基本概要
FFシリーズで必ずと言っていいほど登場する主人公達の主要移動手段。マリオシリーズにも似た乗り物が出てくるが関係ない。
その動力源は、飛行石を用いて浮力を出すものや永久機関を用いているものもあれば
エンジン動力を用いているものもあり、中にはクリスタルの力で動いているものもある。
その一方で空を飛ぶ生物に乗って移動する手段として飛竜などがいる。
だが大体は世界地図が埋め尽くされた後で手に入れることが多い。
5までは単なる移動手段だったが、6からの3次元飛行はプレイヤーに絶大な爽快感をもたらし、
飛空艇の操縦と飛空艇内部の探索をFFシリーズの目玉の一つに確立した。
・・と思いきや最近のシリーズは容量の問題か飛空艇を操縦できなくなっている。
世界規模の縮小の原因となっているワールドマップを抹消した為とも言われている。
- FF15はワールドマップ復活の噂があるので、もしかしたら操縦できるかもしれない。
- FF零式では久しぶりに自分で操作出来る飛空艇が登場している。
また、ちょっとしたミニゲームとしてSTGが出来るらしい。 - 最近では、RPGで乗り物を操縦するというスタイルは廃れつつある。
それは、マップから別のエリアへ瞬時に移動できる機能が搭載されたゲームが増えてきたため。
プリゲイドではプレイヤーが飛空艇団という設定のため最初から登場する。
また音楽は爽快感溢れるものが多く、操縦時の曲は総じて人気が高い。
- 場合によってはフィールド曲が飛空艇のテーマを兼ねている場合もある。
- フィールドBGMと同じ場合もたまにあるが、何故かそういうケースに限って寂しく、物悲しく、暗い感じのBGMばっかり。
- 上記は物悲しさ以上に美しい名曲だと思う。純然に陰鬱な悪霧ふたたびもあるが。
『ドラえもん のび太の大魔境』に登場する飛行船の影響を受けた乗り物らしい。
造形が似ているだけでなく、『FFIV』ではまったく同じドリルタイプのバリエーションが登場している。
- 更に元ネタはおそらく、ジュール・ヴェルヌの小説『征服者ロビュール』(『空飛ぶ戦艦』、『空飛ぶ戦闘艦』などと訳されていることもある)とその本の挿絵ではあるまいか。(『空飛ぶ戦闘艦』の題で映画になったこともある)
- ドリルを持った空飛ぶ船には、東宝映画『海底軍艦』の轟天号という先例もある。
- 当時の技術に科学を融合させたような建造物は、ジブリも作品に登場させている傾向があり
近年完成させたテーマパークでその実物大を確認することができる。
- 当時の技術に科学を融合させたような建造物は、ジブリも作品に登場させている傾向があり
移動手段として最も価値がある分ほとんどの場所に移動できる為、
作品によって出現時期が早いものもあれば遅いものもある。
RPGを制作する場合でも、飛行手段を出すタイミングに悩まされることも。
- 逆に体験版では最初から用意されていることもある。
- FF3では、序盤に出てくるために山を越えることができないようになっている。
シリーズの流れと共に数多くのデザインで登場しており
おなじみのプロペラの付いた船から飛行船のような物、現実の飛行機に近い物まで様々である。
- 最近のFFの飛空艇は奇妙なデザインが多い。
- 個人的には普通の帆船っぽい船にプロペラがついてるだけの(現実的にはどう考えても飛びそうにない)デザインが一番好きなんだがなー。近未来風なデザインだと面白みが無い気がする。
量産されている4や特に世界中に普及している9,12ではかなりの数の飛空艇が登場している。
逆に5などは古代文明がもたらした世界に1つだけの品。
- FF4でも古代文明のもたらした産物だが、シドが現在の時代に蘇らせたこと・
そしてシドの所属するバロン王国によって大量生産されたという背景があり、
古代文明であろうとも現在生きる時代の者によって増やされたかどうかで印象は違ってくる。
かたや、FF2のように新しい技術の産物として登場する作品も。 - 発祥が古代文明だろうと、それが今生きている技術かどうかは重要。
古代の産物なのか、古代の遺物なのかは決定的な違い。 - FF10の飛空艇は1000年前の機械文明の遺物をサルベージしたものだが、
