アドゥリンクエスト/東アドゥリン/無慈悲な冷気

Last-modified: 2015-01-17 (土) 18:16:02

・無慈悲な冷気

依頼者:
 イングリッド(Ingrid)
  / 東アドゥリン
    エクソシスト・プライオリー
依頼内容:
 イルドベールの妻が目覚めず、
 イングリッドはそれを心配している。
 イングリッドを手助けするために
 PCK.ワークスへ足を運んでみよう。


  1. 東アドゥリンのRigobertineに話しかける。
     
    Rigobertine : ここは、法務大臣である
     イルドベール様のお屋敷です。
    Rigobertine : 今は
     いろいろと込み入った事情がございまして、
     ご遠慮願いたく……。
    Ingrid : ……困ったわね。
    Ingrid : あなた……
     法務大臣のイルドベールのことは
     当然、知っているわよね?
     
    何か言いますか?
     イルドベールって?
     ああ、あの爺さんね
     ……
     
    「イルドベールって?」
    Ingrid : いつも白い服を着ている
     ウェーザースプーン家のお偉い爺様よ。
     
    「……」
    Ingrid : あきれた……。
     他人の顔を覚えるのが苦手だってのはいるけど
     あなたの場合、度を越えてるわね。
    Ingrid : まあ、いいわ。
     
    「ああ、あの爺さんね……」
     
    Ingrid : [なら……/では……]
     バラモアとかいう魔物の仕業で、
     イルドベールの奥様が
     倒れてしまったことは知っていた?
     
    知っていたか?
     もちろん!
     知らない
     
    「もちろん!」
    Ingrid : ……ふぅん。
     それじゃあ聞くけれど、奥様の名前は?
    ([Your Name]の反応に呆れるイングリッド)
     
    「知らない」
    Ingrid : 当然ね。
     誰も言いふらしはしないわ。
     あたしたちエクソシストにとって
     不名誉なことだもの。
     
    Ingrid : 奥様は、
     エクソシストの力が強いお人で、
     霊体とつながりやすい体質なのよ。
    Ingrid : あなたたちが
     冥王とやらを倒したことで
     一度は目醒めた奥様だったけれど……
    Ingrid : また床に臥せてしまって、
     3日間ほど目醒めない。彼女のことも、
     彼女の息子マルセルランのことも心配だわ。
     
    Ingrid : 姫さまを疑い続ける
     イルドベールに同情したくはないけれど、
     彼の息子マルセルランのことは心配だわ……。
      
    (暗転)
    Marcellurin : ああ、イングリッド。
     気にしないでくれ、僕は大丈夫だよ。
    Marcellurin : 今は、この僕が
     父とウェーザースプーン家を支えなくてはね……。
    Marcellurin : 母さんは、
     あれほど強い呪いにさらされ続けていた。
     だから、精神も体も疲れてしまったんだろう。
    Marcellurin : 「アシェラ姫の言うとおりにした、
     その結果が……我が家をおそった悲劇だ。」
    Marcellurin : ……父は、
     その一点張りだったから、仕方ない。
    Marcellurin : 父の頑固さは、
     どのようなときでも変わらないからね。
    Ingrid : いつまでも、
     あなたの甘ちゃんなところが
     変わらないように、ね。
    Marcellurin : なっ!
     ……イングリッドだって、
     その毒舌は変わらないじゃないか!
    (暗転終わり)
      
    Ingrid : あたしとマルセルランは
     昔からの、幼なじみなのよ。
    Ingrid : いろいろあってね。
     あたしの母が穢れ祓いに失敗して、力を失い……
     その結果、あたしはあの家に預けられたことがある。
    Ingrid : そのときから、
     イルドベールはあたしのことを敬遠しているけれど、
     マルセルランはいつでもあたしの味方をしてくれた。
    Ingrid : あたしの母が亡くなったとき、
     その悲劇をあたしと分かち合ってくれたのも、
     彼だけだったわ。
    Ingrid : だからこそ、
     実の母を失いそうな彼を
     黙ってみているわけにはいかない。
    Ingrid : 今はね、彼はまだ
     実感がないようだけれど。
    Ingrid : もう少ししたら彼、
     悲劇に打ちのめされて、
     立ち直れなくなってしまうと思うの。
    Ingrid : 幼なじみだから、
     彼のことはよくわかっているのよ。
     反応がにぶいっていうのかしら……。
    Ingrid : ほら、
     感情の起伏が激しい人が、あたしの毒舌と
     長くつきあえるはずないじゃない?
     
