けたセフィロスと接触した人々はモンスターにはならない。
  • ニブルヘイムの魔晄炉で作られていたモンスター達との関連も明言はされていない、
    (アレはあくまで「魔晄漬け」である)。
  • 細胞を植え付けられることがウイルス感染と表現されたという事から、恐らくイファルナの「モンスターと化した」という表現は、セトラの中で強い精神力を持たない者が、ジェノバ本来の姿に変わったという事だろう。
    それを裏付けるかのようにFF7Rでは、ジェノバ細胞を植え付けられていたセフィロス・コピーであるマルカートさんがモンスターの姿であるジェノバBeatと化している。
  • ウイルス感染=細胞ばら撒きだとすると、うまくいけば強力なモンスターを手駒にできるものの、場合によっては敵を大幅に強化することになってしまう。
    もしかしたらそれが原因で古代種に負けたのかも。
    • 「セトラの中でも鋼のメンタルの持ち主達がジェノバ細胞を取り込んでパワーアップしてしまった」といった感じか。

FF7では判りづらかったがCCFF7のムービーを見ると銀髪で、顔はわりと美人。
セフィロスの外見はルクレツィアというよりジェノバに似たのかもしれない。
父親似なくて良かったな

  • DCのルクレツィアを見ると、セフィロスに彼女の面影があるなと思う。
  • 美人でも脳見えてるけどね…

ジェノバってラヴォスみたいなやつなんだな。

  • のっとるって言う表現からはどことなくエボン=ジュも連想される。
    • 裏FF7とか言ってたゼノギアスのデウスも連想される。
    • 「自分の子供達(バラバラになった自分の欠片)を自分の身体に戻そうとする母」という役割は完全に後のデウス。
      FF7のシナリオではセフィロスとクラウドの因縁がクローズアップされているが、星のエネルギーを食う神羅(人間)の行動がジェノバ(母)の生態に倣ったもの、という解釈を広げたのがゼノギアスのテーマに採用されたのだろう。
      もとを辿れば結局どちらもラヴォスに行き着くのだが…。
  • ラヴォスというかクロノシリーズとの類似性と言えば、それら星に仇なす敵に対し、星自身が意思を持ったように抗する点もある。FF7ならウェポン。クロノならタイムゲートの発生など。
    まぁここらはガイア理論によるものだろうが。
  • ラヴォスもジェノバもデウスも、宇宙から飛来した存在がその星の後世の歴史を変えているのは同じ。
    それを利用した文明を築かれたり、それ自体やそれから生み出されたモノが世界を脅かしたりなど、差異はあれど物語の元凶且つ世界観の根底にあるという点も共通する。
    デウスに至っては自分で人類を生み出してるし。

これの細胞を埋め込み魔晄に漬けるとソルジャーが出来上がる。

  • なお精神力の弱い者がこの措置を施された場合、ジェノバ細胞に心を支配された挙句魔晄中毒に陥り、各地で見られる黒マントクラウドのような廃人と化してしまう。

セフィロスが機械の上半身をぶっちぎって培養液漬けのジェノバを発見する有名なムービーがあるが、よくぶっちぎった上半身もジェノバと勘違いされている。

  • そのぶっちぎった上半身が口から赤い液体を吐き出したりするのが、勘違いの元と思われる。

またムービー内のジェノバは上記のとおり古代種の女性に化けていたから美人な為。
本来はボス時に戦う醜い姿である。

  • 外見はいくらでも変えられるようなので、ボス戦時の姿も戦闘用の姿に変化しただけの可能性もある。
    古代種の女性に擬態したジェノバにセフィロスが似ているので、擬態と言っても外見を変えるだけでなく、細胞レベルで再構築するのかも知れない。
  • 似ているっていっても銀髪位しかはっきりとした共通点ないけどね。ルクレも美人ぽいし。
  • ちなみにセフィロスがぶっちぎってた部分は、ジェノバを模した「ジェノバドール」という装置で、吸い上げた魔晄に対して何らかの処理を行っていたとされるが詳細は不明、とのこと。

ジェノバの擬態能力については、「その姿は、亡き母の…亡き兄のものでした。それぞれに過去の幻影を見せるのです」とイファルナが語っている。
また、竜巻の迷宮でセフィロス(偽)は、「他人の記憶にあわせて自分の姿、声、言動を変化させるのはジェノバの能力だ」とクラウドに説明している。
しかし、竜巻の迷宮にて5年前の炎上したニブルへイムの光景を作り出しているあたり、「過去の幻影を見せる」というのは「相手の記憶の中の人物に擬態してみせる」というだけではなく、「記憶の中の光景を幻覚にして再現する」という能力でもあるようだ。

FF7R

初戦闘は70階のジェノバBeat
ナンバー49のマルカートさん扮するセフィロスの姿がエイリアン丸出しの本性に変身。
オリジナル版だとそもそもジェノバについて掘り下げられていくのはミッドガル脱出以降だったのに比べ、レッドXIIIから「宝条が半生を捧げている存在」「空から来た災厄」等の簡素な解説がされる。

