サンドリアミッション/厚き壁

Last-modified: 2012-04-21 (土) 16:28:55

・厚き壁

指令内容
 サンドリアを不吉なものが覆っているらしい。
 詳しくは謁見の間にて説明があるだろう。


 

Endracion : ドラギーユ城から、
 経験豊富な冒険者を1人よこしてほしいとのお達しだ。
 なんでも、サンドリアを不吉なものが覆っている
 とのことだ。くわしい話はまたあるだろう。
Endracion : では、早速謁見の間に出向いてほしい。
 現在国王様は少し体調を崩されているとのこと、
 もしかすると不在かもしれぬ。その場合はまた
 謁見の間にて指示があるだろう。
ミッションを受けた!

 

=== Area: Chateau d'Oraguille ===

 

Trion : [Your Name]、待ちかねたぞ。
 またしてもお前の力を貸してほしいのだ。
Trion : 王はどうされたのかだと?
 ……父上は少々お疲れのようで私室で休んでおられる。
Trion : なに、心配することはない、
 聖剣も国に帰り、ひと安心されたのだろう。
 食事も口にしておられるから、すぐによくなるはずだ。
Trion : それよりもお前を呼んだのは、
 教皇様が気になる話があるゆえ、お前をここへ
 呼ぶように、とおっしゃったからなのだ。
 そろそろおいでになるかと……。
Shamonde : 遅れまして申し訳ありませぬ。
Shamonde : お話というのは他でもない、
 国家に関わる重大なご報告……。
Shamonde : どうやら、ここサンドリアを中心に
 魔法壁が張られているようなのです。
Trion : 魔法壁……?
Shamonde : この魔法壁は……、大戦時に
 タブナジアが都を護るために使用したものと
 同じものと思われます。
Pieuje : 「精霊の障壁」、ですか。
 妙ですね、あの魔法壁はタブナジア侯爵家のみに
 伝わる、教皇様ですらご存知ない失われた術の
 はずでは?
Trion : ……ロシュフォーニュだ。
 やつが何か企んでいるに違いない。
Pieuje : しかし、この魔法壁により
 彼は何を? 特に害はないと思われるが……。
Shamonde : 確かにその通りではございますが
 なにぶん我々にも不可解な部分が多いもので
 断定的な物言いはできかねます。
Trion : フム……。
 それで[Your Name]を
 呼んだというわけですな?
Shamonde : そうでございます。
 魔法壁には核となる媒体が必要なはずです。
 媒体は術によって異なりますが、必ずやどこかに
 埋められているに違いありません。
Pieuje : それはどこに?
Shamonde : サンドリアを中心に3つ埋められて
 いると思われます。それぞれヴォルボー、バルドニア、
 ノルバレンあたりにある、というところまでは
 分かっておるのですが……。
Shamonde : もしも私ならば、冒険者も
 寄りつかぬような場所にひっそりと埋めるのですが、
 はてそんな都合のいい場所があったかどうか。
Trion : 教皇様も何かをお埋めになったことが
 あると……?
Shamonde : い、いえ……、その……。
 私もこういう職ですから魔法壁ぐらいは
 張ったことがありますゆえ、そう申しただけで
 ございます。
Shamonde : それよりも注意しなければならないのは
 媒体を掘り出す順番が定められていることと、
 その媒体に罠がしかけてあるかもしれぬことです。
 下手に手を出せば痛い目に会うことでしょう。
Pieuje : さすがは教皇様。
 この手の術に関しては精通しておられる。
Trion : ウム、我が国でも指折りの冒険者
 [Your Name]ならば
 これだけの話を聞けば、きっと
 魔法壁の媒体を探し出すことだろう。
Shamonde : では、よろしく頼みますぞ。
Trion : それにしても、あのロシュフォーニュなる
