アトルガンの秘宝/王子の告白

Last-modified: 2017-07-20 (木) 04:20:04

・王子の告白

進行内容
 ドラギーユ城のハルヴァー(Halver)に
 「ライファルの手紙」を届けよう。


  1. ドラギーユ城(I-9)のHalverに話しかける。ドラギーユ城に入れない場合は北サンドリア・ドラギーユ城前のGuilermeに話しかける。
     
    ドラギーユ城(I-9)のHalverに話しかけた場合。

    ドラギーユ城(I-9)のHalverに話しかけた場合。

     

    Halver : [Your Name]か。
     嘆願書の類ならば、まず私が見よう。

     

    ライファルの書状を見せますか?
     はい
     いいえ

     

    「いいえ」
    Halver : そうか。近頃、
     「アトルガン皇国」は血眼になって傭兵を
     集めていると聞いていたが、その階級章……
    Halver : [Your Name]よ、
     おまえ、アトルガンの傭兵になったのだな。

     

    「はい」
    Halver : なんだこれは?
     手紙のようだが……
    Halver : あまりに悪筆すぎて
     私に宛てたものかどうかすら、
     わからんではないか。
    Halver : いや、ちょっと待て……
     このキャリオンワームのダンスの如き
     筆跡には確かに見覚えが……。
    Halver : この手紙を
     おまえに託した人物……
    Halver : この忌まわしき筆跡の主……
    Halver : この手紙を書いたのは、
     我が主、サンドリア王国第一王位継承者、
     トリオン・I・ドラギーユ様では?
    Halver : ……なに? 違うと申すか?
    Halver : この書状は、
     賢者ライファルが書かれたもの、と?
     しかし、この字はどうみても……
    Halver : それが証拠に、長年
     トリオン様に仕えてきた私は、
     このような、あくひ……いや「タッピツ」で
     あらせられても、解読……
    Halver : いやはやいや、
     ご推察することができるのだ。
     ちょっと待っておれ。
    Halver : …………。
    Halver : ???
    Halver : マ・テキ?
     セソの風?? 争い???
    Halver : …………読めぬなぁ。
    Halver : この手紙、
     トリオン様がしたためられたものに
     違いないというのに!
    Halver : いったい何が書いてあるのかが、
     さっぱりわからぬとは……。

     
    北サンドリア・ドラギーユ城前のGuilermeに話しかけた場合。

    北サンドリア・ドラギーユ城前のGuilermeに話しかけた場合。

     

    ライファルの書状を見せますか?
     はい
     いいえ

     

    「いいえ」
    Guilerme : この先は、ドラギーユ城である。
     用がないなら早々に立ち去られい。

     

    「はい」
    Guilerme : なに、ハルヴァー様にだと?
     手紙のようだが……
    Guilerme : あまりにも
     悪筆で、誰に宛てたものだか
     皆目わからんではないか!
    Bacherume : ほう。私にも見せてみろ。
    Bacherume : 差出人は……

     

    差出人は……、
     トリオン王子
     賢者ライファル
     傭兵ライファル

     

    「トリオン王子」
    Bacherume : はっはっはっはっはっ!
     誇り高き、我がサンドリアの王族が、
     このような悪筆なわけなかろうっ!

     

    「賢者ライファル」
    Bacherume : はっはっはっはっはっ!
     さすがは賢者どの。我々凡人には
     読めぬ暗号を使われている。

     

    「傭兵ライファル」
    Bacherume : はっはっはっはっはっ!
     傭兵ならば致し方あるまいなぁ。

     

