プロマシアの呪縛/第5章~第8章/烙印ありて

Last-modified: 2012-06-17 (日) 18:24:06

■  第3節 第2小節 みっつの道-烙印ありて

 カーバンクルの力を得て、力を高めた
 鳳凰丸は、あの少年が初めて現れた地
 を目指せといった。
 一方ジュノでは、大規模な戦闘の準備
 が着々と進められていた……。


■ ジュノ上層・モンブロー医院

Monberaux:[Your name]さん、
 どうも北の地で大変なことがあったようですね。

Monberaux:親衛隊の方々に尋ねても
 要領を得ませんが、その不安は感じ取れます。

Monberaux:それに……
 どこからともなく、世界の終わりが近づいて
 いるという、不気味な噂が流れています。

Monberaux:その噂には、
 あのお嬢さん……アミュレットを奪われた
 お嬢さんが絡んでいるというのは本当ですか?

Monberaux:彼女はその件で
 ジュノ親衛隊に手配されているとか……。

Tenzen:本当の原因は、あの少年でござる!
 プリッシュ殿は、ただただ、ふりまわされている
 だけでござる!

Monberaux:ああ、あなたは!

Tenzen:邪魔するでござる、薬師の方。

Tenzen:おお、[Your name]殿!
 大変でござるよ!

Tenzen:我輩、ジュノ大公宮にて
 話をきいてきたのでござるが、今、ジュノでは
 バハムート討伐のために、大規模な作戦準備が
 進んでいるでござる。

Tenzen:いくら人を滅ぼすと
 息まいているとはいえ、バハムートは
 ヴァナ・ディールを守りし5霊獣のひとつ。

Tenzen:我輩、バハムートをどうにか
 説得できぬものかと、その作戦の指揮官である、
 エシャンタール殿に同行を願い出たでござるが……

Tenzen:一蹴されてしまったでござる。
 彼らに話し合いの余地はない、彼らが一斉に
 各都市を攻撃する前に片をつけねば、
 人に勝ち目はないと。

Monberaux:ちょっと待ってください。
 今の話、いったいどういうことですか?

Monberaux:各都市を一斉に攻撃するなど
 そんな物騒な話……まさか、現実のことでは
 ありませんよね?

Monberaux:そんな大変なことが!?
 真龍が各都市を襲う画策をしているなど!?

Monberaux:そうだ、
 他の都市にはもう、知らされているのですか?
 戦いの準備は、なされているのですか?

Tenzen:いや、おそらく通知されてはおらぬ。
 空への武器を持たぬ我らと、彼らとの力の差は歴然。

Tenzen:それに、もっとも恐るべきは
 バハムートの力。空の覇者と呼ばれるバハムートには、
 その名のとおり、空間を制御する力があるのでござる。

Monberaux:空間を制御……?

Tenzen:彼らが各都市の上空に現れた時点で、
 人の負けは決まる。そのとき人は、抗うことも
 許されず、滅びる他ないでござる。

Monberaux:……。

Tenzen:しかし、まだ手は残されているでござる。

Tenzen:エシャンタール殿の話では、バハムートは
 配下の真龍たちを一斉に転移させるために、
 魔力を蓄えている最中だそうでござる。

Tenzen:バハムートが、魔力を蓄え終わる前に、
 バハムートを説得することができれば……

Monberaux:……そんな……
 説得などしている場合なのですか?
 世界の終わりが、目の前にあるというのに!

Tenzen:!!!
 もちろん、説得できるでござるよ!
 我輩と鳳凰丸、そして[Your name]殿が
 いる限り!

Tenzen:そのためには……そうでござる!
 薬師の方、我輩たちに教えていただきたい!

Tenzen:あの少年が
 最初に見つかったという場所を!

Monberaux:……!

