混乱をおこす魔法。言いにくい名前である。
語源は混乱を意味するconfusion(コンフュージョン)。
唱えると蝶が飛んだり小鳥が飛んだりチョコボが飛んだりと、手品師も真っ青な性能。
- 混乱させる魔法なので、エフェクトは対象にしか見えない幻覚なのかもしれない。
初期は黒魔法に分類されていたのだが、FF3以降は白魔法となり定着する。
上位・派生魔法
FF1
レベル4の黒魔法。敵全体を混乱させる。FF版メダパニ。
エルフの町で購入。
- ここには複数の重要な店が固まっている。
必然、慢性的な金欠状態に陥るため、優先度の低いこの魔法は後回しにされがち。
同じ値段なら、先にブリザラを買いましょう。 - レベル4の黒はヘイストとブリザラがほぼ確定なので、スリプラと残った一枠を争うことになる。
どちらかと言えば全体に有効な分、こちらの方が無難か……?- 下記のように後々発動できる武器が手に入るので、今すぐコンフュを使いたいというのでなければスリプラを覚えておこう。
魔道士の杖で発動可能。
全体に効くのでちょっとした足止めに便利。白魔が暇なら使わせてみよう。
- コンフュを使用する敵が一切存在しないため地味に味方専用魔法。
成功率はブレイク・ラスロウ・スリプラ・ホールド・スロウ・サイレスと並び状態異常系で最も高い。
完全に防ぐには魔法防御が213以上(耐性ありの場合でも65以上)必要。
元ネタはD&DのLV4黒魔法であるコンフュージョンではなく、同じくLV4黒魔法のチャームモンスターが混じっていると思われる。
コンフュージョンは広範囲に効果があるが、何もせずふらふら歩き回るか、敵味方関係なく一番近くのキャラを攻撃する。魔法はつかわない。
チャームモンスターは呪文をかけた魔術士の味方となり、魔法やアイテムを含めた攻撃や回復を行う。戦闘中でなくても、味方同士のように話をしたりもできる。ただし、効果範囲はせいぜい1,2体である。
FF1(GBA版以降)
コンフュが発動できる魔道士の杖が追加ダンジョンの1つ風の囁く洞穴の魔道士の町フロアにて50000ギルで購入可能になった他、同様にコンフュが発動できるブレイブハートが燃え盛る火の大穴のボスの1体のバルバリシアから100%ドロップ可能になり、複数のキャラがコンフュを無制限に使用可能になった。
FF2
意外とレアな黒魔法。コンフュの本で覚えられる。
入手経路がファイアギガースかサンダーギガースのドロップに限られているため、
ミシディアの塔とパンデモニウムでしか入手できない。
- PSP版以降追加された秘紋の迷宮でもこの本は入手できないため、PSP版以降でも同様にファイアギガースorサンダーギガースが落とすまで粘る必要がある。
効くと「こんらん した??」と表示される。
効いたのか効いてないのかどっちなんだ。
- モンスターやキャラクターだけでなく、プレイヤーまで混乱させるのか。
説明書では「コンフユ」と誤記されている。
ミシディアの塔でインプが乱射してくる印象が強い魔法でもある。
インプが使うのはコンフュ16なので、耐性がない場合は大体直撃することになる。
むしろコンフュと縁が無いはずのギガース2種がドロップするのはどういうことなのだろうか……?
- 少なくともミシディアの塔では「まどうしが きょだいか した!!」と出るのでその魔導師繋がりと考えれば自然かも。
FF2(GBA版以降)
SoRではツインヘッドとリルマーダーの2体がコンフュの本を落とす。
FF3
クラス4の白魔法。
敵単体から敵全体まで使用できる。基本成功率は25%。
敵にもよるが、高い確率で成功するので使い勝手が良い。
ギサールの村とサロニア北東の街とドーガの村で購入可能。
価格は3000ギル。
NTT攻略本のデータによれば、レベル1の状態でも30%の成功率。
レベル99までいけば7割を越えるが、この段階では他の攻撃手段を使った方が早いだろう。
- 実際には精神と熟練度が高ければそれなりに当たる。
FC版の終盤戦なら全体化してかければ敵集団の半分以上は混乱させられるはず。- シェイドやサイレスなどの動きを封じるだけの魔法なら、ほぼ100%効果があるので、どちらを使うか悩ましい。
