防具/【兜】

Last-modified: 2024-03-28 (木) 11:48:22

全般

頭部を覆う防具の総称。
材質は金属や布など。ただし帽子は兜と言わないことが多い。
頭部を保護する大事な防具であるが、防御する面積で言うなら狭く、たいていのRPGでは鎧より防御力の数値が低い。
FFでは防具の概念が変わった7以降、登場しないこともままある。
ビジュアル的にも兜をかぶった戦士系のキャラクターは意外に少ない。


実際での戦場は鎧と並んで生命を左右する脳や喉などがあるため兜を装備しないと言うことはまず有り得なかった。
ただ昨今のアニメやゲーム、漫画などでは顔が隠れるというマイナス点から装備していないケースが多く、装備しているキャラクターは戦士を強調するケースが多い。

  • 兜は防具としての側面のほかに少し手を加えて酒や水類を入れておく壷や瓶としての側面も持っていた。
    壷や瓶が衝撃が加わればあっけなく割れてしまうのに対し兜は戦闘前提の作りのため簡単には壊れない。
    そのため兜を改造したポットが大量に生産されたことも多いが地味なためか記録にはほとんど残らず知名度は低いのが実情。
    軍隊では戦闘時間よりも移動時間や作業時間のほうが長くそう言った面でも使えるように設計された武具がほとんどであった。
  • リアルさを追及する昨今、こういった点がアンリアルとして目立っているため海外においてすこぶる評判は良くない。
    ある意味カインスタイナーは一番リアルなキャラなのかもしれない。
    • 国内においてはそういう面は「お約束」として受け止められる事がほとんど。
    • 軽装ぶりで言えばFF2作目のフリオニールから中々の軽装備だからなぁ。
      バッツなんか天野絵だとタンクトップにタイツだし。
      (ドット絵でも普通の服くらいの装備)
      全体的に見ても、主人公で兜被ってるFFキャラは本当に数少ない。
      • イメージイラストやステータス画面などのアップの顔なら、海外でも兜をつけていないゲームは多い。
        ただし、海外では一人称視点のものや、小さなキャラが動くようなものが多く、FFのような「兜をつけないまま戦っているアニメーション(ポリゴン含む)」があまりないためだろう。
  • 反面で視覚(と聴覚)が制限される欠点がある。バルビュータ型は特に顕著。
  • 暗黒騎士セシルなんてフルフェイスでガチガチに堅めてるもんな。
    • キャラ一人一人の個性を求められる昨今では致し方ない点ではある。
      兜を被ってしまうとどうしても髪が隠れてしまうので、個性付けがしにくくなってしまう。
      逆にモブキャラだと個性を出さなくて済むという理由から、兜orメットを被っているケースは多い。
      • FF9のアレクサンドリア兵なんてその典型だと言えるだろう。
      • むしろ兜に限らず覆面全般に言えるが近年は逆に「顔や髪が隠れている方が個性」という使われ方もされる。
        実際セシルのように全身を鎧兜でガチガチに固めた厳つい外見とは裏腹に秀麗だったり根は優しいというケースは珍しくない。
        その一方でシュールさを買う演出に使われるパターンもあるが。

戦争物であるFF零式では、基本戦力の兵士達は全て兜かそれに相当する防具を装備している。

  • 朱雀:頭前面を覆う金属製のフェイスガード
  • 白虎:一般兵はヘルメット+顔面を守るフェイスガード、強化兵は顔全体を覆うマスク
  • 蒼龍:顔全体を守る兜
  • 玄武:上に同じく、顔全体を守る兜

主人公達候補生が兜等を装備していないのは、元々魔導院の生徒という立場ゆえか。

  • 設定上「魔道士」なので、メタな視点で言えばそういう理由もあるかもしれない。

最大のライバルは間違いなくリボン
初期シリーズでは大抵複数手に入るため、人数分揃ってしまった後は見向きもされなくなる可能性が高い。

FF1

FF1には単なる「かぶと」というアイテムがある。材質は不明。
戦士ナイト忍者が装備できる。他の兜もほぼこの3ジョブ用。
防御力も重さも革の帽子の3倍の3(防御力3・重量3)。

  • 値段の方はかぶとが100ギルなのに対しかわのぼうしは80ギル(FC版~PS版ノーマルモードまで)。
  • 単なる「かぶと」はエルフの町でのみ購入可能だが、何気にダンジョン等では一切拾えず、購入するしか入手手段がない。

単なる「かぶと」はゲームの設定上はナイトと忍者も装備できるが、クラスチェンジできる時期にはもう完全上位互換性能品のミスリルの兜を購入できる(or既に人数分入手済み)のため、実際のところは戦士専用品となっている。


