モンスター/【クラーケン】

Last-modified: 2024-01-24 (水) 22:43:12

元ネタは北欧などで語り継がれる海の魔物。主に巨大なイカとして描かれる。
FF1で初登場を果たし、FF3で3ファンのアイドルことエリアを殺してしまった人。


3以降もちょくちょく登場しているが、殆どの作品でどことな~く悪い扱いを受けている(各項目参照)。
一説には「FF3のエリアを殺害してしまった罪」と云われている……。


幻獣/【クラーケン】
モンスター/【クラーケン左触手】モンスター/【クラーケン右触手】


FF1

海底神殿で戦う、水を司るカオス。
「クラーケン」は昔はタコとして捉えられていたので、FF1ではタコ。片言なのがちょっとかわいい。
外見に反して攻撃力が高めだが、海底神殿はお宝ざくざくなので、武器防具共に充実した今となっては大した敵ではない。
過去のカオスの神殿に出てくるほうは、攻撃力、攻撃回数共に高いので大ダメージを受けやすい。

  • 過去のコイツに白魔を一撃で昇天させられて進退窮まったのは自分だけではないと信じたい。

足が多いだけあって攻撃回数が高め。
FF1では攻撃回数がクリティカル率に影響するため、そのままだと少々危険。
さらに元がタコだけあってくらうと暗闇になる”スミ”を繰り出す。


インビアブリンクで守りを固めるとよい。
海底神殿では雷属性に弱いが、サンガーはダメージ量のばらつきがひどい。
黒魔はヘイストナイトスーパーモンクを強化して叩かせるほうが効果的。
白魔は上記のとおりインビアかけまくりがいいかと(他にすることがない)。


HPは800(WSC・PS版は1600)で防御力は60。この時点の武器で充分ダメージは通るが、効果的なダメージを与えるためにはやはりヘイストストライが欠かせない。雷弱点なのでサンガーが有効。
暗闇効果のスミを扱うが、その真価はやはり攻撃力50・最大8ヒットの打撃。一応ラスロウが通るが、命中率は低め。プロテアインビアで味方側をしっかり強化したいところ。

  • 精神耐性なしなのでラスロウでなくスロウの方でOK(ラスロウ:無属性・スロウ:精神属性の違いだけで命中率は同じ)。
    また、魔法防御が160あるのでスリプルダクネスデスが、地耐性持ちなのでクエイクが効かないが、それ以外の状態異常は通る(クラウダブレイクで即死させることも可能)。

過去のカオス神殿ではサンダラを使用するようになり、打撃の頻度がダウン。
ただし雷弱点はなくなっている上、頻度が落ちたぶん攻撃力は70と更に上昇している。

  • 弱点でなくなったのはいいが、「もはやこの力は自分のものだ」と言わんばかりにサンダラばっかり使ってくることも多々ある。
    もちろんこの時点で1ターンにサンダラ1回喰らうだけなど屁でもなく、あっさり倒せてしまうことも。
    こうなると新しい力に溺れたが故に浮かれてしまったようでなんだか悲しい…

FF1(GBA版以降)

GBA版以降では、海底神殿では倒すと菊一文字を落とすことがあるものの、極めて稀なので、欲しければ素直にルビカンテを倒しに行ったほうが良い。


GBA版からは、癒しの水の洞窟のロビーでこいつの石像が入口を塞いでいる。
よどんだ水がしみ出しているらしい。海底神殿にいる本体を倒せば石像は消える。


GBA版のHPは1800。基本的な戦法はPS版以前と同じで問題ない。
マリリス同様、打撃が非常に痛いのでエルフのマントが有効。


毒・石化耐性を持っていないので、実はティアマットと同様にクラウダブレイクが通る。
どこでもセーブ可能になったおかげで、目の前でセーブ→クラウダやブレイクで即死するまでリセットという戦法をとることが可能。
運に左右されるものの、まともに戦うのが面倒だという場合には覚えておくといいかもしれない。

  • レイズサーベルのクラウダの他、使用するとブレイクが発動できるアイテムコカトリスの爪があれば黒魔がいなくてもより成功率の高いブレイクで倒す事が可能。
    コカトリスの爪は15パズルで3位の記録を更新、風の囁く洞穴のB2Fや燃え盛る火の大穴のB1Fのランダム宝箱等で入手可能。
  • 実は過去のカオスの神殿の方も毒・石化耐性なしなので低確率ながらブレイクが効く(ティアマットも同様)。
    もっとも、魔法防御が海底神殿の160から200に強化されててかなり通りにくいので普通に戦った方が楽だけど。
    • 一方でクラウダは過去のカオスの神殿の方には絶対に効かなくなっている。