 者の消息がつかめぬ限り、継承の儀は延期せざるを
 えない。父上の体調のこともあるしな。
Pieuje : しかし兄上、やつは本当に
 タブナジア侯爵家の生き残りなのだろうか?
 それがもし真実なら、我々の血族ということにも
 なる……。
Claidie : そうよ、兄さん。
Trion : クレーディ……!
 お前はまだ王族会議に参加できぬはずだろう。
Claidie : 忘れたの、兄さん? 
 私はこの前成人の儀を終えたから、参加する権利が
 あるのよ。
Pieuje : そうか……。
Trion : フッ、そうだったな。
 これは失礼した。では早速お前の意見を聞かせて
 もらおうか、クレーディ。
Claidie : さきほどピエージェ兄さんが
 言っていたようにロシュフォーニュは私たちの
 叔父……、つまり母上の弟です。
Trion : やつの言うことを信用するならば、な。
Claidie : それならば私たちと彼とは
 話し合うべきなのではありませぬか?
Claidie : ……ようやく、私も
 この度のことで、大戦時に我がドラギーユ家が犯した
 過ちの一端を知ることができたのです。
Trion : 口に気をつけろ、クレーディ。
 ここにいるのは当家の者だけではないのだぞ。
Claidie : 隠すことなんかないわ、兄さん。
 大戦の際、ドラギーユ家は彼の国に獣人軍を
 誘導したのよ。つまりタブナジアを囮にしたの。
Trion : だが、あれが戦の行方を決したのは事実だ。
 あの篭城は、勢いづいた獣人どもの出鼻をくじく
 陽動作戦だったはず。彼らの奮闘のお陰で、
 我が軍は戦力を整える時間を稼げたのだ。
Claidie : その結果、タブナジアは陥落し、
 ドラギーユ家の分家の血は絶え、
 多くの罪なき民までも犠牲になったのよ……。
Trion : タブナジアが滅亡したのは、
 獣人どもの攻城兵器が爆発したからだ。もっとも
 それにより、やつら自身も壊滅状態に陥ったのだがな。
Claidie : それならば、あのロシュフォーニュに
 そのことを話せばいいのではないですか?
 なにも捕らえることなど……。それが誇りある
 王室としてのやり方なのでしょうか?
Trion : 思い出してみろ、
 成人の儀でのやつの所業を……。何より、やつに
 話し合うつもりがあるならとっくに向こうから
 それ相応の申し出があって然るべきではないのか?
Claidie : ……。
 なにか事情があるのかもしれません。
 私たちに言えない事情が……。
Trion : フッ、それならば今我々が
 やるべきことは、まずやつを捕らえ、その上で話を
 することではないのか?
Claidie : ……では兄さん、約束してください。
 彼を傷つけるようなまねはやめて。
 丁重に、ここへお連れするの。いい?
Trion : フム、よかろう。
 だがやつが抵抗した時は、その限りではないぞ。
Claidie : ……ええ、分かったわ。
 私が言いたいことは、それだけです。
Trion : [Your Name]よ、
 教皇様のおっしゃっていた媒体を探し出し、
 破壊することでこの謎の魔法壁から王都を
 解放してくれ。
Pieuje : 兄さん、
 ここは“屍鳥隊”を派遣した方がいいかも
 しれないな……。
Trion : “屍鳥隊”!?
 ピエージェ、お前はいったい何を考えているんだ?
Pieuje : だから兄さんは甘いというのだ。
 ロシュフォーニュが下手に動けば、私たちもこうして
 のうのうとはしていられない。
Pieuje : [Your Name]が
 「精霊の障壁」を破ろうとすることで
 やつがノコノコと表れるかもしれない……。
 布石は多い方がいいでしょう。
Trion : ウム……。
 では、その件はお前に任せる。
Claidie : あなたにもお願いします、
 けっしてあのロシュフォーニュを傷つけないで。
 あの人は私たちに何かを伝えようとしている気が
 するのです……。
Claidie : こうなってしまっては、私が自ら……。

 