Monberaux:……わかりました。
 ウォルフガング……ジュノ親衛隊隊長には
 口止めされていたのですが、もちろん、
 お教えしましょう。

Monberaux:あれは、クフィム島にある
 デルクフの塔。その塔n北側に、地下へ下りる
 階段があるのです。そしてその先には……

Monberaux:私にはうまく説明できません。
 ただ、その部屋の中央に、あの少年は突然
 現れたという話です。

Tenzen:かたじけないでござる!
 クフィム島にあるデルクフの塔。
 我輩、行ってみるでござる。

Monberaux:しかし、武士の方、
 地下へ降りる扉は閉ざされていますよ。
 あのときは、事故のために開いたそうですが。

Tenzen:ふぅむ。
 しかし、我輩の鳳凰丸があればおそらくは……

Tenzen:[Your name]殿、
 先に行くでござる。では、ごめん!

Monberaux:[Your name]さん、
 無駄足を踏ませてしまうかもしれませんが、
 あの扉を開く方法、私からウォルフガングに
 尋ねてみましょうか。

Monberaux:正義感の強い彼のことです。
 世界の終わりを知りながら、自分ですべてを
 背負い込んでしまっているかもしれません。

Monberaux:同じ志をもって
 戦う人がいるということを、教えてやらねば……。
 この手紙をもってジュノ大公宮の衛兵詰所を
 訪ねてみてください。

※だいじなもの:モンブローの封筒を手にいれた!

「モンブローの封筒」
 ジュノのモンブローからウォルフガングに
 渡されるよう頼まれた封筒。
 中にはバタリア丘陵らしき絵の隅に
 『K9N』と書かれた紙が入っている。

・イベント終了後に話しかけてみると

Rosaline:聞きました?
 世界の終わりが来るとか来ないとか、
 物騒な噂話のことを?

Rosaline:病は気からといいますからね、
 その噂話のせいで身体の不調を訴える人が
 多くなっています。仕事に追われていますよ。

 
 
■ ジュノ大公宮・衛兵詰所

Pherimociel:なに、隊長に用だって?

Wolfgang:[Your name]、
 ちょうどよかった、おまえを探していたのだ。

Wolfgang:カムラナート様の代理として
 エシャンタール様が、おまえに北の地で
 起こったことについての話をききたいと
 申している。

Wolfgang:……?
 なんだ? 封筒?

Wolfgang:……モンブローからか。
 とりあえず受け取っておこう。

Wolfgang:しかし今は、おまえの件が先だ。
 さぁ、俺についてこい。
 
 
■ ジュノ大公宮・謁見の間

Esha'ntarl:来ましたね。
 冒険者[Your name]。

Esha'ntarl:北の地に眠る
 4つ目の母なるクリスタル。あなたはそれを
 守ることができなかったということですね。

Esha'ntarl:それどころか、あなたこそが、
 あの少年を導く役目を担っていたとか……。

Esha'ntarl:……そんなに
 かたくなる必要はありませんよ。

Esha'ntarl:ナグモラーダは
 あのアミュレットのことを自分ひとりの
 胸の内にしまっていました。

Esha'ntarl:そのことが
 今回の失敗を招いた大きな原因です。

Esha'ntarl:それに、あの少年の正体がわかった今、
 あなたとあなたの祖国に疑いをかけたこと、
 それが誤りだったということもわかりました。

Esha'ntarl:共にヴァナ・ディールの
 未来を憂える身として、これから先は
 力を合わせて参りましょう。母なる
 クリスタルを守るがために……。
 
 
※どう答える?
・はい
・いいえ
 

・「いいえ」を選択する。

Esha'ntarl:そう言われるのも
 無理はありませんね、これまでのあなたへの
 態度を考えれば……。どうか許してください。
 
 
Esha'ntarl:ところで、[Your name]。

Esha'ntarl:4つ目の母なるクリスタル。
 そこでは、とても不思議なことが起きたそうですね。

Esha'ntarl:あなたが連れてきた
 タブナジアの少女が、セルテウスを助け、
 ナグモラーダの計画を妨げたとか。

Eshan'tarl:正直に答えてください。
 そのことに間違いはありませんか?
 