FF3

ザンデが放った新たなる刺客、水の洞窟にて戦うことに。
登場時は呪いの矢を放って攻撃し、エリアに直撃してしまう。


クラス3の魔法を放ってくるが、「ブリザラ」の威力が妙に強く感じることがある。
これは、この時点で最強となる防具がナイトの鎧アイスヘルムであり、弱点:冷気となるためである。
楽に戦いたいならアイスヘルムフレイムメイルの組み合わせで挑むとよい。
 
また、雷に弱そうな姿をしているが弱点は無い。
そして冷気に強そうな先入観もあるが、別に耐性も持ってない。ブリザガ大活躍である。


ザンデの下っ端という、19と比べると明らかに地味なポジである。
だが、容赦する必要はない。
エリアを傷つけた事による怒りを存分にぶつけてやろう。


自己紹介がわりと長く、しかも名を名乗った直後にいきなり、「死ねい!!」と言ってくる。

俺は クリスタルの光をうばうため ザンデ様につかわされた クラーケン!
死ねい!!

上はDS版で、FC版はもう少し長い。確か20周年アルティマニアでは、こんな感じだった。

おれは みずのクリスタルをわり 2どとそのひかりがもどらぬよう ザンデさまにつかわされたクラーケン! しねい!!

特撮の怪人みたいで分かりやすい。


丁寧に名乗っておきながら「かいぶつがおそってきた」で済まされる所は哀れである。

  • 移動画面でのグラフィックは、なんか魔法使いっぽい姿。ドーガに似てるけど違う、独自のもの。なぜわざわざ固有のグラフィックを用意しておきながらこんな姿にしたのか?

「光の戦士すら消し去る呪いの矢」を持ちながら、戦闘ではそんなものを使わずに正々堂々戦う男らしいタコ。
単に1本しか持ってなかっただけかもしれないが、普通に考えれば光の戦士は4人いるのだから、あと3本は持ってそうなものだ。

  • 戦士たちに1発ずつ撃ったら全部エリアにかばわれて、彼女に「4かいヒット」して弾切れになった説。
  • 光の戦士なら一瞬で消し去る効果のようだが、それ以外の人間だと普通に死ぬ。

FF3(DS・PSP・3D REMAKE版)

DS版では見た目通り、雷に弱くなっている。
特に目立った強化はされておらず、弱点が追加されただけで、ほぼ弱体化と見做してよい。
オマケに水の洞窟の途中において、ブリザガが拾えてしまうと言う大サービスまで準備されてしまった。
ついでに言っておくと、このての水棲モンスターは大抵は水と一緒に冷気にも耐性があるのだが、コイツの場合は水しか持っていない(正確にいうと水と土)。
そのおかげでブリザガがそのまま効いてしまう。哀れ。


FC版では赤紫色のフードを被っただけだが、DS版でポリゴン化された時に下半身がイカになり意外な変貌を遂げている。


コイツのブリザラの威力が高いため、特に脳筋PTなんかだと結構な強敵となる。
フレイム系の装備がない戦士系は一発で瀕死~即死になる。

  • さらに、ブラインを使ううえに、直接攻撃に暗闇の追加効果もあったりするため戦士系はあまり役に立たない。
    全員後列にし黒魔法や学者の攻撃アイテム投げ地形などで攻めると安定する。
  • 中途半端なパーティーだと死ねる。
    安全にいくなら全員赤魔(フレイムメイル装備)+後列+両手盾だろうか。
    • コイツに負けるとまたエリア死亡ムービーを見て落ち込む羽目になる。
      プレイヤーにとってはこれに近い存在である。

戦闘開始前の「ルーネスの凄まじいまでの怒りの睨み」の演出から、
ルーネスにトドメを刺させると映える気がする。

FF3(ピクセルリマスター版)

FC版からは「1回行動」「ギサールでブリザガ店売り」を、
DS版からは「雷弱点」「攻撃魔法はブリザラ一本槍」「学者のアイテムの知識」を受け継ぎ、
本体の強さ的にも環境的にも、両バージョンの悪いとこどりのような扱いになってしまった


サンダラやブリザガ、ゼウスの怒りを投げていれば簡単に沈む。
得意のブリザラも大した威力ではなく、フレイムメイルさえ装備していれば恐れるに足らず。
次のボスのゴールドルが弱点なし・高魔法防御に加えて軽減不可のサンダガを撃ってくる強敵になっているせいで、クラーケンの弱さが余計に際立つ。