使用しているアルベド族もその技術については理解していない。
シド曰く「コイツがどういう仕組みで飛んでるかも わかってねえ!」
空飛ぶ"船"であるためか、海上を移動できる機能も兼ね備えたものがあったり、
海に浮かぶ船を改造して飛空艇にすることなどもある。
手に入る時期は大体ストーリーの中盤と思われるが、
シリーズを追うごとに、ストーリー全体から見て手に入る時期が遅くなっていると思うのは気のせいか。
もっと早く手に入ったらいいのに…なんて思うことが多い7と8。
- 早く手に入るとそれはそれで申し訳ない気分になる。
DQで空を飛ぶ手段(ペガサスとか)が手に入るのは最後の最後なのに。 - 空を飛べても、どこでも行かれるとは限らない作品もある。
FF3のエンタープライズは地上には降りられないし、
FF4の飛空艇はホバー船の上位互換ではないし。
FF9ではヒルダガルデ完成がパーになった時に
ジタンが"飛空艇を待ち望むプレイヤー"の心の想いを代弁しているセリフがある。(DISC3)
飛空艇入手は大抵ターニングポイントの一つであり名イベントが起こる場合が多い。
FF4のゾットの塔や、FF5のロンカ遺跡など、プレイヤーが飛空艇を手に入れた時点で攻略する事になる、"飛空艇で直接乗り込んでいくダンジョン"もシリーズを通して多く存在する。
大抵の場合においてこれらのダンジョンはクリアすると消滅してしまうことが殆ど。
またゲーム終盤の展開が盛り上がるためか、5の次元の狭間以降、ラストダンジョンへは飛空艇で直接乗り込んでいく、というシチュエーションも恒例となった(8除く)。
- 8はその1つ前のダンジョンが飛空艇で突入する形になる。やはりクリア後は消滅してしまう。
3や4など、スペックが細かく設定されているものもある。
馬が活用されていない世界なのに「馬力」という単語が存在することに突っ込んではいけない。
「飛空艇」という語自体、ほぼFFシリーズ独自のものである。ウィキペディアでも冒頭で「飛空艇(ひくうてい)は、スクウェア・エニックス(旧スクウェア)のゲームソフト「ファイナルファンタジーシリーズ(以下、FFシリーズ)」などに登場する架空の乗り物。」と説明されている。
現実に存在する似たような名称のものに「飛行艇」というものがあるが、現実では飛空艇という機体自体存在しない。
内部に広大な居住空間を持つため、「空飛ぶ拠点」「空飛ぶ家」としての性質を持つ。
このためFFシリーズの終盤シナリオは飛空艇が拠点となって展開されることが多い。
ゲームシステム上も、パーティー編成ができたり回復施設があったりと重要な拠点であることが多く
帰ってくると安心できる場所である。
- このあたりは、特定の町を拠点とすることが多いドラクエシリーズとは対比的である。
いわば町ごと移動するというアイディアが飛空艇だといえる。
関連項目
【視聴覚室】
作品毎の立場やフォルムの違いなどをどうぞ
各シリーズの飛空艇
FF1
FF2
FF3
FF4
FF4TA
FF5
FF6
FF7
FF7AC・DCFF7
CCFF7
FF8
FF9
今作では珍しく、動力機関に関しての言及がストーリー上で存在する。
主に「霧で動く飛空艇」と「ジョウキキカンで動く飛空艇」に大別出来る。
大型船ばかりでなく、カーゴシップのような小型艇、一人乗り用のフェンリルなどもあり、
バリエーション豊かかつ作中での登場率も非常に高い。
霧の下の世界は魔物の世界のため、長距離移動に広く用いられている。
さらに、超高度魔法文明で作られたものなども存在する。
- 霧で動く飛空艇は当然ながら霧のあるところしか飛ぶことができない。
そのため、あまり高く飛ぶこともできないようだ。
霧が発生中の間はフィールドに飛んでいる姿がよく見られる。 - アルティマニアには乗り物の設定はほとんど書かれていない。
特筆すべきはFF1~6以来で久々に木造(or木造混じり)の飛空艇が登場すること。(CGがのっぺりしているので分かり辛いが木造のような色の箇所があったりプロペラが付いているのが見える辺りFF7も入るだろうか?)
