アトルガンの秘宝/黄金の騎士~回想

Last-modified: 2017-07-20 (木) 01:48:14

・黄金の騎士

進行内容
 後輩社員のライファルを
 傭兵としての正しき道に
 連れ戻さなければならない。


黄金の騎士を進行する際にサンドリアミッションの進行具合によっては回想主体のイベントになる。

  1. アトルガン白門・サラヒム・センチネルのNaja Salaheemに話しかける。
     
    Naja Salaheem : おや?
     [Your Name]じゃないか。どうだい?
     仕事には慣れてきたかい?
    Naja Salaheem : あたいね、
     今日はとっても気分がいいんだよ。
    Naja Salaheem : ちょうどあんたが
     入社した頃を境にして、少しずつだけど
     うちの収益が上向き始めてることに気づいたのさ。
    Naja Salaheem : あんたが、運とやらを
     運んできたのかもしれないネェ。
    Naja Salaheem : 今日は、他にも
     何か良いことが起きる予感……
    Naja Salaheem : なぁんてことが、
     この前も、あったような気がするけど……
    Naja Salaheem : ……思い出したくもないネェ。
    (回想)
    ??? : 戻ったぞっ!
    Naja Salaheem : ハァァ……
     アイツだよ……。
    Naja Salaheem : おやおや、遅かったネェ。
    Naja Salaheem : こんなに時間かかったんだ。
     わざわざ不滅隊の監視哨、ぜ~んぶに
     不滅隊への差し入れを届けてくれたんだろうね?
    ??? : むうっ!
    Naja Salaheem : よもや前みたいに迷子になったり
     不滅隊への差し入れを盗られたりなんて、
     してないだろうネェ。
    Naja Salaheem : 元サンドリア神殿騎士の……
    Raillefal : ライファル(Raillefal)だ!
    Naja Salaheem : ああ、そうだったネェ。
    Naja Salaheem : どうも、異国の名は
     覚えにくくていけないよ。
    Naja Salaheem : ねぇ、騎士サマ。
     あたいが、またうっかり忘れないよう、
     この紙にしっかりと名前を書いとくれよ。
    Raillefal : ん? あぁ……
     仕方ない。貸してみろ!
      
    Naja Salaheem : ふむふむ……
     なんだい、この字は? 読みにくいったら!
     R・a・i・l・l・e・f・a・nと……ん?
     ……ライファン?
    Raillefal : むっ!
     ……最後は「l」だ。
    Naja Salaheem : やれやれ、
     どこまでも、冗談の好きな騎士サマだネェ。
     自分の名前を間違ってみせるなんて……。
    Naja Salaheem : まっ、いいさ!
     大した問題じゃないよ。これで、あんたも
     ようやく我が「サラヒム・センチネル」の
     社員になれたんだものネェ。
    Naja Salaheem : さてと……
     ライファル二等傭兵。あたいの下で
     働くからには、それ相応の覚悟をしてもらうよ!
    Raillefal : なにっ? 二等……
    Naja Salaheem : ファルズン(Falzum)!
     ぼけっと突っ立ってんじゃないよ。
     あんた、先輩なんだ。この騎士サマに、
     傭兵根性ってやつを叩っこんでやんな!
    Naja Salaheem : さてと、これで良し♪
    Naja Salaheem : ライファル。
    Naja Salaheem : ライファル二等傭兵!
    Raillefal : ……なんだと?
    Raillefal : その不遜な呼び方、聞き捨てならん!
    Naja Salaheem : な~に、また寝ぼけたこと
     言ってんだい!? どこぞの国の
     王子サマでもあるまいし。
    Raillefal : !?
    Naja Salaheem : いいかい? 教えたげるから
     耳かっぽじってよ~く聞きな……。
    Naja Salaheem : ここは、あたいのシマ。
     あんたらは、あたいのステゴマ。
    Naja Salaheem : 代わりなんざ、
     いくらでもいるんだよっ!
    Raillefal : ……もう、我慢ならんっ!
    Raillefal : おい、冒険者よ。
     この者の態度、不愉快ではないのか?
     これでは、まるで王のようではないかっ!?
    Naja Salaheem : ハァ~ッ……
     あんた、傭兵の分ってモンが
     ちぃ~っとも、わかってないようだネェ……。
    Naja Salaheem : 傭兵はねぇ、泥水すすって
     てめえのタマ張って、なんぼの世界だっ!
    Naja Salaheem : そんな風に、こまっかいことを
     うだうだ言ってるようじゃ、うまいシノギにゃ
     一生ありつけやしないんだよっ!
    Naja Salaheem : ファルズン!
     さっさとこのボケ冒険者を公務代理店に
     連れてって、きっつ~い作戦に送ってやんなっ!
    Raillefal : 断わるっ!
     そのようなことに、付き人など不要だ。
    Raillefal : 先約もあるしな。
     またの機会にさせていただこう!
    (立ち去るライファル、退避するアブクーバ)
    Naja Salaheem : …………。
    Naja Salaheem : ったく!
     あの、でくのぼうっ!
     せっかくのいい気分を台なしにしやがって!
    Naja Salaheem : ファルズンっ!
     居合わせたおのれの不運を呪うがいい。
    Naja Salaheem : さっさと
     あのバカを追いかけるんだよっ!!
    (回想ここまで)
    Naja Salaheem : おぉ、いやだいやだ!
     すっかり思い出しちゃったじゃない!
    Naja Salaheem : ったく!
     まぁだ、騎士サマを捕まえられないのかネェ?
     あの子は……
      
