・王子の告白
進行内容
ドラギーユ城のハルヴァー(Halver)に
「ライファルの手紙」を届けよう。
- ドラギーユ城(I-9)のHalverに話しかける。ドラギーユ城に入れない場合は北サンドリア・ドラギーユ城前のGuilermeに話しかける。
ドラギーユ城(I-9)のHalverに話しかけた場合。
Halver : [Your Name]か。
嘆願書の類ならば、まず私が見よう。ライファルの書状を見せますか?
はい
いいえ「いいえ」
Halver : そうか。近頃、
「アトルガン皇国」は血眼になって傭兵を
集めていると聞いていたが、その階級章……
Halver : [Your Name]よ、
おまえ、アトルガンの傭兵になったのだな。「はい」
Halver : なんだこれは?
手紙のようだが……
Halver : あまりに悪筆すぎて
私に宛てたものかどうかすら、
わからんではないか。
Halver : いや、ちょっと待て……
このキャリオンワームのダンスの如き
筆跡には確かに見覚えが……。
Halver : この手紙を
おまえに託した人物……
Halver : この忌まわしき筆跡の主……
Halver : この手紙を書いたのは、
我が主、サンドリア王国第一王位継承者、
トリオン・I・ドラギーユ様では?
Halver : ……なに? 違うと申すか?
Halver : この書状は、
賢者ライファルが書かれたもの、と?
しかし、この字はどうみても……
Halver : それが証拠に、長年
トリオン様に仕えてきた私は、
このような、あくひ……いや「タッピツ」で
あらせられても、解読……
Halver : いやはやいや、
ご推察することができるのだ。
ちょっと待っておれ。
Halver : …………。
Halver : ???
Halver : マ・テキ?
セソの風?? 争い???
Halver : …………読めぬなぁ。
Halver : この手紙、
トリオン様がしたためられたものに
違いないというのに!
Halver : いったい何が書いてあるのかが、
さっぱりわからぬとは……。北サンドリア・ドラギーユ城前のGuilermeに話しかけた場合。
ライファルの書状を見せますか?
はい
いいえ「いいえ」
Guilerme : この先は、ドラギーユ城である。
用がないなら早々に立ち去られい。「はい」
Guilerme : なに、ハルヴァー様にだと?
手紙のようだが……
Guilerme : あまりにも
悪筆で、誰に宛てたものだか
皆目わからんではないか!
Bacherume : ほう。私にも見せてみろ。
Bacherume : 差出人は……差出人は……、
トリオン王子
賢者ライファル
傭兵ライファル「トリオン王子」
Bacherume : はっはっはっはっはっ!
誇り高き、我がサンドリアの王族が、
このような悪筆なわけなかろうっ!「賢者ライファル」
Bacherume : はっはっはっはっはっ!
さすがは賢者どの。我々凡人には
読めぬ暗号を使われている。「傭兵ライファル」
Bacherume : はっはっはっはっはっ!
傭兵ならば致し方あるまいなぁ。Bacherume : だが、お前が言うように
ハルヴァー様宛ての手紙なのだとしたら、
ここに留め置くわけにはゆかぬな……。
Guilerme : よし! わかった。
私が届けてこよう。どこの誰かもわからぬような者を、
城の中に入れるわけには、ゆかぬからな。
Guilerme : 念のため、
お前の名前も聞いておこうか。
Guilerme : [Your Name]か。
ここで待っていろ。
(十秒ほどの間)
Guilerme : おい、貴様!!
あの手紙を見たハルヴァー(Halver)様が、
血相を変えなさったぞっ!?
Guilerme : ちょっと来い!
(ドラギーユ城・城内へ)
Halver : [Your Name]か。
衛兵の説明によれば、おまえが、
この手紙を持ってきたそうだが……
Halver : なんだこれは?
手紙のようだが……
Halver : いや、ちょっと待て……
このキャリオンワームのダンスの如き
筆跡には確かに見覚えが……。
Halver : この手紙を
おまえに託した人物……
Halver : あぁ……
このようなこと、おまえたちを前にして、
決して、決して言いたくはない……
Halver : だが、この手紙を書いたのは……
Halver : 我が主、
サンドリア王国第一王位継承者、
トリオン・I・ドラギーユ様では?
Bacherume : !?
Guilerme : ま、まさか……
そ、そんなバカな……
Halver : ……なに? 違うと申すか?
Halver : この書状は、
賢者ライファルが書かれたもの、と?
しかし、この字はどうみても……
Halver : それが証拠に、長年
トリオン様に仕えてきた私は、
このような、あくひ……いや「タッピツ」で
あらせられても、解読……
Halver : いやはやいや、
ご推察することができるのだ。
ちょっと待っておれ。
Halver : …………。
Halver : ???
Halver : マ・テキ?
セソの風?? 争い???
Halver : …………読めぬなぁ。
Halver : この手紙、
トリオン様がしたためられたものに
違いないというのに!
