プロマシアの呪縛/第5章~第8章/鍔音やむことなく

Last-modified: 2012-06-17 (日) 18:14:27

■  第1節<鍔音やむことなく>

 ルーヴランスに連れられたプリッシュたち
 一行は、どこへ行ってしまったのだろう。
 彼女たちを見つけて、ナグモラーダが待つ
 ソ・ジヤの北西の塔へ行かねばならない。


■ サンドリア大聖堂・高僧の間

Chasalvige:あなたは確か、以前、
 聖遺物堂をご案内してさしあげた……?

Chasalvige:なんですって?
 大聖堂の使者ルーヴランス様をお探しだと?

Chasalvige:ルーヴランス様とは確か、
 以前、あなたがお探しでした王立騎士
 フランマージュ・M・ミスタル様の?

Chasalvige:あの方は王立騎士団を
 おやめになったということは存じておりますが、
 神殿騎士になられたという話は初耳です。

Chasalvige:私たち高僧にも
 知られてはいないということは……、
 よほど重要な任務の遂行を任されて
 いらっしゃるのでしょうか?

Chasalvige:……そうですね。
 その方が船でお発ちだということなのでしたら、
 港でお待ちになってはいかがでしょう?

・イベント終了後に話しかけると

Chasalvige:ルーヴランス様が
 大聖堂の使者をおつとめになっているとは
 初耳でございます。

Chasalvige:ですが、その方が
 船でお発ちだということなのでしたら、
 必ずサンドリア港にお帰りになるはず。
 港でお待ちになってはいかがでしょうか?

 
 
■ サンドリア港・飛空挺公社

カウンターのヒゲに尋ねると、そのような飛空挺が発着した記録はないと告げられる

Anoki:な、なんですって? 
 タブナジア候国へ出航した飛空艇の
 帰りはいつになるかと?

Anoki:・・・・・。
 残念ですが、あなたがおっしゃっているような
 飛空艇の登録、記録はございません。

Anoki:飛空旅行社に登録されていない飛空艇は、
 違法飛空艇となります。そのような飛空艇に
 関しては、緊急事態を除いて着港を許されて
 はおりません。

Anoki:本当にそのような
 飛空艇をご覧になったのですか?_
 夢や幻ではありませんか? 

・イベント終了後に話しかけると

Anoki:まだ、夢の話をなさるのですか?
 すべての飛空艇は、ここ飛空旅行社によって、
 厳重な管理がなされています。

Anoki:いくらサンドリア大聖堂の
 ご命令だからといって、自由に空を飛びまわり、
 あまつさえ滅びた侯国へと降り立つようなことは
 万にひとつもございません。

Anoki:そんなに気になるのでしたら
 他国の飛空旅行社も訪ねてまわるとよろしい
 でしょう。きっと鼻で笑われますが……。

※ウィンダスの飛空旅行社では、何もなかったです。

 
 
■ バストゥーク港・飛空旅行社

※5章開始のタイトルがでる

 (バストゥーク港に着くルーヴランス一行)

Ulmia:ここは……、
 いったいどこです……?

Prishe:あれぇ?
 ここはバストゥークじゃねぇか!
 サンドリア大聖堂に行くんじゃなかったのかよ!?

Prishe:おい!
 おまえ、しっかりしてるように見えて
 おっちょこちょいだなぁ!

Prishe:へへへ、
 隠さなくたっていいんだぜ!
 思い切って行き先を間違っちまったんだろ~!?

Louverance:間違っているのは、
 あなたの文法ですよ。……ここが目的地です。

Louverance:しかし……、
 思ったより早くついてしまったようですね。
 迎えが来ていない……。

Louverance:仕方ありません。
 大工房に向かいましょう。

・イベント終了後に話しかけると

Cid:「タブナジアの魔石」を
 生み出したという「洗礼の箱」。それがあれば、
 わしの研究も一気に進むかもしれんな。

Cid:[PCname]君、
 おぬしは急いで、ソ・ジヤの北西の塔とやらへ
 行きたまえ。わしは引き続き、あの魔晶石の
 ことを調べてみることにするよ。

 
 
■ バストゥーク大工房・シド研究室

Cid:おお、
 PC君じゃないか。

Cid:ルーヴランス君に会ったかね?
 わしの知り合いから、おぬしも自力で
 タブナジアに渡ったと聞いていたが……?

(ルーヴランス一行入室)

Louverance:あなたは!?
 いったいどうやってタブナジアからここへ?

Prishe;あっ! シド!

