・黒天、閃電
進行内容
ラジュリーズとポーシャはどこへ……?
城の最奥で何事かが起きつつあるようだ……。
急がなければ……!
- 王の間〔S〕にエリアチェンジする
Lilisette : ……リリス!
Lilisette : ふたりを返してッ!!
Lady Lilith : ……のこのこと
性懲りもない……。
Lady Lilith : 久しぶりの水入らずだ。
邪魔をするな。
Lilisette : はっ?
Lady Lilith : 今、ちょうど
聞かせていたところ……
Lady Lilith : 本当の黒い未来と
お前たちの、まやかしの白い未来の話を……
Lilisette : まやかしの未来……?
Lady Lilith : ……おやおや。
やはり、何も知らないのだな。
暁の神兵が聞いて呆れる。
Lady Lilith : ならばお前たちも聞いていけ。
なあ、ケット・シー?
Cait Sith : ……。
Lilisette : ……?
Lady Lilith : ……ねえ、そこのへちゃむくれ。
お前、未来から来たのだったか。
Lady Lilith : ならば、この大戦が
どうやって終わるのか、わたくしに教えなさい。
Lilisette : だれがへちゃむくれよ!
Lilisette : ……え、えっと、
ジュノ攻防戦で勢いづいた連合軍を
ザルカバード会戦で、おと……いや、
ラジュリーズさまが率いて、包囲戦を……
Lilisette : そして、五種族の英雄が
闇の王を打ち破って……
Lady Lilith : アッハハハハハ!
Lady Lilith : なんだその絵空事は。
子供でももう少しマシな作り話をするぞ。
Lilisette : ……なによっ!
Lady Lilith : そんな都合の良い話があるわけない。
お前たちでは、闇の王に勝てないよ。
Lady Lilith : 大戦には負ける。現に、今しがた
身をもってそれを痛感した者がここにいる。
Ragelise : ……。
Lilisette : で、でも、
じゃあ……
Lady Lilith : お前たちの未来……
お前たちのヴァナ・ディールは、アルタナが願って
そこなネコがでっち上げた……
Lady Lilith : ただの、幻だ。
Lilisette : !?
Lilisette : なによそれ。どういうことなの……?
Cait Sith : ま、待って。
アタクシから、きちんとお話するわ……
いつか、言わなきゃと思っていた……のン……
Cait Sith : ……本当の歴史はこうよン。
863年……
Cait Sith : 連合軍は、
ズヴァール城を包囲するンだけど
圧倒的な力の差で、返り討ちに遭って……
Cait Sith : 闇の王に、完膚なきまでに
叩きのめされてしまうのン……。
そう、まるで今の状況ねン……
Ragelise : ……。
Cait Sith : それから、中の国……そして
エラジア大陸……南方のオルジリアや
北方のラゾアまで……ヴァナ・ディールは
徐々に闇の王の手に落ちていったわ……
Lilisette : ……
Lady Lilith : ……しばらくは、暗黒の時代が続き
数少ない人間の生き残りは、
血盟軍の脅威に怯えて暮らした……
Lady Lilith : しかし、その後……
焦土と化した世界で、諦めず着々と
力を貯えた者がいた。
Lady Lilith : 雪辱と無念を晴らすべく
再び、戦うことを選んだ者たち……
Lady Lilith : それが、わたくしたちだ。
Cait Sith : でもっ! でもっ!!
その手段は、とても
人として許されるものではなかったっ!
Lilisette : ……いったい、なにを?
Cait Sith : 彼女らは、黒き神と契約し、
闇の王と同等の力を得たのですわっ……!
Ragelise : ……!!
Lady Lilith : ……そう。わたくしたちは、
この身を、不死の体に変えた。
終わらない大戦を、戦い続けるためにな。
Ragelise : ……まさか。
Larzos : お久しぶりでございます……
ラジュリーズどの。
Ragelise : ……お前、
ラーゾス……!?
Lilisette : ……でも、それじゃあ
わたしたちがいた、大戦が終わった
ヴァナ・ディールは……
Cait Sith : ……アルタナさまは、その
修羅界と化した未来のヴァナ・ディールを見て
変わり果てた人の子の姿を見て……
たいそう嘆かれたわ……
Cait Sith : そして、願ったのン。
世界を、人の子を、あるべき姿に戻そう、と……
Lilisette : ……それから?
Cait Sith : 9人のアタクシたちは
眠っていた時を司る番人、アトモスを覚醒させ
それぞれ過去へ飛び……
Cait Sith : アルタナさまの願った
「大戦に勝った」
ヴァナ・ディールの可能性をこしらえた……。
Lilisette : ……。
Cait Sith : 神兵の助けを借りて
歴史を徐々に修正し、
より、白き未来を強固なものにして……
Cait Sith : そして、アトモスが
「要らなくなった」リリスたちの未来を食べて
すべて、終了するはずだったのン。でも……
Cait Sith : ……それを知った
コイツらは、後から追ってきて……
再び歴史を修正しようと、ごちゃごちゃに……
Cait Sith : 結果、ひとつの未来を奪い合う……
アトモスに互いの時間を喰わせあう
形になってしまったわ……
Lady Lilith : ……つくづく、ふざけた話だ。
Lady Lilith : 分かっただろう?