    (ファルズンが駆け込んでくる)
    Falzum : ナジャ社長っ!
    Falzum : ボ、ボ、ボクにはっ!
     あ、あの騎士を抑えることなんて
     できませんよっっっ!
    Falzum : この仕事を、おろさせてくださいっ!
    Naja Salaheem : ようやく、
     戻ってきたと思ったら……
     何をとっちらかったこと言い出すんだい!
    Naja Salaheem : ファルズン? あんた、
     このあたいの頼みを断わるっていうのかいっ!?
    Falzum : ヒィィイイイイ!
    Naja Salaheem : いただけないネェ……
     でくのぼうの後輩の1人や2人、自分で
     なんとかできないようじゃ、あんた永久に
     下士官になれないよっ!
    Naja Salaheem : ……って言っても、
     ちっとも聞いてないようだね……。
    Naja Salaheem : 全身金色のエルヴァーンだ。
     何万里離れてたって、ひと目でわかるさ……
     とっ捕まえて、あたいの前に連れてくるんだよっ!!
    Naja Salaheem : それまで、
     ここの敷居をまたぐんじゃないよっ!
     わかったね!!
     
  2. アトルガン白門(J-11)のCacaroonに話しかける。
     
    Cacaroon : じょほうやカカルン!
     ここ、じょほう、やすーい、ね?
     ふくろ、いぱーい! じょほう、いっぱーい!
    Cacaroon : おきゃくさ、なんか、さがしてるの?
     じょほう、もてるもてる?
    Cacaroon : ほうほうほうほう!
    Cacaroon : ようへいなあなた、
     キンピカよろいなエルパーン、さがしとるのね?
     
    ※ヴァナ・ディールの星唄と同時進行の場合。
    Cacaroon : ようへいなあなた、
     モヤモヤかめんのヘンタイと……
     キンピカよろいなエルパーン、さがしとるのね?
    Cacaroon : モヤモヤかめん、
     そちのほう、しらないね!
    Cacaroon : えとね、えとね、
     キンピカよろいなエルパーン……
     
    Cacaroon : じょほうやカカルン!
     このまえ、みたーよ?
     キンピカピカピカ、エルパーン!
    Cacaroon : んとね、じょほうやカカルン
     チャリチャリなおと、すきよ?
     チャリチャリのおと、ようへいなあなた、
     もてるもてる?
     
    アトルガン青銅貨を持っていますか?
     はい
     いいえ
     
    「はい」
    Cacaroon : ウレシねー!
     トレート! じょほうやカカルンに、
     トーレト! ね?
    Cacaroon : じょほう、やすーい!
     ようへいなあなた、チャリチャリのおと、
     いっちマイね? わかる?
     
    「いいえ」
    Cacaroon : そーね? じょほうやカカルン、
     べつの、チャリチャリなおとも、すきよ?
     
    1000ギル、持ってますか?
     はい
     いいえ
     
    「はい」
    Cacaroon : ウレシねー!
     トレート! じょほうやカカルンに、
     トーレト! ね?
    Cacaroon : じょほう、やすーい!
     ようへいなあなた、チャリチャリのおと、
     1000ぎるね? わかる?
     
