・神の扉トゥー・リア
進行内容
道は開かれた。
いざ神の扉トゥー・リア島へ!
■神々の間
Aldo : 待ってたぜ、[Your name]。
Aldo : 最後の決着、つけにいくんだろ?
オレも、トゥー・リアにいるジラートのチビには
世話になったからな、つき合わせてもらうぜ。
Zeid : 光の洗礼とやらが
なにかはわからぬが、ここを通るには
おまえの持っている、その青水晶が必要らしい。
……悪いが便乗させてもらうぞ。
Aldo : なるほどな……こういう仕掛けか。
ここまできたら、いまさら後戻りもないだろ。
行こうぜ、ザイド、[Your name]。
Zeid : ここで、行き止まりのようだ。
Aldo : ちくしょうめ、オレたちには
光の洗礼とやらを受ける資格はないってことか?
Yve'noile : ……お待ちしておりました。
Yve'noile : ようこそ、暁の女神の神殿へ。
……とは言えここも、遠い昔に失われて、
今はご覧の有り様ですが……。
でも、カタチは問題ではありませんから。
Yve'noile : あなた方は、エルドナーシュの
計画を……、神の扉を閉ざされたままに
しておくべく、ここに参られたのですね。
Yve'noile : 私はイブノイル……
暁の女神に仕える者。
そして、神の扉に至る道の番人。
Yve'noile : エルドナーシュだけではない、
私達ジラートの民はみな、今もとらわれて
いるのです、やはり古の呪縛に……。
Yve'noile : ご存知のとおり、
計画は1万年前に、地中に眠る5つの偉大な力に
エルドナーシュが触れたことによって
始まったのです。真の、クリスタルに……。
Yve'noile : いま現在この地上に存在する
クリスタルは、粗悪なレプリカ、紛い物に
過ぎません。
Yve'noile : かつて我らジラート人は、
地下深く埋もれた5つの大クリスタルの
エネルギーを属性ごとに分離し、
小型の結晶体に封じ、利用しておりました。
Yve'noile : メルト・ブローの際に
その小クリスタルのエネルギーが開放され、
ひろくヴァナ・ディールに蔓延して
しまったのです。
Yve'noile : それが、この地で生きる
生命の体内に少しずつ蓄積され、結晶化して、
今日あなた方の呼ぶところのクリスタルと
なっているのです。
Yve'noile : 人間は、あまりに不完全です。
真世界が失われた時に、生命としての
完全さもやはり失われてしまいました。
Yve'noile : ことにコミュニケーション
能力の不全からくる機能障害が、人間という
種に暗い影を落としているのです。
Yve'noile : それが、メルト・ブロー後に
クリスタルの影響を受けて分化したあなた方
5種族に、著しく顕在化してしまった。
Yve'noile : エルヴァーンの驕慢、
ミスラの嫉妬、タルタルの怯懦、ヒュームの
無知、ガルカの憎悪……。あなた方の誰もが
抱えざるを得ない心の闇がそうです。
Yve'noile : それは、伝説で云われるような
5種族にかけられた呪いなどではなくて、
種に特化して表出した、メルト・ブローの
後遺症なのです。
Yve'noile : 完全なものに憧れる
エルドナーシュの気持ちも理解できなくは
ありません……。
Yve'noile : ですが、あなた方には、
それに否やをとなえる権利があります。
Yve'noile : このゲートを
通り抜けた先が、神の扉トゥー・リア。
Yve'noile : ご無事をお祈りしております。
どうかエルドナーシュを、そして私達
ジラートの民を古の呪縛より……
クリスタルより解き放ってください。
Yve'noile : 暁の女神のご加護があらんことを……
だが、希望がないわけではない。
どんな嵐の夜をもつらぬき、
輝くひとつの星がある。
どんな獣の叫びにも消されず、
流れるひとつの唄がある。
そしていつかそれは、
わたし達みんなの夢となり、祈りになる。
いつか、きっと……
■ル・オンの庭
祝福されしヴァナ・ディールの地に、
おおいなる災いが満ちる。
何万年の長きにわたり
暗黒を退けていた古の封印がやぶれ、
終わりなき悪夢が目覚めようとしている。
罪なきものの血が大地を流れ、
世界は恐怖と哀しみ、
絶望におおわれるであろう。
Aldo : ふざけるなよ。
いったい誰が世界をおおう恐怖、悲しみ、
絶望だって?
Aldo : クリスタルの戦士だか
何だか知らないが、黙ってやられて
たまるかってんだ。
Aldo : ちっぽけな生命の、
でっかい意地ってのを見せてやるぜ!
Zeid : 古の伝説が、
人の滅びをうたっているというのなら、
それはそれで構わん。
Zeid : 古き伝説に幕をおろし、
新たな一章を書き足してやるまでのことだ。
我々の血と汗で、な。
Aldo : 先に行くぞ。
Zeid : 無茶はするな。また、会おう。
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