Halver : 国王様はどうもお疲れのご様子で、
 私室で休んでおられる。今は2人の王子様が
 代行されている。少々慣れておられぬようだが、
 しばらくの間だ。問題はなかろう。
Halver : 例のものはヴォルボー、バルドニア、
 ノルバレンあたりにあるに違いない、と教皇様は
 おっしゃっていた。くれぐれも内密に頼むぞ。他国に
 知られておかしな動きでもされたらたまらんからな。

 

=== Area: Batallia Downs ===

 

Rochefogne : あの大鳥を倒したと
 いうのか? ……どうやらお前の力を見くびって
 いたようだな。こうなれば仕方がない。
Rochefogne : お前もユグホトの岩屋の奥で
 見ただろう、魔法陣を利用したオークたちの兵器を?
 あれと聖剣が組み合わされば、あの時以上の爆発は
 免れん……
Rochefogne : 聖剣がドラギーユ王家によって
 発見された今、「精霊の障壁」を解くことは
 さらなる災厄を招くだけだ。それが分からぬのは
 所詮お前も一介の冒険者に過ぎんということか。
Eideialc : お待ちなさい!
Eideialc : 剣をおさめよ!
 あなたたちが戦わなければならない理由など
 何もないはずだ。
Rochefogne : お前はあの時の……!
Eideialc : ロシュフォーニュ、あなたは
 ドラギーユ家へ何かを伝えようとしている。
Rochefogne : お前には関係のないことだ。
Rochefogne : ヴォーダラム、はずしてくれ。
 こいつらはオレに任せて、他の媒体の確認を
 急いでくれ。もう手遅れかもしれんが。
Eideialc : 力で無理に伝えようとしても
 向こうもそれを力で遮ってしまう。
 だから私が間に入ろう。ドラギーユ家の人々と
 話し合いを……。
Rochefogne : これは話し合って
 解決できるような問題ではないのだよ、お嬢様。
 すでに聖剣は彼らの手に渡ってしまったのだ。
 急がねば……。
Eideialc : 聖剣が何だというのだ?
 なぜそこまで聖剣にこだわる?
 それを手に入れ、何をしようと!?
Coteaulepoint : さしずめドラギーユ家の断絶と
 タブナジアの再興、といったところでしょうな。
Eideialc : あなたたちは……?
Coteaulepoint : サンドリア屍鳥隊です。
 短いおつきあいだとは思いますが、これも何かの縁。
 ぜひお見知りおきを……。
Rochefogne : “屍鳥隊”……。
 ボストーニュ監獄の死刑囚を秘密裏に特赦して
 編成された暗殺集団。
Rochefogne : 噂には聞いていたが、実在したとはな。
 サンドリアも我々を消すのに本腰を入れたという
 わけか。こいつは光栄だ。
Eideialc : ……なぜ?
 誰の命令で!? お前たちは王室の許可がなければ
 出動できぬはず……!
 もしや、兄、いえ王子たちが?
Coteaulepoint : 極秘事項が多くて、我々も
 困っているのです。が、これだけは申し上げても
 差し支えないでしょう。我々の任務は、そこの
 ロシュフォーニュなる男の首を持ち帰ることです。
Eideialc : なんということ……!
 それでは約束と違うわ!
Coteaulepoint : そんなことは我々の知ったことでは
 ありません、さっさと任務を終わらせたいのでね。
 あと少しで恩赦が与えられ、自由の身となれるの
 ですから。
Eideialc : なりません!
 この人を斬るのは、私を斬ってからにしなさい!
Coteaulepoint : ほう、こいつは勇ましいことで、
 クレーディ王女様……!
Eideialc : ……なんのことです?
Coteaulepoint : おとぼけになるのなら結構。
 わたくしはお兄様にこう報告するだけです。
 “追跡中に冒険者が1人、任務の妨害を企てたので
  始末しました”とね……。
Eideialc : こんな危険な人たちを使うなんて……!
Coteaulepoint : 王女様が邪魔をしなければ、
 そんな報告も必要ありません。さぁ、そこを
 おどきになってください。
Eideialc : いえ、ここは通せません。
 今の話を聞いては、なおさらのこと!
Coteaulepoint : では、仕方がありませんね。
Coteaulepoint : 久しぶりに血を見ることが
 できそうです……。
Eideialc : ロシュフォーニュ!
Coteaulepoint : クッ……、証拠が!
Coteaulepoint : 甲冑しか見当たらんか……。
 しかし、あの破損具合ではまず助からんだろう。
Gringey : 手間取っていたようだな、コトールポワン。
Coteaulepoint : ……うむ。
 死体が見つからなかったのが残念だが、仕方がない。
 やつの甲冑の破片で満足してもらう。
Coteaulepoint : 安心してください、王女様。
 あなたのことは何も報告いたしません。
 しかし、おてんばもその辺が限度です。
 今後はお慎みを……。
Eideialc : なんて愚かな……。
Eideialc : ロシュフォーニュ。
 私は何もできなかった。兄さんたちを止めることは
 できなかった……。
Eideialc : あなたはいったい何を伝えようとしたの?
 聖剣にはなんの秘密があるというの……?
 教えて……、教えてロシュフォーニュ!

