ストーリー/【エアリスの死】

Last-modified: 2024-03-26 (火) 16:34:30

FF7

FF7、DISC1の大詰めで起こる衝撃的かつ悲劇的なイベント。
 
エアリスを追い忘らるる都へ向かったクラウドたちは、祈りを捧げるエアリスを見つけ彼女のもとへと駆け寄る。
この時クラウドは操られエアリスに剣を向けてしまうが、仲間の声で我を取り戻す。
だがエアリスが振り向いた時、祭壇の天井から飛び降りてきたセフィロス正宗で彼女の胸を貫き、
そのままエアリスは絶命してしまう。
ジェノバ・LIFEを倒したあとクラウドは泉に彼女の亡骸を葬る……

  • 唐突に起こるイベントであり、別れの言葉一つないまま、あまりにもあっさりと殺されてしまうため、
    初めて見るプレイヤーを衝撃と混乱に陥れる。
  • なお、エアリスを殺したのはセフィロスではなく、セフィロスに擬態したジェノバ・LIFEである。
  • セフィロスが正宗を引き抜くと、刺された衝撃のためかエアリスのリボンはほどけてしまい、下ろした髪型になる。
  • その残酷な描写ゆえに下手するとLP0(←ロマサガのヤツね)で死亡した時よりトラウマは大きい。しかもエアリスの死はゲーム上の仕様なので回避できない(事前に戦闘不能にしても結末は同様。ストーリー通りエアリスは離脱して都へ行き殺される)。 「エアリス、嘘だろ」とクラウドが言っている時のシーンではリボンはそのまま残っていた。
    • 刺されて、リボンはほどけるものだろうか。
  • 白マテリアを持つエアリスが、ホーリーを発動させるため、あの場所にいた。
  • エアリスが振り向いた時、祭壇の天井から飛び降りてきたセフィロスが
    エアリスは、振り向いてはいない。
  • 祈りを中断させないために、エアリスはクラウドやセフィロスから逃げなかったのだろうか。それとも、クラウドのときは目を閉じていたから、セフィロスのときは死角からだったから気づかなかったのだろう。

今までにも仲間などの死の描写は存在したが、従来のドット絵や文章効果音の組み合わせでの表現とは違い、
シリーズ初の3DCGを用いた表現であるために、衝撃度と悲壮感も増している。
そして、蘇生ネタも蔓延した。

  • 刀による刺殺シーンという余りにも直接的な残酷描写部分は、PS4版ではムービーが放送不可区間にされている(ネタバレ回避もしくは何らかの表現規制が入っている)。
    • Switch版でも動画撮影やスクリーンショットは不可能に設定されている。
  • 「蘇生のためには水中呼吸マテリア没アイテム)が必要」などの様々な噂が流れた。もちろん全部デマ。
    その後、サガフロを使って彼女を生かしたまま無理矢理連れ回せるバグ技まで発見された。
    厳密に言えばこちらは蘇生ではないが。
    • それで生かしたエアリスを本来いるはずのないアイシクルロッジのスノボーのミニゲームの後とヒュージマテリア作戦時のコンドルフォートに連れて行けばセリフを言う。あとユフィとヴィンセントを仲間にしていなかった場合も連れて行けばDISC2・3でもイベントで喋ってくれるのでちょっとは生きてる感じがする。
  • 過去作におけるパーティメンバーの避けられない死といえば、FF4のテラ、FF5のガラフなどの前例があったが、前者は短期間のスポット加入で後に能力的に互換になるキャラが出てきたり、後者はステータスもアビリティも孫のクルルが受け継いでくれるためそこまで尾を引くほどの喪失感は無かったのに対しあと二人とも既に爺さんだったし、このエアリスの場合はまだうら若かった彼女の持っていた能力、装備も含めた個性全てが以後完全に失われてしまうこととなり、この出来事がプレイヤーに与える衝撃、そして感じる残酷さと理不尽さはテラ、ガラフの時以上である。
  • 蘇生を提案したスタッフもいたようだが命の重みを重視する坂口氏の意向により却下された、
    この後実際にエアリスの死は無駄ではなかったという流れで物語は進んでいくし
    これまでのFFシリーズや火事による母親の死などを体験した坂口氏には思うところがあったのだろうか。
    • ただ、『野村氏がエアリス復活構想を持っていたが坂口氏の意向で没になった』という逸話について、無根拠の噂が一人歩きした結果できた「ソースのないウワサ」ではないかという可能性があることが指摘されている。
    • https://sp.ch.nicovideo.jp/qwe/blomaga/ar1851099
    • 2021年5月に上記のエアリス復活構想に関する真偽が検証された調査報告書が提出された。
      同wikiや初代wiki・FF大辞典のアーカイブ、アルティマニアなどの関連書籍、
      2chの関連スレッドなどの書き込みや時期を検証した結果、結論はデマであるとされている。
      FINAL FANTASY VII 都市伝説検証 調査報告書
      野村哲也「実は、FF7にはエアリス復活イベントがあったが坂口が削除した」
      https://drive.google.com/file/d/1GB0e5VH9afooXfRX1QqJ7U_OBToInzVZ/view
  • 別のシーンと違って流血描写がない事が不幸中の幸いだろう。