 
※間違いないか?
・はい
・いいえ
 
(はいを選択)「いいえ」を選択。

Esha'ntarl:そう、ですか……。
 私たちは今、その彼女を探しています。

Esha'ntarl:罪を問うためではありません。
 むしろ、その身の安全を保障するため。
 彼女はとても危険な状態にあるのです。

Esha'ntarl:ひとつ目の脅威は、ナグモラーダ。
 彼は、4つ目の母なるクリスタルが「虚ろなる闇」に
 包まれた罪を、彼女ひとりに着せようとしている。

Esha'ntarl:彼がその少女を見つけたならば、
 都合の悪いことを喋らせぬために、ためらいなく
 その口をふさぐことでしょう。

Esha'ntarl:そして2つ目の脅威は
 あなたがたが追っていた少年、セルテウス。
 彼の次なる目的は、5つ目のクリスタルに
 間違いありません。

Esha'ntarl:しかし5つ目の
 クリスタルははるか海底にあり、
 彼女はおそらくその場所を知っている……。

Esha'ntarl:最後に3つ目の脅威。
 それは南から訪れている暗殺者です。

Esha'ntarl:あなたはもう
 どこかで噂話を聞いたかもしれません。
 タブナジアの僧侶の罪を問うために、
 海を越えてやってきたミスラのことを。

Esha'ntarl:彼女たちは決して罪を見逃さず、
 決して手を緩めません。

Esha'ntarl:ですから
 いいですね、[Your name]。

Esha'ntarl:彼女を見つけたら、
 ここに連れてきなさい。決して、悪いようには
 いたしません。女神アルタナに誓いましょう。

Nag'molada:失礼する!

Nag'molada:[Your name]か。
 第4の母なるクリスタルにてあったこと、
 嘘偽りなく、説明しただろうな?

Nag'molada:私の計画に不備はなかった。
 あのプリッシュという女が来さえしなければ、
 セルテウスを止めることができたのだ……。

Nag'molada:いいか?
 あの女は、セルテウスの心の言葉を聞き、
 「石の記憶」を歌い、彼が逃げる手助けをした。

Nag'molada:あの女が持っていた「絆の証」。
 あれは人の心と心を繋ぐもの。おそらくあれを
 介して、セルテウスにその身を乗っ取られていた
 に違いない。

Esha'ntarl:……。

Nag'molada:だが、それはつまり、
 私たちにヤツの真意を聞き出す機会も
 与えられたということだ。

Nag'molada:あの女を捕らえ、
 その身を裂けば、必ずわかることだろう。
 神都アル・タユを守るために現われたという、
 セルテウスの真意が……!

Mawl'gofaur:惨めな。
 我らの聖戦、往古に終結せしこと……
 セルテウスは知らぬのか?

Kareh'ayollio:愚かな。
 我らの神都は、往古に滅びたこと……
 セルテウスは知らぬのか?

Nag'molada:もしくは、私たちが
 知らぬのかもしれない。聖戦の真の結果、
 神都の真の結末を……!

