アトルガンの秘宝/星気の笛音

Last-modified: 2017-07-21 (金) 02:51:23

・星気の笛音

進行内容
 オートマトン工房のガッサドから
 魔笛指向儀を預かった。
 サラヒム・センチネルに戻り、
 巡視の結果を報告しよう。


  1. アルザダール海底遺跡群・バフラウ段丘からマップのGilded Doors付近でイベント。
     
    Abda-Lurabda : ねぇねぇ、見て見て!
     あれは何?
    Abda-Lurabda : とっても、とっても、
     気になるもーん!
    ??? : ほらほら!
     ここは古い建造物の中なんだから、
     もう少し落ち着いて……
    Abda-Lurabda : アブダルラブダ、初めて
     ここに来たんだもーん。大興奮だもん!
    Abda-Lurabda : 今日は、タティーヤ(Tateeya)が
     オートマトン工房でお留守番!
     ガッサドさんと、おでかけできて嬉しいもーん!
    Ghatsad : ふっ、そうか。
     連れてきた甲斐があったというものだ。
    ??? : だけど、あまりに大きな声で
     話していると魔物が寄ってくるかもしれないよ?
    ??? : 僕たちがついているとはいえ、
     もう少し、気をつけたほうが良いと思うな。
    ??? : 山猫のとこの傭兵にも
     遺跡の見回りを依頼するほどなんだ。
    ??? : ……この海底遺跡にはね、
     魔物がそれこそ山のように潜んでいて
     ここで命を落とした錬金術師も多い。
    ??? : ほら、月のない闇夜、
     暗碧海の方から、海鳴りが
     聞こえてくることがあるだろ。
    ??? : あれは、
     そんな錬金術師たちの
     亡霊がすすり泣く声なんだ……。
    ??? : リシュフィー(Rishfee)!
    ??? : そのくらいにしておきなさい。
     ぼうやが、怯えているわ。
    Abda-Lurabda : ほ、本当なんだもん?
    Rishfee : さて、どうでしょう?
    Abda-Lurabda : ひ、ひどいんだもん!
     リシュフィーのいじわるだもん!
    ??? : !!
    Ghatsad : ……どうした? アミナフ(Amnaf)。
    (冒険者登場)
    Amnaf : お静かに……。
    Amnaf : あの者……。
    Abda-Lurabda : あれれだもーん?
    Abda-Lurabda : ここに、ひとりで来るなんて
     おねえさんも遺跡に興味しんしんの人ー?
    Abda-Lurabda : 遺跡に興味があるのなら、
     アブダルラブダと一緒だもん♪
    Ghatsad : そうだな。山猫二等傭兵バッジ
     つけているところを見ると、山猫の傭兵だろう。
    Ghatsad : その様子、
     この遺跡のことについて何も知らぬようだな。
     ……いいだろう。お前も話を聞いてゆけ。
    Abda-Lurabda : よかったもんね?
     アブダルラブダも、ガッサドさんに
     アルザダール文明の謎について、
     教えてもらってるとこだったもーん♪
    (暗転)
    遺跡の謎を聞いてみますか?
     窓について
     柱について
     床について
     
    「窓について」
    Ghatsad : ん?
     やはり、窓に興味があるか……。
    Abda-Lurabda : なんで
     向こうに魚が泳いでるんだもん?
     あの窓が割れたら、どうなるんだもん!
    Ghatsad : あの魚たちは
     実際に海に棲息している魚だ。
     今、我々が見ているのは、暗碧海の底を
     横から見た光景、ということになるな。
    Ghatsad : あの窓には
     想像を絶する水圧がかかっているはずだ。
     無論、割れたら我々はひとたまりもあるまい。
    Abda-Lurabda : あ、あの
     星みたいにキラキラ光ってるのは何だもん?
     あんなの見たことないんだもん!
    Ghatsad : よいところに気がついたな。
     あれは「血髄油」の燐光だ。
    Abda-Lurabda : 知ってるもーん。
     オートマトンの血髄油だもん?
    Ghatsad : よくできたぞ。
     窓枠に、血髄油で作られた泡のような
     被膜が張られており、それが海と我々のいる
     空気のある場所とを隔てているのだ。
    Abda-Lurabda : 泡ってことは
     はじけちゃうもん?
    Ghatsad : 確かにそうだな。
     しかし、何百年も耐えてきたのだ。
     今日明日、壊れるということもあるまい。
    Ghatsad : まさに、驚くべき技術だ。
     まず、安心していいだろう。
    Ghatsad : だが、この被膜とて
     絶えず血髄油が供給されているからこそ、
     保たれているはずだ。
    Ghatsad : いつかは、
     その供給も尽きる時が来ることだろう……
     そう、いつかはな……。
    Abda-Lurabda : ガ、ガッサドさんまで
     脅かすもん。アブダルラブダ、なんだか
     帰りたくなってきたもーん。
     
