音楽/【反乱分子】

Last-modified: 2022-10-23 (日) 07:57:15

FF6

リターナー本部ベクタでの会食イベントで使用されているBGM。
要はリターナーのテーマ。
この曲が他と比べて異質なのはそのタイトル「反乱分子」。
実はこの曲は、帝国側から見た表現だということが明確なタイトルが使われた唯一の曲である。


GBA版のミュージックプレイヤーでは名前が「The Returners」になっている。
「反逆者」ではなく「リターナー」だということを強調するねらいがあるのだろうか。


曲調そのものは落ち着いているが、気の引き締まるような荘厳さが漂う。虎視眈々と事態の蜂起に向けているかのような感じ。
それでいて行進曲さながらなノリの良さがあるので、各場面に於いて士気を上げる演出に一役買っている。
フィガロの機関室のBGMでもある。この場所自体は帝国もリターナーも無関係。

  • 単に曲の勇猛さゆえに、フィガロ城とそこに閉じ込められた人々を救うエピソードの仕上げとして士気を上げる演出ではないだろうか。曲名にとらわれないBGMの使い方も重要なのである。
  • 迷いの森の曲が他の多くのダンジョンのミステリアスさの演出作りになってる点、魔大陸の曲がGBA版のカイザードラゴンの鎮座する「竜帝の間」の荘厳な雰囲気作りになっている点と同じ。
    元来複数の場面に曲が使い回されてる場合、その中でも代表的な場面を曲名に当ててその曲風とのマッチングを狙って印象を強めている節もある。

よく聞いてみると、曲調がFF2の通常戦闘曲のアレンジである事が伺える。
同じく帝国反抗する組織を意識している所に因んでいるのか。
その為、曲名もそれに沿っている事も合点がいく。

  • 他の曲のコメントでも言えることだが、作曲者に尋ねてみない限り、曲調やフレーズが似通っているからと言ってアレンジとは断言できない。