音楽/【永遠の豊穣 Eternal Harvest】

Last-modified: 2023-04-09 (日) 21:28:44

FF9

クレイラの聖堂にて、フライヤとクレイラの巫女達が伝説の舞を踊る際にバックに流れる曲。
ここ一回でしか流れない楽曲であるが、FF9ファンからの人気は高い。

  • 曲自体は紛れもない名曲だが、肝心のダンスの方は非常にシュールな内容。
    ハープの弦が切れるまでの流れはまるでコントのようである。
    • コントだのシュールだの・・いくらなんでも教養が無いじゃないのかい?
    • コントとかいうなwアイリッシュダンスはあんなもん。非常に趣のあるいいシーンだった。アイリッシュ好きは歓喜しただろう。
      曲もジグ形式で、FF8の学園祭イベントの『曲はアイリッシュだけどタップダンス』の違和感もなく安心して見ていられた。
    • ↑の通りフライヤたちが踊っているのはアイリッシュダンス。補足すると、アイリッシュダンスとは陽気なケルト調の音楽をバックにして、基本的に上半身を動かさず気を付けの姿勢で足踏みだけで踊るダンスである。このダンスの発祥の裏ではイングランド政府によるアイルランド人の弾圧の歴史が存在する。踊りを愛する彼らが言語だけでなく踊ることを禁止され、自由の束縛に抗い編み出されたのがこの踊り。なので、一見してダンスを踊ってるように見えないほど上手く踊れているということになる。バレエやフラメンコの要素を取り入れ足の動きと共に手の動きが加えられた現代向けの「リバーダンス」とよく混合されるが、別物である。

Aメロ・Bメロと進んだのち、Aメロを繰り返しながらだんだんとキーが上がって行き、盛り上がりが最高潮に達したところで唐突に途切れるように終わってしまう。
この終わり方はダンスイベント中にハープの弦が切れるというアクシデントとシンクロしており、直後に流れるBGM【空を愁いて】の不穏な雰囲気がクレイラに襲い掛かる悲劇を暗示するとともに、フライヤたちの不安や戸惑いを否応なしに掻き立てる。
正直、この曲の雰囲気との落差がちょっとこわかった。


ピアノコレクションにアレンジ版が収録されている。
原曲は短く爽やかな曲であったが、ピアノアレンジにあたって長く聞き応えのあり、
それでいて少し切ない雰囲気のある曲になった。変調によるアレンジがメリハリがありとても良い。


FF5の楽曲「ハーヴェスト」にリズム、テンポ、パート構成が大変よく似ている。
英語サブタイトルを敢えてつけているところを見ると、オマージュの可能性がある。


「ブルメシアとクレイラがひとつだった頃から伝わるあの儀式」とは言っているが
ブルメシアを出奔して5年間、特に練習をしていたわけでもないはず。すげぇ。