Halver : いったい何が書いてあるのかが、
さっぱりわからぬとは……。
(ラーアルが登場、門番2名敬礼し退城)
何かお困りのようだが……。
Halver : !
Halver : ラーアルか。
おまえの手など借りずとも……
Rahal : そう邪険にされますな。
あやしき書状が届いているとか?
Halver : な、なぜおまえがそのことを?
Rahal : それは、この者が……。
Rahal : 先日、トリオン様が
ご公務の書類も捨て置き……
Rahal : マネキンを身代わりに、
深夜、城を抜け出された時……
Halver : ……この間は、野ウサギだったな。
Rahal : 私は密かに、
忍びの技を身につけた、
このトラビアルス(Travialce)にトリオン様を
追跡させたのですが……
Rahal : トラビアルス、続きを。
Travialce : はっ。
トリオン様は、まずマウラに向かわれ、
そこで冒険者に身をやつされました。
Halver : ああ……。
一国の次代を担うお方が、
冒険者の真似事とは……。
Halver : なんと、嘆かわしい。
Travialce : それから、
兵員輸送船を待ってアトルガンへと……。
Halver : なんと!?
そんな遠国に? それで?
Travialce : はい。急いで私も
同船に忍び込み、気づかれぬよう、航海中、
トリオン様をお守りいたしておりました。
Travialce : 船は、無事
アトルガンの都アルザビに到着。
Travialce : 上陸後、
トリオン様は傭兵会社に向かわれ
そこで、ご契約されたようです。
Halver : 契約!?
まさか、ご本名ではなかろうな?
下手をすると、国際問題に発展しかねんぞ。
Travialce : それはござりませぬ。
現地で、トリオン様は「ライファル」と
名乗っておられたのを耳にしましたので。
Halver : では、彼の国の誰にも
正体はばれておらぬのだな?
Travialce : いえ、それはいかがかと……
トリオン様は、派手な金色の甲冑を着込まれ、
精力的に情報を集めておられました。
Halver : あぁぁぁ。
目立っておるではないかっ!
Travialce : 御意。
Travialce : そういえば、この者の顔も、
同じ傭兵会社で見かけました……
Travialce : おそれながら、
その書状、トリオン様が現地の茶屋で
したためておられた書状に、相違ないかと。
Rahal : トリオン様が、
もう少し我らを頼ってくだされば……。
Rahal : もっと、慎重に判断し
行動されるべきだと、私は思う。
Halver : ……そのことは、
また後で話すこととしよう。
Halver : それよりも、トリオン様が
おそらくは、たびたびアトルガンへ
向かわれている理由を知ることのほうが先決……
Halver : 今、アトルガンの国情は
どうなっているのか?
Rahal : ご安心ください。
Rahal : ずっと後をつけておりました
トラビアルスならば、多くのことを
見聞きしておりましょう。
Travialce : ……承りました。
ライファル様……いえ、トリオン様を
追跡しつつ、私が見聞きした、事、人、物。
すべてをかいつまんで、ご報告いたします。
Travialce : 彼の国、
アトルガンでは、今から4年前、
前聖皇ジャルザーン(Jalzahn)とその正妃が
ほぼ同時期に崩御されました……。
Halver : 覚えておる。その時は、
我が国からも弔問使節を送ったのだ。
確か、流行り病であられたな……。
Travialce : その機を見て、
彼の国の西方辺境で従っていた蛮族国は、
ここぞとばかりに朝貢を怠り始めました。
Halver : ふん、
これだから獣人は信用ならん。
Travialce : 彼の国の
長びく東方諸国との戦は、
膠着状態にあるとはいえ予断を許さず、
Travialce : 正規軍主力を
西方に振り向けることもままならず……
Travialce : そのまま西方辺境を放置するうち、
有力蛮族である「マムージャ蕃国」と
「ハルブーン傭兵団」が相次いで叛旗を翻し、
それに「死者の軍団」という勢力も呼応……。
Rahal : 武でなる我が国でさえ、
オーク帝国の駐留軍だけで
手を焼いておるのに、なんと三勢力か?
Rahal : いかに大国とはいえ、それは……
Travialce : はい。ついに昨今は、
皇都にまで蛮族の侵攻を許す始末。
Travialce : もはや、
都市防壁を修復する余裕さえ、
彼の国にはございませぬ……。
Halver : そのような危険な場所に、
おひとりで滞在されるとは、いかに武を誇る
トリオン様といえど、あってはならぬこと。
Halver : このような事態を招いた責任を、
警護の者に問わねばならんな。
Halver : 神殿騎士団団長を呼んでまいれ!
(暗転、クリルラ登場)
Halver : クリルラ。
トリオン様が度々城を抜け出される件、
行き先を、そこの従騎士がつかんだのだ。
Curilla : ……王立騎士団の者ですね。
それで、どこへ?
Halver : ……近東の国アトルガンだ。
Curilla : アトルガン……
Curilla : 例の、傭兵キャラバンの国か?
