音楽/【Final Fantasy】

Last-modified: 2023-07-30 (日) 02:57:39

「FINAL FANTASYは
 やはりこの曲だね…!」byギルバート


FFシリーズ通してのテーマ曲だが、作品によっては曲名が「Final Fantasy」ではなく、
例えばFF1・3では「オープニング・テーマ」、FF4では「オープニング」という曲名だった。
が、後に名前を変え、「Final Fantasy」となる。
FC時代は主にオープニングで流れるがFF5以降エンディングで流れるようになる。

  • オープニングとエンディング双方で流れるのはナンバリングではFF1(リメイク)、FF4、FF14のみ。

FF2では流れなかったが、FF3で復活。しかし、FF10からまた流れなくなり、FF12で復活。

  • 厳密に言うと、ナンバリングのサントラにおいて「Final Fantasy」表記だったのはFF9だけだったり。
    FF5はカタカナの「ファイナルファンタジー」、FF12は大文字表記の「FINAL FANTASY」だった。

ちなみに、このページの内容を見ればわかる通り「これがないとFFじゃない!」みたいな扱いの、
まさにシリーズの顔と言える名曲なのだが、実は第二作目からして早速使われていなかったりする

  • 植松氏いわく、FF1を手がけた当時はこの曲が「FFのテーマ曲」という意識は無く、
    まさかFF2なんてあるとも思ってなかったそうだ。
    • コレ(FF1)が売れなかったらゲーム作りをやめる!だったっけ?
      確かにファイナルが何回も続くとは流石に予想つかなかっただろうなあ。
    • 何より通勤途中でパッと思いついたフレーズらしい。

オープニングやエンディングでしか流れないこの曲よりも、毎回タイトル画面で流れるプレリュードの方がよく聴くため、「FFといったらこの曲よりもプレリュード派」というプレイヤーも実は結構いると思う。

  • エンディングどころか、電源入れて親戚のデータで目的地も分からずウロつくか最初のダンジョンで死ぬぐらいだった幼少期の自分が正にそれ。自力でクリア出来るようになってからシリーズ漁りを初めてようやく「あ、これシリーズのテーマ曲なんだ」と気付いた。

オーケストラの演奏をそのまま録音しているのを使ったのはFF8と9だけだったはず。
「Final Fantasy」はFF1~6までとFF7~9までとでは微妙に違っている。
曲の最後の方では各作品ごとにそれぞれ違う。


これいつも気になるんだが
「ファイナルファンタジア」なのか?

  • 何を言ってるんだと思ったら「ファンタジア=幻想曲」なのかってことかな?
    だとしたら、この曲は表題曲だからちょっと違うんじゃないか。

2021年東京オリンピックの選手入場曲では数々のゲーム音楽が使われドラゴンクエストの「序曲」などと共にこの曲が使用され話題になった。FFシリーズからはもうひとつ使用されその一つが「ファンファーレ」である。


FF1

初出のFF1ではガーランドを倒しコーネリア北の橋を渡るとモノローグと共に流れる曲で、
これがシリーズで初めて流れるシーン。


FC版では15パズルのBGMにも使われているので、
船さえ持っていればいつでも聞くことができる。


正式名称は【オープニング・テーマ】


リメイク版では、エンディング後に追加されたスタッフロールでこの音楽が使われる。
すべての原点であるFF1らしい演出効果。


以降のシリーズに比べると、テンポは結構速めで、今聴くとある意味新鮮。
PS版では他シリーズ同様にテンポが落とされた。

FF2

上記の通り使われていない。

FF3

オープニング曲として使用されており、曲名も【オープニング・テーマ】となっている。

  • 曲の導入部分が4や12、ディシディアのそれと異なっている。
  • 同じFCでありながら、FF1とは大分イメージが異なり、穏やかなアレンジとなっている。
    主旋律がバイオリンっぽい。
  • エンディング・テーマ-3-の3:17あたりからも主旋ではないものの演奏されている。

FF4

音楽/【オープニング】


セシルカインバロンからの旅立ちシーンで、FF1同様ナレーションと共に流れるFF4屈指の名シーン。


クライマックスのゼロムスとの戦闘開始時にも「青き星に残った仲間たちの祈りをセシル達に届ける」というシーンでも流れる。ボロボロの状態から次々に仲間たちの祈りが届きメンバーが立ち上がっていくシーンはお約束ながらシリーズでも屈指の燃えシーンである。