制限攻略やタイムアタックの友。
これで敵全体を混乱させてから逃げれば限りなく安全。
FF3(DS・PSP・3D REMAKE版)
他の状態異常系魔法の例に漏れず、基本成功率低下&成功率に知性が影響するという仕様変更により成功率が激減し、利用価値がほぼなくなってしまった。
FF3(ピクセルリマスター版)
命中率が改善し、成功率が精神依存に戻った。さらに敵の同時出現数も増えたため多少は扱いやすくなった。
ただしFC版ほどの信頼性はなく、全体化で敵集団の半分を混乱させられるかどうかといったところ。
特に攻撃手段に乏しい白魔道師にとっては、敵の数が多いときは1ターン目にとりあえず唱えてみる価値はある魔法。
こちらへの攻撃を止めつつ同士討ちでHPを削れるので、1体でも効けばそれなりのリターンはある。
同レベルの白魔法には有用性の高いものがないので、MPを気にする必要もあまりない。
- 敵の数が少ないときは、2人がかりでゴーレムの杖で殴り、1体を確実に止める選択のほうが安全かもしれない。
また、導師や賢者になると他の攻撃手段が充実してくるため、(味方サイドの総火力や敵にもよるが)全員で総攻撃して速攻した方が手っ取り早い場面も多い。
とはいえ序盤の浮遊大陸内、ギサールで入手(購入)できる白魔の選択肢としては悪いものでは無いだろう。
おなじクラス4の白魔法は他にライブラ、サイレスがあるが
- ライブラは攻略情報を知っていれば不要、また攻略情報を知らなくても一度倒したモンスターならモンスター図鑑で詳細がわかる(ピクセルリマスター版ではゲームのタイトル画面からすぐ見れる)
- サイレスはコンフュ同様、成功率がFC版程高く無く足止めとしては安定感に欠ける上、コンフュと違い効いても敵の直接攻撃は封じる事はできない
- コンフュは効けば1ターンは確実に敵の足止めになるが、殴ったりすれば即座に解除される
という状態。
有用なゴーレムの杖にしろルーンの杖にしろガルーダ討伐まで入手できない。
浮遊大陸内で入手できる白魔がMPを使わない有用な攻撃手段となるとひかるつえをアイテム使用するのがせいぜいである。
これの与ダメが物足りない、となればMPを使うか防御をするかという事になる。
結果として消極的な理由ながら白魔のクラス4のMPを無駄にしないためにサイレスかコンフュ、という選択肢が浮かんでくるのである。
最も、信頼性の低い補助魔法を使うなら防御をしておいた方が白魔の被ダメが減って結果として安定度は上がる。熟練度も上げやすい。
魔法のオーブをそもそも買わなければギルの温存にもなる。
そこらへんはプレイスタイルの好み次第だろう。
黒魔法も使える赤魔ならブリザガ、さらに合体召喚も使える賢者ならヒートラという選択肢があるためコンフュの採用は見送ることになるだろう。
FF4
白魔法。消費MP10、命中率65%、待ち時間1。
ローザはレベル24、ポロムはレベル25で修得し
テラ、フースーヤは初期修得している。
単一の敵にしか掛けられないため、使い勝手はそこまで良くない。
しかし、シルフの洞窟のマモン(マモンは混乱するとバーサクのみ使用に)などほぼ確実に効く有効な敵も多い。
終盤の敵ゼムスマインドが頻繁に使用。
高レベルのリディアがかかると高確率でメテオを味方に使用するため、非常に危険である。
ゼムスマインドは全体化して使用してくるので非常に性質が悪い。
- 混乱した味方キャラが魔法を使うと全魔法一律で待機時間無視で即発動となるので、気をつけたし。
妖精のロッドを使用することでも発動可能。
- リディア(GBA版以降はパロムも)が手持ち無沙汰な時に使わせてみるのもいい。
エフェクトとして「?」の文字がたくさん浮かび上がるが
バックアタックのときに使うと「?」が左右逆に表示されて違和感抜群。
FF4(DS版)
命中率が60%にちょっぴりダウン。だが消費MP5に減り、まほうぜんたいかがなくても全体に掛けられる。
ただし単体・全体ともに成功率がいまいち。オーバーフローでもやるか?
