・舞姫、来たりて
進行内容
南サンドリアの『獅子の泉』で、
巷で噂のマヤコフ舞踏団が
慰問ショーを開催するらしい。
チケットがあれば
観覧できるようだが……。
- 東ロンフォール〔S〕から南サンドリア〔S〕へ移動するとイベント。
Remiotte : ……どうした?
そわそわしちゃってさ。
Remiotte : ああ、あれか?
マヤコフ舞踏団のステージを
見に行くんだろ。ウチの隊の連中も、
だいぶ前からチケットの奪い合いだよ。
Remiotte : ん、
マヤコフ舞踏団を知らないのか?
知らない
知ってる
Remiotte : なんだ、もぐりだな。
今、ブリリオートの舞踏団と人気を二分する
流行りの舞踏団じゃないか。
Remiotte : しかも、オレの見立てによると
ダンスはともかく、ダンサーの質だけなら
断然マヤコフ舞踏団のほうが格上だね。
Remiotte : なんてったって
可愛い子ちゃん揃いだからな!
そりゃそうだよな。いまや超絶売れっ子揃いの
マヤコフ舞踏団だもんな。
獅子の広場の向かいにある店で、
舞踏団主宰の慰問ショーが開かれるのさ。
Remiotte : あれだけのダンサーを
側で見られる機会なんて、そう滅多に
あるもんじゃないからね。同僚たちも必死だよ。
Remiotte : きみも
時間があるなら行ってみるといい。
とはいえ、チケットがとれる保証はないけどね。
Remiotte : くそう……オレも
非番だったら見に行くのになぁ……。 - 南サンドリア〔S〕・獅子の泉のDoor:"Lion Springs"を調べる。
お忙しいところ、取材を受けて下さって
ありがとうございます。
Melderphaux : では、今回のショーの
見どころをお願いします!
Mayakov : ……そう、皆さんも
ご存じのとおり、マヤコフ舞踏団の舞台は
常に、美麗と絢爛を追及してきたわ。
でもね……
Mayakov : 目に見える美しさというのは
だいたいやり尽くした気がするの。
そう、このあたくしの姿のように。
Melderphaux : ……。
Mayakov : われわれには、
次なるチャレンジが必要だったわ。
Mayakov : そして今、
目指すべき新たな地平を見つけたの。
それは「夢」……そう、ドリームよ!
Mayakov : こんな時代ですもの、
あたくしたちが、皆に夢を与えなくっちゃ。
舞踏団一同、そう決意したんですの。
Melderphaux : なるほど……!
夢ですか! 美しく、勇ましく、愛らしく。
マヤコフ舞踏団に相応しいテーマですね。
Mayakov : ええ!
開かれる幕、めくるめく照明……
そして、舞台に踊り出る妖精、踊り子!!
Mayakov : 飛び散る汗! 響くヒール!
お客さまに、スペシャルな一夜かぎりの夢を
見せてあげてよ!
おおーー!!
Viridiana : ……しかし、
華美な踊りは、時勢がら厳しくなってきた
という批評家の声もありますが……
Mayakov : おだまりっ!
Mayakov : 闇王だか何だかしりませんが
なんぼのもんですかっ!
Mayakov : そこが
玉座の前だろうが
地獄の果てだろうが……
Mayakov : たとえ、この身が果てようとも!
いいえッ、魂売ってでも踊り続けるのが
あたくしたち、マヤコフ舞踏団ですのよッ!
おおおおーー!!
(冒険者入室)
Mayakov : ……あら?
Mayakov : なんなの、このコは!
ちょっと、ギンダフ(Gindaff)!
Mayakov : 客、入れてんじゃねえよ!
まだ開演前だろうが!
Gindaff : す、すみません!
Mayakov : ごめんなさいね、お客さま。
今は仕込み中なの。また
後で、チケット握りしめて来てちょうだい。
Mayakov : ……って、んん?
Mayakov : ちょっと待ちなさい。
あんた、チケットは?
持ってる
売ってください
Mayakov : ほんとに?
じゃあ見せてみなさいよ!
Mayakov : ……やれやれ。
とんだ世間知らずの[お嬢さん/ボーヤ]ね。
ショーのチケットはとっくに完売よ。
Mayakov : 巷では何十万ギルもの値段がつく
プラチナチケットなんだから、当然でしょう?
チケットがないなら、客じゃあないわ。
今回は御縁がなかったようで……
Mayakov : ……たたき出しておしまいっ!
(暗転、獅子の泉から放り出される)
Phillarceaux : おーい、開演まだかよ?
待ちきれないぜ。
Turlough : もう何週間も前から
楽しみにしてるんだ。早くしてくれよー!
Gindaff : すみません、お客さま。
リハが少々押してしまいまして……
もうしばらく、お待ちください。
Turlough : ……うぅむ、やばいな。
そろそろ戻らないと……
(一人のエルヴァーン♀が近づく)
Allaipre : ……あなたっ!
Turlough : げっ! おまえ!
Allaipre : お店ほったらかして
こんな所でなにやってるのよ!
Turlough : いや、その……
何でもないんだ。
Allaipre : ん、なによ、それ?
……マヤコフ……舞踏団?
Turlough : わー! わー!
これは、違う違う、ちがうんだ!
Allaipre : んーもー!
なにコソコソしてるのかと思ったら
仕事もしないでこんな所へ? 信じられない!
Allaipre : ちゃんと働かないと
晩御飯抜きだからね! ほら、帰るわよ!
Turlough : そ、そんな…… - ジュノ上層(G-7)のTurloughに話しかける。
きみもダンスが好きなのかね?
Turlough : ううん、
最近のダンスショーも悪くないが、
やはり、昔はレベルが段違いだった。
Turlough : ご存じかな?
大戦期に活躍していた、マヤコフ舞踏団を……
Turlough : 彼女らのステージは
そりゃあ、ゴージャスでなあ。
中でも、サンドリアで行われたショーは
今でも伝説のステージと呼ばれてるほどさ。
Turlough : あの日、わしもチケットを
握りしめて会場に向かったんだが、途中
嫁さんに見つかって、連れ戻されてなあ。
Turlough : ああ、一生の心残りだよ……
Turlough : だから、あれ以来、今でも
チケットを肌身離さず、持ち歩いとるのよ。
Turlough : ほら、これがそうだ。
もうボロボロだけどな。
Turlough : ……ん、なんだ。
これが欲しいだと?
Turlough : まあ、構わんが……
こりゃもう、ただの紙切れだぞ?
変わったヤツだな。
だいじなもの:ショー・チケットを手にいれた!・ショー・チケット
マヤコフ舞踏団の観劇チケット。演目名は 「マヤコフ舞踏団、その綺羅星の夢」。 かなり古びており 縁がところどころ擦り切れている……。
Turlough : 戦場の女神、か……懐かしいのう。
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