装備系統としての兜系防具は上にもある通りほとんどのものが戦士・ナイトと忍者用だが、癒しの兜はナイト・忍者のみしか装備できず、ダイヤの兜はナイトのみしか装備できない。

FF1(GBA版以降)

単なる「かぶと」はGBA版以降からは100ギル→80ギルへと20ギルだけ値下げされている。

  • これのみに限らず、GBA版以降からは他の装備品も軒並み同じように値下げされている。
    ちなみにGBA版以降からはかわの帽子は65ギルになっている。
  • 厳密にいうとこれらの値段に下げられたのはPS版イージーモードから。
    これら以外の原作から値下げされたアイテムも全てPS版イージーモードから値段が変更されている。

GBA版以降追加された単なる「かぶと」のゲーム内の説明文は「こがたの かぶと」とあるだけで、材質は不明のまま。


装備系統としての兜としては新たに源氏の兜クリスタルヘルムの2つが追加された。
どちらもGBA以前のバージョンでは全頭防具中防御力最硬だったダイヤの兜を上回る防御力を持つ。

  • クリスタルヘルムはナイトと忍者専用品だが、源氏の兜の方は戦士・ナイトと忍者に加えてなぜかシーフまでも装備可能。
    • この源氏の兜は全兜中で唯一シーフが装備可能なだけでなく、新たに追加された源氏シリーズの中でも唯一シーフが装備可能なものでもある。

FF2

系統の一つとして登場。重装備に属する。
他の小手と比較して防御力が低いものの、その分重さが軽めで回避率を下げにくい。
回避率に余裕があるなら耐性や能力ボーナスを得るために装備するのも悪くない。
最終的にはより優秀なリボン金の髪飾りなどに取って代わられるだろうが……。

  • 言わずもがなあくまで鎧・小手に比べて軽めというだけで重さ自体はしっかり存在するため、回避率至上主義のプレイヤーからは完全に存在価値のない装備群として扱われる。

回避率で相殺できる重さと違って軽減のしようがない魔法干渉もしっかり存在するため、魔法を多用するプレイスタイルをとっている場合にも使われることはまずない。

  • 魔法を使う場合には、共に魔法干渉8のブロンズの兜ミスリルの兜の2つのみがギリギリ装備できる範囲。
    これより1段階硬い巨人の兜になるといきなり魔法干渉が24へと一気に跳ね上がり、装備したままだと目に見えて魔法が弱くなるため、魔法を効果的に使いたい場合にはミスリルの兜より硬い兜は全て装備できなくなる。

FF3

戦士ナイトなど、重戦士系のジョブが装備可能。
物理防御と魔法防御がバランスよく上がる。やや魔法防御の方が強い。
回避率も上昇するので何かしらは装備させておいた方が良い(他の防具もそうだけれど)。

FF3(DS・PSP・3D REMAKE版)

仕様変更により物理防御・魔法防御共にFC版より性能が上がったが、FC版とは真逆に魔防よりも物理防御力の方が高くなっている。

FF4

セシルカインシドが主に装備可能。源氏の兜のみエッジも装備可能。
物理防御が大きく上昇し、魔法防御はあまり上昇しない。回避率は10%下がる。
小手と違い帽子を装備する選択肢もあるので、防御力重視か回避・能力ボーナス重視かで選ぶと良い。


終盤で手に入るリボンが立場を脅かすのは相変わらずだが、今回人数分を確保するのは困難。
リディアやローザに譲ってあげた方が良いだろう。裏技を使うなら話は別だが……。

FF5

ナイト竜騎士バーサーカー魔法剣士剣闘士が装備可能(すっぴんものまね師は言わずもがな)。
高い物理防御力と重量を持つ。
状態異常耐性や能力値ボーナス等の装備特典を持つ物は少なめ。


上記6ジョブの頭装備は、この兜系統と通常の帽子4種からしか選べないという寂しい状況。
正直、兜系統は魅力の物理防御力にも目をみはるほど突出した差がなく、スタイルによっては羽根付き帽子などが優先されるケースもある。
いっぽうどうあがいても装備のしようがない戦闘帽子や魔法帽子には、特殊効果が目白押し。
重戦士系ジョブが最終的に見劣りしてしまう理由のひとつである。


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FF6

戦士系寄りの能力を持つキャラが主に装備可能。
ただし、上位の物になるにつれ装備できるキャラが減る傾向にある(源氏の兜のみ例外)。
帽子や髪飾り系統よりも防御力は高いが、過去作品ほど大きな差はなく、能力値ボーナスや属性耐性などの装備補正機能では大きな差をつけられている。
よほど防御力自体を重視するのでない限りは、帽子や髪飾り系統を装備した方が良いだろう。