 

だいじなもの:海の王の小像を手にいれた!

 

=== Area: Chateau d'Oraguille ===

 

Pieuje : [Your Name]か。
 コトールポワンから話は聞いている。
 やつの死体があがらぬのが気に入らないが
 上出来だろう。「精霊の障壁」もなくなったそうだ。
Pieuje : 時に[Your Name]、
 分かっているだろうな。

 

→はい
(※未収録)

 

→いいえ
Pieuje : フッ、[Your Name]、
 そう私を困らせないでくれ。

 

Pieuje : くれぐれも屍鳥隊のことは
 内密にな。これが他国に知れれば四国協商会議の折に
 何を言われるか分かったものではない。
 ましてや今度の件は父上も不在であったことだし……。
Trion : 父上はずいぶんよくなられたようだ。
 もうじきこの椅子に戻られることだろう。
Trion : いよいよだな。
 大聖堂で行われる継承の儀の際には、護衛を
 頼むことになるだろう。では、下がるがよい。
Trion : そういえばピエージェ、
 クレーディはどうした?
Pieuje : なにやら庭でふさぎこんで
 いたようだが……。
Trion : うむ……。
 だが、仕方がない。これもサンドリアのためだ。
 あやつもいつか分かってくれるだろう。
Pieuje : 兄上……。
Trion : なんだピエージェ。
Pieuje : もしも、もしも兄上も私も
 聖剣を抜くことができなかった場合、
 どうなるのだろうか……?
Trion : ハッハッハ!
 何を心配しているかと思えば、ピエージェよ。
 あの聖剣を抜けるのはもはや私かお前しかおるまい。
 分かっているだろう?
Trion : お前の小心ぶりも
 そこまで行けば立派だ、ハッハッハ。
Pieuje : ……。

 

Claidie : 誰……?
Claidie : オークが……!? どうしてここに?
 誰か、誰かいないの?
Claidie : 屍鳥隊……!?
Coteaulepoint : やつらはもうここまで
 来ているというのか。壁が破られた今、
 計画を変えるしかないな……。
Claidie : 汚らわしい!
 ここから去りなさい。あなたが入っていい
 ところではないのですよ!
Coteaulepoint : 失礼しました、姫。
 しかし、あなたにお話したいことがありまして、
 参上いたしました……。
Claidie : 私に話……?
Claidie : ……あなたは一体?

 

Curilla : 成人の儀の大失態もあるゆえ、
 大聖堂にて行われる継承の儀の警護は
 より綿密な計画を立てねばな。外部からは虫1匹
 通さぬ心づもりだ。

 

Rahal : いよいよ継承の儀か……。
 この国の指揮系統をはっきりさせる意味でも
 重要な儀式になるだろうな。

 
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