防具/【呪いの指輪】

Last-modified: 2023-10-07 (土) 07:20:34

呪われた指輪。いわゆるマイナスアイテムである。
FFシリーズで明確なマイナスアイテムが現れたのは恐らくこれが最初であろう。
初出のFF4では腕防具、それ以降はアクセサリとして登場。


アクセサリ/【呪いの指輪】チョコボシリーズ/【呪いの首輪】


FF4

スピリットソウルドリームエビルベルフェゴールスカルドラゴンサウルスゾンビーが超低確率でドロップする。
全員が装備可能で、装備すると他の装備で耐性を得ている属性を吸収できるというかなり強い装備。磁力の影響も受けない。
しかし防御、魔法防御は全く無い上に、装備すると全能力-15というペナルティーも付く。
使い道はあまりないと思われがちだが、仕様を理解して使えば『癖は強いが面白い防具』といえる。
DS版では比較的使いやすくなっている(下記参照)。


説明文は「防具の属性を強化する呪われている指輪」。


ドラゴン装備クリスタルヘルムは炎・氷・雷の3属性に耐性があるので、これらと併用するといい。

  • こいつの利点は属性吸収にあるので、最大限に活かせるキャラはセシル(パラディン)とカインになる(GBA系リメイクでは一応シドも)。ちなみに暗黒騎士も装備できるけど、はっきり言ってやめた方がいい。装備できる防具に属性耐性がないからだ。

SFC版・PS版ではアダマンアーマーと一緒に装備すると、たとえ頭防具や盾に属性耐性があっても属性吸収効果は得られない。
どうしても呪いの指輪を装備したいのならアダマンアーマーでステータス相殺というのは諦めよう。

  • 防具の属性耐性は、通常だと「半減」になる。
    しかし「激減」フラグが付いていると、半減属性が全て激減に変わる。
    同じく「吸収」フラグが付いていると、半減属性が全て吸収に変わる。
  • ところが「激減」「吸収」のフラグが2つとも付いていると、激減フラグが優先されて吸収フラグは機能しない。
    アダマンアーマーには激減フラグがある。これが吸収できない理由である。
    • GBA版では改善され、吸収フラグが優先されている。

FF4の段階では属性耐性も装備して使わなくては確認できないので、
効果に気づかないプレイヤーも多かったと思われる。


属性吸収だけでなく、敵の素早さ低減にも使える。
本作では敵の素早さ=セシルの素早さな仕様の為、これをセシルに装備させる事によって敵の素早さを下げるという使い方も出来る。
セシルのレベルを低い状態(大体16Lvまで)のまま維持しつつ装備させると敵の素早さを1に出来る。


売値は5ギル。

FF4(GBA版)

これと同じ吸収効果に加え能力ボーナスまである英雄の盾の出現により、完全に過去の遺物に。
最強装備が両手持ち武器なギルバートやシドに装備させる事も考えられるが、英雄の盾も装備せずにこの装備を使うのはやはりデメリットが大きすぎる。
一応ギルバートはこれを装備しても全能力99を狙えるほどのステータスを達成できるが……。

  • その英雄の盾を取る時には有用なのだが……アダマンアーマー粘ったほうがいいですか、そうですか。
    • 粘るならともかく、上記のように、レアとはいえ複数かつ普通に遭遇する敵ばかりなのでアダマンアーマーよりは、「たまたま」持っている確率は遥かに高いだろう。

上記の通り、両手持ち武器を使うキャラ専用と言って過言ではない。
吸収効果と強さの両立を目指すなら、レアアイテムではあるがアダマンアーマーを用意したいところ。
この防具の回避率は0であるうえに盾無しなので、敵の攻撃を受けやすくなる。
アダマンアーマーがあるならば大ダメージを受けることはないだろうが、気になるなら敢えて後列に下げる手もある。
吟味したギルバートであれば、後列からでもなかなかのダメージを与えることができる。


上記のモンスターに加えて、追加モンスターであるキマイラガイストも落とす。
因みにソウル等の系統繋がりだが、同じ追加モンスターの亡霊は落とさない。

FF4(DS版)

全属性に耐性を持つアダマンアーマーと一緒に装備する事で全属性を吸収出来るように。
また、能力値の低下もアダマンアーマーが「全能力+15」なので相殺可能。
DS版ではアダマンアーマーが次周持ち越し可能なので、
前の周で入手した後に「呪いの指輪」を序盤で入手出来れば
多くの敵に対して敗北する要素が無くなる。
かなり手間はかかるが、敵の攻撃が凶悪化したDS版では使える戦法である。
ドロップ率も下から2番目になったので手に入れやすくなりました。普通に進めても1個か2個は手に入る…はず。

  • アダマンアーマー+呪いの指輪で属性吸収が出来るのはGBA版・DS版のみ。
    SFC版・PS版では何故か出来ない。
    • 激減と吸収が重なった場合、SFC版・PS版では激減が優先されるから、吸収できない。
  • 能力値をMAXにすると相殺が出来なくなってしまう(確認済み)。ステータス吟味を行う際は注意。
  • 厳密には、もともと相殺をしているわけではない。
    装備品のステータス補正は頭→体→腕→手の順でかかり、99を越えた分は途中で切り捨てられてしまう。
    武器と盾の補正は最後にかかるので、例えばオニオンソードとオニオンシールドを装備すれば、
    呪いの指輪を装備していても力と体力だけは99を維持できる。

DS版ではモンスターのドロップ率が上がったため、マップ埋めなどをしていればほぼ手に入る装備になった。
ラスダンに突入する頃には5人分揃ってるということもザラである。
これをつければラスダンの強敵もだいたいカモになる。
さらに魔法成功率0%で100%になるバグのおかげで知性を下げるためにローザに装備する人も増えた。
ただ、魔人兵のビームやフェイズの透過レーザーなど無属性の攻撃がさらに脅威になる上、
すばやさ低下に伴う命中率の低下など、決してメリットばかりではないので注意。

  • 参考までに、ソウルとベルフェゴールが12%、他は5%の確率で落とす。

説明文は「のろわれている…」になっている。

FF4TA

殆どのフリーシナリオに、コイツを落とすモンスター(スピリット、ソウル)が出てくるため、
運が良ければどこかでポロっと落とす可能性がある。
また、終章でも落とすモンスター(ドリームエビルキマイラガイスト)が出てくる。
地下渓谷地下10階辺りであかのしっぽクリスタルリング目的でレッドドラゴンを狩っていると
一緒にそのフロアに出てくるドリームエビルが案外落とすため、結構溜まるはず。

  • 深層部B15で水晶竜魔神竜などを狙う場合も、同じ場所にキマイラガイストが出るので結局溜まることに。

PSP版では装備品の説明文が攻撃力or防御力や耐性属性等を表示するだけになっているが、
これだけは「呪われている…」の説明文も加えられている。


今作ではキャラクターの能力自体が前作より低く、装備品の補正も抑えられているため
ますます使い道に困るアイテムになった。
コレクターでもなければ不要ではあるのだが、上記の通り入手可能な機会が多いので無駄に増えていく。


ゴルベーザに「ひきうける」戦術をとらせる場合にそこそこ使える。
だが、ある程度の素早さをどうにかして確保しておかないと、「ひきうける」前にパーティーが壊滅状態、なんてことも。


エッジ1人でルビカンテと戦う際はこれがあると楽。