他作品に比べ勇ましい曲調であり、使用シーンにマッチしてとにかく盛り上がる。
ダークマターの某デマ(というか噂)に騙されて延々と聞き続けたのもいい思い出。


エンディングの戴冠式でも流れる。感動。


このバージョンのイントロは、後に12とDFF、DDFFで再利用された。

FF4(DS版)

DS版では音質がパワーアップし、曲が流れる直前の旅立ちシーンにボイスが加わって感動もひとしお。
そんな名シーンに感動しているうちにダイブイーグルと遭遇し、早々に全滅したプレイヤーは少なくないはず。


オープニングムービーではアレンジされて用いられている。

FF4(ピクセルリマスター版)

オーケストラアレンジとなっている。合いの手のようなトランペットパートが加わった。

  • ピクセルリマスターの初報PVでも使用されていた。

FF5

以降はFF12までの間エンディングでのみ流れるようになる。


カタカナで「ファイナルファンタジー」とサントラに表記されており、スタッフロール前のエピローグで流れる。
プレリュードの一部をイントロとラストに使用しており、メイン部分は音を増やしながら3ループする。
しんみりとしたアレンジになっている。

  • エンドテーマ曲後にシリーズメインテーマ曲をつなげるのはロマサガなどでも見られ、スクウェアが得意とするパターンである。

親愛なる友へからこの流れは秀逸。
非常に落ち着くアレンジで、切なくて本当に泣ける。
悲しいわけではないのでエンディングの後味は爽やかなのだが、クルルの心の内を垣間見せるシーンを、この2曲が効果的に演出してくれる。
「明るいイメージのFF5」の〆にシリーズ作品の中でも落ち着いた曲調の「主題曲」が流れたのは、良い意味で意外だった。

  • 全員生存エンディングの場合はガラフの回想シーンと共に流れるため一層涙を誘う演出になっている。

この静かなテーマから一転して華やかなエンドタイトルへの流れが、本当に心地よい。

FF6

スタッフロール曲の締めの部分に使われている。

  • ラストバトル中のケフカの台詞
    「命… 夢… 希望… どこから来て どこへ行く?」
    に対する、新たな命の誕生・世界の再生という、ケフカの問いかけの回答のような演出が、
    この曲と共にされている。
  • エンディングでこの「主題曲」が流れだすあたりから、シーンがモブリズに移る。
    そして世界崩壊に巻き込まれて親を亡くした孤児達の年長者カップルの出産シーンになり、
    無事誕生したことを祝福するかのように「主題曲」が盛り上がりをみせる。
    ティナ達のような「特別な人間」ではなく、
    このカップルのような「普通の一般人」のシーンに敢えて「主題曲」を当てたことは、
    「命の重みに優劣はない」という制作側の思いもよく伝わることになり、良かったと思う。
  • ちなみにサウンドトラックには蘇る緑として1曲で収録。18:08あたりからこの曲へ繋がっている。

CMでは葛生千夏のボーカルでこの曲が歌われていた。
ちなみに曲名は「Phantasmagoria(ファンタズマゴリア)」だった。

  • 植松氏の、ゲーム音楽とは関係ないオリジナル楽曲を収録したアルバムのタイトルが「Phantasmagoria」。
    その中のトラック9の曲名が「ファイナル・ファンタジー」で、前記のCM使用曲です。

FF7

エンディングのスタッフロールで流れる。


本作からAパートのメロディーがほんの少し変わった他、Bパートに追加パートが制作された。
また、2ループ目から曲が盛り上がると同時、スタッフロールが切り替え表示からスクロール表示に変化する。

FF7AC

ACでも聞ける。
短くてシンプルだが、オーケストラの壮大感と、どことなく切なさを感じるアレンジが素晴らしい。

FF8

スネアが勇ましく鳴り響き、最後の一音まで華やかに決めるという、
革新的なRPGである8にふさわしいアレンジ。
エンディングで流れる。

  • ついにゲーム内で生演奏が流れた。初めて聞いたときエンディングの内容ではなくこの曲で涙が出たのを覚えている。
  • 2002年のオケコンアンコールの「FINAL FANTASY」はこのアレンジのものと思われます。
  • 2010年8月29日放送の題名のない音楽会でも8のアレンジでこの曲が流れた。

