アルタナの神兵/舞姫、来たりて

Last-modified: 2017-07-25 (火) 01:59:32

・舞姫、来たりて

進行内容
 南サンドリアの『獅子の泉』で、
 巷で噂のマヤコフ舞踏団が
 慰問ショーを開催するらしい。
 チケットがあれば
 観覧できるようだが……。


  1. 東ロンフォール〔S〕から南サンドリア〔S〕へ移動するとイベント。
     
    (なにやら騒々しい南サンドリア〔S〕)
    Remiotte : ……どうした?
     そわそわしちゃってさ。
    Remiotte : ああ、あれか?
     マヤコフ舞踏団のステージを
     見に行くんだろ。ウチの隊の連中も、
     だいぶ前からチケットの奪い合いだよ。
    Remiotte : ん、
     マヤコフ舞踏団を知らないのか?
     
    マヤコフ舞踏団を知ってる?
     知らない
     知ってる
     
    「知らない」
    Remiotte : なんだ、もぐりだな。
     今、ブリリオートの舞踏団と人気を二分する
     流行りの舞踏団じゃないか。
    Remiotte : しかも、オレの見立てによると
     ダンスはともかく、ダンサーの質だけなら
     断然マヤコフ舞踏団のほうが格上だね。
    Remiotte : なんてったって
     可愛い子ちゃん揃いだからな!
     
    「知ってる」
     
    Remiotte : そうか!
     そりゃそうだよな。いまや超絶売れっ子揃いの
     マヤコフ舞踏団だもんな。
     
    Remiotte : で、これから、
     獅子の広場の向かいにある店で、
     舞踏団主宰の慰問ショーが開かれるのさ。
    Remiotte : あれだけのダンサーを
     側で見られる機会なんて、そう滅多に
     あるもんじゃないからね。同僚たちも必死だよ。
    Remiotte : きみも
     時間があるなら行ってみるといい。
     とはいえ、チケットがとれる保証はないけどね。
    Remiotte : くそう……オレも
     非番だったら見に行くのになぁ……。
     
  2. 南サンドリア〔S〕・獅子の泉のDoor:"Lion Springs"を調べる。
     
    Melderphaux : ……マヤコフ(Mayakov)団長。
     お忙しいところ、取材を受けて下さって
     ありがとうございます。
    Melderphaux : では、今回のショーの
     見どころをお願いします!
    Mayakov : ……そう、皆さんも
     ご存じのとおり、マヤコフ舞踏団の舞台は
     常に、美麗と絢爛を追及してきたわ。
     でもね……
    Mayakov : 目に見える美しさというのは
     だいたいやり尽くした気がするの。
     そう、このあたくしの姿のように。
    Melderphaux : ……。
    Mayakov : われわれには、
     次なるチャレンジが必要だったわ。
    Mayakov : そして今、
     目指すべき新たな地平を見つけたの。
     それは「夢」……そう、ドリームよ!
    Mayakov : こんな時代ですもの、
     あたくしたちが、皆に夢を与えなくっちゃ。
     舞踏団一同、そう決意したんですの。
    Melderphaux : なるほど……!
     夢ですか! 美しく、勇ましく、愛らしく。
     マヤコフ舞踏団に相応しいテーマですね。
    Mayakov : ええ!
     開かれる幕、めくるめく照明……
     そして、舞台に踊り出る妖精、踊り子!!
    Mayakov : 飛び散る汗! 響くヒール!
     お客さまに、スペシャルな一夜かぎりの夢を
     見せてあげてよ!
       おおーー!!
    Viridiana : ……しかし、
     華美な踊りは、時勢がら厳しくなってきた
     という批評家の声もありますが……
    Mayakov : おだまりっ!
    Mayakov : 闇王だか何だかしりませんが
     なんぼのもんですかっ!
    Mayakov : そこが
     玉座の前だろうが
     地獄の果てだろうが……
    Mayakov : たとえ、この身が果てようとも!
     いいえッ、魂売ってでも踊り続けるのが
     あたくしたち、マヤコフ舞踏団ですのよッ!
       おおおおーー!!
    (冒険者入室)
    Mayakov : ……あら?
    Mayakov : なんなの、このコは!
     ちょっと、ギンダフ(Gindaff)!
    Mayakov : 客、入れてんじゃねえよ!
     まだ開演前だろうが!
    Gindaff : す、すみません!
    Mayakov : ごめんなさいね、お客さま。
     今は仕込み中なの。また
     後で、チケット握りしめて来てちょうだい。
    Mayakov : ……って、んん?
    Mayakov : ちょっと待ちなさい。
     あんた、チケットは?
     
