プロマシアの呪縛/第5章~第8章/武士道とは

Last-modified: 2012-06-17 (日) 18:37:01

■  第5節<武士道とは>

 新たなる力にて生まれ変わった飛空艇で、
 5つ目の母なるクリスタルを目指せ。
 迎えうつは、真龍たちかナグモラーダか
 それとも……?


■飛空艇シド号の甲板上

Jabbos:静かだな……。真龍たち……
 気づいてない……ようだ……。

Shikaree Z:むこうの戦いはどうなっているのだろうか。

Ulmia;暁の女神さま……。5つ目の母なるクリスタルを、
 人の未来をお守りください。

Ulmia:ミルドリオン枢機卿さまも
 ご無事でお戻りになりますように……。

Prishe:ついでに、俺たちみんなの無事も
 祈ってくれよ、ウルミア。

Prishe:ほーら、見えてきたぜ!

Prishe:全速前進だぁ!!!

(突然の威嚇射撃が飛空艇をかすめる)

Ulmia:い、今のは!?

Louverance:プリッシュ……! 向こうの戦闘艇より通信だ!

Louverance:「予告状:おまえたちのだいじなものは
 いただいていく。トノサマ空賊☆ちぇぶきっくす」
 ……!

Prishe:なんじゃそりゃーあっ!?
 
 
■ シド号とは別の飛空艇の甲板上
(クラッカーを鳴らしてPCを出迎えるチェブキー3兄妹)

Kukki-Chebukki:よ~そろ~!クッキー号*へ~!

Cherukiki:よ~こそ~!チェルキキ号*へ~!
(*クエストでシド号に命名済みの場合反映され
 シド号の部分がクッキー号、チェルキキ号となる。)

Makki-Chebukki:本日は~、お日柄もよく~、
 絶好の~、空賊日和でございます~。

Makki-Chebukki:このたび~おいらたちは~、
 とっても惜しまれつつ~、ジュノの高級官僚を
 引退することに~なりました~。

Makki-Chebukki:その最後の仕事として~、プリッシュたちを~、
 護衛し~先導しろと~この戦闘艇を任されました~。
 ……が~

Kukki-Chebukki:その任務を完遂することは~
 とてもできそうに~ありません~。

Cherukiki:なぜなら~おいらたちは~、
 おいらたちの~おいらたちによる~
 おいらたちのための~……

Makki-Chebukki:新ジョブ「トノサマ空賊」を
 閃いてしまったからなのでございま~す!

(クルっと回ってポーズを決める3兄弟)
(PCの背後からテンゼンが現れる呟く)

Tenzen:母なるクリスタル……。

Tenzen:人はそこより生まれ、人は死すればそこへと還る……。

Tenzen:最も近きクリスタルの元へ……。

Tenzen:我輩は、永らく待っておった。
 そなたが、ここまであれに近づくのを。

(テンゼン、抜刀)

Tenzen:還りなん、いざ! 第5の母なるクリスタルへ!
 
 
■ テンゼン&タルタル3兄弟との戦闘
・戦闘中の3タルの野次

Makki-Chebukki : トノサマ空賊~♪
Kukki-Chebukki : ちぇぶきっくすも~♪
Cherukiki : 参戦いたすで~ござ~る♪

Makki-Chebukki : ヘタレはひっこめ~ッ♪
Kukki-Chebukki : 卑怯者は追い出すぞ~ッ♪
Cherukiki : やっちゃえトノサマ、いかしてるぅ~♪

Makki-Chebukki : のりのりトノサマ、オニギリ侍~♪
Kukki-Chebukki : はっするトノサマ、いい筋肉~♪
Cherukiki : ばかばか、ぶゎ~かッ♪

Makki-Chebukki : マッキーの助太刀でござ~る♪
Kukki-Chebukki : クッキーの大魔法でござ~る♪
Cherukiki : チェルキキの愛のムチでござ~る♪

Makki-Chebukki : がんばれトノサマ、無敵野郎~♪
Kukki-Chebukki : いいぞトノサマ、余裕すぎ~♪
Cherukiki : ゆけゆけトノサマ、泣かせちゃえ~♪
 
 
・戦闘終了時
Makki-Chebukki : ……うそ~ん!
Kukki-Chebukki : ……おいらたち~!
Cherukiki : ……セップクでござるか~!?
 
