アドゥリンの魔境/トリックスター

Last-modified: 2014-08-13 (水) 15:08:42

・トリックスター

進行内容
 バラモアが仕える主、それは冥王ハデスだった。
 ハデスは、大冥宮の最深部「天守」に
 いるという。彼を倒せば、呪いにかかり
 倒れてしまった人々も助かるそうだ。
 一度、城へと戻ろう。


  1. バトルフィールド「バラモアのゲーム」に勝利後イベント。
     
    Balamor : このボクが、
     負ける、だなんて……。
    Balamor : ありえないありえない
     ありえないありえないありえないありえない
     ありえないありえないありえないありえなーーーい!!
    Balamor : ……。
     …………。
     ………………あ。
    Balamor : ……ああー。
     なんだそういうことか……これか。
     この力が、ボクの邪魔をしていたんだね……。
    Balamor : くふふふ。
     これこそ、呪いそのものじゃないか。
     面白いことをしてくれるね、主殿は……。
    Arciela : 主とは何者ですか!
    Balamor : え? いまさらそれを聞くの?
     もうほんとはわかってるんでしょ、お姫さま。
    Balamor : 知ってる答えを
     教えることほど、つまらないものはない。
    Balamor : 君も、わかってるんでしょ?
     
    主は……
     ハデス
     テオドール
     アシェラ
     
    「アシェラ」
    Arciela : ……。
    (どす黒いオーラを発し睨むアシェラ)
    Balamor : アハハハハハ!
    Balamor : まさか、そうくるとはねぇ!
     いいよ君ぃ、実に面白い!
     
    「テオドール」
    Balamor : ……え、誰それ?
    Balamor : ブッブー!
     なになに、君わからないの??
     本気だったら、鈍感にもほどがあるねぇ。
     
    「ハデス」
    Balamor : そ、正解。
     ボクの主殿はね……
    Balamor : 冥王……ハデス様さ。
    Arciela : やはり……!
    Balamor : ほらね、
     サプライズにもなりゃしない。
    Balamor : ああ、つまらない。
    Balamor : こっちとしては、興醒めさ、もぉー。
     はぁー、なんかこの役にも飽きちゃったなー。
    Balamor : ……あ!
    Balamor : ……くふふふ。
     ちょっと面白いことを思いついちゃった。
    Balamor : さすがは、ボク。
     エンターテイナーはこうでなくちゃ♪
    Balamor : ん~。こっちかなぁ。
     それとも、こうかな? んんん~♪
    Arciela : な、なにを……!?
    Balamor : ……よっと。
     取れた、取れた♪
    Balamor : あとはこれを……
    Balamor : 痛いの、痛いのぉ~
    Balamor : とんでけぇーーー☆
    Balamor : はい、おしまい。
    Arciela : ……なに?
    Balamor : 話してもわからないよ。
     まあ、「元ある場所に返した」とだけ
     いっておこうかな。
    Balamor : それ以上は、
     その「時」がきたらのお楽しみさ。
    Balamor : さあてと、これで
     ボクは晴れて自由の身……。
     無職へとジョブチェンジしたわけだ。
    Balamor : 君たちの相手も楽しかったけど
     ここからはいち観客として、踊り狂える
     グラン・ギニョールを楽しませてもらうとするよ。
    Arciela : なにを勝手なことを……!
     あなたがかけた呪いを解きなさい!
    Balamor : 呪い?
     ああ、そんなものもあったねぇ~。
    Balamor : でもボク、
     解くなんて一言も約束してないよ?
    Arciela : なっ!?
    Balamor : ふふふ、冗談だよ。
    Balamor : さすがにそれじゃあんまりだ。
     そう、絶望させるだけじゃあ、面白みがない!
    Balamor : 物語の終幕を飾る
     芸術的な、カ・タ・ス・ト・ロ・フを描くにはさ。
     大衆がすがるべき希望が必要だろ?
    Balamor : そして、最も深い絶望は、
     最も深い希望から生まれるものさ。
    Balamor : あぁ……
     君たちがどんな顔をするのか、楽しみで仕方がない。
    Balamor : さあ、よく聞くんだよ。
    Balamor : 呪いは……
     冥王を倒せば解ける。
    Arciela : 冥王を!?
    Balamor : そうだ! いい配役だろ!
    Balamor : 果たして果たして、
     君たちに彼を倒せるかな……?
    Balamor : いや、それよりも前に
     「天守」へ辿り着けるのか、見物だねぇ♪
    Arciela : 天守……。
    Balamor : 大冥宮の最深部さ。
     そこに、彼……冥王ハデスが鎮座している。
    Balamor : 彼の魂に呼応して
     忠誠を誓った盟友らが、まもなく目を醒ます。
     舞台は整いはじめてる……せいぜい束の間の
     平穏とやらを存分に楽しむといいよ。
    Balamor : どうせ死ぬなら
     派手に散ってみてほしいね。
     ……いや、もがき苦しむのも一興かな。
    Balamor : それとも英雄譚よろしく、
     君たちは物語の主人公に成りえるのかな……?
    Balamor : くふふ、楽しみだね。
     君たちは、一体どんな結末に辿り着くのかな~。
     一観客として見届けさせてもらうよ♪
    Arciela : メルヴィアン……
     いえ、冥王……ハデス。
    Arciela : 初代王ですら
     倒せなかったのに、わたしたちが……。
     
    なにか言う?
     一緒ならやれる!
     ハデスを倒そう!
     
    「一緒ならやれる!」「ハデスを倒そう!」
    Arciela : ……!
    Arciela : あなたのその強さが
     わたしを支え、救ってくれます。
    Arciela : ありがとう、
     [Your Name]!
    Arciela : ハデスを倒そう……!

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