    何という?
     そのとおり
     どういうこと?
     
    「そのとおり」「どういうこと?」
    Ingrid : まったく!
    Ingrid : あたしも、どうかしてるわね。
     言わなくてもいいような話まで、
     あなたにしてしまうなんて。
    Ingrid : 今のあなたに
     関係があるといえるのは、
     アシェラ姫のことだけよ。
    Ingrid : アシェラ姫と
     わだかまりはなくなったとは言え、
     今後どう接していくべきか悩んでいる人たちに
     助言を与えなくては。
    Ingrid : そのひとり、
     ピースキーパー・ワークスのグラッツィグに、
     屋敷へ呼ばれているから、あたしは行くわ。
    Ingrid : あなたも
     姫の役に立てるという自負があるなら、
     ついてきてもよくってよ。
     
    Rigobertine : イングリッド様なら
     グラッツィグ様のお屋敷へ向ったようです。
     どうか、お力添えをお願いします。
     
  2. 東アドゥリン・PCK.ワークス前でイベント。
     
    Oscairn : ……なんだ?
     イングリッド様を探している、と?
    Oscairn : PCK.ワークスに向かった
     グラッツィグ様の後を追っていったが、
     今は話なぞ無理だ。取り込み中だぞ。
      
    Gratzigg : 連絡がつく者だけでもいい!
     掻き集め、引き連れて、さっさと出発しろ!
     森を荒らす輩を探し出せ!
    Ingrid : あら、あなたも来たの。
    Ingrid : グラッツィグと、少しでも
     実のある話ができればいいと思ったけれど……
     イライラした彼と話そうとしたあたしが
     馬鹿だったわ。
    Gratzigg : 貴様ら、たるんでいるぞ!
    Gratzigg : 過去における
     PCK.ワークスの数々の失態!
     それを早急に挽回せねばならん!
    Ingrid : やる気があるのは、
     ありがたいことだわね……。
    Gratzigg : イングリッド!
     さっき頼んだ件が済み次第、
     話し合いの場を持つと言ったろう!?
    Gratzigg : そこは邪魔だ、
     さっさと出ていけ!
    Ingrid : 前言撤回……!
      
    Ingrid : ……まったく。
     あの横柄さ、どうにかならないのかしら?
    Ingrid : とにかくあたしは、
     グラッツィグに頼まれた件を
     調べに行くとするわ。
    Ingrid : ヨルシア森林の
     F.ステーションから南西の方角あたりで
     不審者が目撃されたという話なんだけれど
     どうも要領を得ない。
    Ingrid : 怪しい風貌の、
     開拓者とは思えない男がいたそうなの。
     密猟の疑いがあるわ。
    Ingrid : 城に現れた
     バラモアという魔物かもしれない。
     奴が侍女に乗り移っていたという話も聞いてる。
    Ingrid : そもそも、奴が
     人の格好をしてなにをしてるのかって
     疑問もあるけれど……。
    Ingrid : そんなもの、
     捕まえて吐かせればいいだけ。
    Ingrid : もしも、あなたが暇なら……
     いえ、まぁ、忙しいかしらね。
     あたしひとりでもどうにかなるわ。
     
    Oscairn : 森の不審者は、
     ヨルシア森林のF.ステーションから
     南西の方角あたりで目撃されたらしいぞ。
    Oscairn : その近くには
     エルゴン・ローカスがあると聞いたが……
     はっきりしない情報ゆえ、皆、困っている。
     
  3. ヨルシア森林(I-8)のErgon Locus ???を調べる。
     
    Morimar : おう、
     [Your Name]じゃねぇか。
    Ingrid : あら、来たのね。
    Ingrid : ……え?
     何をしてるかって?
    Ingrid : 薄汚れた不審者よ。
     「怪しい風貌の、開拓者とは思えない男」よ。
    Morimar : うわはは、
     このおねーちゃん、性格キツくて参ったぜ!
    Morimar : 実はな、おまえさんたちが
     冥王を倒すちょっと前のことだ。
      