    Bacherume : だが、お前が言うように
     ハルヴァー様宛ての手紙なのだとしたら、
     ここに留め置くわけにはゆかぬな……。
    Guilerme : よし! わかった。
     私が届けてこよう。どこの誰かもわからぬような者を、
     城の中に入れるわけには、ゆかぬからな。
    Guilerme : 念のため、
     お前の名前も聞いておこうか。
    Guilerme : [Your Name]か。
     ここで待っていろ。
    (十秒ほどの間)
    Guilerme : おい、貴様!!
     あの手紙を見たハルヴァー(Halver)様が、
     血相を変えなさったぞっ!?
    Guilerme : ちょっと来い!
    (ドラギーユ城・城内へ)
    Halver : [Your Name]か。
     衛兵の説明によれば、おまえが、
     この手紙を持ってきたそうだが……
    Halver : なんだこれは?
     手紙のようだが……
    Halver : いや、ちょっと待て……
     このキャリオンワームのダンスの如き
     筆跡には確かに見覚えが……。
    Halver : この手紙を
     おまえに託した人物……
    Halver : あぁ……
     このようなこと、おまえたちを前にして、
     決して、決して言いたくはない……
    Halver : だが、この手紙を書いたのは……
    Halver : 我が主、
     サンドリア王国第一王位継承者、
     トリオン・I・ドラギーユ様では?
    Bacherume : !?
    Guilerme : ま、まさか……
     そ、そんなバカな……
    Halver : ……なに? 違うと申すか?
    Halver : この書状は、
     賢者ライファルが書かれたもの、と?
     しかし、この字はどうみても……
    Halver : それが証拠に、長年
     トリオン様に仕えてきた私は、
     このような、あくひ……いや「タッピツ」で
     あらせられても、解読……
    Halver : いやはやいや、
     ご推察することができるのだ。
     ちょっと待っておれ。
    Halver : …………。
    Halver : ???
    Halver : マ・テキ?
     セソの風?? 争い???
    Halver : …………読めぬなぁ。
    Halver : この手紙、
     トリオン様がしたためられたものに
     違いないというのに!
    Halver : いったい何が書いてあるのかが、
     さっぱりわからぬとは……。
    (ラーアルが登場、門番2名敬礼し退城)