FF9

スローテンポで重厚感があり、最後の一音まで厳かに決めて、20世紀最後のFFのフィナーレにふさわしいクラシカルなアレンジになっている。

  • IXでは、オープニングでもアレクサンドリアの空プリマビスタ墜落でこれのアレンジが流れる。
    ちょっとした原点回帰がここにある。
  • 15秒CMでも使用され、過去のナンバリング作品の映像と共にノイズ混じりのバージョンが流れるといった感慨深い内容だった。

本編、サントラ共に、Melodies Of Lifeから続けて演奏される。
今までのエンディングでは2ループ(シリーズによってはそれ以上)することがお約束だったが、本作では尺の都合か、1ループのみとなっており、曲の盛り上がりも、Bパートの後半からとなっている。
アレンジ自体は、キー自体は異なるものの、前作8に非常に近い。


オーケストラアレンジなどではFF8アレンジ版が採用される事が殆どであったが、上述の2021年東京オリンピックの選手入場曲ではこちらのFF9版が使用された。

  • 恐らくメドレーである関係上、1ループのみであるこちらを使用したと考えられる。
    • かつてFF9はコカ・コーラとのコラボCMを行ったが、コカ・コーラはオリンピック最大のスポンサーでもある為FF9版が選ばれた説も。

FF10

FF2、FFTに次いで姿を消す。


10で流れなかったのはしょうがないと思う。OPでさえ鬱っぽかったのに。
EDもあれだったから勇ましいこの曲は合わないだろう。
同じように毎シリーズ流れるプレリュードでさえPOP調になったくらいだから

  • 5のようなしんみりとしたアレンジもあるわけだし、アレンジの仕方によっては行けるかと
    • しんみりOPにしんみりEDに静かなプレリュード、しんみりアレンジのこれだと鬱っぽ過ぎる…
    • 5のアレンジはしんみりだが未来への希望という感じで明るいぞ?
  • 10の世界観そのものと言ってもいい主題歌があるので、使いどころが難しいでしょうね。

FF11

正式サービス開始から7年の時を経て、
追加シナリオ「石の見る夢」で使用されることとなった。
実装当初は解析でその存在が確認され、匿名掲示板でもちょっとした話題に。
詳細はこちら

FF12

要望が多かったのか復活。しかもオープニングデモ~タイトル画面で使われ、懐古ファンを喜ばせた。
このおかげか、12のオープニングデモは結構人気がある。
オープニングということもあり、フルオーケストラの歴代でも最も勇ましいアレンジになっている。
初プレイ時は誰もが鳥肌立ったことだろう。

  • 前半の重々しい雰囲気が終わってシュトラールの発進と共に始まり、クリスタルの発現と共に大サビでタイトルコール、という完璧な流れ。

12のファイナルファンタジーは、4をアレンジしたもんです。

  • 4ファンの自分は流れた瞬間泣いた。

アレは崎元のアレンジを楽しむ為のもの。一度はじっくり眺めてみたい

FF12RW

RWでもオープニングムービーで流れる。

  • ゲームを立ち上げて最初に流れるのがこれなので、
    毎回、ムービーをスキップしないで最後まで見てたなぁ…

FF13

LRFF13

ユスナーン美食のエリア、ユスナーン駅付近に居る大道芸人が一部フレーズを演奏している。

FF14

ついにXIVにもやってきた。
発売前の現在は公式サイトにて聞くことができる。
これから冒険が始まる感じがしてくる。


正式タイトルは「オープニングテーマ」。
管楽器メインの行進曲になっており、まさに始まりにふさわしい元気いっぱいの曲だ。
最近の「FINAL FANTASY」はしんみりと聴かせるパターンが多かっただけに、新鮮に感じられるかも。


旧版ではキャラクターメイキング画面で流れ、旅立ちを予感させた。
また、グランドカンパニークエスト「月下の闘い」をクリアした後のイベントでも流れ、事実上のエンディングのような雰囲気であった。


新生FF14は祖堅正慶氏のアレンジで新規曲追加。初期クエストを終え、飛空艇で旅立つ場面で初めて流れる。
こちらの正式タイトルは「そして世界へ」。
旧版のものは2.0エンディングのレガシースタッフロールで流れる。