FF9は原点回帰がコンセプトということで2Dドットが限界だった初期FFが目指していた"ハイ・ファンタジー"路線を、3D表現の流用が可能になった現代技術で実現する取り組みが行われたが、こういうところにその趣が見られる。
これ以降、木造混じりの飛空艇はオフラインのナンバリングではFF9を最後に姿を見せなくなる。
灯りに電灯ではなくランプや松明を使うような文明の浅い世界の人々が、突然見つけた非実在の超エネルギー資源を利用し始め、人類そのものの文明の進歩に合わないオーバーテクノロジーを扱うようになる、という点はどちらもガイア理論をストーリーの基盤にしているだけあってFF7と似ている。
ゲーム上で最後に乗ることになるインビンシブルは主人公達の暮らす星・ガイアより遥かに高度な機械文明と魔法文明を有していた星・テラから拝借したものだけあって、それまでに乗っていたものよりも移動速度が速い。(或いはヒルダガルデ3号がガイアで2番目に竣工したばかりのジョウキ機関製飛空艇なのでそちらより速度が遅い、のどちらか)
地図を開いて街やダンジョンの所定の場所にカーソルを合わせ決定ボタンを押すと自動操縦が可能。
物語の進行上入れなくなった場所にも対応している。
カーゴシップ
フェンリル
ヒルダガルデ1号
ヒルダガルデ2号
ヒルダガルデ3号
インビンシブル
劇場艇プリマビスタ
レッドローズ
ヴィルトガンス
エアキャブ
FF10
FF10-2
FF11
飛空艇
自由自在にマップ上を移動できてしまったらゲーム進行上色々と問題が出てきてしまうため、
冒険者が自由に動かせるようなものではなくゲームのシナリオ(イベント)にしか出てこないものと、
特定の箇所を往復している定時運行のものがある。定時運行している範囲が限られているため
「主要移動手段」と言うほどポピュラーの交通手段とは言えず、自分で操船できないため
爽快感にはやや欠ける。
FF12
飛空石の力で船体を宙に浮かせ、プロペラやグロセア推進などにより空中を飛行する航空機で、数世紀前にモーグリ族によって発明されたといわれる。
現在のイヴァリースではもっともポピュラーな移動手段の一つで、都市間の移動などは空路が一般的。
個人所有用の小型機から、軍用の戦艦までさまざまな種類の飛空艇が開発されている。
浮力を飛空石から得ているため、石の力を狂わせるヤクトの空域を飛行することはできない。⇒ハントカタログNo.28 『賢者の知識』No.14より
汎用的な金属を腐食させるミミック菌が地表を漂っているため地上の機械は未発達だが、ミミック菌の影響を受けない上空では機械が非常に発達している。
文明レベルが地上<上空なので、戦争の大局は飛空艇による航空戦によって決まる。
しかし拠点の制圧は飛空艇だけではできない。
これは防衛側が魔法障壁を拠点の上空に展開することで空襲を完全に無効化できるためである。
魔法障壁を消すには地上から拠点内部に攻め入って魔法障壁を展開する魔道士たちを倒せばいいのだが、必然的にミミック菌の漂う地表での白兵戦を強いられることになる。
- FF12はFFTから約1200年前に存在した超古代文明の時代を描いた作品なので、ファンタジー色を保つために機械をロストテクノロジーとして扱うといったことができない。
上記のような設定は、剣と魔法のファンタジーと機械とを対等な形で両立させようとする一つの試みと言えるだろう。
解放軍側は、武器や過去の作品のキャラの名前を冠するものが多く、
帝国側は魔物や幻獣の名前を冠するものが多い。
ハントカタログの遠方の王国が率いる飛空艇師団に関する記述や、FFTの空想魔学小説のことも含めるとイヴァリース以外の地方ではまったく技術系統の異なる飛空艇が存在する可能性がある。
リヴァイアサン級戦艦
オーディン級戦艦
シヴァ級軽巡洋艦