  • 一応クラーケンもブリザガを使うのだが、確率はそう高くない。
  • DS版同様にサーペントソードも効果的。

FF3発売から約30年、「いい加減エリアを殺した罪も許してやれよ…」と思ったFFファンもいるかもしれない。
しかし、FF3ピクセルリマスター版は甘くなかった。

FF4TA

FF1の個体がクリスタルの記憶から再生されて登場。元々セリフがカタカナだったためまったく違和感がない。
通常攻撃とブリザガを使い、HPが減るとパワーを溜めた後大津波を放ってくる。
この大津波はクラーケンの残りHP依存攻撃なので運が悪いと3000~4000は喰らう強力な攻撃。
その他にも物理カウンターで巻きつき、魔法カウンターで消化液を使ってくる。
冷気を吸収し、雷に弱い。倒すとトリトンダガーを入手できる。


珍しく歯ごたえのあるクラーケン。

FF9

水のガーディアンとして登場。
触手と本体それぞれにアイテムテーブルが存在している。
触手がなくなると、カウンターを含む攻撃内容が変わるので注意。


全モンスター中唯一「ウォータガ」を使用してくる。
本体が攻撃を受けると左の触手が「スミ」を、右の触手が「水鉄砲」をカウンターで放ってくる。
また、両方を倒すと攻撃が激しくなってしまうので危険。
全員を水属性吸収または無効にできる装備をしておいて左の触手だけを倒しておけば、
それ以降全くダメージを受けることなく安全に倒すことができる。


クリスタル版はこちらを迷惑状態にする「メイワクカウンター」を多用する。
こちらを食べれば「ブレイズ」を覚えられる。


こいつだけカオスになる前(4つの祠で戦う時)のグラフィックが存在しない。

  • リッチ→両手の刃が短い、マントも短い
  • ティアマット→首が一本しかないドラゴン
  • マリリス→蛇のような髪をした人間の女の姿

またほかの3体はキャラクターとの会話や戦闘シーン等があるのだが
クラーケンだけはエーコの「あんな化け物」という台詞以外にその存在が全く出てこないという
あからさまに酷い扱いをされている。

  • 祠のクラーケンがどんな姿だったのかちょっと気になるな。
    オルトロスのように、低い姿勢で地面をはいずるような格好だったのかもしれん。
    • 単なる大ダコということか。そうだろうな、クラーケンは本来そういう怪物なんだから。
  • 25hメモリアルアルティマニアにてようやく水のガーディアン時代の設定画がお目見えとなった。
    まぁ、腕と触手が減ってるだけだけど…
  • 『触手のモンスターvs少女2人』。ガーネットはそれまでにもえらい目に遭っている。
  • 戦うことになる2人の攻撃方法からしておそらく、
    ラムウの雷撃を喰らい、バハムートに焼かれ、マディーンにボコられ、ホーリーで消し炭にされている。
    なかなかエグい…

ボス版は本体から飽食のローブウィザードロッド源氏の兜が盗める。
左触手からはエリクサー、右触手からはウィングエッジも盗める。
せめて個数限定の源氏の兜は盗んでおきたいところ。

FF11

クフィム島、ビビキー湾のプルゴノルゴ島、特定エリアの釣りによって出現する、頭足族のモンスター。とうとう雑魚敵に成り下がってしまった。
まあFF1のカオス四天王で唯一出場していないマリリスに比べればマシか…。


詳細はこちら→クラーケン

FF14

ID「財宝伝説 ハルブレーカーアイル」および「逆襲要害 サスタシャ浸食洞(Hard)」の最終ボス。
前者では逃げられてしまうも、後者にてようやく討伐成功となる。
どちらでもゲソ足を活かした放り叩きつけや投げに加え、墨による状態異常攻撃を用いる。


ハルブレーカーアイルでは4つの浮き島を飛び移りながらあちこちに飛び出ている足と戦う。
時折発生させる竜巻が広範囲攻撃を行うことも併せフィールドギミックを重視した戦闘となる。

  • のちに、後日談となるID「黒渦伝説 ハルブレーカー・アイル (Hard)」でこいつのゲソが入手できるようになった。

サスタシャ浸食洞では本体も殴ることができるようになった。お供として足も健在。
復活する足を潰して竜巻の発生を防ぎつつ本体を攻撃していくことになる。


青魔道士習得のクエストではクラーケンの幼生が登場。
水鉄砲ラーニングのために光の戦士の手によってちまちまと嬲り殺しにされる。
わざわざ殴り合いに付き合うクラーケンもクラーケンである。

FFTA

赤い翼の幹部「ファルガバード」の一人。今作ではイカではなくアイスプリンである。
マリリスの敵を討つべく、ナルガエ洞穴にてナッツクランと戦う。
プリン系であるため物理攻撃はほぼ通用しないが、HPが低く魔法攻撃には非常に弱いので簡単に倒せる。
幻術のプロミネンスなら、その場を移動せずに始末することすら可能。