暁月のフィナーレでは「ハイデリン・ゾディアーク編」の終わりということもあってか、新規アレンジでエンディングにて使用される。タイトルは「星と命を巡る物語」。
光の戦士が意識を取り戻してから、シャーレアンへの凱旋のシーンまでの間で流れる。
大団円にふさわしい、壮大かつ爽やかな曲調で光の戦士たちの冒険を締めくくる。

FF15

エンディングの結婚式で流れる。
音程はFF8に近く、15なりにアレンジされている。
TGS2016のトレーラーでも流れる。


レガリアのカーステレオではFF1・FF12・DFF・DDFF版のものを聞くことができる。

KGFF15

ニックスドラットーが、インソムニアの西城門にいるルーナを迎えに行くシーンで流れている。

DFF

ShadeImpulseクリア後のエンディングで聞ける。
各キャラクターがそれぞれの世界に戻った後、コーネリア城をバックにこの曲が流れる様は
なかなか良い雰囲気を醸し出していると思う。


FF4のアレンジで、ちょっとテンポを速くした感じに聞こえる。

DDFF

今作でもエンディングの「光は我らと共にある」の後に聞ける。DFFver.をアレンジしたもので、これも負けず劣らずの名曲に仕上がっている。

DFFAC

オープニング・テーマ

FFL

オープニング LEGENDS EDITION

FF零式

楽曲としては登場しないが、エンディングで流れる「ゼロ」の間奏部分で、
FINAL FANTASYのワンフレーズがエレキギターで演奏されている。
これは作詞作曲した藤原氏が提案したもので、エンディング版の「ゼロ」にしか使われていない特別版。
FFファンには嬉しい演出である。

TFF

FF1のものがEMSとして(曲名は「オープニング・テーマ」)、FF12のものがDMSのOP曲としてそれぞれ原曲が収録されている。
FF1のEMSの背景には名場面が流れる。
コレカをオートデモで見てる時にもこの曲のアレンジが流れる。


リズポを10000集めると妖星乱魔のBMSになり、クリアするとエンディングになるが、このとき流れる曲でもある。

TFFCC

今作では「FINAL FANTASY ~FFXIIバージョン~」がBMSとしてプレイできる。


エンディングではスカバンド風アレンジが流れる。
これはトリビュートアルバムに収録されていたもの。

PFF

タイトル画面で流れる。
曲はFF4のもの。

FFBE

アップデートデータ等のロード時に流れる。

FFCCTCB

BGMとしては流れないが、舞踏会シーンにて主人公に衣装を剥ぎ取られる哀れな招待客の鼻歌として登場。

視聴覚室

【視聴覚室】

その他

祈り」に歌詞つきアレンジの「Pray」が収録されている。
この曲がアルバムのタイトルにもなっている。


歌詞付きアレンジは他にも
植松さんのCD「ファンタスマゴリア」に「FINAL FANTASY」
白鳥さんのCD「CROSS MY HEART」に「Message~虹~」
植松さんとカノンのコラボアルバム「A New Story」に「ファイナルファンタジー」
が、収録されている。


チョコボレーシングの「モーグリ・フォレスト」はこの曲のアレンジである。
以前はフレーズの一部が似ていたためFF6の没曲「街2」がアレンジ元であると誤解されていたこともあるが、後に編曲者によりこの曲のアレンジであることが明かされた。

放送関連

2015年11月22日放送のテレビ朝日系番組「題名のない音楽会」にて、植松氏が考える未来のゲーム音楽の可能性の1つである「みんなで演奏できるゲーム音楽」というコンセプトに基づき、リコーダーによるアンサンブルで披露された。
その後2016年4月3日の放送ではプレリュードと共にシエナ・ウインド・オーケストラによる吹奏楽アレンジで披露された。

国歌

どうやらこの曲の事を指している模様。
 
4のOPで主人公(地位高い軍人)がこの曲を背に旅立つ事から、
式典などで軍の人々が敬礼するような雰囲気で用いると推測される。

  • 他のゲームのメインテーマもこう表現することもある。

余談だが、FF8のBGMにはそのものずばりガルバディアの国歌が存在する。