    「いいえ」
    Cacaroon : そーね? じょほうやカカルン、
     チャリチャリなおとなければ、じょほう、ちょぴり。
     おきゃくさ、またくるとよいね。
     
    Cacaroon : んとね、じょほうやカカルン
     チャリチャリなおと、すきよ?
     チャリチャリのおと、ようへいなあなた、
     もてるもてる?
     
  3. アトルガン青銅貨もしくは1000ギルをChacaroonにトレード。
     
    Cacaroon : おー。すばらしのおとね……。
     じょほうやカカルン、すばらしのじょほう、
     ようへいなあなたに、さしあげるね!
    (回想)
    (カカルンとファルズンの会話中、後ろの通路をライファルが通りかかる)
    Cacaroon : !!!
    Cacaroon : ……あー、
     そねならね、カカルン、みたよーな……
     みなかたよーな……。
    (チャリチャリの音)
    Cacaroon : ……アレにございおす?
    Raillefal : ん?
    Raillefal : まさか、あの小賢しい娘の
     命令で、私を呼びに来たのではないだろうな?
    Falzum : い、いえ……
    Raillefal : それとも、お前も
     なにか情報を探しているのか?
    Falzum : あ、あの……
    Raillefal : まあ、どちらでもよいがな。
    Raillefal : 同じ中の国から来た、お前なら
     気づいているだろう。この街……
     どうも臭うとは思わんか……?
    Falzum : そ、それは……
    Raillefal : やたら熱心な傭兵募集。
     オークよりも血に飢えた獣人ども。
     国力のわりに明らかに少ない正規兵……
    Raillefal : 調べれば調べるほど、
     不可思議なことが次々と出てくるのだ。
     いったい、この国は今……
    Cacaroon : フカ・シギ?
     ……フカシ・ギ? ……フシ・ギ?
    Cacaroon : お!
    Cacaroon : ふしぎふしぎふしぎ!
     カカルンしってるーよ。
    Raillefal : ぬ? 申せ!
    Cacaroon : ……キンピカなエルパーン、
     おとろしーの。カカルン、ちょっとショック……。
    Cacaroon : ま、いーよ?
     だれも、みんな、してること。
     でもこれ、じょほうやカカルンのサービスよ。
     わすれれないね?
    Cacaroon : んとね、
     あるぜびのふしぎ、「マテキ」ゆーの。
     ここにくる、みんな、だれも、しりたがるね。
    Raillefal : 「魔笛」だと?
    Cacaroon : そーよ。マテキゆーの。
     あるぜびのふしぎ、マテキ、
     きっとしらのいのね?
    Cacaroon : ようへいのあなた?
     きんぴかエルパーンもようへい? きっと
     あるぜび、はじめて、きたばかりね?
    Raillefal : 魔笛か……
     傭兵になりたいとかいう、
     あやつも申しておったな……
    Cacaroon : えとね、んとね、
     マテキ? ぐるぐるぐるぐる、きれいよ。
    Raillefal : ふむ……。
     調べる価値はありそうだ……
    Falzum : ま、待ってくださ……
    Cacaroon : キンピカピカなエルパーン!
     わすれれない、ねー!
    Cacaroon : じょほうやカカルンの
     じょほう、しったのねー! つぎのじょほう!
     チャリチャリのおと、きっとよー!
    Cacaroon : ピカピカピカピカッ、ね!
    (回想ここまで)
    Cacaroon : カカルン、やっぱり~
     キンペカペカペカなエルパーンこと、
     カカルン、ずっとわすれれない。
    Cacaroon : ようへいなあなた、
     チャリチャリのおとくれるしと!
     あなたことも、わすれれないよ♪
    Cacaroon : また、たっくさん、
     チャリチャリのおと、もてくるのね?
    Cacaroon : そのとき、きっと、
     ようへいなあなた、もっともっと、ふくろ、
     いぱーい! じょほう、いっぱーい! ね?
     