この時セフィロスが重要な事を言ってるが、正直プレイヤーはクラウド以上にパニックで頭に入らないだろう。
悲壮感に満ちた曲が流れ続けているせいで、もう何をすればいいか分からなくなってくる。
しかもこの曲のまま強敵ジェノバ・LIFEと戦闘をしなければならないなんて本当に残酷である。

当然負ければゲームオーバー、先へ進むにはまた指先がチリチリ(ryにならなくてはいけない。

エアリスへの感情は人それぞれ、大泣きする者もいれば悲しいがクラウドに任せ退く者もいる。
中には優しく頬を撫でる者鎮魂の遠吠えを上げる者も…

  • みんな、彼女が絶命した事で深く傷ついているんだよね…。勿論クラウド自身も傷ついているに違いない。
    • また、クラウドに至っては彼女を救えなかったことを深く後悔している様子もうかがえる。
    • ケット・シーを連れてゆくと去り際に占いをする素振りだけ見せるが、途中で止めてしまう。前回の結果を見た直後でのシーンなだけに余計に悲しくなるし、本人の足取りもかなり重くなっている。
  • 事前知識無く初回プレイでエアリスをメインで使っていた人にとっては二重の意味で悲しかったりする。
  • ちなみにセフィロスが言う「重要なこと」とは、たった今息絶えたエアリスもいずれ星をめぐるエネルギー(ライフストリーム)となり、セフィロス自身はそれを吸収して神になることを目的としている、ということ。
    • 「お前に感情があるとでも言うのか?」「何故なら、クラウド。お前は……人形だ」など、クラウドの過去とセフィロス・コピーを示唆した言及もある。ただここらはエアリスの死によるプレイヤーの混乱を差し引いても、初見で理解するのは無理なところだが。2周目以降に「ああ、なるほど」と気づく伏線の類。

古代種の神殿の終盤で、ケット・シーが占いでクラウドとエアリスがぴったりだと言っている。
2周目以降で事前にここでエアリスが死ぬとわかっていて、かつエアリスとデートしている周回だと、
その占いが非常に悲しく思えてくる。


エアリスを沈めるムービーははいつでも見る事が可能。
DISC2で起動して、「はじめから」が表示されたら、DISC1を入れて、「はじめから」を選択すると、エアリスを沈めるシーンから流れ始める。
その後のムービーも順番がハチャメチャになる。

時間短縮に使われることもある


セフィロスがホーリーの発動を妨害したいならクラウドの到着を待たずにエアリスを殺害するべきだっただろう。
…が、事が起こる直前のクラウドの行動(ジェノバに操られて剣を振り下ろそうとする)から察するに、セフィロスはあの瞬間までエアリスの居場所を探し当てられなかった可能性が非常に高い。つまり、水の祭壇へセフィロスを案内したのはクラウド自身だったという解釈が出来る。
もしそうだとするとプレイヤーにとってはかなり残酷に感じるかもしれないが、構成として非常に上手く出来てはいる。