  • これ以降のナンバリングタイトルではリボンはアクセサリに分類されたため、落ち着いて兜を選択できる。

FF9

系統として久しぶりに復活。
スタイナーフライヤが装備可能。魔法防御を大きく上昇させる。
従来のイメージとは異なり、物理防御は全くと言っていいほど上がらないが、これはFF9の特徴として、装備の部位によりどの項目の数値が上昇しやすいかが決まっているためである(頭防具は魔法防御を上昇させる役目)。


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FF11

主に重装備系前衛ジョブが装備可能な頭部位防具。
兜、冑、ヘルム、アーメット、チェラータ、サリット、バルブータ、ガレアなど。
形状や名称によって装備可能なジョブが、大まかに区分されている。


このゲームではどちらかと言うと「リアルさ」が重視されているため(ゲームとしては、だが)、フルフェイスやそうでなくとも軽く顔の半分が隠れてしまうような兜が数多くある。
レベル帯によってみんなが着る装備と言うのは似通ってしまうので場合によってはフルフェイスの集団がうろつきまわっていたりする。

FFT

頭部の装備系統の一つ。主にナイトなどの騎士系ジョブが装備可能としている。
鎧同様、HPが増加するだけで、耐性等その他の機能を持ち合わせているのはグランドヘルムのみ。
故に、様々な耐性やATやSpeedを補強できる帽子を装備出来ない騎士系のジョブは装備面において若干不利と云える。

  • 重装備可能のサポートアビリティでジョブを問わず装備できるようになるが、上記の理由から後半はむしろナイトに帽子を装備させたいと思うほうが多いだろう。
    アビリティで装備可能になる頭部防具は兜だけ、という点ではモンクにとってはありがたいのだが。
  • 防御力というステータスが無い故の悲劇。
    重装備は物理ダメージを○%カット、とかつけると今度は強くなりすぎてしまうのだろうか?

HPを増やすだけの装備とはいえ、序盤~中盤ではHPは最重要ステータス。
帽子も有用な特殊効果を持つものは中盤以降の登場となるし、重装備タイプの男性ユニットの多くは兜以外の頭装備が使用不可能なので、何だかんだと最後まで出番はある。
またガフガリオンの初期装備であるクロスヘルム、Chapter3のウィーグラフから盗めるクリスタルヘルムといった具合に、よりも強力なものが早期入手可能になっているため、ゲーム全体を通した部隊への貢献度は意外と高い。


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FFTA

頭防具の一つ。防御力と魔法防御力が上がるだけで、他の能力ボーナスや耐性を持つものは存在しない。
アビリティの宿った装備もなく、単純な防御性能も体防具には全く及ばない。
パラディン守護騎士竜騎士帽子を装備できないので兜が唯一の頭装備になるが、その枠をアクセサリなどに割いた方がいいだろう。


装備可能なのはソルジャーウォリアー・パラディン・守護騎士・竜騎士・神殿騎士モーグリナイトの全7ジョブ。


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FFTA2

基本的には前作と同様。
一応本作ではサポートアビリティ重装備可能」をセットすればどのジョブでも装備可能になっているものの、わざわざそこまでしてまで装備する必要性は薄い。


前作同様耐性付のものやアビリティ習得可能なものも一切存在しないため、普通に装備可能なジョブでも他の系統の防具に装備枠を取られスルーされがち。


上記Sアビリティ「重装備可能」なしの場合、装備可能なのは前作同様のソルジャーウォリアーパラディン竜騎士守護騎士神殿騎士モーグリナイトと、新たに追加されたラニスタヴァイキングラプターバスタードを合わせた全11ジョブ。


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FFCC

ユーク専用装備。


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FFUSA

頭用の防具として登場する。


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聖剣伝説

前半では鎧・盾と共に販売されているのだが、ダイヤの兜を最後にラインナップから外される。
盾と鎧はフレイム、アイス、ドラゴンと出てくるのに…。
そして次に出てくるのがレアドロップの源氏の兜といういきなり最強の兜。


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DFF

頭防具のカテゴリの一つ。
帽子や髪飾りに比べてBRV上昇量は少ないものの、DEFが少し上昇する効果がある。
また一部の兜には『追撃ブレイブダメージカット』が付いている。


WOLさんのアイデンティティの一つ。
ネタで兜の方が本体扱いされる事もままある。
そのため続編で兜を取った時は視聴者から大いに驚かれていた。


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DDFF

前作に引き続き頭防具カテゴリの一つとして登場。
今作では多くの兜に『追撃ブレイブダメージカット』の効果が付いた。


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FFL

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FFRK

防具の分類の1つ。
防御力と魔防の両方が上がる。防御力の方がやや高め。
また、攻撃力も少し上がる。


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