Ulmia:プリッシュ、
 あの方のこと、ご存知なのですか?

Louverance:……。

Louverance:……シド殿、予定よりも
 早めに戻ってくることができました。

Louverance:飛空挺は、係の方にお返ししました。
 良い船をお貸しいただいて、感謝の言葉も
 ございません。

Cid:ルーヴランス君、我が
 「シド号(クエストで命名してある場合反映)」の飛行はどうだったかね?

Cid:まだまだ安定性にはかけるが、速度は
 ジュノの飛空挺を大幅に上回っているはずだ。

Louverance:えぇ、なんの不安もなく
 空の旅を楽しむことができました。

Louverance:今までの旅を振り返ると、
 もっと早くあなたに出会うことができていれば、と
 自らの出会いの運のなさを呪わしく思いましたよ。

Cid:はっはっは。
 いやいや、おぬしは運のいい男だよ。

Cid:「シド号」はまだ生まれたてのホヤホヤ。

Cid:その初めての高速飛行運転を
 体験することができたのだからね。

Louverance:……初めて……の?

Cid:それで、おぬしが探している
 ミルドリオン枢機卿は、
 タブナジアで見つかったかな?

Louverance:……いえ、やはり
 タブナジアにも戻られてはいないようでした。

Louverance:彼女らお二方から、
 有意義な話が聞けましたが、
 その行方はいまだに把握できません。

Cid:ふうむ。残念だ。
 それではわしが頼んだ魔晶石の
 案件についてはどうだった?

Louverance:それについてはある程度
 興味深い話を聞くことができましたが、
 それは今ここでは……

Tenzen:魔晶石、でござるか?

Cid:うむ、それはPC君が探しているもののことでもあるのでな。

Cid:後で、おぬしにも同席してもらって
 ルーヴランス君の話を聞こうかと思ったが……

Cid:PC君、
 この人たちにあの話をしてもよいのかな?
 北方に眠る大いなる力のことを?
 
・話をしていい?
 ・はい
 ・いいえ
 
(いいえを選択)
Tenzen : いや、それは
 教えてもらわねばならんでござるぞ!

(以下「はい」を選択に続く)
 
(はいを選択)
Tenzen:なるほど、
 そなたはエシャンタール殿から言われたように、
 サンドリア、バストゥーク、ウィンダスの3国を
 回り、そのような情報を得ていたわけでござるか。

Tenzen:タブナジアから
 バストゥークに持ち込まれた魔晶石。
 その魔晶石が採れた場所がわかれば、
 我らの目的の地を見つけることができる、と。

Cid:うむ。
 しかしあの後、古い友人から
 おもしろい話を聞くことができてな。

Cid:魔晶石は北の地で発見されたのではなく、
 北の地で発見された「不思議な遺物」から
 生み出されたものだということがわかったのだ。

Ulmia:不思議な遺物?

Cid:うむ。
 それは、箱状のものだったらしい。

Cid:なんでもデムの岩などのように、
 得体の知れない金属で作られており、
 古代の民が作り出したものだとか。

Prishe:それは「洗礼の箱」……?

Cid:洗礼?
 プリッシュ君、なにか知っているのかね?

Prishe:ああ、よく知ってるさ。
 その箱は、神学生たちが受ける
 「洗礼の儀式」に使われるものだ。

Prishe:あれは、タブナジア礼拝堂の聖遺物室に
 安置されてるはずだ。戦争の後もずっと、俺が
 あそこのカギを守ってきた。ミルドリオン様に
 託されて……。

Ulmia:洗礼のときの……?

Louverance:なるほど。
 あなたは忌むべき子であると同時に、
 神学生の洗礼を受けた身であったことを
 失念していました。

Louverance:ならば、お教えしましょう。
 私はシド殿より頼まれて、その洗礼に使われた
 「洗礼の箱」の調査をも行う予定だったのです。

Louverance:しかし、私よりも一足先に
 タブナジアを訪れていたジュノの外交官殿が、
 それを持ち去ってしまっていたのです。

Prishe:あの箱が持ち去られた!?

Cid:ううむ、ジュノの黒衣の学者たちめ!
 わしが大いなる力について調べ始めたことを
 かぎつけ、先手を打ったのか?

Cid:その箱を調べれば、魔晶石の謎も
 解けるかと思ったのだがこれはいかん!

Cid:そうだ、プリッシュ君、
 おぬしはあの箱について何か知らないのかね?
 些細なことでもいい、何か情報があれば……

Prishe:あれは恐ろしいもんだ。
 俺はあれのせいで……

Cid:プリッシュ君?

