・鳥籠の宇宙
進行内容
ついに、白き未来に関する。
すべての記憶が忘れ去られてしまった。
世界は、水晶大戦は
どんな結果を辿るのか……?
ザルカバードへ戦局を見に行ってみよう。
- 南サンドリア〔S〕(K-6)にあるDoor:"Lion Springs"を調べる
Cait Sith : ……あらン!
[Your Name]!
Cait Sith : どこへいってたンですのよっ!
アータがいないからアタクシ、
ひとりで……ひと……ぐすっ……
「避ける」
「……」
※Cait Sithに突っ込まれて倒れる冒険者
Cait Sith : んにゃぁぁぁぁぁ……
リリゼットを失って……
Cait Sith : その後、ひとりで
世界を見回っていたのだけれど……
Cait Sith : こっちよン……
来てちょうだい。
※Lion Springsに忍び込む冒険者とCait Sith
Cait Sith : 見てちょうだい……
ほらっ、足が上がってないわよ!
Mayakov : ストップ! ストップ!
……あなたたち、ちょっと見ていなさい。
Mayakov : あたくしたち
舞踏団のテーマを思い出してちょうだい。
Mayakov : 心の内から湧き上がる……
美しさ……!
Mayakov : 凛然たる身体のキレ!
そう、勇ましさ!
Mayakov : そして……
あたくしたち舞踏団最大にして
最高の技……
Mayakov : 愛らしさっ……!
Mayakov : いいこと? 月影の胡蝶こと、
トップスターのポーシャのいない今、
穴を埋められるのはあなたたちだけよ?
Mayakov : そんなことでどうするの!
次の公演にまにあわなくってよ!
Tanja : は、はいっ……
すみません、頑張りますっ!
Cait Sith : ……ねン?
Cait Sith : 月影の胡蝶は……
リリゼットですわよねン……?
Cait Sith : この会話……
今の世界……この時間軸では
リリゼットがいなかったことになってる……
Cait Sith : この間、彼女の記憶が
アトモスに食べられてしまったのは
勿論、覚えてるわよねン?
Cait Sith : きっと、そのせいだわ……
Mayakov : 誰なのっ!
Cait Sith : !!
Mayakov : 怪しい奴……
ウチの箱入り娘たちを覗こうなんて
とんだ不届き者ね……
Mayakov : 覚悟はよくって……?
ギンダフッ!
Cait Sith : ちがいますわよっ!
怪しいものじゃありませんわっ!
Cait Sith : こ、こっち
この[Your Name]は……
アータたちの味方……
Mayakov : こんな
どこの者ともわからないダルメルの骨は
あたくしの知り合いじゃなくってよ!
Mayakov : ちょっとあんた、
その……喋る気持ち悪い獣人
はやく連れて帰ってちょうだい!
Cait Sith : にゃンですってッ!?
Mayakov : おとといきゃあがれ!!
Cait Sith : にゅにゅにゅにゅ……
Cait Sith : ……やっぱり。
アータも、忘れられてたわね。
[Your Name]……
Cait Sith : どうなっちゃうのかしら、
これから……
Cait Sith : ほら、
見てちょうだい。
Cait Sith : どんどん、
彗星が大きくなっていきますわ……
Cait Sith : もうまもなく、
白き未来を食いつくしてしまう……
Cait Sith : おそらく、世界は
黒い未来にほぼ確定しつつあるンだわ……
Cait Sith : そうよね、暁の神兵の
片翼をもがれてしまったンですもの……
Cait Sith : アータたちは
ふたりで、ひとつだったのよン。
Cait Sith : ああ、リリゼット……
Cait Sith : もう……ダメなの?
終わりなのかしらン……?
アタクシたち……
「終わり」
「そんなことは無い」
Cait Sith : ああっ!
アータまでそんなっ……
しくしくしく……
Cait Sith : そうねン……
アータがそういうなら、
最後の最後まで、あがいてみましょう……
Cait Sith : うふふふ、
人の子は、たくましいのねン。
アタクシ、ちょびっと、嬉しいですわっ!
Cait Sith : それじゃあ、[Your Name]。
北方の戦局が、どうなっているのか
見てきませんこと?
Cait Sith : ひょっとして……
万が一でも、
アータだけの力でも……
Cait Sith : 世界を、もとに戻せたら…… - ザルカバード〔S〕(F-8)の南側壁沿いにあるRally Point: Red を調べる
Cait Sith : ……戦局は、
どうなったのかしら?
Cait Sith : みんな、どこに
行ってしまったのン?
※連合軍兵士の死屍累々の惨状
Cait Sith : !!
Cait Sith : ……ううぅぅ。
Cait Sith : ひ、ひどいわ……
こんな……
Cait Sith : ……!
[Your Name]、
あっちに連合軍の生存者が!
残りは伏兵の援護に回る!
武器をとれ! 我に続け!
Cait Sith : !!
Clovis : なんだ、こいつらは……?
Larzos(冥護四衆) : 聞け!
Lady Lilith : 我が名は
ヴァナ・ディール連合軍総督、レディ・リリス。
Henrinaud : 総督……?
Cousseraux : なんだ貴様は。
血盟軍の者……か?