 
・テンゼン「天つ水影流奥義・花鳥風月」発動
Tenzenは、天つ水影流・花軍を実行。
Tenzenは、天つ水影流・鳥舞を実行。
Tenzenは、天つ水影流・風切を実行。
Tenzenは、天つ水影流奥義・月影を実行。
技連携・花鳥風月
Tenzen:……ただ、春の夜の夢のごとし……
 
 
・テンゼン 戦闘終了時
Tenzen : ……ひとえに……
  ……風の前の……塵に同じ……
 
 
■ 戦闘終了・甲板上

Tenzen:流石に、光の荷い手……
 ことほどさように我が「応報丸」が鳴らぬとは……。

Tenzen:やはり……その光、滅することできるは
 虚ろを満たしたあの少年だけでござるか……

Prishe:おいっ!!! やっと追いついたぞ!!!

(プリッシュの登場に慌てる3タル)

Makki-Chebukki:砲台は!?

Kukki-Chebukki:砲台は!?

Cherukiki:わっすれてた~!?

Kukki-Chebukki:わっすれてた~!?

Prishe:戦いは止めろ!!!

Prishe:今のおっちゃんが考えてること、俺にもわかってんだ!!!
 これは仁義なき戦いなんだろ!!??

Tenzen:……。

Prishe:死ぬ前に、霊獣フェニックスがおっちゃんに教えたこと……

Prishe:霊獣フェニックスは最初から全部知ってて、
 知らネェふりしてたんだぞ! そんなヤツの言うこと、
 聞く義理はねぇはずだ!

Tenzen:……されど、プリッシュ殿も知っていたのでござろう!
 だからこそ、Your name殿をここまで連れてきた……!

Prishe:そうさ! でも俺は、Your nameを死なすために
 連れてきたんじゃねぇ!!!

Prishe:俺たちと一緒に生きてもらいてぇから連れてきたんだ!!!

(飛空艇はシュ・メーヨ海上の赤い光柱に接近し、光に飲まれる)
 
 
■ 赤く異常な輝きを放つ大クリスタルの前

Louverance:いったい、なにが……

Shikaree Z:こ、ここは……!

Jabbos:これが……5つ目の……?

Ulmia:でもなぜ……、このクリスタルだけ、
 これほどに異常な輝きを放っているの……?

Ulmia:それに、なんだか寒いわ。他のクリスタルの近くでは、
 とても温かくて安らかな気持ちだったのに……

???:(それは、このクリスタルがヴァナ・ディールのものではないからだ)

(声の主・セルテウスが登場)

Selh'teus:(1万年の昔、神都アル・タユにの地下にあった、
 5つ目の母なるクリスタル)

Selh'teus:(神都アル・タユがヴァナ・ディールから分かたれる際、
 そのクリスタルも共に失われた)

Selh'teus:(しかしそれは完全なる離別ではなかった)

Selh'teus:(クリスタルラインが再び起動され、
 5つ目の母なるクリスタルから、その光、
 エネルギーが吸い出されると……)

Selh'teus:(このクリスタルは神都アル・タユと共に、
 ヴァナ・ディールに戻らざるを得なくなった。)

Prishe:それは、このクリスタルが、神都アル・タユを
 支える力を失いつつあるからってことだな?

Louverance:神都アル・タユを、支える?

Shikaree Z:もしや、真龍の王バハムートが話していたのは、
 このクリスタルのことなのか?

Prishe:ああ。このクリスタルが弱まったせいで、
 「世界の終わりに来る者」がヴァナ・ディールに降り立とうとしてるんだ。

Jabbos:……なら……このクリスタルに……力さえ満ちれば……!

Tenzen:神都アル・タユの落下は防がれ、「世界の終わりに来る者」が
 ヴァナ・ディールに解き放たれることもない。

Tenzen:……かの者セルテウス、そして霊獣フェニックスも、
 そう、考えていたのでござるよ。

Tenzen:だからこそ、かの者は、ヴァナ・ディールに残された
 4つの母なるクリスタルを巡り、その光を、その力を吸い出した。

Tenzen:その力を、このクリスタルへ注ぎいれるために……。

Selh'teus:(……しかし私は、虚ろなる闇の子。
 光の荷い手にはなり得ない)

Selh'teus:(そこで強い荷い手が、君が、必要だったんだよ)

Prishe:Your name、おまえも気づいていただろ?
 いつしかおまえにも、人の心の声が聞こえていることに……。

Prishe:それはおまえに、アミュレットを通して、
 4つの光が集まっていたからなんだ。

Tenzen:霊獣フェニックスはおぬしのことをこう呼んでいたでござる。
 母なるクリスタルの「光の器」。

Tenzen:そして、この母なるクリスタルの前で、
 砕かれるべき器だと……

Selh'teus:(そう、君の旅は、クリスタルのためにあったのだ)

Selh'teus:(永い永い旅は、今ここで終わりを告げる)

Selh'teus:(さぁ、Your name。還ろう。クリスタルへ。)

(セルテウスが歩み寄り、PCに手を差し伸べる)
(視界がブラックアウト)

君の死こそが、
世界と人、
どちらも救う
唯一の方法なのだから……

???:でたらめ言ってんじゃねぇ!!!