Prishe:あいつから、あれを取りもどさねぇと!
 あれは、タブナジアから出しちゃならねぇもんなんだ!

Ulmia:プリッシュ、待って!

Tenzen:またでござるか、プリッシュ殿!
 ひとりで行かれては危険でござる!

Louverance:ああ、あなたとテンゼン殿は
 北方の遺跡……ソ・ジヤの北西の塔で
 ナグモラーダと会う約束があるのでしたね。

Louverance:その北方に眠る大いなる力。
 今回の私の任務とは異なりますが、私自身には
 関係があること。

Louverance:私も行かなくてはなりません。
 では、向こうで会いましょう。

Cid:これは大変なことになったようだな。
 PC君も、急いで彼らの後を追いたまえ。

Cid:わしは引き続き、あの魔晶石について、
 さまざまな手を使って調べてみることにするよ。
 
 
■ ソ・ジヤ(北西の塔)

Prishe:おせえぞ、PC!

Tenzen:やっと来たでござるな。
 いやはや待ちくたびれたでござるよ。

Louverance:この塔を下りるのは初めてです。
 いったい、この先にはなにが……。

Ulmia:ルーヴランスさん、
 あなたもいらしたのですか!?

Prishe:てめぇ、俺を止めに来たんなら、
 追い返すぞ! 俺は誰が何といおうと
 泥棒野郎から箱を取り返すんだからな!

Louverance:邪魔するつもりはありませんよ。
 ただ私はここに、ミスタル家の名を継ぐ騎士として
 来たまでのこと。

Louverance:……それよりも、
 ナグモラーダの姿がありませんね。

Tenzen:おそらく先に、
 4つ目のクリスタルの御許ヘ向かったのでござろう。

Tenzen:我らも急ぎ、後を追うでござる。
 我が鳳凰丸が道案内してくれているでござる。
 
 
・(H-8)のStone Doorを調べると

[PCname]は扉を調べた。
扉に仕掛けられた罠が発動した!

※Nunyunuwiというゴーレム族のNMが現れ、襲いかかってきます。

・Nunyunuwiを倒した後に、もう一度調べると

扉に仕掛けられた罠は壊れてしまったようだ。

※扉を調べることで、出入りできるようになります。
 
 
■ ソ・ジヤ地下の扉

Louverance:これは……?

Ulmia:これが……?

Tenzen:母なるクリスタル……。
 世界の始まりに、5つに分かれたという……。

Tenzen:なんと神々しい光でござろう。

Tenzen:いつのまに、この光から生まれ……
 そしていつか、この光に還るからでござろうか……

Tenzen:眺めているだけで、
 すべての不安や恐れが拭い去られていくでござる。

Prishe:なぁ、おまえにも
 聞こえないか、PC?

Prishe:あの歌、俺たちを呼んでる声……
 クリスタルから聞こえる声……

   ……その星は……あなたの星……、
   ……の唄は……あなたの……。

   ……いつの日か……
   みなの夢と……祈りとなる……、
   人々は……歌……。

   おお、輝け、星よ! 響きわたれ、唄よ!

   ……永遠を超えて、さしのべられた手と手は
   もう、放されることはない。

Prishe:……!

 (振り返るPrishe、現れる少年、武器を構えるLouveranceとTenzen)

???:これで役者はそろったな。

 (礼拝堂の洗礼の箱を持って現れるNag'molada)

Prishe:ナグモラーダ!

Prishe:てめぇ、この箱泥棒!
 洗礼の箱を奪いやがって……!

Nag'molada:ふん、洗礼の箱……か。
 これがタブナジアにて、そのような目的で
 使われているとは思わなかったぞ。

Nag'molada:デスパシエール老の話では、
 新たに教会に入る者は皆、この箱の前で
 女神アルタナに仕えることを誓うそうだな。

Nag'molada:本来のは役目からは遠いが、
 意味深い使い方だ。退化した人間たちも、
 この箱の重要性を無意識に知ることが
 できたということか……。

Prishe:本来の役目?
 おまえ……、その箱が本当はなんなのか
 知ってやがんのか!?

Nag'molada:ああ、知っている。
 おまえが身につけている、
 そのアミュレットのこともな。

Prishe:このアミュレット?