  4. アトルガン白門・ワラーラ寺院でイベント。
     
    Nadeey : ようこそ、ワラーラ哲学の殿堂へ。
     当寺は理を探究する者に、
     常に門戸を開いております。
    Nadeey : しかし、
     傭兵の方が見えられるのは珍しい。
     いったい、どのようなご用件でしょうか?
    Nadeey : なんですと!?
     封魔堂(Hall of Binding)の
     魔笛の拝観許可を得たいとは……。
    Nadeey : 理を学ばんとする貴方の
     探究心は尊い……適うならば、拙僧も
     御助力しとうございます。
    Nadeey : ……しかし、残念ながら
     学僧以外の封魔堂への立ち入りは、
     五蛇将により固く禁じられており……
    Nadeey : たとえ、
     偉大なる聖皇さまといえども、
     その禁を侵すことは許されないのです。
    Nadeey : ……御理解ください。
    Nadeey : ですが、貴方さまの
     おっしゃります西国の騎士さまなら、
     過日、当寺に訪ねてこられました……。
    (回想)
    Raillefal : 御託は聞き飽きたぞ!
    Nadeey : これはこれは……
    Nadeey : 西国の王……いえ、騎士さま。
    Raillefal : むうっ、元騎士だっ!
     故あって騎士を辞め、今は寄辺なき
     傭兵にすぎん……。
    Raillefal : そんなことより、
     貴僧に尋ねたいことがある。
    Nadeey : 拙僧に、お答えできることでしたら
     何なりと……。
    Raillefal : フッ。
    Raillefal : 貴僧らの信奉する
     ワラーラ哲学においては、
     「万物は無より出で、無に溶ける」ということが、
     世界の根本原理とされているな?
    Nadeey : はい、然様でございます。
    Raillefal : では、いずれは無に溶けるものならば、
     その時を、早めてもよいものだろうか?
    Nadeey : ……ライファル殿。
     それは、違いましょうぞ。
    Nadeey : 開祖ワラーラさまが
     説かれているのは、何人も何物をも逃れられぬ
     定めの原理についてのこと。
    Raillefal : ならば、聞きたい……。
    Raillefal : 魔笛とやらは、
     その定めを、乱すものではないのか?
    Nadeey : !?
    Raillefal : ……よいか?
     私が傭兵として来たのは、ここで起きている
     争いを鎮め、当地に平和をもたらさんがため。
    Raillefal : だが、その争いの
     直接の原因となっているのは、貴僧らが
     後生大事に守っている魔笛にある。
    Raillefal : しかも、皇都にある
     アレが本当はいかなる代物であるのか……。
    Nadeey : …………。
    Raillefal : ほとんどの住民が
     何も知らぬとは、どういうことだっ!?
    Nadeey : 貴方の疑問は
     ごもっともでございます……。
    Nadeey : されど拙僧とて、
     魔笛がもたらす力の源が何であるのか、
     よくは存ぜぬのです。
    Raillefal : まだ、はぐらかすか?
    Raillefal : もう、よい。
     だが、これだけは言っておこう。
    Raillefal : このままではいずれ、ここは
     いま以上の災禍に、巻き込まれるだろう。
    Raillefal : このライファル、
     それを黙って見過ごしたりはせぬぞ。
    (回想ここまで)
    Nadeey : ……というように、
     ときおり、異教の方が来られて、
     拙僧に問答を申し込まれます。
    Nadeey : つい先日も
     「ヤグードの僧」と名乗る
     西国の方が当寺に来られまして……
    Nadeey : 騎士さまとは違い
     穏やかな物腰ではございましたが、
     同じような質問をされてゆかれました……。
    Nadeey : 目的はどうあれ、ワラーラさまの教理に
     興味をもたれ教えを請われる方は、
     当寺では、いつでも大歓迎でございます。
    Nadeey : かつて
     開祖ワラーラさまは、こう申されました。
    Nadeey : 「私はすべての
     事象を知り、理を説く者ではない。
     みなよ。大いに悩み、討議しようではないか。
    Nadeey : その過程こそ、
     理の探求への近道となるだろう。」と……。
    Nadeey : はるばる
     異国の都まで来られたのです。貴方も
     多くの方と語り合われてはいかがでしょうか?
    Nadeey : きっと、
     貴方の心の糧となることでしょう。
    Nadeey : そういえば昨今、
     「茶屋シャララト(Shararat Teahouse)」は
     異国の名士が集う憩いの場として、
     賑わっていると耳にしました。
    Nadeey : 一度、貴方も
     行かれてみてはいかがでしょうか?
     
