キャラクター/【ビリー】

Last-modified: 2023-08-28 (月) 18:53:45

FF6

ビリー「そろそろ名前を考えなきゃいけねえ。」
クライド「名前?」
ビリー「コンビの名前さ。俺は考えてあるんだ。」
クライド「何だ?」
ビリー「シャドウだ! どうだ、かっこいいだろ?」

クライド「世紀の列車強盗団 シャドウか……。」


シャドウ(クライド)の元列車強盗仲間。
元々「シャドウ」という名前は彼が考えた強盗団のコンビ名。
ある日ドジを踏んでしまい重傷を負う。
クライドに追っ手が来る前に自分を殺してくれと頼むが、クライドはそのまま逃げてしまう。
その後は拷問されて処刑されたと思われる。

  • 列車強盗の回想では普通の盗賊の外見だが、重傷を負っているシーンではなぜかリターナー兵の外見をしている。
    • 正体を知られるのを防いだりターゲットに接近を図りやすくするなど別人の振りをするために変装していたのかもしれない。

シャドウの夢の中で、己にとどめを刺せず逃げたクライドに「クライド!!よくもーーー!」という怨嗟の声を上げている。
これが実際にあったやり取りならば、少なくとも彼がクライドの事を恨みながら息絶えたのは本当なのだろう。
ただシャドウの深層心理だとすれば仲間に加わった初期の時点で彼は既に精神的にいっちゃっていたということになる。

  • 夢の中なので恨みの言葉は罪悪感からシャドウが生み出した脚色説もある。

死後?はシャドウの夢枕に立ち、見捨てた事を問い詰めてシャドウの精神を追い込む。
そしてケフカ打倒後、シャドウは自ら死を選び、ビリーの元へ向かう事となる。

本人が夢枕に立ってるのか、シャドウの深層意識の表れなのかは解釈が分かれる。


コンビ名はゲーム中でシャドウに入力した名前が使用される。
そのため、プレイヤーによってはビリーがとんでもないネーミングセンスの持ち主になってしまったりも。


上述の様に自分のドジが原因で死んだのに、一回目のシャドウの夢ではシャドウに対して
「俺をよくも殺したな」などと言ってくる。

  • 悪夢の中のビリーは本人でなく、シャドウの罪悪感が生んだ幻なんじゃなかろか。
    幽霊や魂が実在している世界なのに、悪夢の外ではビリー一切登場しないし。

そんなに死にたいのなら自殺でもすればよかろうに、シャドウにははっきり言って逆恨みである。

  • 四股が使い物にならず、半死半生の状態だった…とかじゃないかな?
    • 死にたいけど自分で自分を傷つけるのが怖くて、友に頼んだんだと思う。
  • なお当たり前ではあるが、現実世界で同じ事をした場合嘱託殺人としてれっきとした犯罪行為になるので決して真似しないように。

親友に「殺してくれ」と頼むのだってどうかと思うのに、クライド(シャドウ)がそうしなかったからと言って「相棒の俺をよくも殺したな」だの「お前も俺のところに来いよ」。
シャドウの罪悪感がこのような悪夢を見せているのでなく、本当にこれが言っているのがビリーだとすれば、ひどい逆恨みである。
ビリーがその後どう亡くなったかは分からないものの、そのまま力尽きたにせよ捕まって拷問の末死んだにせよ別に殺したのはシャドウではない。
理不尽極まりない気がするんだけどどうだろうか。

  • もしも夢の中のビリーがシャドウを許すような発言をしていたら、
    シャドウも死を選ぶことはなかったのではないだろうか。上手くいかないものである。
  • 実際の発言とした上であえてビリーを擁護するとすればいわゆる「やり場のない怒り」だったとも考えられる。
    人間あまりにも理不尽な出来事に直面した場合たとえ直接の原因でなくても誰かのせいにしなければ気が済まない精神状態に陥ることはざらにある。
    ましてや延命を望めないばかりか身動きすら取れないレベルの満身創痍で遅かれ早かれ死ぬという状況ではとてもマインドコントロールなどする余裕はなく某漫画における「死の恐怖は死そのものよりも人を悩ます」という言葉のように
    その「死」によって恐怖や痛覚から解放されることを望んだが果たされず結果として心身ともに「死の恐怖」に支配されたまま憤死する形になった。
    結果論ではあるが、そういった状況が重なったことによってそうではないとわかっていたとしてもその「怒り」の矛先を見殺しにする形にしたシャドウに向けるしかなかったのかもしれない。

シャドウはビリーが自分を恨んでいると思い込んでいる為、彼が作り出した幻影がそのように言うのだろう。
怨嗟の声も夢の中のシャドウが自分を悪く言って脚色しているのかもしれない。
でなければ最期に「どうか暖かく迎えてくれよ」なんて言わないだろうし。


こいつがクライドに置き去りにされた場所は、カイエンらがガウと出会う場所の流用(実際に同じ場所かは不明)。
もし実際同じ場所だとすればまさか追手が来る前に目の前にある獣が原にうろついてるモンスター(帝国兵やガードなども含む)に瀕死のところをとどめをさされて死んだとか。

  • バレンの滝でシャドウがマッシュ達と別れたのはこの場所に来たくなかったから、なんていう説もある。
    • 今も悪夢に悩まされているシャドウは、実は魔列車の中ではカイエン以上に辛かったのかもしれない。
      同じような話で、迷いの森・魔列車も、夢に出てきた場所なのではないか、という説も。

「強盗のコンビ」「クライドという名前」から、列車強盗団シャドウのモデルは大恐慌時代のアメリカに実在した銀行強盗、ボニーとクライドと思われる。(そちらは他にも仲間がいた)

  • 映画「俺たちに明日はない」の題材としても有名。
  • ただしクライドの相棒というビリーの位置づけになるボニーは女性。
    名前は頭文字で「◯◯ー」と合わせたのか、アメリカの犯罪者つながりでビリー・ザ・キッドあたりが由来だろうか。
  • テイク・ザ・マネー・アンド・ランという洋曲があり、その歌詞に出る二人もボニーとクライドがモデルとされていて、
    その片方もビリーだからこっちの可能性もある。

海外版FF6ではどの機種もクライドは実在の強盗と同じ"Clyde"表記だが、ビリーの名前はSNES・PS・GBA版共に"Baram"となっている。