Nag'molada:それはもともと、
 ジラートの王がクリューの民の心を
 読むために作った「絆の証」。

Nag'molada:1万年の昔、
 ジラートの民は他人と共鳴する能力
 「心の言葉」を持っていた。

Nag'molada:しかし、いつしか人の心を
 「虚ろなる闇」が包むようになった。そのために
 「心の言葉」を失った者は、クリューと呼ばれた。

Nag'molada:そこでジラートの王は、
 クリューを理解するためにそれを作らせたのだ。

Nag'molada:そのアミュレットは闇を封じ、
 それを身につけた者は、自ら見たもの、
 聞いたものすべてを王へと伝える。

Nag'molada:おまえはそれを
 ジラートの王子から授かっていたな。
 それを今度は、自分のために使ったわけだ。

Nag'molada:わかるか、PC。
 ヤツはそれをおまえに与え、長い年月を経て
 変わり果てた世界の道案内をさせたのだよ。

Nag'molada:母なるクリスタルの
 御許をめぐるために……。

Prishe:そうか、だから俺も……。

Nag'molada:しかし、
 選んだ相手がまずかったようだ。

Nag'molada:最初の3つはともかく、
 ただの冒険者ごときがこのクリスタルに
 たどりつくまでに随分の時間を要した。

Nag'molada:そのおかげで私は、
 おまえが誰かを思い出すことができたよ。

Nag'molada:おまえは、我らの
 輝かしい時代を終らせた者。
 時代の裏切り者と呼ばれた者。

Nag'molada:そうだな、セルテウスよ?

Nag'molada:おまえは、クリューの印
 を持つ身でありながらクリューを裏切り、
 ジラートの王子から信頼を受けながら
 ジラートを裏切り……

Nag'molada:眠れる神々の意志を継ぎながら、
 眠れる神々をも裏切った。

Nag'molada:そして、母なるクリスタルから
 生れ落ちた身でありながら、母なるクリスタルを
 裏切ろうとしている。徹底した裏切り者だ。

Nag'molada:何故、おまえがそのおうな
 道を歩み、今になって姿をあらわしたのか、
 尋ねたいことはごまんとある。

Nag'molada:……が、しかし
 そのすべてを問うまでもなかろう。

Nag'molada:私が今、もっとも
 おまえに尋ねたいことはただひとつ。
 おまえがいかにして、その「虚ろなる闇」を
 操る力を手に入れたのかということ。

Nag'molada:神都アル・タユの消滅に
 巻き込まれながら、おまえだけが生き残ったのは
 その力のおかげだろう?

Nag'molada:そこでいったい、なにがあった?
 なにを見、なにを知った?

Selh'teus:……。

Nag'molada:答えはないか、セルテウス。
 では、無理にでもこじあけさせてもらうぞ!

Nag'molada:その虚ろなる心の内を!

 (Mammetたちが少年に襲いかかる。少年へ駆け寄るPrishe)

Ulmia:プリッシュ!?
 
 (Prisheに近づこうとしたUlmiaにMammetが立ち塞がり襲いかかる)
  
 (Tenzenが鳳凰丸で一撃の元に斬り捨て、炎に包まれ倒れるMammet)

 (もう一人のMammetが魔法みたいの唱え、光球を出現させる
  Louveranceがスピンラッシュみたいな技で光球ごとMammetを斬る(跳ね返した?)

 (PrisheがMammetの一人に飛び蹴りで倒す)

 (片手を地面につけるSelh'teus)

Prishe:だめだ!

 (Selh'teusが「虚ろなる闇」をNag'moladaに放つが、Nag'moladaは箱でそれを魔晶石化する)

Nag'molada:ははは!
 この箱……「暁の瞳」は、
 虚ろを進化させ魔晶石と変える!

Nag'molada:そのようなことも忘れたか、セルテウス!?

Selh'teus:……!

 (再びMammetたちがSelh'teusに襲いかかる。)

Nag'molada:これでも答えぬつもりか?
 おまえの内なる虚ろが魔晶石となり、
 おまえを内より貫くぞ!

Selh'teus:……!

Prishe:PC!

Prishe:返すぜ!

 (Prisheがアミュレットを胸から外し、返してもらう)

Prishe:おい、おまえ!
 いくら思っても無駄だ!

Prishe:俺に教えろ!
 おまえの言うべき言葉を、歌うべき歌を!

Nag'molada:なに!?

   その星はあなたの星、その唄はあなたの唄。

   そしていつの日かそれは、
   わたし達みんなの夢となり、
   祈りとなるだろう……。いつか、きっと。

   おお、輝け、星よ! 響きわたれ、唄よ!

