・その瞳の輝きゆえに
進行内容
黒衣の紳士テオドール曰く、
リフキン族に認められるには
古の王の遺志を示すただ1つの物である
アシェラが持つ黒い短剣が必要らしい。
1度、レヴィル(Levil)に報告しよう。
- MUM.ワークスのMasadに話しかける。
[Your name]。
Teodor : たいそう難しい顔をしているな。
悩みがあるなら聞いてやらんでもないよ?
Teodor : で、何について悩んでいるのかね?
リフキン族の女王に会いたい
Teodor : ふむ……。
なるほど、女王に会いたい、と。
では、ちょっとした昔話をしてあげよう。
Teodor : ……と、その前に、
君は七支公と会ったことがあるのかい?
Teodor : ほう……。やるねぇ。
彼らに認められるとはね。
Teodor : では、まずちょっとした昔話からだ。
初代王についてはもう名前くらいは知っているね?
Teodor : それは遥かな昔のことで、
当然ながら当時のことは、人は誰も覚えていない。
けれど、その言い伝えだけは残っているのさ。
Teodor : 蛮勇の王は
仲間と共にウルブカの大地へとわけ入り、
行く手を塞ぐあまたの敵を打ち倒して従えていった。
Teodor : そのときに最も激しく抵抗したのが、
今では土地の守護者となっている
モンスターの王たちだ。
彼らは倒されたのちに初代王に忠誠を誓った。
Teodor : それが七支公なのさ。
Teodor : こうして次々と
モンスターたちを従えて、
森の奥深くへと王は侵攻していった。
Teodor : だが、結局は彼は開拓を諦めたのだよ。
Teodor : 死ぬ間際、
自らの遺言として初代王はこう言い残した。
『ウルブカには立ち入るなかれ』と。
Teodor : これが、王の「古の盟約」と
呼ばれるものだ。
Teodor : 今でも七支公は
この契約に縛られている。
いや……七支公だけではない。わかるかね?
リフキン族も?
Teodor : その通り!
Teodor : だからリフキン族たちは、
人間が森に立ち入ることを良しとしない。
彼らにとって王との誓いは絶対なんだ。
Teodor : それを覆せるのは、
盟約を交わした初代王だけだろうね。
もしくは……王の遺志を継ぐ者として認められた者か。
Teodor : かつては古の盟約を
人も守っていたものだけどね。
アドゥリン家が王家だった頃はそうだった。
Teodor : 初代王の願いは、
彼が子孫に託した剣に今も刻まれている。
Teodor : 代々のアドゥリンの王は、
初代王の遺剣を民の前に掲げて、
盟約を尊重する旨を知らしめていたものだが……。
Teodor : おや、意外かね?
昔はそうだったのだよ。
Teodor : アドゥリンの歴史において、
ウルブカの大地に人がわけ入ったのは
過去に2度だけだ。
Teodor : 最初はもちろん初代王の時代。
そして、王の伝説が忘れられつつあった頃の
「大遠征」の時代。
Teodor : 東の海岸沿いには
今もその大遠征の時代に造られた
集落の跡が残っている。
Teodor : おっと、話が逸れたな。
代々のアドゥリン王は、初代王の残した
古の盟約を尊重していたんだ。
Teodor : 新しい王が即位するときは、
必ず初代王の遺剣を掲げて、
盟約を守る誓いを立てた。
Teodor : だが時代が下り、
いまや、アドゥリン家は
十二名家の1つでしかなく……。
Teodor : そして、
現アドゥリン家当主のユグナスは、
その位を継ぐときに、
歴代の当主のようにはしなかった。
Teodor : 若き当主は遺剣を手放し、
再びウルブカの開拓を始めることを宣言した。
Teodor : そして、
新しい開拓の時代が始まった、というわけだ。
Teodor : 王の遺剣は今どこにあるのかって?
Teodor : どこにあると思うかね?
ユグナスの即位の際に、彼に最も近しい人物が
譲り受けているよ。
Teodor : 君はその遺剣を既に見ているんだ。
こう言えば、[Your name]には
もうわかるはずだ。
アシェラが持っていた剣だ!
Teodor : その通り!
Teodor : 今ではあの若姫の持つ剣だけが、
古の王の遺志を示すただ1つの物と言っていいだろう。
Teodor : おっと、
だいぶ長く話し込んでしまったようだね。
少しは[Your name]の悩みを
解決するヒントになったかな。
Teodor : ふふ……。
礼には及ばないよ。
私くらいの歳になるとね、[Your name]。
Teodor : 夢を見ない。
もう、ずっと前からだ。
Teodor : だから、時々思うのだよ。
初代王は確かに初めは夢を追っていた。
Teodor : 森の奥深くへとわけ入り、
遥か彼方まで到達しようとしていた。
Teodor : ……言い伝えによれば、
そういうことになっている。
Teodor : まるで君たち冒険者のようにね。
いや……忘れてくれたまえ。ただの独り言だよ。
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