■ 第2節<願わくば闇よ>
4つ目の母なるクリスタルも、少年の
手にかかり、虚ろなる闇に包まれて
しまった。虚ろなる闇に飲み込まれた
皆は無事だろうか?
彼らを見つけながら、奥へと進もう。
■ プロミヴォン・ヴァズ
(各層のMemory Fluxに捕われているテンゼン、ルーヴランス、ウルミアを救出)
(ヴァズの塔にPCが踏みいると、3人が立ちずさんでいる。)
(大クリスタルへの道が断崖に阻まれている)
Tenzen:これは……!
Tenzen:これ以上は進めないでござる。
虚ろなる闇におちてしまうでござるよ。
Ulmia:仕方がありません、
一度引き返して、別の道を探しましょう。
Ulmia:ああ、PCさん。
……それに……
Nag'molada:おまえたち、無事だったのか。
Tenzen:ナグモラーダ殿!?
Nag'molada:く……
ディアボロスの言っていたこと、
本当だったようだな。
Nag'molada:確かに妙だとは
思っていたのだ。虚ろに入っても
虚ろに取り込まれずにいるとは。
Tenzen:おぬしは
ディアボロスに会ったでござるか!?
Nag'molada:ああ。
ヤツの夢の世界デュナミスでな。
Nag'molada:PC、
おまえを助けてやれば、ここから出れると
ヤツは言っていた。
Tenzen:PC殿を?
Nag'molada:PC。
出口は、この先なのか?
・はい
・いいえ
(はいを選択)
Nag'molada:では、どいていろ。
これが、この箱の最後の光だ。
(いいえを選択)
Nag'molada : 慣れぬ嘘などつきおって。
さぁ、そこをどけ。これが、この箱の最後の光だ。
(暁の瞳の力を解放し、断崖に橋を架けるナグモラーダ)
Nag'molada:セルテウスめ……。
こうなったからには、どのような手を用いても
ヤツを捕らえねば……!
BC戦突入
(BC戦で3体の巨大な虚ろを退けるPC)
(5人の前に出現するディアボロスと、その胸の前に浮かぶプリッシュ)
Tenzen:霊獣ディアボロス!?
Ulmia:プリッシュ!?
Diabolos:再ビ 会えタナ。
セルテウスと 絆繋がリシ 者ヨ。
Diabolos:とうトウ
4つノ クリスタルの光ヲモ 手に入レ
この地ニモ 虚ろなる闇ガ 生ミ 落とさレタ
Diabolos:事は セルテウスの 思い通リニ
進んデイル ようダ。もう少シ 早ク ヤツの
目的ガ わかッテ いレバ 私ニモ できル
こトガ あッタ もノヲ……
Nag'molada:ディアボロス、
おまえはヤツの目的を知っているのか?
Tenzen:それはやはり、ヴァナ・ディールを
虚ろなる闇に包まんとするがため?
Diabolos:結果的ニハ そうナルが
それ自体ハ 目的デハ なイ。
Diabolos:この女ノ 夢ガ 教エテ くレタ。
Diabolos:セルテウスは
神都アル・タユを 守るタメニ
神都アル・タユかラ 来タト いうこトヲ。
Nag'molada:神都アル・タユだと!?
Nag'molada:馬鹿な、神都アル・タユは
消滅したはずだ! ジラートの王が「楽園の扉」を
開かんとしたときに跡形もなく……!
Diabolos:クリューの生き残りヨ
神都アル・タユは 消滅シテ などいナイ。
神都ニ 暮らシテイタ ジラートの民モ
姿形ハ 変わレドモ あの場所ニ あル。
Nag'molada:あの場所……?
Diabolos:そレハ 最後ノ
クリスタルの 向こウ。
Diabolos:PCヨ、
最後ノ クリスタルを 目指スノダ。
真実ハ そコデ おまエヲ 待ッテ いル。
Tenzen:いったいどういうことでござるか!?
第5のクリスタルの向こうに、知られざる
古代の都があるというでござるか?
Louverance:もしや、
その古代の都に楽園の扉が……?
Diabolos:くクク
あいモ かわラズ 人々ハ 楽園の扉ヲ
見つけタイト 願ッテ いル のカ。
Diabolos:そのヨウナ 考エハ 捨テヨ。
楽園の扉ヲ 開かネバ ならヌト 感じルノハ
人の願イ ではナク 男神プロマシアの 願イダ。
Louverance:!?
Diabolos:おまエノ よウニ 人ハ 皆
男神プロマシアの 意志ニ 支配サレテ いル。
Diabolos:だからコソ 楽園の扉ノ 番人
バハムートは 人ヲ 滅ぼサント 考えルノダ。
Ulmia:男神の意志……
まさか、それこそ……
男神の、人への、呪い……?
Tenzen:男神プロマシアの呪いが、
バハムートの敵意の原因なのか?
Tenzen:もしそうであるならば、
どうにかしてそれを解く方法はないのでござるか?
