・星気の笛音
進行内容
オートマトン工房のガッサドから
魔笛指向儀を預かった。
サラヒム・センチネルに戻り、
巡視の結果を報告しよう。
- アルザダール海底遺跡群・バフラウ段丘からマップのGilded Doors付近でイベント。
あれは何?
Abda-Lurabda : とっても、とっても、
気になるもーん!
??? : ほらほら!
ここは古い建造物の中なんだから、
もう少し落ち着いて……
Abda-Lurabda : アブダルラブダ、初めて
ここに来たんだもーん。大興奮だもん!
Abda-Lurabda : 今日は、タティーヤ(Tateeya)が
オートマトン工房でお留守番!
ガッサドさんと、おでかけできて嬉しいもーん!
Ghatsad : ふっ、そうか。
連れてきた甲斐があったというものだ。
??? : だけど、あまりに大きな声で
話していると魔物が寄ってくるかもしれないよ?
??? : 僕たちがついているとはいえ、
もう少し、気をつけたほうが良いと思うな。
??? : 山猫のとこの傭兵にも
遺跡の見回りを依頼するほどなんだ。
??? : ……この海底遺跡にはね、
魔物がそれこそ山のように潜んでいて
ここで命を落とした錬金術師も多い。
??? : ほら、月のない闇夜、
暗碧海の方から、海鳴りが
聞こえてくることがあるだろ。
??? : あれは、
そんな錬金術師たちの
亡霊がすすり泣く声なんだ……。
??? : リシュフィー(Rishfee)!
??? : そのくらいにしておきなさい。
ぼうやが、怯えているわ。
Abda-Lurabda : ほ、本当なんだもん?
Rishfee : さて、どうでしょう?
Abda-Lurabda : ひ、ひどいんだもん!
リシュフィーのいじわるだもん!
??? : !!
Ghatsad : ……どうした? アミナフ(Amnaf)。
(冒険者登場)
Amnaf : お静かに……。
Amnaf : あの者……。
Abda-Lurabda : あれれだもーん?
Abda-Lurabda : ここに、ひとりで来るなんて
おねえさんも遺跡に興味しんしんの人ー?
Abda-Lurabda : 遺跡に興味があるのなら、
アブダルラブダと一緒だもん♪
Ghatsad : そうだな。山猫二等傭兵バッジを
つけているところを見ると、山猫の傭兵だろう。
Ghatsad : その様子、
この遺跡のことについて何も知らぬようだな。
……いいだろう。お前も話を聞いてゆけ。
Abda-Lurabda : よかったもんね?
アブダルラブダも、ガッサドさんに
アルザダール文明の謎について、
教えてもらってるとこだったもーん♪
(暗転)
遺跡の謎を聞いてみますか?
窓について
柱について
床について
Ghatsad : ん?
やはり、窓に興味があるか……。
Abda-Lurabda : なんで
向こうに魚が泳いでるんだもん?
あの窓が割れたら、どうなるんだもん!
Ghatsad : あの魚たちは
実際に海に棲息している魚だ。
今、我々が見ているのは、暗碧海の底を
横から見た光景、ということになるな。
Ghatsad : あの窓には
想像を絶する水圧がかかっているはずだ。
無論、割れたら我々はひとたまりもあるまい。
Abda-Lurabda : あ、あの
星みたいにキラキラ光ってるのは何だもん?
あんなの見たことないんだもん!
Ghatsad : よいところに気がついたな。
あれは「血髄油」の燐光だ。
Abda-Lurabda : 知ってるもーん。
オートマトンの血髄油だもん?
Ghatsad : よくできたぞ。
窓枠に、血髄油で作られた泡のような
被膜が張られており、それが海と我々のいる
空気のある場所とを隔てているのだ。
Abda-Lurabda : 泡ってことは
はじけちゃうもん?