どちらが、正しい? どちらが、正義だ?
Lady Lilith : わたくしたちがいた未来こそ
真の、ヴァナ・ディール。
Lady Lilith : お前たちのいた未来は、
遡って一瞬で作られた、ただのまやかしだ。
Lilisette : 本当なの……?
Cait Sith : ええ……。
Lilisette : どうしてっ?
なんで黙ってたのよ!?
Cait Sith : こ、これは……最重要機密で……
決して明かしてはならないと……
Lilisette : ……おかあさんの思い出も
おとうさんの記憶も……
全部、作りものってこと……?
Cait Sith : ち、ちがいますわっ!
Lilisette : でもっ!
Cait Sith : お願いッ、信じてッ!
アータたちは幻なんかじゃありませんわっ!
Cait Sith : アタクシたちは
少し、お手伝いをしただけ。
未来を作り上げたのは、まちがいなく
アータたち、人の子の力なのよン!
Cait Sith : アータたちの想いも、記憶も、
全部本当よン! 心が揺らいだら、
それこそヤツらの思うつぼですわッ!
Lilisette : でも……でもっ……
Ragelise : ……!!
Lady Lilith : さあ、茶番はここまで。
お目覚めになった我が主が、おいでになる……
Cait Sith : ……ふたりになにをしたのっ!
アータっ……!
Lady Lilith : わたくしたちは
女神とやらの救済を待つほど、
気が永くはないのでな。
Lady Lilith : よりしろを用意し、自ら
力ずくで、未来を手に入れるまで。
Lady Lilith : 黒き神よ!
光を遮り、時を創りしオーディンよ!
Lilisette : 黒き……神……
Lady Lilith : 大丈夫……
アストラル風を浴びても、大事無い……
Lady Lilith : その胸の印は
黒き神の眷属が験……
Lady Lilith : そして、
黒き神を呼ばう引き金となるのは
人の魂の高ぶり……
Lady Lilith : 黒き神は、激しい情を好む……
憎悪、悲哀、憤怒、そして……
Lady Lilith : 愛……
Lilisette : !!
Lady Lilith : 寄り代の、
力と想いが強ければ強いほど……
Lady Lilith : 契約後の、わたくしたちの力は
より強大なものとなる……!
Ragelise : ……グゥゥゥゥッ!
Lady Lilith : さあっ! 契約なさい。
白き未来の可能性など
微塵も残らぬよう、消し去ってしまえ!
Odin : 奇しき縁に惑わされ……
俗界に遊びて幾星霜……
Odin : ……余を
呼んだのは……汝なりや……?
Ragelise : ……
Odin : ……存念を……申すがよい。
Ragelise : オレは……
戦い続けなくてはならん……
Ragelise : 軍を追われようとも、
帰る場所などもうなくとも……
Ragelise : 力を、くれ……
あの、闇の王に匹敵する、
奴を打ちのめせる強さを……!
Ragelise : ……鎮めてくれ……
この怒りと……無念をッ……!!
Lady Lilith : 見事耐えるとは、さすが父上……。
Larzos : 数々のご無礼、お許しください。
すべてあなた方を正しい道に導くための……
Ragelise : ……父?
Larzos : 左様、あなた方は
このレディ・リリスの
お父上とお母上であられる。
Portia : ……!?
Lady Lilith : おとうさま、おかあさま……
Lady Lilith : あんな、バカで軽薄な小娘なんかより
わたくしの方が、強くて立派な、いい娘に育ったわ。
そうでしょう?
Lady Lilith : うんといって。
そうしたら、わたくしあの娘を……
Lady Lilith : 殺してしまうから……!!
Lilisette : !?
Cait Sith : ……[Your Name]っ!
リリゼット!?
Haudrale : あちらは、
親子水入らずの対面中だ。
邪魔をしてさしあげるな。
Lilisette : なによそれっ! やめてよっ!
みんなして……!!
Lilisette : ……[Your Name]
[Your Name]……!!
いったい、どうしたらいいのよッ!?
Lilisette : ……わたし、
猛烈に腹が立ってきたわ……!! - Throne Room を調べてバトルフィールド「黒天、閃電」へ突入する
『黒天、閃電』でバトルフィールドに突入!
現在このエリア内にいるパーティメンバーのうち
自分を含めた6人がバトルフィールドに入れます。
制限時間:30分
本気で潰しちゃうけど、いいよね?
Lilisette : ……手加減ナシよ。どっちが
正しい未来か、思い知らせてやりましょう!
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