   永遠を超えてさしのべられた手と手は
   もう、放されることはない
   もう、ほどけることはない

Nag'molada:まさか、ヤツは
 私の問いに答えているのか?

Nag'molada:ただ、私がヤツの言葉を
 聞けないだけで……、私が「心の言葉」を
 失っているから……

 (クリスタルを虚ろ化するSelh'teusと同時に、その場にいた全員も虚ろに飲み込まれる)
 
 
■ プロミヴォン-ヴァズ

(回想シーン・神都アル・タユ?)

Yve'noile:心の言葉失いし2人の子、
 右セルテウス、左ナグモラーダを
 連れてまいりました。

Yve'noile:クリューの都へ旅立つ前に、
 王の励ましと祝福をいただきたく思います。

Yve'noile:心配することはありませんよ。
 王の祝福をいただいた子は、クリューの都でも
 何不自由なく暮らすことができます。

Yve'noile:それに、私たちは
 女神アルタナさまに誓っています。

Yve'noile:できるだけ早く、
 あなたがたの病の原因を突き止め、
 ジラートもクリューもない世の中に戻そうと。

Yve'noile:心の言葉が聞こえずとも、
 私たちを信じてくださいね。

Yve'noile:心の言葉を失う前のように、
 人に正直に、人を疑わずに生きるのですよ。
 
 
(ソ・ジヤ?クリューの都)

Grav'iton:おお……

Grav'iton:とうとう人から
 生ける神が生まれたというのか……。

Grav'iton;おまえはそうまでして、
 楽園のビジョンを我らに見せようというのか。
 ジラートの人々が、心の言葉ある人々が見た、
 人の目指すべき楽園の姿を……。

Selh'teus:なにをためらうことがある!?
 グラビトン、みんな……さぁ、あの先へ行こう!

Selh'teus:楽園のビジョンを見れば、
 俺たちもジラートの人々が目指している
 ものを理解することができるはず!

Selh'teus:そうすれば、俺たちは
 ジラートの人々とまたひとつになれる……

Selh'teus:同じ人間同士の、
 こんなばかげた争いは終わるんだ!

Grav'iton:セルテウス……

Selh'teus:どうしたんだ、みんな。
 恐れなくてもいい、ディアボロスは
 俺たちのために……

Grav'iton:もう遅いのだ、セルテウス。
 ……私たちは、もう、堕ちている……。
 私たちの心は、けがれてしまっている。

Selh'teus:そんなことは……!
 
 
(場所不明・神器と5つのクリスタルが壁面に配されたジラート施設)

Nag'molada:イブノイル様!

Nag'molada:どうして、このようなところに!
 ここは封鎖されたはずの……!

Yve'noile:ナグモラーダ……

Yve'noile:……あなたはクリューであるのに、
 なぜ、ジラートのために働くのです?

Nag'molada:イブノイル様?

Yve'noile:この戦いは、もはや
 戻れないところまで来てしまった。

Yve'noile:殺しあい、騙しあい、疑いあい、
 私たちは同じ人だというのに理解しあえない。

Nag'molada:すべては霊獣のせいです。
 奴らは愚かなるクリューの人々を利用している。
 ジラートの王に楽園の扉を開かせんがために。

Nag'molada:……それに、
 セルテウスなる裏切り者。

Nag'molada:ヤツがイブノイル様との約束を
 破ったがために、このようにたくさんの血が
 流れるまでに……!

Yve'noile:ナグモラーダ、あなたは
 まだ私を信じてくれているのですね。

Yve'noile:ジラートもクリューもない
 世界に戻すと誓った、あのときの言葉を……。

Nag'molada:……イブノイル様、
 私はクリューを裏切った男と呼ばれています。

Nag'molada:しかし、裏切るもなにも、
 私は初めから、クリューであろうと思った
 ことなどない。

Nag'molada:私は、あなた様の
 ところへ戻ったに過ぎない。これから先、
 あなた様を裏切ることは決してありません。

Yve'noile:ナグモラーダ、
 それは私が、あなたの信頼を
 裏切ったとしても……?

Nag'molada:イブノイル様?

Yve'noile:あなただけではない、
 私はジラートの人々を裏切ろうとしている。
 なぜなら私は……
 
 
(プロミヴォン-ヴァズ内部に倒れているPC)

Tenzen:(PC殿……)

Louverance:(どこにいる……?)

Ulmia:(助けて……)

 (プリッシュから不思議なアミュレットを取り戻した。)
 (いつのまにかヴァズの輝きを手に入れていた。)

End


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