設定/【LOVELESS】

Last-modified: 2023-10-02 (月) 21:30:52

FF7

ミッドガルで公開されている劇。
毎年公演されているらしく、本編中はシドが最後の方の場面だけ教えてくれる。
「どうしても行くの?」
「約束だから。大好きな人たちが待ってるんだ」
「……わからない。わからないけど…でも、絶対に死なないで」
「もちろん……ここに帰ってくるよ。約束なんかなくても待っていてくれる人がいること、
 俺は知ってるから」
判明しているのはここだけなのだが、FF7のストーリーと似ている部分があるため、
印象に残っているプレイヤーも多いと思われる。
しかし、どんな劇なのかはやっぱり謎。


地味だが、クラウドとエアリスが初めて会う場所にて
LOVELESSの文字(恐らく劇の広告)が確認できる。

  • 序盤、七番街スラム駅の近くで見張りをしている神羅兵が、この映画を見に行こうとしている。
    オープニングムービーでも広告(?)が映る。

密かにDisc2の終盤のミッドガルへの進攻時に来る八番街の地下の入口付近に、告知ポスターが貼られていたりする。

BCFF7

八番街のビルの上に「LOVELESS」と書かれた看板があり、これについて
22章後編フリーモードで「ミッドガル八番街にある看板の文字は?」と出題されることがある。
多分知らなくても普通につづりでわかる。

FF7AC

「LOVELESS」と書かれた看板が落ちてきてルードの頭を直撃するシーンがある。

CCFF7

破滅へ向かう愛と友情の物語。
舞台化されたことで人気を呼び、八番街にはLOVELESSと名前をつけられた通りがある。
カンセルによると舞台のほうは上記と同じく「もちろん ~」という台詞で締めくくられる。
物語の核心に迫る重要なものとなっていて、ジェネシスがことあるごとに口にする。
解読は歴史、科学、芸術、天文等あらゆる学問要素に通じると考えられており、宝条も研究したことがある。
最終章は発見されていないが、プレイヤーは物語終盤で知ることとなる。

生命の源である「女神の贈り物」には不老不死の効果があり、バノーラ・ホワイトを指すという説が有力らしい。

  • 三章構成のものはバノーラ村地下の石板に書かれていたもの。
    ちゃんと愛と友情の物語になっているので舞台化されたのはこっちだろう。
  • ジェネシスが朗読&宝条が研究していたのは、五章構成のほうで、
    最終章登場の演出的に、おそらくこちらが原文。
  • CCアルティマニアによると、最後の文章は本当の最終章ではなく、ジェネシス自身が書いたもの(仮説のようなもの)であり、彼のこれからの決意(セフィロスやアンジール亡き後の世界を守る)であるらしい。
    実際の最終章はFF7の世界にはすでに存在しないとのこと。
  • 個人的憶測に過ぎないが、「すべてを無にする破壊」と「すべてを癒す救い」は、ブラックマテリアとホーリーマテリアに似ている気がする。
  • 本編で宝条が最終章は欠落していると発言していることと、セフィロスのトレーニングルームでふざけていたことの回想から
    「約束のない明日であろうと、君の立つ場所に必ず舞い戻ろう」までは発見、解明されているものと思われる
    「もちろん…」の台詞はこれを引用してのものとも取れる

原文の四章は親友同士が決闘を申し込む場面。ゲーム中では
前半はアンジールとジェネシスが、後半はセフィロスとジェネシスが決別する場面で読まれる形となった。


女性らしき人の描かれた劇場(らしき場所)の壁面広告は、
八番街噴水広場からLOVELESS通りへ抜ける際に良く見える。


物語はCCのストーリーに沿っており、
ジェネシスは自分を「英雄」、ザックスを「捕虜」、アンジールを「放浪」にあてはめてLOVELESSを演じていた、
とクライシスコアコンプリートガイドで説明されている。


コンプリガイドに載っている絵コンテには、セフィロス「LOVELESS第2幕3場…甘ったるい場面だ」ジェネシス「英雄様までご存知とはね」 という会話がある。

物語

【一章】
深淵のなぞ
『女神の贈り物』を探し求める3人の男
しかし、戦が彼らをひきさいた
 
ひとりは英雄、ひとりは放浪
残るひとりは捕虜となる
それでもなお、3人の心は結ばれていた
再び共に謎を解くという約束で
 
【二章】
捕虜は脱走に成功するも、瀕死の重傷を負う
しかし、彼は一命をとりとめる
彼を救ったのは、敵国の女であった
彼は身分を偽り女と共に隠遁生活を送る
その暮らしは、幸福で永遠に続くと思われた
 
しかし、幸福であればあるほど友との約束が彼を苦しめる
 
【三章】
戦乱激化し、世界は破滅へ突き進む
捕虜は恋人と幸福な暮らしを捨て
旅立つことを決意する
 
『女神の贈り物が至福へ導くことを願い』
友との約束を果たすために
しかし、ふたりは約束などなくても
必ず再びめぐりあえると信じあっていた

原文

【序章】
獣たちの戦いが世に終わりをもたらす時
冥き空より、女神が舞い降りる
 
光と闇の翼を広げ至福へと導く『贈り物』と共に
 
【第一章】
深淵のなぞ それは女神の贈り物
われらは求め
飛びたった
彷徨いつづける心の水面に
かすかなさざなみを立てて
 
三人の友は戦場へ
ひとりは捕虜となり
ひとりは飛び去り
残ったひとりは英雄となった
 
【第二章】
明日をのぞみて散る魂
誇りも潰え
飛びたとうにも 翼は折れた
 
惜しみない祝福とともに 君は女神に愛された
世界を癒す 英雄として
 
【第三章】
君よ、飛びたつのか?
われらを憎む世界へと
待ちうけるは ただ過酷な明日
逆巻く風のみだとしても
 
復讐にとりつかれたる我が魂
苦悩の末に たどりつきたる願望は 我が救済と
君の安らかなる眠り
 
【第四章】
君よ 因果なり
夢も誇りも すでに失い
女神ひく弓より
すでに矢は放たれて
 
君よ 希え
命はぐくむ 女神の贈り物を
いざ語り継がん 君の犠牲
世界の終わり
人知れず水面をわたる風のごとく
ゆるやかに 確かに

 
【最終章】
約束のない明日であろうと
君の立つ場所に必ず舞い戻ろう
星の希望の雫となりて
地の果て 空のかなた
はるかなる水面
 
ひそかなる牲となろう