     
    Rahal : ハルヴァー殿。
     何かお困りのようだが……。
    Halver : !
    Halver : ラーアルか。
     おまえの手など借りずとも……
    Rahal : そう邪険にされますな。
     あやしき書状が届いているとか?
    Halver : な、なぜおまえがそのことを?
    Rahal : それは、この者が……。
    Rahal : 先日、トリオン様が
     ご公務の書類も捨て置き……
    Rahal : マネキンを身代わりに、
     深夜、城を抜け出された時……
    Halver : ……この間は、野ウサギだったな。
    Rahal : 私は密かに、
     忍びの技を身につけた、
     このトラビアルス(Travialce)にトリオン様を
     追跡させたのですが……
    Rahal : トラビアルス、続きを。
    Travialce : はっ。
     トリオン様は、まずマウラに向かわれ、
     そこで冒険者に身をやつされました。
    Halver : ああ……。
     一国の次代を担うお方が、
     冒険者の真似事とは……。
    Halver : なんと、嘆かわしい。
    Travialce : それから、
     兵員輸送船を待ってアトルガンへと……。
    Halver : なんと!?
     そんな遠国に? それで?
    Travialce : はい。急いで私も
     同船に忍び込み、気づかれぬよう、航海中、
     トリオン様をお守りいたしておりました。
    Travialce : 船は、無事
     アトルガンの都アルザビに到着。
    Travialce : 上陸後、
     トリオン様は傭兵会社に向かわれ
     そこで、ご契約されたようです。
    Halver : 契約!?
     まさか、ご本名ではなかろうな?
     下手をすると、国際問題に発展しかねんぞ。
    Travialce : それはござりませぬ。
     現地で、トリオン様は「ライファル」と
     名乗っておられたのを耳にしましたので。
    Halver : では、彼の国の誰にも
     正体はばれておらぬのだな?
    Travialce : いえ、それはいかがかと……
     トリオン様は、派手な金色の甲冑を着込まれ、
     精力的に情報を集めておられました。
    Halver : あぁぁぁ。
     目立っておるではないかっ!
    Travialce : 御意。
    Travialce : そういえば、この者の顔も、
     同じ傭兵会社で見かけました……
    Travialce : おそれながら、
     その書状、トリオン様が現地の茶屋で
     したためておられた書状に、相違ないかと。
    Rahal : トリオン様が、
     もう少し我らを頼ってくだされば……。
    Rahal : もっと、慎重に判断し
     行動されるべきだと、私は思う。
    Halver : ……そのことは、
     また後で話すこととしよう。
    Halver : それよりも、トリオン様が
     おそらくは、たびたびアトルガンへ
     向かわれている理由を知ることのほうが先決……
    Halver : 今、アトルガンの国情は
     どうなっているのか?
    Rahal : ご安心ください。
    Rahal : ずっと後をつけておりました
     トラビアルスならば、多くのことを
     見聞きしておりましょう。
    Travialce : ……承りました。
     ライファル様……いえ、トリオン様を
     追跡しつつ、私が見聞きした、事、人、物。
     すべてをかいつまんで、ご報告いたします。
    Travialce : 彼の国、
     アトルガンでは、今から4年前、
     前聖皇ジャルザーン(Jalzahn)とその正妃が
     ほぼ同時期に崩御されました……。
    Halver : 覚えておる。その時は、
     我が国からも弔問使節を送ったのだ。
     確か、流行り病であられたな……。
    Travialce : その機を見て、
     彼の国の西方辺境で従っていた蛮族国は、
     ここぞとばかりに朝貢を怠り始めました。
    Halver : ふん、
     これだから獣人は信用ならん。
    Travialce : 彼の国の
     長びく東方諸国との戦は、
     膠着状態にあるとはいえ予断を許さず、
    Travialce : 正規軍主力を
     西方に振り向けることもままならず……
    Travialce : そのまま西方辺境を放置するうち、
     有力蛮族である「マムージャ蕃国」と
     「ハルブーン傭兵団」が相次いで叛旗を翻し、
     それに「死者の軍団」という勢力も呼応……。
    Rahal : 武でなる我が国でさえ、
     オーク帝国の駐留軍だけで
     手を焼いておるのに、なんと三勢力か?
    Rahal : いかに大国とはいえ、それは……
    Travialce : はい。ついに昨今は、
     皇都にまで蛮族の侵攻を許す始末。
    Travialce : もはや、
     都市防壁を修復する余裕さえ、
     彼の国にはございませぬ……。
    Halver : そのような危険な場所に、
     おひとりで滞在されるとは、いかに武を誇る
     トリオン様といえど、あってはならぬこと。
    Halver : このような事態を招いた責任を、
     警護の者に問わねばならんな。
    Halver : 神殿騎士団団長を呼んでまいれ!
    (暗転、クリルラ登場)
    Halver : クリルラ。
     トリオン様が度々城を抜け出される件、
     行き先を、そこの従騎士がつかんだのだ。
    Curilla : ……王立騎士団の者ですね。
     それで、どこへ?
    Halver : ……近東の国アトルガンだ。
    Curilla : アトルガン……
    Curilla : 例の、傭兵キャラバンの国か?
    Rahal : ……そうだ。