Nag'molada:私は今一度、
 神都アル・タユの調査をすべきだと提案する。

Nag'molada:セルテウスが生き残った理由。
 彼がクリスタルに触れる理由は、すべてそこに
 あるに違いないからだ。

Nag'molada:そのために、
 まずは、第5のクリスタルへと続く
 クリスタルラインの調査を行いたい。

Nag'molada:セルテウスのために封鎖された
 デルクフの塔「クリスタル・ターミナル」への
 入室許可を、ぜひ……

Esha'ntarl:ナグモラーダ。
 神都アル・タユの調査を行う必要が
 あるということ、あなたの主張はよく
 わかりました。

Esha'ntarl:しかし……

Kareh'ayollio:アルマター機関の決定は
 既に下されている。おまえにはバストゥーク近くに
 現れた、獣人モブリン族の調査が命じられている。

Mawl'gofaur:セルテウスに関しては
 エシャンタールが引き継ぐことになったのだ。
 後は彼女に任せたまえ。

Nag'molada:しかし、エシャンタールは
 真龍バハムート討伐の任にあたる者。

Nag'molada:セルテウスの件は、
 その片手間に処理できるほど
 たやすいことではない。

Kareh'ayollio:そう、その通りだ。
 箱を使った奇襲は、もはや意味がない。

Mawl'gofaur:そう、そのすべては
 おまえの失敗のために、な。

Nag'molada:く……。

Esha'ntarl:ナグモラーダ、
 誤解せぬように。私たちは
 あなたの不備を責めるつもりはまったく
 ありません。

Esha'ntarl:ただ、あなたの力、
 多種族との交渉に長けたクリュー人としての力が
 モブリンを相手に必要とされているのです。

Nag'molada:……しかし……!
 エシャンタール、今のセルテウスは
 我らの想像を越えた力を持っている。

Nag'molada:あの箱も失い、
 5つ目のクリスタルへの道も絶たれている今、
 おまえはどのようにして、ヤツを処理すると
 いうのだ!?

Nag'molada:納得のできる答えを
 おまえが示せるとは思えん!

Esha'ntarl:わかりました。
 そこまで言われるのでしたら、
 ナグモラーダ、お教えいたしましょう。

Esha'ntarl:私が箱なくとも、
 彼を封じることができること。母なるクリスタルの
 元にいかずとも、彼をおびき出すことができること。

Nag'molada:……な、なんだと……?

Esha'ntarl:すべて、
 聞いているのでしょう、セルテウス?

Esha'ntarl:もうひとつの「絆の証」。
 それは私が持っているのです。
(アミュレットを掲げるエシャンタール)

Esha'ntarl:お待ちしていますよ。
 定めの地で。あなたが定めに添うことを。
 
 
■ ジュノ大公宮 衛兵詰所

Wolfgang:この封筒の中身は分かった。
 モンブローに返してくれ。これはたぶん、
 あいつが大切にしていたものだ。

Wolfgang:それにしても、あいつは……。

Pherimociel:現在、ジュノ戦闘艇隊が
 出航準備中だ。我々親衛隊はここで見守るだけだが、
 必ずや大いなる戦果をあげることだろう。

Neraf-Najiruf:ジュノ戦闘艇隊には秘密兵器が
 積み込まれるらしい……。いったいどんな
 ものなんだろうな。

Adolie:なんでもあの機関が、
 技術の粋を集めて造りだした兵器だそうだ。

Neraf-Najiruf:それは頼もしい。
 それに加えて戦闘艇の巨大な主砲があれば、
 真龍など恐れるに足りないな。

■ジュノ大公宮

Colti:今回の真龍への奇襲作戦は
 エシャンタール様が指揮をとられるそうだ。
 大胆でありながら、確実に打撃を与えられる案だ、
 さすがはエシャンタール様。
 
 
Auchefort:ナグモラーダ様がさきほど、
 心ここにあらずといった状態で独りごちながら
 出ていかれましたが、なにかあったのですかな?

Auchefort:ウォルフガング様もさきほど、
 手紙を読んだなり、苦虫を噛み潰したような
 お顔をされて出ていかれましたし……心配です。
 
 
Chapi Galepilai:怪しい少年と少女を
 見かけなかったか?

Chapi Galepilai:もし見かけたら、
 ぜひ知らせてほしい。
 現在、両名とも指名手配中なのだ。

Chapi Galepilai:彼らを野放しにして
 おくのは、ジュノだけでなく
 ヴァナ・ディールの危機を招くかもしれない。
 他の冒険者にも伝えておいてくれ。
 
 
■ル・ルデの庭

Petva:真龍に対抗できるのは
 我がジュノ戦闘艇隊しかない。私もいつの日か、
 あれに乗り込んでみたいものだ。

Crooked Arrow:ジュノ戦闘艇隊には
 アルマター機関の面々が乗り込むらしい。
 あの数の戦闘艇を操る技術を持つとは、
 よほど統率の取れたエリート集団なんだろうな。

 
 
■ ジュノ上層・モンブロー医院

Monberaux:やはりウォルフガングはそれが
 何か分かったようですね。あなたもそれに
 記された場所へ行ってみるといいでしょう?

Monberaux:え、どこへ行けばいいかって?
 フフッ、それは「ひみつのちず」ですからね。
 それは内緒です。

End


プロマシアの呪縛
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螺旋烙印ありて礼賛者