  • 保管容器に近づいた際のカットシーンにおけるクラウドの錯乱ぶりは凄まじく、「母さん」とまで口にする。
    勿論ジェノバとクラウドの母親はなんの関係も無い、のだが…。

ほか、対面した際に「すべてのはじまり」と口にするエアリスはジェノバが何者であるかをほぼ知っていると思われる。
(オリジナル版では多分知らない…?カームの回想や運搬船でも触れられないので)


オリジナル版のムービーとは異なり、頭部が鉄で覆われたものになっている。
「母さん 一緒にこの星を取り戻そうよ」の部分でも同様。

CCFF7

ジェノバ・プロジェクトとは、プロジェクトGをはじめジェノバ細胞を使った実験の総称。
よって集大成であるセフィロスを作ったプロジェクト自体が「ジェノバプロジェクト」と呼ばれることになる。


CCFF7でのジェノバ細胞は、元々ジリアンに埋め込まれたジェノバ細胞である「G細胞」と、胎児期にセフィロスに埋め込まれたジェノバ細胞である「S細胞」とに大別される。

  • ジェネシスアンジールの持つG細胞
    ジェノバの分離の能力に準ずる、他者に自分の能力をコピーするという能力を持つが、ジェノバ→ジリアン→胎児、と製造過程でジリアンというクッションを置いているため不完全で、コピーによってオリジナルの細胞の情報が他者に流出・拡散し、劣化が生じるという不具合を持つ。
    更にはオリジナルの持つ能力を与えることが出来るのは、ソルジャーとモンスターのみ。
  • セフィロスの持つS細胞
    胎児期に直接ジェノバ細胞を埋め込み同化したため、より元のジェノバに近い。
    コピー能力は持たないが、そのため情報流出による劣化のない完全な細胞。
    つまりオリジナルであるセフィロスは、他者に情報を与えるG細胞の能力とは逆に、他者の情報を取り込む、リユニオンの能力を持つことになる。

ソルジャーは、ソルジャーになる時点で既にジェノバ細胞を埋め込まれているため、そこへ更にG細胞を埋め込まれると細胞が変質し、コピーによりオリジナルの能力を引き継ぐも、モンスターへと変貌し、オリジナルの劣化まで引き継いでしまう。
ジェネシス・コピーとなったホランダーと、アンジール・コピーとなったラザードは、ソルジャーではない常人の状態でコピーとなったため、オリジナルの戦闘能力は引き継いでおらず、劣化は生じても完全にはモンスター化せずに、人間としての意識が残っていた。
ザックスとクラウドは神羅屋敷でS細胞を埋め込まれセフィロス・コピーにされるが、既にソルジャーであったザックスは変質を生じさせるが、常人であったクラウドは完全なS細胞を持つ。
(この違いによりザックスの記憶を取り込んで、自身の記憶と混同させてしまったのかもしれない。)

  • 余談だが全く同名の「S細胞」という宇宙生物関連の細胞がドラゴンボールにも設定上存在する。

胎児期に細胞埋め込むだけならセフィロスみたいなのが複数出来てても不思議ではない気がするんだが…。
自分はとにかく、自分の子供に得体の知れないものを埋め込まれるのは嫌って母親が多かったんだろうか。

  • ジェノバ細胞を埋め込まれても、適性があれば身体能力が向上するが、なければモンスター化してしまう。
    セフィロスは特別に適性が合っていたのだと思われる。
    そうであれば、セフィロスの「俺は選ばれし存在だ」という台詞も納得できる。
  • あまり表沙汰にできる研究でも無いからじゃないだろうか。
    どちらも協力者はジリアン、ルクレツィアと身内だし。
    • 機密保持のためおおっぴらに実験協力者を募れず、プロジェクトに参加した科学者二人の子供を被験体にするしかなくて、結局三人だけしか出来なかったのかもね。
      ジェネシスの両親は一般人でも、実験施設のあるバノーラ地主で神羅に逆らえなかっただろうし。
    • バノーラの地主であるジェネシスの両親は失敗作として里子に出されたジェネシスの養い親兼監視役であって、実の両親が誰かは不明。

ジェネシス・アンジールを除く他のG系ソルジャーは、コピーとなるか死亡したものと思われる。

  • ちなみにアンジールとジェネシスではアンジールの方が完成度が高く、アンジールにはソルジャー・モンスターに対するコピー能力及び再統合能力を持つが、ジェネシスにはソルジャーに対するコピー能力しかなくモンスターは対象外で、再統合能力も無い。
    ゲーム中でジェネシスコピーは人間型しかおらず、アンジールコピーはモンスターだらけなのは、ジェネシスの細胞ではモンスターにはコピーできないからである。

FF7AC

ルーファウス神羅がタークスにジェノバの首を回収させて保管していた。
カダージュがジェノバの首とリユニオンすることでセフィロスになっている。


ジェノバは単身で宇宙を旅して星に衝突したのではなく、星そのものを船として利用していた
食料に、乗り物に、メテオに、と実に無駄のない星の活用。