Cousseraux : 見ての通り、我が軍は
激化した会戦のまっただ中。
退かねば、敵とみなし、刃を向けるぞ。
Lady Lilith : 不様だな……
Lady Lilith : 引き際を見失った
死にかけの老いぼれか……哀れなこと。
Cousseraux : なにっ……!?
Lady Lilith : 老いで盲いた、真実を見られぬ
愚かな、老兵よ。
Cousseraux : 貴様、愚弄するか!
Lady Lilith : ああ、その通り。
貴様は、愚昧な老将。
真実を告げるわが父を追放し、
自ら滅びの道を逝くのを選んだのだ。
Cousseraux : フン……
世迷いごとを。
Lady Lilith : 連合軍の兵士よ。
このような将につき従っていては
命がいくつあっても足りぬぞ。
Henrinaud : ……
Lady Lilith : わたくしは、遥か未来より来た
ヴァナ・ディールの指導者、レディ・リリス。
Lady Lilith : 思い出せ。
ラジュリーズ・B・バルマにも言われたはずだ。
「お前たちでは、闇の王に、決して勝てない」とな。
Cousseraux : !?
Larzos(連合軍) : !!
Lady Lilith : そう、人間は勝てない。
……「ただの人間」では……。
Cousseraux : なんだ、この女は……?
Lady Lilith : この先は、闘争と修羅の未来……
お前たちには、新たな指導者が必要だ。
Lady Lilith : わたくしが、その老兵に代わって
お前たちを率いてやろう。
Lady Lilith : お前、名前は?
Henrinaud : ……!
じ、自分でありますか……?
Lady Lilith : ええ。
Henrinaud : サ、サンドリア
王立騎士団所属、アンリノーです……。
Lady Lilith : お前……
己が身果て、魂尽きようとも
戦い続ける覚悟があるか……?
Henrinaud : も、もちろんです。
アルタナ連合軍として
たとえ最後の一騎になろうとも……
Lady Lilith : その体を不死にしても……?
Henrinaud : ……?
……ぐ……ぐはっ……
Lady Lilith : 動かないで……
いい子になさい。
Henrinaud : こ、これは……?
Henrinaud : !!
Henrinaud : うぐッ……
Henrinaud : ぐあぁぁぁーー……!
Lady Lilith : あらあら、
口ばっかりね。
Cousseraux : アンリノーッ!
貴様ッ……!
Cousseraux : なにッ!?
Lady Lilith : わたくしたちに従えば
お前たちの、その体を不死とし、より
強大な力をもって、闇の王に相対することができる。
Lady Lilith : ただし、
強い力と、意志を持つ者にしか
耐えることはできない……
Lady Lilith : この人のように……
Larzos(連合軍) : まさか……
Larzos(連合軍) : ラジュリーズ、どの……?
Cousseraux : なんだと?
Vestillet : ……おい、
ラジュリーズ!?
ラジュリーズなのかッ!?
Ragelise : …………
Lady Lilith : 良いか、この世界の隅から隅まで
人と獣人どもにつたえよ!
レディ・リリスが立ったと!
Lady Lilith : すべてのものを焼き尽くす
冷たき冥府の炎で、
この世界を、正しき未来へ導かん……!
Lady Lilith : さあ、彗星よ!
アトモスよ!
Lady Lilith : 誘え、わたくしたちを
女神などない、人の世の未来へ!
Larzos(連合軍) : ……
Lady Lilith : わたくしは強い者が好き。
男も女もね……待っているぞ。
あの[男/女]の気配が消えてないようだな。
Larzos(冥護四衆) : 申し訳ありません。
うろちょろと小賢しいもので……
Lady Lilith : もはや、奴らの手はそう多くない。
先を読んで、あそこで見張っていろ。
Lady Lilith : 待ち伏せて、
完全に息の根を止めてやれ。
Larzos(冥護四衆) : はっ。
※Lady Lilith一行退場
このままじゃ……
Cait Sith : リリスが、
何もかもを手に入れつつある……
Cait Sith : 闇に、人の子の魂を
渡してはダメよ……
アタクシたちだけでも、なんとか……未来を……
Cait Sith : 何か方法はないのかしらン……
一緒に考えてちょうだい。
「諦める……」
「連合軍に加勢する」
Cait Sith : [Your Name]まで
そんなことを言うのねン……
Cait Sith : でも、もう
戦力では圧倒的に敵いませんわ……
あの、犠牲者の山を見たでしょう……?
「諦める……」
「連合軍に加勢する」
「リリゼットを取り戻す」
Cait Sith : リリゼットを……?
そんなことが……
Cait Sith : いいえ、あの時
リリゼットは、記憶がはじけて
おそらくアトモスに喰われた……
Cait Sith : でもそれを、ああして、
こうすれば……ひょっとして……!?
Cait Sith : 名案ですわっ!
さすがですわよン、
[Your Name]!
Cait Sith : こうなったら、本人に
交渉しに行くしかありませんわねン……
Cait Sith : 時の審判、アトモス……!
Cait Sith : [Your Name]、
アータが初めてこの世界に来た時のこと
思い出してちょうだい。
Cait Sith : 初めて過去との境界に触れた……
そう、この世界と一番強くつながっている……
Cait Sith : もう、わかったわねン?
Cait Sith : 目指すは禁断の口。
さあ、[Your Name]。
行きますわよン!
アルタナの神兵 | ||
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