妖精の爪を使用しても発動可能となった。
FF4(PSP版)
うそなきが全体対象のコンフュとなったため、使い道が殆ど無くなる。
混乱自体は混乱かどうかが目に見えてわかるようになったこともあり、利用しやすくはなっているが。
FF5
レベル3の白魔法。カルナックの町とジャコールの町で650ギルで購入可。
命中率は75。消費MP4。
魔法効果はおなじみの混乱。対象は単体がけのみ可。リフレク反射可。
序盤から使えるためか命中率はそこそこ。
調合ラミアの口づけは必中、かつ材料も目薬と乙女のキッスで安価。
歌うの誘惑の歌は命中率99%で無消費・全体掛け。
ゲーム序盤を除けば白魔法コンフュの出番はあまりないが、回復役として重要な白魔法から発動できるだけで十分に価値はある。
序盤の重要な使いどころとして、入手直後のボスであるリクイドフレイムに有効。
味方が使ってもそれなりに効果があるが、敵に使われると厄介な魔法の1つ。
真エクスデス城の暗黒魔道士や、孤島の神殿で出現するオワゾーラール辺りが使ってくる。
対策しておくかコンフュを使う敵を速攻で始末しないと、同士討ちで結構な被害を被るので危険。
混乱耐性防具は、ラミアのティアラ・ボーンメイル・源氏の兜・源氏の鎧・レインボードレス・赤い靴。
- エフェクトは対象の頭上にチョコボが4羽出て回る。効果音は、チョコボのテーマ曲のメインメロディの先頭2小節を効果音化したもの。
- 前作の鳥が飛び回るエフェクトをチョコボに変える事で、よりコミカルで頭がおかしくなる様を演出している。
FF6
ケット・シーから倍率7倍で修得できる間接魔法。ヒット値94、消費MP8。
セリスはLv32で自然に覚える。
魔法効果はおなじみの混乱。全体がけは不可能。
全体に効きでノーコストで発動できるブラストボイス(耐性がなければ必中)があるため、魔法のコンフュは主にエドガーがいない時に効果が発揮される。
「混乱+けむりだま」の裏技を発動するのに必須であるため、低レベル攻略などでは使用される事も。
また、混乱を利用してファントムを敵にかけ、デジョンで敵を一掃するという荒業もある。
「ブラストボイス」は実は物理攻撃扱い(=透明の相手には通じない)である事に加えて、機械なのでエドガー及びゴゴでないと使えない。
「ケット・シー」は消費MP28と高めな上に基本的に1戦につき1回しか使えないが、魔法攻撃扱いでしかも完全全体攻撃という違いもある(はさみうちでも全体に効く)。
前述の二者以外の味方側が、簡易的に魔法としての混乱を発生させたい手段として捉えておくといいだろう。
【視聴覚室】
自分の技を自分がくらうと…
FF6(GBA版以降)
「天使の筆」の追加効果でも発動できる(25%の確率)。
追加効果魔法の特徴として、魔封剣やリフレクの影響を受けない(※魔法で使う方はそれぞれ影響を受ける)。
FF6(スマホ版)
当初は従来機種と同じ仕様だったが、後のバージョンアップにより、
コンフュをかけられたキャラの事前入力行動がキャンセルされるようになったため、混乱煙玉バグも使えなくなってしまった。
FF7
マテリア「まどわす」★1のアビリティ。消費MP8。
7は混乱耐性を持つ敵が多いため、イマイチ有り難味に欠ける。
キャラの頭上にチョコボ(デブチョコボ?)が現れるユニークな演出。
その際チョコボのテーマも一瞬流れる。
ヘレティック宝条あたりが使うと実にシュールである。
- 全体化するとエフェクトが変わる数少ない魔法の一つでもある。
FF8
ST魔法として登場。
脳天に隕石を落として、コミカルな音楽とともに、対象単体を混乱状態にする。
ジャンクションする場合は、ST防御Jがお薦め。
入手する時は、ブリッツから味方殺しの剣を盗んでST魔法精製するといいだろう。精製比率は1:20と良心的。
コンフュをビッグスとウェッジ(2回目)にかけると、少し面白いものが見られる。
- それ以外にも、序盤でこいつを大量に集めておいて、出てくる敵に片っ端からかけて遊んだのはいい思い出。
特に得られるものは無いが、楽しいので時間のある人は是非。
モンスターからはコマンド兵、コマンドリーダー、オイルシッパー、ソルト・ヒサーリ、ガルキマセラ[各全レベル共通]
オチュー[Lv20以上]
グラット、グラナルド、フンゴオンゴ、ゲスパー、ベルヘルメルヘル、プリヌラ[各Lv30以上]
以上から、ドロー可能。
FF9
白魔法として登場。
消費MPは8で、敵単体を混乱状態にする。基本命中率50%。
ガーネットがアスラのロッドやラミアのティアラを装備している状態で、
AP35を得ると修得できる。
ジタンの刀魂放気(エンジェルブレス)の方が強力なので、余り使われない。
サボテンダーやクエールなど敵も使用することもあるが、
如何せんプロペラウィンドにお株を奪われてる上に混乱回避の術があるので…。
かなりアレンジされてわかりにくいが、SEはやはりチョコボのテーマ。