Rahal : ……そうだ。
Curilla : くっ……。
道理で神殿騎士がいくら街中を
捜索しても見つからなかった訳だ……
Halver : クリルラ。前回
トリオン様がここを抜け出されたとき、
このようなことが二度となきよう
注意せよ、と命じたな?
Curilla : はい。
面目次第もございませぬ。
……私の不徳の致すところです。
Halver : わかっておるようだな。
この責任、いずれとってもらうことになろう。
Curilla : ハッ。
Curilla : ハルヴァー殿、1つ質問を……。
Curilla : トリオン様は、何故
そのような遠地に行かれていたのでしょうか?
かの国に何か思い入れでも……。
Halver : うむ。前聖皇ジャルザーン公が
まだ、ご健在であられた折、トリオン様は一度
アトルガンをご訪問されたことがあってな。
Halver : そのときの「事件」が
原因のひとつかも……
Curilla : ?
Halver : いや、今は
そのような昔話をしているときではないな。
Halver : この件、もはや我々だけで
判断できる問題ではなさそうだ。
急ぎ、国王様とピエージェ様のお耳にも
入れねばなるまい。
(タイミングよくピエージェ登場)
Halver : ピエージェ様!
Pieuje : 皆そろってどうした?
(暗転)
Pieuje : なるほど兄上らしい……。
尊敬されている戦王アシュファーグ公のお言葉
「論より走れ」そのままだな。
Halver : これが、トリオン様が書かれたと思しき
その書状にございます。
Halver : そこに控えるトラビアルスの話によって
だいぶ、解読できるようになったかと……
Halver : 解読には少々
お時間を要するかと……
Pieuje : それしきの解読作業に、
我が国の言語学者をかき集めるまでも
あるまい。……貸してみよ。
Pieuje : ……フッ。
今回だけは、兄上の先走った
行動が吉と出たかもしれん……。
Pieuje : 兄上はこう言っておられる。
アトルガンでは、近い将来……
Pieuje : クリスタル大戦に
匹敵する争乱がおこる恐れあり。
目を離すな……と。
Rahal : まさか!
いったい、あの地で何が起きようと……
Pieuje : ……かの地には、
獣人が皇国に攻め寄せる強力な原因が、
存在するそうだ。兄上の言葉を、
そのまま伝えるので、落ち着いて聞くがよい。
Pieuje : 「……故に、皇都を獣人どもが
つけ狙う主たる原因はただひとつ。
『魔笛』と呼ばれる宝物である。」
Pieuje : 「魔笛とは、
耳に聞こえぬ美しき旋律を奏で、」
Pieuje : 「人、獣人を問わず、
辺りにいる者すべてを、底知れぬ霊力で
包みこみ、陶然とさせるものであるらしい。」
Pieuje : 「当地では、その音色を乗せた風を
『星気の風』と呼び、ありがたがっている……」
Halver : ……トリオン様のご懸念が、
わかって参りました。
Rahal : 私も、同じにございます。
Pieuje : 皆、思うところ同じか……
Pieuje : ハルヴァーよ、
急ぎ3国へ使いを出すのだ。
Pieuje : 至急「臨時四国会談」の開催を
要請する、とな。
Halver : 御意。して、場所は?
Pieuje : ……そうだな。ジュノに
「オーロラ宮殿」の使用許可を要請してくれ。
Halver : かしこまりました。
Curilla : ……ピエージェ様。
トリオン様の件でございますが、
いかがいたしましょう。
Curilla : おそれながら、
真っ向から城抜けをお諌めしたところで、
聞き入れてくださるとは……。
Pieuje : フッ。そうだな。
Pieuje : 一国の継承者に、
いつまでも傭兵の真似事をされていては、
我が国の沽券にも関わる。
Pieuje : ……決めたぞ。
私から、兄上に書状を書くとしよう。
Curilla : 書状、でございますか?
Pieuje : ……あぁ。私に考えがある。
Pieuje : だれぞ、その書状を必ず皇都にて
兄上に手渡してもらいたいのだが……
Rahal : では、地理に明るい
このトラビアルスに届けさせましょう。
Pieuje : うむ。
トラビアルス、頼んだぞ。
Travialce : はっ、必ず。
Halver : ピエージェ様、
ここにおります[Your Name]は、
はるばる近東よりトリオン様の書状を
届けた者にございます。
Pieuje : そうか。兄上は
軽率のきらいがあるが、人を見る目は確かだ。
信頼してよいだろう。
Pieuje : [Your Name]。
遠路旅して疲れておろうが、
お前も臨時四国会談に出席してほしい。
Pieuje : そこで、お前の見聞したことを
報告してもらいたいのだ。期待しているぞ……。
Halver : 聞いてのとおりだ。
[Your Name]よ。我らは
急ぎ開催準備を進める故……
Halver : 準備が整い次第、
おまえは先に出立し、ジュノへ向かうがよい。
Halver : まさか、な……。
私の杞憂であればよいが……。
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