Ghatsad : 確かにそうだな。
しかし、何百年も耐えてきたのだ。
今日明日、壊れるということもあるまい。
Ghatsad : まさに、驚くべき技術だ。
まず、安心していいだろう。
Ghatsad : だが、この被膜とて
絶えず血髄油が供給されているからこそ、
保たれているはずだ。
Ghatsad : いつかは、
その供給も尽きる時が来ることだろう……
そう、いつかはな……。
Abda-Lurabda : ガ、ガッサドさんまで
脅かすもん。アブダルラブダ、なんだか
帰りたくなってきたもーん。
Ghatsad : この柱に着眼するとは、
なかなかやるな。
Ghatsad : ただ、この柱の形状は、
海底考古学を少しでもかじった者にとっては
驚くには値しないものだ。
Ghatsad : 緩やかな円錐を描く
天地の基部。そして、頼りなくも見える
中央のややくびれた円筒部分。
Ghatsad : 今からおよそ900年前、
古のアトルガン皇国、アルザダール朝末期の
神殿に盛んに用いられた形式と、
同じものだからだ。
Ghatsad : だが、この遺跡の柱で
注目すべきは形状にはなく、
構造そのものにある。
Ghatsad : どうやら、回転
および伸縮をしたらしき跡があるのだ……。
Abda-Lurabda : どういうことか、
さっぱり、わからないんだもーん。
Ghatsad : ふっ。私にも解らぬ。
Ghatsad : 恐らくは、時代と共に
変化する水圧に耐えられるよう、建物自体が
フレキシブルな構造をしているのだろう、
ということぐらいしかな……。
Abda-Lurabda : ふーん……、だもん。
Ghatsad : 近い将来、この技術を解明し、
オートマトンに応用できれば、と
あらぬ夢をみたりもするが……
Abda-Lurabda : ガ、ガッサドさん!
Abda-Lurabda : アブダルラブダ、
もっとマジメに勉強することに、たった今
決めたもん!!
Ghatsad : 床か……。
これはまた傭兵らしい視点だな。
Abda-Lurabda : アブダルラブダも!
ガッサドさんに、これのこと聞きたかったもーん!
Ghatsad : ……数種の異なる石材で
組まれたモザイクは、アトルガンの初期王朝、
アルザダール朝の高度な建築技術の賜物だ。
Ghatsad : 今では、その多くの技術は
失われてしまったのが残念だが……
Abda-Lurabda : この青白く光ってる
紋様はいったいなんなんだもん?
Abda-Lurabda : どこかで見たことある模様……
Abda-Lurabda : うーん、うーん……。
Abda-Lurabda : ぐるぐるぐるぐる……。
Ghatsad : あれは移動装置になっている。
我が皇国に今も受け継がれている
移送の幻灯と、基本的には同じ仕組みだ。
Ghatsad : だから、
皇立文化財調査事業団の錬金術師によって
安全が確認されたものは、そのまま
遺跡調査に使用しているのだよ。
Abda-Lurabda : うーん、うーん……。
ぐるぐるぐるぐる……。なんで、
900年も昔のものが動いてるんだもん?
Ghatsad : そうだな。
そこが不思議なのだ。
Ghatsad : 事業団は、
この遺跡の調査を進めながら、
積もった埃をはらい、汚れを落としこそしたが
復刻作業や保存処置はまったく行っていない。
Ghatsad : いや、必要なかったのだ。
Ghatsad : この遺跡は、
まるで誰かが住んでいるかのように、
当時の姿をそのままに、とどめている……。
Ghatsad : 姿だけではなく、
機能もそのままにな……。
Abda-Lurabda : ……。
なぜだか、わからないんだもん!
Abda-Lurabda : でも、きっと
アブダルラブダたちを、待ってたんだもん!
Ghatsad : ふっ……
アブダルラブダ。
お前のいうとおりかもしれんな……。
Ghatsad : さて、
お前に折り入って話がある……。
Ghatsad : ご覧のように、
私は皇立文化財調査事業団の
顧問錬金術師を兼務していてね。
Ghatsad : こうして、
遺跡に足を運ぶことも多い。
Ghatsad : 事業団の真の目的が
何だか、お前には察しがついているかね?
Ghatsad : 貴重な文化財の保護?
Ghatsad : それとも偉大な古代文明の研究?
Ghatsad : どれも建て前にすぎん。
Ghatsad : 我々事業団は、聖皇の命で
失われた魔笛の行方を探しているのだよ。
Ghatsad : ……そうだ。
我々が捜しているのは、
皇都にある魔笛とは別のものだ。
Ghatsad : ところで
[Your Name]。お前は
魔笛のことを、どの程度知っているのだ?