    「柱について」
    Ghatsad : この柱に着眼するとは、
     なかなかやるな。
    Ghatsad : ただ、この柱の形状は、
     海底考古学を少しでもかじった者にとっては
     驚くには値しないものだ。
    Ghatsad : 緩やかな円錐を描く
     天地の基部。そして、頼りなくも見える
     中央のややくびれた円筒部分。
    Ghatsad : 今からおよそ900年前、
     古のアトルガン皇国、アルザダール朝末期の
     神殿に盛んに用いられた形式と、
     同じものだからだ。
    Ghatsad : だが、この遺跡の柱で
     注目すべきは形状にはなく、
     構造そのものにある。
    Ghatsad : どうやら、回転
     および伸縮をしたらしき跡があるのだ……。
    Abda-Lurabda : どういうことか、
     さっぱり、わからないんだもーん。
    Ghatsad : ふっ。私にも解らぬ。
    Ghatsad : 恐らくは、時代と共に
     変化する水圧に耐えられるよう、建物自体が
     フレキシブルな構造をしているのだろう、
     ということぐらいしかな……。
    Abda-Lurabda : ふーん……、だもん。
    Ghatsad : 近い将来、この技術を解明し、
     オートマトンに応用できれば、と
     あらぬ夢をみたりもするが……
    Abda-Lurabda : ガ、ガッサドさん!
    Abda-Lurabda : アブダルラブダ、
     もっとマジメに勉強することに、たった今
     決めたもん!!
     
    「床について」
    Ghatsad : 床か……。
     これはまた傭兵らしい視点だな。
    Abda-Lurabda : アブダルラブダも!
     ガッサドさんに、これのこと聞きたかったもーん!
    Ghatsad : ……数種の異なる石材で
     組まれたモザイクは、アトルガンの初期王朝、
     アルザダール朝の高度な建築技術の賜物だ。
    Ghatsad : 今では、その多くの技術は
     失われてしまったのが残念だが……
    Abda-Lurabda : この青白く光ってる
     紋様はいったいなんなんだもん?
    Abda-Lurabda : どこかで見たことある模様……
    Abda-Lurabda : うーん、うーん……。
    Abda-Lurabda : ぐるぐるぐるぐる……。
    Ghatsad : あれは移動装置になっている。
     我が皇国に今も受け継がれている
     移送の幻灯と、基本的には同じ仕組みだ。
    Ghatsad : だから、
     皇立文化財調査事業団の錬金術師によって
     安全が確認されたものは、そのまま
     遺跡調査に使用しているのだよ。
    Abda-Lurabda : うーん、うーん……。
     ぐるぐるぐるぐる……。なんで、
     900年も昔のものが動いてるんだもん?
    Ghatsad : そうだな。
     そこが不思議なのだ。
    Ghatsad : 事業団は、
     この遺跡の調査を進めながら、
     積もった埃をはらい、汚れを落としこそしたが
     復刻作業や保存処置はまったく行っていない。
    Ghatsad : いや、必要なかったのだ。
    Ghatsad : この遺跡は、
     まるで誰かが住んでいるかのように、
     当時の姿をそのままに、とどめている……。
    Ghatsad : 姿だけではなく、
     機能もそのままにな……。
    Abda-Lurabda : ……。
     なぜだか、わからないんだもん!
    Abda-Lurabda : でも、きっと
     アブダルラブダたちを、待ってたんだもん!
    Ghatsad : ふっ……
     アブダルラブダ。
     お前のいうとおりかもしれんな……。
     
    (すべての選択肢を選んだ後暗転)
    Ghatsad : さて、
     お前に折り入って話がある……。
    Ghatsad : ご覧のように、
     私は皇立文化財調査事業団の
     顧問錬金術師を兼務していてね。
    Ghatsad : こうして、
     遺跡に足を運ぶことも多い。
    Ghatsad : 事業団の真の目的が
     何だか、お前には察しがついているかね?
    Ghatsad : 貴重な文化財の保護?
    Ghatsad : それとも偉大な古代文明の研究?
    Ghatsad : どれも建て前にすぎん。
    Ghatsad : 我々事業団は、聖皇の命で
     失われた魔笛の行方を探しているのだよ。
    Ghatsad : ……そうだ。
     我々が捜しているのは、
     皇都にある魔笛とは別のものだ。
    Ghatsad : ところで
     [Your Name]。お前は
     魔笛のことを、どの程度知っているのだ?
     