イカやらタコやらはイヴァリース世界に行くとプリンになるのか

  • 陸上ばかりなので魚介モンスターがいないからだと思われる。
    まさかモルボルにするわけにもいかないしなあ。

聖剣伝説

地下大河のボスとして登場するが、最終目的地の海底火山への道中を妨害するモンスターとしか思えない配置。
更に直前に購入できるサンダースピアのゲージMAX攻撃連発でノーダメージであっさり倒す事も可能という体たらく。
体力に余裕があるのならMAX攻撃よりも普通に突き刺しまくったほうが早い。
一応ジュリアスが復活させたモンスター。

  • ヒロインのデザインはエリアのドット流用が元。
    まあヒロインとクラーケンは直接的な関わりは全くないのだが。
  • 途中でサンダースピアを買えない時はイシュの町で買ったファイアフレイルか、奇岩山で手に入れたモーニングスターで攻撃した方が良いだろう。
    (その代わり触手攻撃をかわしにくく、ダメージを受けやすくなるが)
    要は遠隔攻撃できる武器が充実していれば恐れる相手ではないという事。

スマホ・VITA版では多くのボスが強化されているが、こいつは弱体化。
3Dになったことで、サンダースピア等のマックス攻撃が斜めに撃てるようになったため、同じラインに立たなくても攻撃できるようになったのだ。

PFF

満を辞してFF3イベント「無窮の大海原へ」のボスとして登場。予想にも漏れず、エリア殺害イベントである。
雷弱点。HP減少でエリアに撃った呪いの矢を構え、全ての攻撃にカウンターするようになる。
バイキングルーネストリトンハンマーの通常攻撃のみ呪いの矢を解除できる(アビリティはカウンターが来る)
HPが25%以下になると呪いの矢によるカウンターを解除し、増援が来るようになる。
攻撃の割にはHPがかなり低いので、高ブレイク値を維持して一瞬で減らすと呪いの矢を見なくて済む。


雑魚としてFF9のクラーケンなども登場する。
その際は乱れ撃ちカウンターとしてウォータガを使ってくる。

FFRK

FF1、FF3、FF4TA、FF9、FFL2からボスとして登場。

メビウスFF

第1部5章後編に登場するボス。水属性。

WOFF

Lサイズのミラージュ


今作ではタコに進化する。
進化前はイカ繋がりでマインドフレイア
鈍足バランスタイプだが、物理防御は低い。闇属性のイービルミストが十八番で、つなみも覚える。
シナリオ上ではクリスタルタワーのボスとしてブエルと組んで襲いかかってくる。

DFFOO

幻獣界「ラムウからの試練」のボスを務める、カオスで最初に登場したモンスター。
主に水属性魔法攻撃や「暗闇」「素早さダウン」「防御ダウン」といった弱体化付与の魔法攻撃を繰り出す。HPが少々削れると「触手解放」を使い素早さをあげ、行動負荷の低い攻撃で敵一人を集中攻撃をする。
壁役のキャラに囮を任せてガーネットやクルル、ライトニングなどで雷属性で畳み掛けたいところ。
魔法主体だがBRV+HP攻撃の「しめあげる」は物理攻撃なのでセリスを壁役にする時など用心が必要。

FFBE幻影戦争

レイドボスとして登場。

SOPFFO

水のカオス。FF1同様、海底神殿のボスとして登場。
従来の作品ではタコやイカに近い風貌だったが、本作では全身から生えた多数の触手と大きな手を備えた人型の魔物の姿となっている。
戦闘では長い触手と巨体を活かした突進でどこまでも獲物を追い詰める。
更にパーティの強化効果を奪い取る技や、地形を利用した水属性の攻撃を使いこなす。


正体はジャックの仲間であるジェドの成れの果て。

チョコボの不思議なダンジョン2

タコ系レベル3。そのまんますぎる。カラーは青。
ひみつのダンジョンの14,15Fに出現する。
水上移動ができ、墨でチョコボの視界を阻める以外は特に何もない
下位にデビルフィッシュオクトパスがいる。
戦利品はのろまのツメ、木の実類(融合のタネすばやさの実のろまの実)。
木の実類は融合のタネを除き下位種のものから一新されており、行動速度に影響を及ぼす物が出てくる。
採取できるエキスはタコのエキス
おいしい実と同等以上の効果があるので、余裕があれば採取しておきたい。

  • 系統共通でアイテムを盗む場合があり、陸上では動きが遅くなる。
    風属性に強いが、雷属性に弱い。

余談

FF12ではリッチはザコ敵、マリリスはモブ、ティアマットはボスモンスターとして登場するが、
カオス四天王の中でコイツだけは登場しない。