    (暗転)
    Morimar : 異変を探りながら、
     森中を歩き回ってたらよ……。
    Morimar : この辺りで、
     妙な気配が急にしやがってな。
    Morimar : ……なんだ?
     なんだ、この冷気は……
    Morimar : この無慈悲な冷気!
     そこだッ!!!
    (モリマーの大斧がかすめ、倒れるイングリッド)
    (暗転終わり)
      
    Morimar : べっぴんさんの顔に
     危うく傷をつけちまうところだった。
     大変申し訳ねぇ。
    Ingrid : このあたしに
     手を上げるなんて、許されることではないわ!
     
    どうする?
     モリマーの味方をする
     イングリッドの味方をする
     
    「モリマーの味方をする」
    Ingrid : [Your Name]。
     後で覚えていなさいよ。
     
    Ingrid : [Your Name]。
     一応、礼を言っておくわ。
     
    Ingrid : ……まぁ、
     彼は不思議な力をもって
     アシェラ姫を助けてくれていたようだし。
    Ingrid : 良い意味で、
     薄汚れた不審者だということね。
    Morimar : ……また、
     無慈悲な冷気を感じるぞ……。
    Ingrid : それで?
     アシェラ姫とアドゥリンの街の人々のために、
     あなたがあたしに渡したいものがあるという
     話だったわね?
    Morimar : おう、
     そうだった、そうだった。
    Morimar : まだバラモアって名の
     たちの悪い魔物が残ってやがるからな。
     森を巡回している開拓者やあんたらの
     助けになればと思ってよ。
    Morimar : 使い勝手が悪い品だが、
     何かの役には立つだろう。
    Ingrid : ……なによ、これは?
    Ingrid : !?
    Morimar : 祓い屋のおねーちゃんなら
     そいつがどんなもんか、わかんだろ。
    Morimar : なぁに、布1枚でも、
     当時はそれなりの騒ぎになったんだ。
    Morimar : 森に時折満ちる、
     悪しきものへの対処にも役立つさ。
     じゃあ、頼んだぜ?
    Ingrid : ……用は済んだわね。
     あたしたちも、PCK.ワークスへ戻りましょう。
    Ingrid : けれど……
     「森に時折満ちる悪しきもの」とは……?
     
  4. 東アドゥリン・PCK.ワークス前でイベント。
     
    Oscairn : グラッツィグ様と
     イングリッド様なら、PCK.ワークスだ。
     あまりお二人の邪魔をするなよ。
    (屋内へ)
    Gratzigg : 城で会った
     あのモリマーとかいう男が、問題の不審者だと?
     その上、こんなガラクタを託されたと?
    Ingrid : よく見なさい。
     あなたなら、それが何かわかるでしょう?
    Gratzigg : ……!
    Gratzigg : この刻印は、
     蝶騎士家、初代当主ジョリウス様の!?
    Ingrid : ええ。
     初代当主ジョリウスが、当時、
     皆に配ったとされる割符よ。
    Ingrid : 偽物などではなくてよ。
     失われた製法で作られている。
     こんなものが現存してるなんて、あたしも驚いたわ。
    Gratzigg : ううむ……。
     何ということだ。
    Gratzigg : ……礼を言う。
     初代当主ジョリウス様の品は、
     我々にとって何よりの御守となる。
    Ingrid : その割符には、
     不思議な力を感じるわ。
    Ingrid : イルドベールにも、
     その割符を見せたいから、一度、
     返してもらっていいかしら?
    Gratzigg : うむ。
     イルドベール殿の奥方様の件か。
     何かの役に立てばよいが……。
    Ingrid : ええ……。
     まだ、平穏は完全に戻ってはいないわ。
    Ingrid : [Your Name]、
     あなたの協力に感謝するわ。
    Ingrid : あたしは一度、
     アシェラ姫に会って報告してくる。
    Ingrid : モリマーが
     言っていたことも気になるし、
     奥様のことは解決していない。
    Ingrid : また会いましょう。
     ……近いうちにね。