かなり詳しい
あまり知らない
Ghatsad : そうか。お前のような
中の国の者にまで知れ渡っているとは、
我が国の至宝も捨てたものではないな。
Ghatsad : そもそも魔笛は、
かつて我が国で大流行した鎖死病を
鎮めるため、時の聖皇さまによって
皇都に持ち込まれた。
Ghatsad : 病に苦しむ民を
そして内憂外患の皇国を救わん、とな……。
Ghatsad : 魔笛は
貴賎貧富の別なく人々に活力を与える。
つまり、救済の象徴だったのだよ。
Ghatsad : それが、今では
蛮族に狙われ、新たな戦争の火種に
なっているのだから、皮肉なものだ。
Ghatsad : 魔笛とは、
皇都アルザビにある封魔堂の魔笛の座に、
常時、安置すべき我が国の至宝。
Ghatsad : アストラル界の「風」を噴出して、
耳に聞こえぬ音を発し……
Ghatsad : それは、
人々に勇気と活力を与え、
繁栄へと導く糧をもたらしてきた。
Ghatsad : だが、それが故に
蛮族も魔笛を欲し、これを奪わんと
何度も皇都に侵攻してくる。
Ghatsad : そう、魔笛は
我々に力をもたらす代償として、
平和を奪っていったのだ……。
Ghatsad : そもそも魔笛は、
かつて我が国で大流行した鎖死病を
鎮めるため、時の聖皇さまによって
皇都に持ち込まれた。
Ghatsad : 病に苦しむ民を
そして内憂外患の皇国を救わん、とな……。
……と言ったら、お前は驚くだろうか?
Ghatsad : 皇都で激しい争奪戦が
繰り広げられているあの魔笛の他に、
実は、4つの魔笛がかつて存在していたことが
古文書や遺物より確実視されていてな。
Ghatsad : それらを見つければ、
あるいは、この果てしなく無益な争いを
止められるかもしれない。
Ghatsad : そう、我々事業団は考え、
失われた魔笛を追い求めているのだよ。
Ghatsad : どうだろう?
[Your Name]。その魔笛探しを
手伝ってはもらえないだろうか?
Ghatsad : ふっ……。
なぜ、名を知っているのかが、
気になるのか?
Ghatsad : 驚くほどのことではない。
そもそも、山猫に依頼を出したのは私なのだ。
……お前を指名してな。
Ghatsad : お前は、あの
変わり者の多い監視哨の防人から、
ずいぶんと気に入られているようだ。
Ghatsad : 彼らの
強い推薦もあったのだよ。
Ghatsad : [Your Name]よ。
すべての魔笛を探し出せば、
アトルガン皇国……
Ghatsad : 否、エラジア大陸全土にも
平和をもたらすことが、できるかもしれんぞ。
魔笛指向儀を手渡された!
Ghatsad : その魔笛指向儀は、
魔笛が近いと反応する。いわば、
水晶指向儀と同様の役割を果たすものだ。
Ghatsad : ただ、注意がある。
Ghatsad : 魔笛から吹き出した風は、
この世界で拡散しながら消滅するため、
微弱なアストラル反応を拾っているとキリがない。
Ghatsad : だから、少々の反応は
無視するよう、あらかじめ設定してある。
つまり、すぐ近くまで寄らなければ
反応しないのだよ。
Ghatsad : 分かっただろう?
そういった理由でも、傭兵として
国中を走り回っているお前は、
打ってつけだった訳だ。
Ghatsad : だから魔笛指向儀は、
常に携帯しておいてくれ。
Ghatsad : ……?
ああ、安心してくれ。
皇都の魔笛には反応しない。
Ghatsad : では、頼んだぞ。
[Your Name]よ。
エラジア大陸の未来は、
お前の魔笛捜索にかかっているのだ。
Ghatsad : 待て、[Your Name]。
Ghatsad : 私が事業団の長であること、
公にはするな。街では知らぬふうで通してくれ。
私もそうする。
Ghatsad : 町工場の長としての生活も
大切にしているのでな。
(暗転)
Amnaf : ……。
Ghatsad : ……アミナフよ。
Ghatsad : 「鈴」はつけた、
と宰相どのに伝えよ。
Amnaf : 御意。
だいじなもの:魔笛指向儀を手にいれた!・魔笛指向儀
魔笛の発する強力なアストラル風を 探知して地図上に表示するという、 携帯式の探査装置。 皇国錬金術ギルド製の水晶指向儀を 改造したもののようだ。
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