    どの程度知っていますか?
     かなり詳しい
     あまり知らない
     
    「かなり詳しい」
    Ghatsad : そうか。お前のような
     中の国の者にまで知れ渡っているとは、
     我が国の至宝も捨てたものではないな。
    Ghatsad : そもそも魔笛は、
     かつて我が国で大流行した鎖死病を
     鎮めるため、時の聖皇さまによって
     皇都に持ち込まれた。
    Ghatsad : 病に苦しむ民を
     そして内憂外患の皇国を救わん、とな……。
    Ghatsad : 魔笛は
     貴賎貧富の別なく人々に活力を与える。
     つまり、救済の象徴だったのだよ。
    Ghatsad : それが、今では
     蛮族に狙われ、新たな戦争の火種に
     なっているのだから、皮肉なものだ。
     
    「あまり知らない」
    Ghatsad : 魔笛とは、
     皇都アルザビにある封魔堂の魔笛の座に、
     常時、安置すべき我が国の至宝。
    Ghatsad : アストラル界の「風」を噴出して、
     耳に聞こえぬ音を発し……
    Ghatsad : それは、
     人々に勇気と活力を与え、
     繁栄へと導く糧をもたらしてきた。
    Ghatsad : だが、それが故に
     蛮族も魔笛を欲し、これを奪わんと
     何度も皇都に侵攻してくる。
    Ghatsad : そう、魔笛は
     我々に力をもたらす代償として、
     平和を奪っていったのだ……。
    Ghatsad : そもそも魔笛は、
     かつて我が国で大流行した鎖死病を
     鎮めるため、時の聖皇さまによって
     皇都に持ち込まれた。
    Ghatsad : 病に苦しむ民を
     そして内憂外患の皇国を救わん、とな……。
     
    Ghatsad : だが、魔笛は1つではない。
     ……と言ったら、お前は驚くだろうか?
    Ghatsad : 皇都で激しい争奪戦が
     繰り広げられているあの魔笛の他に、
     実は、4つの魔笛がかつて存在していたことが
     古文書や遺物より確実視されていてな。
    Ghatsad : それらを見つければ、
     あるいは、この果てしなく無益な争いを
     止められるかもしれない。
    Ghatsad : そう、我々事業団は考え、
     失われた魔笛を追い求めているのだよ。
    Ghatsad : どうだろう?
     [Your Name]。その魔笛探しを
     手伝ってはもらえないだろうか?
    Ghatsad : ふっ……。
     なぜ、名を知っているのかが、
     気になるのか?
    Ghatsad : 驚くほどのことではない。
     そもそも、山猫に依頼を出したのは私なのだ。
     ……お前を指名してな。
    Ghatsad : お前は、あの
     変わり者の多い監視哨の防人から、
     ずいぶんと気に入られているようだ。
    Ghatsad : 彼らの
     強い推薦もあったのだよ。
    Ghatsad : [Your Name]よ。
     すべての魔笛を探し出せば、
     アトルガン皇国……
    Ghatsad : 否、エラジア大陸全土にも
     平和をもたらすことが、できるかもしれんぞ。
    魔笛指向儀を手渡された!
    Ghatsad : その魔笛指向儀は、
     魔笛が近いと反応する。いわば、
     水晶指向儀と同様の役割を果たすものだ。
    Ghatsad : ただ、注意がある。
    Ghatsad : 魔笛から吹き出した風は、
     この世界で拡散しながら消滅するため、
     微弱なアストラル反応を拾っているとキリがない。
    Ghatsad : だから、少々の反応は
     無視するよう、あらかじめ設定してある。
     つまり、すぐ近くまで寄らなければ
     反応しないのだよ。
    Ghatsad : 分かっただろう?
     そういった理由でも、傭兵として
     国中を走り回っているお前は、
     打ってつけだった訳だ。
    Ghatsad : だから魔笛指向儀は、
     常に携帯しておいてくれ。
    Ghatsad : ……?
     ああ、安心してくれ。
     皇都の魔笛には反応しない。
    Ghatsad : では、頼んだぞ。
     [Your Name]よ。
     エラジア大陸の未来は、
     お前の魔笛捜索にかかっているのだ。
    Ghatsad : 待て、[Your Name]。
    Ghatsad : 私が事業団の長であること、
     公にはするな。街では知らぬふうで通してくれ。
     私もそうする。
    Ghatsad : 町工場の長としての生活も
     大切にしているのでな。
    (暗転)
    Amnaf : ……。
    Ghatsad : ……アミナフよ。
    Ghatsad : 「鈴」はつけた、
     と宰相どのに伝えよ。
    Amnaf : 御意。
    だいじなもの:魔笛指向儀を手にいれた!
    ・魔笛指向儀
魔笛の発する強力なアストラル風を
探知して地図上に表示するという、
携帯式の探査装置。
皇国錬金術ギルド製の水晶指向儀を
改造したもののようだ。

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