    Curilla : くっ……。
     道理で神殿騎士がいくら街中を
     捜索しても見つからなかった訳だ……
    Halver : クリルラ。前回
     トリオン様がここを抜け出されたとき、
     このようなことが二度となきよう
     注意せよ、と命じたな?
    Curilla : はい。
     面目次第もございませぬ。
     ……私の不徳の致すところです。
    Halver : わかっておるようだな。
     この責任、いずれとってもらうことになろう。
    Curilla : ハッ。
    Curilla : ハルヴァー殿、1つ質問を……。
    Curilla : トリオン様は、何故
     そのような遠地に行かれていたのでしょうか?
     かの国に何か思い入れでも……。
    Halver : うむ。前聖皇ジャルザーン公が
     まだ、ご健在であられた折、トリオン様は一度
     アトルガンをご訪問されたことがあってな。
    Halver : そのときの「事件」が
     原因のひとつかも……
    Curilla : ?
    Halver : いや、今は
     そのような昔話をしているときではないな。
    Halver : この件、もはや我々だけで
     判断できる問題ではなさそうだ。
     急ぎ、国王様とピエージェ様のお耳にも
     入れねばなるまい。
    (タイミングよくピエージェ登場)
    Halver : ピエージェ様!
    Pieuje : 皆そろってどうした?
    (暗転)
    Pieuje : なるほど兄上らしい……。
     尊敬されている戦王アシュファーグ公のお言葉
     「論より走れ」そのままだな。
    Halver : これが、トリオン様が書かれたと思しき
     その書状にございます。
    Halver : そこに控えるトラビアルスの話によって
     だいぶ、解読できるようになったかと……
    Halver : 解読には少々
     お時間を要するかと……
    Pieuje : それしきの解読作業に、
     我が国の言語学者をかき集めるまでも
     あるまい。……貸してみよ。
    Pieuje : ……フッ。
     今回だけは、兄上の先走った
     行動が吉と出たかもしれん……。
    Pieuje : 兄上はこう言っておられる。
     アトルガンでは、近い将来……
    Pieuje : クリスタル大戦に
     匹敵する争乱がおこる恐れあり。
     目を離すな……と。
    Rahal : まさか!
     いったい、あの地で何が起きようと……
    Pieuje : ……かの地には、
     獣人が皇国に攻め寄せる強力な原因が、
     存在するそうだ。兄上の言葉を、
     そのまま伝えるので、落ち着いて聞くがよい。
    Pieuje : 「……故に、皇都を獣人どもが
     つけ狙う主たる原因はただひとつ。
     『魔笛』と呼ばれる宝物である。」
    Pieuje : 「魔笛とは、
     耳に聞こえぬ美しき旋律を奏で、」
    Pieuje : 「人、獣人を問わず、
     辺りにいる者すべてを、底知れぬ霊力で
     包みこみ、陶然とさせるものであるらしい。」
    Pieuje : 「当地では、その音色を乗せた風を
     『星気の風』と呼び、ありがたがっている……」
    Halver : ……トリオン様のご懸念が、
     わかって参りました。
    Rahal : 私も、同じにございます。
    Pieuje : 皆、思うところ同じか……
    Pieuje : ハルヴァーよ、
     急ぎ3国へ使いを出すのだ。
    Pieuje : 至急「臨時四国会談」の開催を
     要請する、とな。
    Halver : 御意。して、場所は?
    Pieuje : ……そうだな。ジュノに
     「オーロラ宮殿」の使用許可を要請してくれ。
    Halver : かしこまりました。
    Curilla : ……ピエージェ様。
     トリオン様の件でございますが、
     いかがいたしましょう。
    Curilla : おそれながら、
     真っ向から城抜けをお諌めしたところで、
     聞き入れてくださるとは……。
    Pieuje : フッ。そうだな。
    Pieuje : 一国の継承者に、
     いつまでも傭兵の真似事をされていては、
     我が国の沽券にも関わる。
    Pieuje : ……決めたぞ。
     私から、兄上に書状を書くとしよう。
    Curilla : 書状、でございますか?
    Pieuje : ……あぁ。私に考えがある。
    Pieuje : だれぞ、その書状を必ず皇都にて
     兄上に手渡してもらいたいのだが……
    Rahal : では、地理に明るい
     このトラビアルスに届けさせましょう。
    Pieuje : うむ。
     トラビアルス、頼んだぞ。
    Travialce : はっ、必ず。
    Halver : ピエージェ様、
     ここにおります[Your Name]は、
     はるばる近東よりトリオン様の書状を
     届けた者にございます。
    Pieuje : そうか。兄上は
     軽率のきらいがあるが、人を見る目は確かだ。
     信頼してよいだろう。
    Pieuje : [Your Name]。
     遠路旅して疲れておろうが、
     お前も臨時四国会談に出席してほしい。
    Pieuje : そこで、お前の見聞したことを
     報告してもらいたいのだ。期待しているぞ……。
    Halver : 聞いてのとおりだ。
     [Your Name]よ。我らは
     急ぎ開催準備を進める故……
    Halver : 準備が整い次第、
     おまえは先に出立し、ジュノへ向かうがよい。
    Halver : まさか、な……。
     私の杞憂であればよいが……。

アトルガンの秘宝
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