(視界が戻る 声の主はプリッシュ)

(PCを守るようにセルテウスとの間に立ちはだかるプリッシュ)

Prishe:セルテウス! 世界も人も、どちらも救うというのなら、
 俺やおまえ、人ではないものが犠牲になるべきだ!

Prishe:それにテンゼン! 命の霊獣フェニックスは、
 ただYour nameを、砕くために導いてたんじゃないだろ?

Prishe:自分の半身を使って、Your nameの砕かれた命を
 再び蘇らせるつもりだったはずだ!
(テンゼン、思わず腰の鳳凰丸に目をやる)

Prishe:俺だって一度は、「世界の終わりに来る者」だったんだ。
 あの恐ろしさはよーく知っている。

Prishe:でも、頼む、セルテウス! Your nameに
 5つ目の母なるクリスタルの光を与えてやってくれ!!!

Prishe:Your nameがたくさんの試練に耐えることができたのは、
 「虚ろなる闇」に抗える……4つの「輝ける光」を宿していたからだけじゃない!

Prishe:Your nameには、強い意志があったんだ!
 人と世界を愛する強い意志が!

Prishe:だから、Your nameなら必ず勝てる!
 「世界の終わりに来る者」に!

Prishe:セルテウス!神都アル・タユへの道を開いてくれ!!!

(黙考しているのか、無言でいるセルテウス)

(突如魔法が炸裂し地面が隆起。プリッシュとPCが吹き飛ばされる)

(空中からナグモラーダが出現 PCのアミュレットを奪う)

Nag'molada:私からも願うよ。神都アル・タユへの道、開かんことを。

Tenzen:……ナグモラーダ!?

Nag'molada:セルテウス、あの時おまえも、あのお方に
 同じことを言ったそうじゃないか。

Nag'molada:『俺たちは必ず勝てる。「楽園の扉」の向こうに現る
 「男神」に。だから、神都アル・タユへの道を開いてくれ』と。

Nag'molada:それに、彼(彼女)だけに、人の罪を背負わせるのは
 忍びなくないかね?

Nag'molada:こうなったことには、私たち古代の民に責任がある。
 だから私も責任を担おうじゃないか。

Nag'molada:……その力と共に……な。
(輝きを放つ片手をPCに向けるナグモラーダ。視界がフラッシュアウト)

Prishe:ヤメロぉ、ナグモラーダぁっ!!!
 
 
■ (大クリスタル?を見やるカムラナート風の人物とエシャンタールらしき人物)

???:……すべての起こりは、この「石」だったのだ……。

???:遠い遠い昔、5つの「石」は、
 「母なる光」を放つ大きなひとつの「石」だった。

???:「母なる光」は、「虚ろなる闇」を払い、
 多くの神々に「生命」を与え……

???:「生」を得た神々は、各々の力を高めつつ、絶え間なく生み出した。

???:外なる世界には、8つの属性の調和を。
 そして内なる世界には、あらゆる意識の調和を。

???:そうして、すべてに満たされた、永遠に完璧な楽園
 「クリスタルの楽園」が生まれたのだ……
(場面は変わりエルドナーシュらしき人物)

???:それなのに、その楽園は永遠に続くことがなかった。

???:大きなひとつの「石」は5つに砕かれ、完全なる世界は、
 不完全なる世界へとおとしめられ……

???:僕らもまた、より高い次元の完全なる生命から、
 こんな不完全でちっぽけな「人間」におとしめられた。

???:だからこそ僕らは、「石」のエネルギーを集め、増幅させ、
 より高い次元への扉を開かないとならない。

???:君も僕も、そのことはよくわかってるはずだよね?

???:……けれど僕には、どうしてもわからないことがあるんだ。

???:ねぇ。なぜこんなことになったんだろう?

???:なぜ「石」は、5つに砕かれてしまったんだろう?
 それをしたのはいったい誰なんだ?
(場面転換、虚ろの器と関係があると思われる神器に対し、
 拮抗するようにクリスタルの5戦士が力を放っている)

Yve'noile:人という種に特化して、人という種が抱える、
 5つの闇の特性。

Yve'noile:これらの闇を打ち破るため、生み出された
 クリスタルの戦士たちよ。

Yve'noile:あなたがたでも、この闇にだけは打ち勝つことはできない。

Yve'noile:「虚ろなる闇」。「母なる光」の対なるもの。

Yve'noile:これを完全なる「死」というのなら、完全なる世界にも、
 その「死」がなくてはならなかった。

Yve'noile:だからこそあなたは、私たちのために、
 クリスタルを砕いたのですね?

Yve'noile:……暁の女神アルタナ様……

End


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