    チケットを……
     持ってる
     売ってください
     
    「持ってる」
    Mayakov : ほんとに?
     じゃあ見せてみなさいよ!
     
    「売ってください」
    Mayakov : ……やれやれ。
     とんだ世間知らずの[お嬢さん/ボーヤ]ね。
     ショーのチケットはとっくに完売よ。
    Mayakov : 巷では何十万ギルもの値段がつく
     プラチナチケットなんだから、当然でしょう?
     
    Mayakov : ……ざ~んねん。
     チケットがないなら、客じゃあないわ。
     今回は御縁がなかったようで……
    Mayakov : ……たたき出しておしまいっ!
    (暗転、獅子の泉から放り出される)
    Phillarceaux : おーい、開演まだかよ?
     待ちきれないぜ。
    Turlough : もう何週間も前から
     楽しみにしてるんだ。早くしてくれよー!
    Gindaff : すみません、お客さま。
     リハが少々押してしまいまして……
     もうしばらく、お待ちください。
    Turlough : ……うぅむ、やばいな。
     そろそろ戻らないと……
    (一人のエルヴァーン♀が近づく)
    Allaipre : ……あなたっ!
    Turlough : げっ! おまえ!
    Allaipre : お店ほったらかして
     こんな所でなにやってるのよ!
    Turlough : いや、その……
     何でもないんだ。
    Allaipre : ん、なによ、それ?
     ……マヤコフ……舞踏団?
    Turlough : わー! わー!
     これは、違う違う、ちがうんだ!
    Allaipre : んーもー!
     なにコソコソしてるのかと思ったら
     仕事もしないでこんな所へ? 信じられない!
    Allaipre : ちゃんと働かないと
     晩御飯抜きだからね! ほら、帰るわよ!
    Turlough : そ、そんな……
     
    ショー・チケットを持っていない……!
     
  3. ジュノ上層(G-7)のTurloughに話しかける。
     
    Turlough : ……なんだ?
     きみもダンスが好きなのかね?
    Turlough : ううん、
     最近のダンスショーも悪くないが、
     やはり、昔はレベルが段違いだった。
    Turlough : ご存じかな?
     大戦期に活躍していた、マヤコフ舞踏団を……
    Turlough : 彼女らのステージは
     そりゃあ、ゴージャスでなあ。
     中でも、サンドリアで行われたショーは
     今でも伝説のステージと呼ばれてるほどさ。
    Turlough : あの日、わしもチケットを
     握りしめて会場に向かったんだが、途中
     嫁さんに見つかって、連れ戻されてなあ。
    Turlough : ああ、一生の心残りだよ……
    Turlough : だから、あれ以来、今でも
     チケットを肌身離さず、持ち歩いとるのよ。
    Turlough : ほら、これがそうだ。
     もうボロボロだけどな。
    Turlough : ……ん、なんだ。
     これが欲しいだと?
    Turlough : まあ、構わんが……
     こりゃもう、ただの紙切れだぞ?
     変わったヤツだな。
    だいじなもの:ショー・チケットを手にいれた!
    ・ショー・チケット
マヤコフ舞踏団の観劇チケット。演目名は
「マヤコフ舞踏団、その綺羅星の夢」。
かなり古びており
縁がところどころ擦り切れている……。
 

Turlough : 戦場の女神、か……懐かしいのう。


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