  • 十中八九そうだと思う。エアリスが詳しいことを告げずに単独行動した理由がそれなのだろう。
    しかし、そうなるとクラウドの言動はセフィロスにすべて監視されているということになるが・・・。
    • セフィロスはライフストリームで星の知識を収集しつくしてるんだから水の祭壇がどこにあるのかは知っててもおかしくないし、ホーリーは詠唱できたが発動をセフィロスが押さえ込んでた事実がある以上ホーリーの妨害が狙いでエアリスを殺害したってのはちょっと無理があるんじゃないか?
      • 永遠に抑え込み続けるの?自分の目的を阻害しようとする意志と能力がある奴を殺害しない理由こそない。
      • いや永遠に押さえ込む必要はないよ。メテオが星にぶつかるまで抑えてこむだけで十分
      • 別のゲームとかやってて思ったんだが、セフィロスが「自分が主人公達の切り札を押さえ込むだけの力を持っていることをわかっているから、あえて主人公達に切り札を使うように仕向けて、それがまったく効果を発揮しないせいで主人公達を絶望させて戦意喪失させる、もしくはそれをきっかけに仲間割れさせる」っていう感じの手を使う性格だったら、エアリスは死ななかったんだよな…とか思ったりした。
    • セフィロスは水の祭壇の場所は知っていたが、あの時までたどり着けなかったとかだろうか。

【視聴覚室】


FF7以外のキャラクターについてはExtra/【エアリスに対するみんなの感情】からどうぞ。

FF7R

分作一作目ではまだこの場面に至らないが、クラウドの幻視にこのシーンの一部が出る場面がある。
エアリスと教会で対面する際に、祈りを捧げているシーンや髪からほどけた白マテリアが落ちて水に沈む光景が一瞬映る。
エアリス本人も「好きにならないで」など未来を予見しているような発言をしている。

FF7R2

発売前からリバースでは忘らるる都までを描くと発言されており、その行く末が注目されていた。


エアリスを追い忘らるる都へ向かったクラウドたちの前に、再びフィーラーによる「運命の壁」が現れる。
仲間たち(+α?)の助けによってただ一人運命の壁を超えたクラウドは、祭壇で祈りを捧げるエアリスに駆け寄るも黒いフィーラー達がクラウドを襲う。
フィーラーの妨害に必死に抵抗するクラウド(もしフィーラーの姿が見えなければ、エアリスに剣を向けているように見えるだろう)と、原作通りに降りてくるセフィロス。
運命は変わらないのか、そう思った刹那緑色の軌跡が走り、クラウドの渾身の一太刀が正宗を弾き飛ばした。

 

――かに思えたが。


駆けつけてきた仲間が目にしたのは、血に濡れたクラウドとエアリスの姿であった。
セフィロスとの闘いを終えた後、クラウドの呼びかけに目を覚ますエアリス。……だが、仲間たちの表情は重く暗い。
どうやら、クラウド以外には別の景色が見えているらしい。

その後、セフィロスを追って北へ向かう一行であったが、エアリスはこの地に残ってメテオを止めるという。
本作はエアリスの「さよなら」という言葉で〆られる。「またな!」と消えていったザックスとは対照的で、今後を案じさせる。


運命の壁を超えられたのがクラウドだけだったこと、および空の描写から「クラウド1人だけがエアリス生存の分岐世界に入った」ものと思われるが……現時点では明確な種明かしがされていないため、推測することしかできない。

FF7AC&ACC

エアリスが祈りを捧げているシーンや水葬のシーンが断片的に再現された。


冒頭部でエアリス水葬は再現されたが7本編と比べカメラが遠すぎた感もする。

DFF

セフィロスの勝利時セリフで「悲しむふりなどよせ」がある。
ここでしゃべった「悲しむふりはやめろ」のオマージュか。

DDFF

DLCでエアリスをアシストキャラとして使える上に、空中HP攻撃がホーリーなので、
セフィロスのこれと組み合わせれば擬似的に再現が可能である。
……尤も、再現したところでゲーム的に何の意味もないが。

DFFAC

自分でセフィロスを使用した際の登場シーンの1つが、刀を真下に構えたセフィロスが刀を垂直落下してきて地面に突き刺す、というもの。
またストーリー上ではティナに向けて同じような攻撃を放ったがかわされた。


セフィロスのC.Lv13で開放されるシンボルチャット
この場面でセフィロスが語った「クックック……悲しむふりはやめろ」という台詞が採用されている。


後半部分は使う場面もあまりないが、前半部分の笑い声はチャットの組み合わせに使いやすい。
とりあえず前置きとしてクックックと笑ってから話せばセフィロスっぽくなる。

  • クラウドとスコールが揃えば、
    セフィロス「クックックッ…クックックッ…」
    クラウド「クックックッ…クックックッ…」
    スコール「クックックックックックッ…」
    と四天王の最初の奴がやられた際の残り3人になりきることも可能。
    • アップデートによりカムラナートもクックック勢に加わっている。