  5. アトルガン白門・茶屋シャララトでイベント。
     
    ??? : ……御免!
    ??? : 御主、
     西から渡って参られた冒険者でござろう?
    ??? : そして、今は
     「さらひん・せんちなる」に仕える足軽の身。
     相違ござるまい?
    Gessho : いや、これは失敬つかまつった。
     拙者も、そなたと同じ中の国より参った
     ゲッショー(Gessho)と申す者。
    Gessho : ……「やぐうど」でござる。
    Gessho : いやさ、心配には及ばぬ。
     拙者、異端のかどで彼の教団を追われ、
     今は、この国で仕官の口を探す、
     素浪人の身でござれば。
    Gessho : さて、いきなり
     単刀直入にて恐縮でござるが、御主、
     「らいふある」という足軽と懇意でござるか?
    (首を横に振る冒険者)
    Gessho : ……「こんじき」の具足を
     まとった男と申せばわかるか?
     
    わかる?
     わかった!
     丁度、探してた
     
    「わかった!」
    Gessho : そうか、安心致した。
     その「らいふある」より、
     拙者、預かった品がござる……。
     
    (回想)
    Raillefal : しかし、解せぬ……。
    Raillefal : ワラーラ寺院の連中め。
     貴公の申したとおり、このト……
    Raillefal : いや、このライファルを
     愚弄しているとしか思えなかったぞ。
    Raillefal : ……ヤグードの
     ゲッショー(Gessho)よ。
    Gessho : ……らいふある殿。
     拙者からも耳寄りな情報がござる。
    Gessho : 「星気(せいき)の風」。
     この言葉を、街の者たちが話しているのを
     耳にいたした。
    Raillefal : 星気の風?
    Gessho : 然様。
     「魔笛」なる宝物から吹き出る風のこととか。
    Gessho : なんでも、その魔笛を
     「座(くら)」に安置すれば、
     その風がいずこからともなく吹き出し、
     霊験あらたかな音色を奏でるそうでござる。
    Raillefal : なんとも面妖な……。
     魔笛というからには
     楽器の類には違いないのだろうが……。
    Gessho : それは、拙者にはなんとも。
     少なくとも、わらあらの寺男、
     「なでいゆ」はそう申していたが……。
    Raillefal : その男ならあったことがある。
    Raillefal : 私が、この国と獣人どもとの
     争いの火種が魔笛であると睨んでいる、
     と言っても、別段、驚いた様子もなかった。
    Raillefal : だが、どうも合点がいかぬ。
     自国の民に犠牲者を出してまで、
     楽器を護ろうとする理由がな。
    Raillefal : お前……気づいているか?
     
    何か、気づいていることはありますか?
     「アトルガン皇国」のこと
     「ワラーラ寺院」のこと
     「サラヒム・センチネル」のこと
     
    「「アトルガン皇国」のこと」
    Gessho : ここ「あとるがん皇国」は、
     まじあぶ朝第十六代聖皇、
     なしめら二世によって統治されてござる。
    Gessho : 都は、広大な領土を
     統治するため、東と西の二ヵ所。
     して、ここは、その内がひとつ、
     あるざびと申す都でござる。
    Raillefal : むうっ!
     まさか、お前も知っておったとは……。
     
    「「ワラーラ寺院」のこと」
    Gessho : 伽藍の中心には
     「ごるでおす」と呼ばれる、
     不可思議なる玉が安置されてござる。
    Gessho : そは、はるか古、
     「賢者わらうら」により、一度だけ紐解かれ、
     世界の理が読まれたる宝物、と僧には
     伝えられておるようにござる。
    Raillefal : むむうっ!
     まさか、お前も知っておったとは……。
     
    「「サラヒム・センチネル」のこと」
    Gessho : 拙者の聞くところによれば、
     そこは、一度足を踏み入れたが最後、
     身を粉にしての奉公を強いられる場所とか……。
    Raillefal : むむむうっ!
     まさか、お前も知っておったとは……。
    Raillefal : あの会社は……我が人生に
     最大の屈辱を与えたところだ!
     
    (上記3つの選択後に出現)
    「「ライファル」の秘密」
    Gessho : 御主が秘密なら、
     とうに存じてござる……。
    Raillefal : はて……
     私の秘密? なんのことだ?
     私は、サンドリアの神殿騎士くずれで
     今はしがない傭兵。それだけの男にすぎぬが?
     
    どれが「ライファルの秘密」?
     「ウィンダスの高飛車タルタル」
     「バストゥークの銃士隊隊長」
     「サンドリアの王子さま」
     
    「ウィンダスの高飛車タルタル」
    Gessho : 御主……
    Gessho : 噂に名高い
     「ういんだすの高飛車タルタル」であろうが?
    Raillefal : !?
     お前、愚弄しているのか?
    Raillefal : 私のどこを見たら、
     タルタルに思えるというのだ? それに
     私は、家来を捨て駒になど断じてせぬ!
     