FF10
敵専用魔法。
対象を混乱状態にする。魔法攻撃では解除されず、物理攻撃を受けると解除される。
主にグアド・ガード(アルベドのホーム)が使用。
グアド・ガードは基本的に物理攻撃を行なわず、魔法を多用してくるので
仮に味方全員が混乱状態になると、味方同士の殴り合いか、
相手モンスターの攻撃でしか解除できないため危険。
そんな状況にならないためにさっさと倒すか、万能薬、エスナで治療しよう。
10の間接魔法の大半は、持ち腐れになる場合が多いので敵専用になっている場合が多い。
また、敵は混乱状態ならないので、リフレクで反射しても意味無い。
FF10-2
ドレスフィア「ダークナイト」のコマンドアビリティ「妖術」で使用できる魔法の一つ。
敵1体に妙な音波を放って混乱状態にする。
この魔法を覚えると、「ブレイク」が派生する。
アクセサリ「混乱の衝撃」を装備しても使用可能。
リザルトプレート「荒れ狂う巨人」の装備特典でもある。
FF11
初期ディスク(2002年)からデータだけ存在する未実装魔法の一つ。
説明テキストや魔法エフェクトも確認できたが凶悪過ぎるためか今のところ実装される気配はない。
なお似たような魔法にトード、バーサク、カーズ、ウィルスなどが存在したが
カーズとウィルスは無事敵専用魔法として実装されている。
FF12
裏魔法の1つ。単体を混乱にする。
『裏魔法2』のライセンス習得で使用可能。
ヘイト量が非常に高いため、切れた混乱をかけ直そうとすると盾役からタゲを剥いでしまう。
セーフティが無い敵なら、ヘイト量の低い勧誘を使うほうがタゲが安定する。
制限プレイでは命中率の逆転現象を利用したハメ技で重宝する。
ただコンフュ役のMPが切れる前に決着させないとパターンが崩れる。
低歩数攻略にてドンアクと組み合わせた歩数ゼロ移動法が発見された。
FF12IZJS
白魔法に分類されている。
『白魔法8』のライセンス習得で使用可能。
FF12TZA
オリジナル版に比べて入手タイミングが遅く、ジャッジ・ベルガを倒してフォーン海岸まで進めないと買えない。
早期に混乱させる手段が欲しい場合にはトライアルモード最序盤で取れるブラッドソードAがあるので困ることはあまりないが。
FF14
敵専用魔法。
ドグが使う「マヌシャ・コンフュ」がそれ。マヌシャは彼女らの冠名。ちなみに使う魔法は全てFF4の白魔法SEがつく。
ハテナマークが回った後、幻で仲間全員がドグに見えてしまう(フェイス限定)。並行して設置された「バーサク球」もドグに見えるというギミック。
FFT
魔法剣にはブレイクやチキンの狂性能のせいで割を食っている物が多いが、
これはブレイク等がなくても使われない気がする…。
光の4戦士
闇魔法の一種として登場。
消費APは2で、敵一体を混乱状態にする。
成功率が80%と高く、ほとんどのボスにも効く。
混乱はダメージで解除されるため、長くは持たないが、それなりに有効。
FFL
レベル4の白魔法。単体を混乱させる。消費MPは7。
成功率は高く、ザコ戦では役立つ。攻撃力の高い敵にかけるといいだろう。
サイレスは効かないでもコンフュは効く敵は多く、魔法封じにも使える。
FFRK
レア1の黒魔法アビリティ。対象単体を中確率で混乱状態にする。全体版は敵のみ使用する。
生成に必要なオーブ(極小)は黒3個、闇3個。
FFEX
白魔法の1つ。
魔法弾を飛ばし、ヒットした相手を混乱状態にする。
チョコボの不思議なダンジョン2
小難しい本でランダム、コンフュのハネがあれば任意で使える魔法。
目に見えるマップ全体の敵に混乱の効果。
混乱すると敵と認識してくれなかったり、しても攻撃方向があってなかったりと使える。
モンスターコール時などですると同士打ちも狙える。
- デスマスクは火属性攻撃に強耐性を持ってるせいかクラッシュストーンで増えるので、これでプリンで言うところの増殖&駆逐プレイをやるのにコンフュには非常にお世話になった(マスク系は殴って倒さないといけないし忘れんぼう攻撃が怖いから)。地味に持続するし。コンフュ同様足止めに有用な小難しい魔法にスリプルがあり、ストーリー序盤で相手の攻撃が痛い時期のエキス採取に便利だと思うが持続時間がコンフュより短い(気がする)。敵の貴重な寝姿を拝めるが。
所長からスリプルとコンフュのどちらを貰おうか悩ましいが、どうせスリプルはアメンボの首輪を狙ってる最中にカメから眠りよけのクラが複数手に入るので自分はいつもコンフュを貰ってる。
不思議なハネは、混乱のツメ・冷静のクラ(修正値+1~5)を壊す、
黒魔道士研究所の所長のサブイベントで魔法の本用のハネを貰う+総ターン数が12000ターンに達する+ダンジョンに入って戻って来た時発生するイベントで任意に貰う、
復活ダンジョン(シドタワー)かひみつのダンジョンクリア時にランダムで入手できる。
復活ダンジョン攻略時のシロマはこのハネを初期所持している。