・無手の傀儡師
進行内容
「アシュタリフの幽霊船の
正体を解明せよ」という勅命に従い、
謎の人形使いの少女の指揮下に入った。
アラパゴ諸島を調査してみよう。
- アトルガン白門・サラヒム・センチネルでイベント。
[Your Name]さんかぁ。予定より早いんで、
焦ったじゃないですかー。
Abquhbah : 今日は、皇宮から
大事なお客さまを、お迎えするってことで
社内は、おおわらわなんです。
Abquhbah : ま、幸い
ナジャ社長の機嫌が、すこぶるいいんで
助かってるんですけどねー。
Abquhbah : この前、君が
帰ってったときとは大違いです。
Abquhbah : 見てください。
先に使者として、不滅隊のアミナフ様が
いらしてから、ずっとあの調子なんですよ。
(暗転)
Naja Salaheem : フンフン、フフーン♪
フン、フフーン♪
Naja Salaheem : !!
Naja Salaheem : ……[Your Name]。
あんた……、いったい、
いつからそこにいたんだい?
Naja Salaheem : 社長の真後ろに、
黙って近寄るだなんて……
Naja Salaheem : いきなり、
殴り殺されたって、文句は言えないよっ。
Naja Salaheem : いったい、
どういう了見だい!
ナジャ社長の棍棒が怖いんだもの
ナジャ社長が鼻歌を歌ってるんだもの
Naja Salaheem : ……この愛くるしい
「モーニングスター」が怖いってゆうのかい?
Naja Salaheem : ……なるほど。
だから、あたいの背後をとったってわけか……。
Naja Salaheem : あんた、
な~んにもわかってないネェ。
Naja Salaheem : これは鈍器じゃないよ。
あんたたち社員に愛を注ぐ……、そう……
いわば神器さ!
Naja Salaheem : 万が一、これで
あんたたちの血が流れたとしたら、
それは、あたいの涙でもあるんだよ。
覚えときなっ!
[Your Name]はNaja Salaheemの鼻歌を真似してみせた!
Naja Salaheem : んなっ!
あ、あんた、聞いてたのかいっ!?
Naja Salaheem : ……あたいの
この「モーニングスター」で、あんたの頭の中
にあるそのメロディを……
Naja Salaheem : 忘れさせてやろうかネェ?
油売ってる場合じゃないんだったよ。
Naja Salaheem : これから、
大切な、大事な、大金持ちな……、
特上顧客さまがいらっしゃるんだ。
Naja Salaheem : それに、それを
伝えてくださった不滅隊のアミナフさまが、
すでに奥でお待ちなんだよっ!
Naja Salaheem : ほらほらっ。
今は無調法な傭兵は、お呼びじゃないんだ。
シッ、シッ! おかえり!
Abquhbah : ナジャ社長!!
Abquhbah : 報告でありますっ!
Abquhbah : ただいま、
宮廷傀儡師のアフマウ様、
ご到着になられましたっ!
Naja Salaheem : あちゃぁ……
予定よりも、ちょぉーっとばかし、
お早いお成りだネェ。
Naja Salaheem : [Your Name]!
いいかい? 粗相のないように、
隅っこでおとなし~くしておいでっ!
(暗転)
Ovjang : くるシュウナイ。
ソノママデ、よイゾ。
Naja Salaheem : (なんだい、
あの偉そ~な「お人形」は?)
Abquhbah : (たしか……アヴゼ……)
Naja Salaheem : (チッ!
あたいは、んなこと聞いてんじゃないよっ!)
Ovjang : なにカ?
Naja Salaheem : これはこれは……
かような、むさ苦しきところへ
ご足労いただき、恐悦至極に存じます。
Naja Salaheem : さ、さ、こちらへ……。
Ovjang : ナンテ、ムサくるシイトコ!
Naja Salaheem : ……!?
Rishfee : そうか、初めてだったな。
Rishfee : こちらは、
宮廷傀儡師のアフマウ様、そして……
Aphmau : わたくしの友人……
アヴゼン(Ovjang)よ……。
Naja Salaheem : ご無礼を
お許しくださいませ。アヴゼン様。
皇国の忠実なしもべ、ナジャにございます。
Ovjang : ……ツーン。
Naja Salaheem : ……。
Rishfee : ほら、なにか言葉を!
だいたい協力を頼みたいって言い出したの、
アヴゼンさんだろう?
Ovjang : フン。
Aphmau : ……アヴゼン!
Ovjang : ………。
Ovjang : ……ゴキゲンヨウ。
Rishfee : よしよし、よくできました。
Ovjang : !!
アノものハ、ナニものダ?
Ovjang : やまねこノばっじをツケテルナ。
アレガ、ようへいカ?
Naja Salaheem : そ、それは中の国より
取り寄せました……マネキンでございます。
Ovjang : ソウカ?
Ovjang : ……マァ、よイ。
Amnaf : ナジャ。
アヴゼンの質問にマジメに答えなさい。
Naja Salaheem : ……はい。この者は
中の国より、聖皇さまの御ため馳せ参じた、
我が社の傭兵、[Your Name]にございます。
Ovjang : フム。でアルカ。
Ovjang : れいノけん、
すでニ、つたエテアルノカ?