    「バストゥークの銃士隊隊長」
    Gessho : 御主……
    Gessho : 音に聞く、みすりるとやらの
     「ばすとうく銃士隊長」ではないのか?
    Raillefal : 笑止!
    Raillefal : この私を、
     あのような地味な男と一緒にするな!
     
    「サンドリアの王子さま」
    Gessho : 御主……
    Gessho : かの有名な
     「さんどりあの王子さま」だな?
    Raillefal : な……
    Raillefal : このライファルは、
     あのような……誇り高き騎士、
     いや、騎士の傭兵ではないわっ!
     
    ライファルって誰のこと?
     ピエージェ王子
     トリオン王子
     ハルヴァー王子
     
    「ピエージェ王子」
    Gessho : 御主、もしや……
    Gessho : 知恵者と名高き
     「ぴえいじ王子」ではござらぬか?
    Raillefal : たわけが!
     このトリオンを、あのような頭でっかちと
     一緒にされては困る!
     
    「トリオン王子」
    Gessho : 御主、もしや……
    Gessho : 猪武者と評判の
     「とりおん王子」ではござらぬか?
    Raillefal : な、なに? たわけが!
     このトリオンを、あのような……
    Raillefal : ……ぅああ。
     
    「ハルヴァー王子」
    Gessho : 御主、もしや……
    Gessho : 東の国にまで名の轟く
     「はるばあ王子」ではござらぬか?
    Raillefal : たわけがっっ!
     我がサンドリア王国には、弟ピエージェと
     このトリオンしかおらぬわっ!!
    Raillefal : ハッ!?
     
    Raillefal : …………。
    Raillefal : ………………。
    Raillefal : ……ぬかったわ。
    Raillefal : トリオン・I・ドラギーユ
     一生の不覚……。
    Raillefal : お前、この私の
     完璧な変装を見破るとは、只者ではないな?
    Raillefal : どうも、ヤグードにしては、
     口数が多いと思っていたが……。
    Raillefal : 聞いたことがある。
     ここより、もっと東にあるという国に、
     はるか昔、ミンダルシアより渡った「テング」と
     呼ばれるヤグードの末裔がいると……。
    Raillefal : お前、そのテングだな?
    Gessho : ……これは、一本取られ返され申した。
    Raillefal : 確か、お前の国はこの国とは
     はるか東の地で睨み合っているはずだな?
    Gessho : ……然様にござる。
    Raillefal : ……黙っていてやる。代わりに
     この書状を信頼できそうな冒険者を
     見つけて、渡してほしい。「ドラギーユ城」の
     ハルヴァーへ届けろ、とな。
    Gessho : されど……。
    Raillefal : 賢者ライファルから、預かったと
     伝えるのを忘れるな。
    Gessho : 拙者が書状を捨てたり、
     中身を見たりするとは考えぬのか?
    Raillefal : 馬鹿にするな。
     私は一国の王子だぞ?
    Raillefal : 幼少の頃より、
     祖国のため、死地に赴く騎士たちの顔を
     嫌と言うほど見送ってきた……。
    Raillefal : お前の顔は……
    Raillefal : 決死の覚悟で敵地に潜んでいる
     お前のその顔は、騎士たちと同じだ。
    Raillefal : そのような者が
     約束を違えるとは、私には思えぬ。
    Gessho : この月照、
     確かに書状を預り申した……。
    Gessho : さらば。
    (回想ここまで)
    Gessho : ……ということがあり、
     ライファルの書状を渡す冒険者を
     探していたのでござる。
    Gessho : 中の国よりきた冒険者の御主ならば、
     当然「サンドリア」という国を存じているな?
     
    「サンドリア」を知ってる?
     知ってる
     知らない
     
    「知らない」
    Gessho : 隠さずともよい。トリオン公といえど
     拙者の目は、ごまかせなかったのでござる……。
     
    「知ってる」
    Gessho : かたじけない。では
     このライファルの書状、確かに御主に預けもうしたぞ。
    だいじなもの:ライファルの書状を手にいれた!
    ・ライファルの書状
傭兵? 賢者? 
……のライファルから預かった手紙。
宛名に、かろうじて、ドラギーユ城と読みとれる。

アトルガンの秘宝
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