カーバンクル級軽巡洋艦
イフリート級巡洋艦
カトブレパス級駆逐艦
アレキサンダー級大型空母
CB56レモラ戦闘機
CB58ヴァルファーレ戦闘機
アトモス
パンデモニウム級揚陸艇
空中要塞バハムート
ガーランド級大型空母
ゼザ・サーゲイト級航空母艦
レギナ・ヒルダ級巡洋艦
空母ガラフ・バル
FF12RW
FF13
双方ともに、名称は過去作品の地名から引用。
FF14
詳細はこちら→飛空艇
エオルゼア諸国の交通機関・メインクエスト関係・プレイヤーが所持し遊べるコンテンツで登場。
- 交通としては最初はエオルゼア三大都市(グリダニア、ウルダハ、リムサ・ロミンサ)の定期便が存在。
ストーリーを進めれば近隣のイシュガルドや、他地方への便も開通する。
また、サブクエストによりゴールドソーサーへも行けるようになる。 - メインクエストではシドの愛機としてエンタープライズが登場し、各地への移動に度々世話になる。
一方、敵国であるガレマール帝国は機械技術を活かした大型戦艦を複数所持し、ムービーでの威圧感が国力の強大さを感じさせる。 - プレイヤーはフリーカンパニー(ギルド)で飛行艇を製作、遠征させることができる。
製作も維持も労力がかかるが、航路を選択してアイテム収集に行かせることで限定素材を手に入れることができる。
FF15
ニフルハイム帝国が多数配備する兵器として登場。
大量の魔導兵や魔導アーマーを運搬し、他国を蹂躙する。
- 第2章以後は各地の上空を「揚陸艇」タイプが飛び回っており、ノクト達を発見すると降下して魔導兵や魔導アーマーを出撃させて去っていく。
- 飛空艇の開発技術自体は、元々ソルハイムが生み出したもの。ニフルハイムは、発掘されたソルハイムの技術をそのまま軍事利用している。
プレイヤーの使用する飛空艇については、開発段階ではオープンワールドにおいて垂直方向のシームレスグラフィックの実現が厳しいため、努力目標として言及されていた。
結果、メインストーリー進行上で必須なものとしては登場せず、車が飛行形態に変形するクリア後のお楽しみ要素として実装された。
(→レガリア TYPE-F)
FFT
FFTA
FFTA2
聖剣伝説
FF零式
本作での飛空艇は、主に各国の空軍機や戦艦としての扱いをされている。
また交通手段としての飛空艇も存在し、久しぶりに自分で操縦可能な飛空艇も登場した。
朱雀軍の飛空艇は、大日本帝国海軍の軍艦から名前が取られている。
飛空艇の前に付いた名称も、元となった軍艦の特徴・種別などが由来となっている。
- 空軍機でありつつも海軍由来の名称は、やはり「飛空艇」という立ち位置が影響しているのだろうか。
作中で飛空艇を所有していることを確認できるのは、朱雀領ルブルム、ミリテス皇国、コンコルディア王国の三国。
このうち蒼龍の飛空艇は女王用搭乗機としてのみで、空軍としての飛空艇の利用は見られない。
資料を見れば、あくまで空戦力はドラゴンを始めとしたモンスターに頼っていることが伺える。
唯一、ロリカ同盟は飛空艇を保持していない。
- 青龍飛空艇というものが登場した。青龍人を戦場に輸送してきたものと思われるが
その実態はよくわからない。- 空を飛ぶことができないモンスターや人間や物資を輸送するのには使うことはあるのかもしれない。ジュデッカ会戦でも蒼龍軍はドラゴンが戦力のほとんどで戦闘能力は高かったものの継戦能力がほとんどない状態だったらしい。
朱雀軍所有飛空艇
試製強襲型飛空艇【セッツァー】
飛空艇連絡便
巡洋飛空艇【キサラギ級】
偵察飛空艇【ユキカゼ級】
大型輸送飛空艇【シキシマ級】
高速飛空艇【シマカゼ級】
白虎軍所有飛空艇
空中戦艦【インビンシブル級】
FF:U
シルヴィア
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