Amnaf : いえ、
これからにございます。
Ovjang : ウム。
はやク、つたエロ。
Amnaf : ナジャ。
聖皇ナシュメラ様よりの、勅命を伝える。
Naja Salaheem : ははーっ。
Amnaf : 「……サラヒム・センチネル。
Amnaf : 余、ナシュメラは
民草の心を安泰にさせんがため、
巷で噂の幽霊船の正体解明を命ず。
Amnaf : また、もしこれが何者かの
策謀である場合、これを阻止せよ。
ナシュメラ2世。」
Naja Salaheem : ……ゆ、幽霊。
Amnaf : なにか、異存でも?
Naja Salaheem : いえ……。
Naja Salaheem : ナジャ・サラヒム、
つつしんでお受けいたします。
Rishfee : 先ほども申したが、繰り返す。
Rishfee : この任務、民や兵に気取られ、
いらぬ騒ぎとならぬよう、秘密裏に進めよ、
とのお達しだ。
Rishfee : 故に調査の総指揮は、
ここにいらっしゃる宮廷傀儡師の
アフマウ様が、とられることに決まっている。
Naja Salaheem : そ、それは……
Ovjang : んー?
まさか、フマンなのカ?
Naja Salaheem : め、めっそうもございません。
……光栄に存じます。
Ovjang : よき、こころガケでアルナ。
Ovjang : では、サッソク、
せんぞくノようへいヲ、きょうしゅつセヨ。
Naja Salaheem : 然様でございますネェ……
Naja Salaheem : ……火急なれば、
この[Your Name]でございましたら、
すぐにでも出立の準備が整っております。
激しく抗議!
いや、やめときます……
Naja Salaheem :あぁ~もうっ……
ったく、ナマ言ってんじゃないよっ!
Ovjang : ホホウ♪
Ovjang : オモシロイことばダナ。
「ナマ・イッテンジャ・ナイヨ」カ。
Ovjang : おぼエテオコウ。
(「激しく抗議!」を選んだ場合もここに続く。)
Ovjang : たのンダゾ。
はたらキニヨッテハ、ベツに、
ほうびヲツカワソウ。
Aphmau : ……よ、よろしくお願いします。
Ovjang : オかねハ、いくらデモアルノダヨ。
(アフマウとアヴゼンが退室)
Amnaf : 些細なことでもよい。
得た情報はすべて、皇宮に報告しなさい。
Rishfee : では、健闘を祈っているよ。
(アミナフとリシュフィーも退室、暗転)
Naja Salaheem : それにしても……
聖皇さま、直々の任務をやり遂げたら、
この会社に箔がつくこと間違いなしだネェ。
Naja Salaheem : [Your Name]!
Naja Salaheem : この任務は、いつも以上に
慎重にすすめてもらわなきゃならない。
絶対に、失敗は許されないよっ!
Naja Salaheem : わかったかい?
じゃあ、我が社の掴んでる
幽霊船の情報を教えてやろう。
Naja Salaheem : 最近では、蛮族に紛れて
亡霊がアルザビ周辺までやってきてるとか……。
Naja Salaheem : なんで、知ってるかって?
Naja Salaheem : 皇宮のお偉い方々の
耳には、今ごろ届いたんだろうけど、
街じゃずいぶん前から噂だったのさ。
Naja Salaheem : ……10数年前のこと、
あるキキルンが、アラパゴ諸島で初めて
見たのを皮切りに、幽霊船は、各地で
目撃されるようになったんだ。
Naja Salaheem : 最初は、あの辺に
沈んだ皇国の客船アシュタリフ号だろうって、
もっぱらの噂だったんだけど……。
Naja Salaheem : ナシュモの帰りに
そいつに遭遇しちゃったある男が、
あれは、ブラックコフィン号だって言い始めてネェ。
Naja Salaheem : なんでも、
先祖がイフラマド王国につながる
彼の家では、屋根裏に大切に保管されてた
らしいんだよ……
Naja Salaheem : 200年前、
アトルガン皇国に最後まで抵抗した、
反皇国のシンボル、ブラックコフィン号の雄姿を
描いた絵画がね……。
Naja Salaheem : まぁ、
ありがちなことだけど、そいつは不滅隊に
捕まったらしくて詳細は不明ってオチさ。
Naja Salaheem : とにかく、
聖皇さまの勅命を完璧にこなせば、
うちの会社は、報酬だけで10年は安泰だろうさ。
Naja Salaheem : だから
[Your Name]! その噂が、
本物だろうが偽物だろうが構わない。その手で
必ず、幽霊船の正体を暴いてくるんだよっ!
近海で目撃されることが多いとか……。
なら、ナシュモからあたってみるのが、
聞き込みの常套ってやつだよ。
Naja Salaheem : わかってるだろうね?
幽霊船の噂が、本物だろうが偽物だろうが
あたいたちには関係ないよっ。
その手で必ず、正体を暴いておいで!
Naja Salaheem : 聖皇さまの勅命を完璧に
こなせば、うちの会社はその報酬だけで
10年は安泰だろうからネェ。
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