(ノーグで依頼を受ける)
Ryoma : 以前持ってきてもらった
組木細工の箱はどうやら、最近に作られた
ダミーであることがわかった。
Ryoma : しかしその作り方は、
海賊達の世界に多くの発明を残した発明家、
「毒使いのミツナリ」の技によく似ている……。
Ryoma : 彼はもう20年以上前に
ノーグを去り、もう生きているはずがない……。
ではどこかで弟子を残したか……。
Ryoma : ええいわからん!
エンセツの奴をもう一度しぼりあげて
情報を聞き出してくるんだな!
本物のお宝を手にいれないと……。
(バストゥーク港にて)
Ensetsu : 組木細工の箱の話を
もっと詳しく聞きたい……と? そんなに
お話するようなことはもうないのですが……。
Ensetsu : 以前話した、ヨミが偶然
入手した情報というのは、実は、そのミツナリの
孫だという少年にヨミが会ったのです。
Ensetsu : その彼から祖父が遺したものとして
その古文書を入手したのです。
Ensetsu : え? その古文書の示す場所で
毒蜘蛛に襲われた……? それはヨミが
はまったのと全く同じ罠ですね……。
Ensetsu : 毒を扱う術に長けていた
ミツナリならではの罠だと話していましたが……。
Ensetsu : その少年はアルテパ砂漠で
祖父の遺したテントで生活していたそうです。
今どこにいるかは……。
(ラバオにて)
Leodarion : あんた、組木細工の箱を
見つけた人でしょ? ようやくここまで
たどりついてくれたか……。
Leodarion : おいらは、レオダリオン、
「毒使いのミツナリ」の孫だ。
とは言っても、もちろん血はつながっちゃ
いないけどね。じっちゃんに拾われたのさ。
Leodarion : どうやら、おいらの
仕掛けた毒蜘蛛の罠も問題なく
かわしたみたいだね……。
Leodarion : おっと、怒らないでおくれよ。
まだおいらの未熟な腕じゃたいしたことなかったろ?
ヨミさんなんて、もっと強いじっちゃんの罠と
戦ったんだからさ。
Leodarion : じっちゃんはね、
ああやって、死ぬ前に自分の仕事を遺したのさ。
宝と一緒にね。
Leodarion : カッコいいと思わないか?
おいらもそうなりたいと思って、じっちゃんの遺した
文書を元にいろいろ真似てるんだ。
Leodarion : で、最近見つけたのが、
すごい術でね……。なんとあるアイテムを使って
死者の霊を呼び起こすって技なのさ。
Leodarion : しかもじっちゃんは、
それでおいらに何かを残してくれたらしいんだ。
手間のかかることをしたもんだが、
まあ、それはそれで挑戦しがいがあるってもんさ。
Leodarion : あんたも協力してくれないか?
あんた、ノーグのまわし者なんだろ?
たんなる金目のものだったら譲ってやるからさ。
Leodarion : その術を使うためには、
オークポールが必要なのさ。
もし興味があるなら持ってきてくれないかな?
(オークポールをトレード)
Leodarion : おっ、これはオークポールだね!
これでじっちゃんの術が完成するよ。
明日にでもまた来てくれないかな。準備しておくよ。
(ヴァナ0時越え)
Leodarion : よっし、準備は整った。
死者を呼ぶ杖、これが術を成功させるのに
必要なものだ。
Leodarion : じっちゃんの遺した文書によるとだな、
「これを持って、夜にバストア海を東から西に進めば、
きっと死者と出会うであろう……」ってことらしい。
Leodarion : まずはあんたにこれ、
渡しておくよ。もし襲ってくる幽霊みたいな
奴だったら、おいらじゃどうにもならないしな。
Leodarion : 多分その幽霊が
お宝持ってるとかってオチじゃないかな?
だいじなもの:死者を呼ぶ杖を手にいれた!
(NMを倒してセルビナに入港後)
Leodarion : 待ってたよ!
実はあんたたちが、マウラから船に乗るつもりだって
話をある筋から聞いてね!
Leodarion : 先回りして待ってたんだよ。
で、どうだった? 何か持ってなかったかい?
え……何もなかった? そんなはずは……。
Kagetora : いや……あったんだな、これが。
Leodarion : あんた……ここで
待ってるように教えてくれた人……。
Kagetora : 戦ってたこいつは
気づかなかったかもしれないが、
倒した幽霊の衣から、1枚の紙切れが落ちた……。
別の小船でつけていた俺たちはそれを入手したんだ。
Kagetora : これは遺書だ……おまえ宛のな。
あの幽霊は……おまえの、じっちゃんだ。
Leodarion : 何だって!?
Mitsunari : ……おまえは、血のつながっていない
わしの技を受け継ごうと必死だったな……。
わしも、そうやって自分の技を遺せることに
喜びを感じた……。
Mitsunari : けどな、死期が近付くにつれ、
わしが遺すべきものは別にあると気づいたのじゃ。
ものや、技ではない……「想い」じゃよ。
Leodarion : ……これだけ……?
わかるもんか、そんなこと言われたって……。
Ensetsu : 私にはわかる。
人は……想いを伝えるために子を育む……。
Leodarion : あんたは……。
Ensetsu : 亡くなったヨミの夫だ。
ヨミは……若い頃、ミツナリさんから
話を聞いていたのだ。偶然にも、この町で。
Yomi : 想いを遺したい相手……かい?
わかんないねえ……今のあたいは、
忍の道を極めることで精一杯だ。
Mitsunari : ヨミ……おまえさんにも
わかる日が来るよ……自分が想いを遺したい
相手が誰なのか……。
Ensetsu : そしてその話を、
死んだミツナリさんの遺品を探す仕事を
受けたときに思い出した……。
Ensetsu : そのときに、彼女は既に
私の子供を……アヤメを、身ごもっていた。
Yomi : ここでミツナリじいさんから
聞いた話……あたい、今ならわかる気がする。
Yomi : あんたの子供を産もうと思う。
そして想いを伝えたい……。自分が忍の道に
生きたことを恥じてるわけじゃない。
Yomi : でも、本当に伝えたいことは
忍の技なんかじゃない……忍の生き様……、
それがあたいの想いなんだ。
Yomi : それに……あんたの
心の中にも遺したいのさ、あたいの想いを……。
Ensetsu : 道を極めようとする者は、
いつしかその道の意味を見失う。
今の君がそうじゃないのか……。
Ensetsu : ミツナリさんは、
それを伝えたかったんだ……。
自らの魂を海に遺してでも……。
Leodarion : じっちゃん……。
Kagetora : とんだのろけ話を
聞かせてくれたもんだな、エンセツ。
Ensetsu : お、お恥ずかしい限りです……。
Kagetora : ふん、いい加減その
おどおどした態度だけはどうにかしやがれ。
Kagetora : あと、そこの冒険者、
報酬代わりにくれてやるぞ。そのミツナリの
遺した乱波袴だ。
Kagetora : あのガキがさっき
これを渡してくれ……ってな。
Kagetora : ま、こっちの目的は
ちっとも解決してねえから、次の仕事のための
手付金みたいなもんだと思っておくんだな。
乱波袴を手にいれた!