Diabolos:呪イヲ 解ク 方法ハ あル。
私ハ 昔 クリューの 生き残リノ 民ノ
願イヲ 聞キ そノ 呪イヲ 解いタ。
Diabolos:しカシ その結果
クリューの民ハ 人ノ 姿ヲ 失イ
悲惨ナ 末路ヲ 遂げタ。
Nag'molada:……
Diabolos:人ヨ そノ 呪いハ
人ガ 人でアル たメニ 必要なモノ。
Diabolos:呪イ といウカラ 呪縛トナル。
恵ミ といエバ 恩恵トナル。
Tenzen:しかしながら、その男神の
呪いとやら、みそぎすることかなわぬのならば、
人は霊獣バハムートと戦う他、ないでござる!
Tenzen:そうなれば、虚ろなる闇は
瞬く間にヴァナ・ディールを……!
Diabolos:仕方 あルマイ。
未来ヲ 守るベキ 霊獣フェンリルは もハヤ
人ノ 助けニハ なラズ 霊獣フェニックスも
その姿……。
Diabolos:そシテ
虹ノ子 カーバンクルも 迷ッテ いル。
ヴァナ・ディールを 救うベキ なノカ
人ヲ 救うベキ なノカ。
Diabolos:そレハ つマリ
どちラモ 救うこトハ できヌ かラダ。
我々ハ 教訓ヲ 得なクテハ ならナイ。
Diabolos:どちラモ 救おウ としタ
セルテウスは どちラニモ 深ク 痛まシイ
傷ヲ つけタノ だヨ。
???:それでも、あいつが
どちらも救ったことには変わりない!
Ulmia:プリッシュ!?
Pirshe:ディアボロス、
おまえも人だったならわかるはずだ!
誰も傷つけない、傷つかない、そんな
生き方はない!
Prishe:そして、ディアボロス、
おまえはもう人じゃない!
だからわからないんだ!
Prishe:傷つくことを恐れては
誰も救えないということを!
Diabolos:……わカッタ ようナ こトヲ……
Diabolos:なラバ 女ヨ……
おマエ ひとリガ 傷つクガ いイ。
おマエ ひとリデ 人の傷ヲ 背負エバ いイ。
Diabolos:そシテ 死ネ!
そレガ バハムートと 人トノ
契約ヲ 破ル 唯一ノ 方法ダ!
Prishe:……!
そうか、あの契約を破ること
できるんだな……!?
Prishe:「世界の終わりに来る者」、
……を……、……すれば……
■ ボスティン氷河
(暗転・氷河の塔の入り口に倒れているPC)
Cherukiki:あっ、はっけんー!
Kukki-Chebukki:はっけんしたかー?
Makki-Chebukki:どこだどこだー?
Cherukiki:うわっ、またはずれ! どざえもんだ!
Kukki-Chebukki:なんだ、今度はどざえもんかぁ。
まったく、まぎらわしいなぁ!
Makki-CHebukki:誰か呼んでこようぜ!
……とその前に……ごそごそ……
(不思議なアミュレットを奪い取られてしまった!)
Nag'molada:おまえたち……!?
(不思議なアミュレットはPCの懐に戻された!)
Makki-Chebukki:うわっ、ナグモラーダさま!
Makki-Chebukki:ナグモラーダさま、
ごぶじでなによりですぜ~!
Kukki-Chebukki:エシャンタールさまが
心配されてましたですぜ~!
Cherukiki:もちろん、おいらたちも
心配してたですぜ~!
Nag'molada:心配などいらん!
それよりも、ソ・ジヤを
動かしたのは、おまえたちか!?
Nag'molada:この遺跡がどういうものか
考えもせずに動かしたのだろう!
Cherukiki:ち、違うですぜ!
Kukki-Chebukki:それは
エシャンタールさまですぜ!
Makki-Chebukki:冒険者どもを働かせてたですぜ!
Nag'molada:なんだと、エシャンタールが!?
Nag'molada:どういうつもりだ、エシャンタール、
ディアボロスを封じるがために? それとも……?
Cherukiki:ナグモラーダさま、
怒っちゃった!
Kukki-Chebukki:ナグモラーダさま、
怒っちゃった!
Makki-Chebukki:どうしよう?
プリッシュが向こうの塔の前んとこに
倒れてたって言いそびれちゃった、
Makki-Chebukki:……でも、プリッシュなら、
おいらたちがほっといても死なないよね~。
Kukki-Chebukki:でもおいらたちは、
プリッシュに見つかったら死ぬよね~。
Cherukiki:ってことは~
Makki-Chebukki:ほっとくことにケッテーイ!
Nag'molada:……第5のクリスタルは、
神都アル・タユか。
称号:ドザえもん
End
■ ソ・ジヤ(北東の魔法塔)
・それぞれに話しかけると
Potete:……ちょっと前に
サンドリアのエルヴァーンがやって来て、
エルヴァーンの女性とヒュームの侍を
見なかったかって聞くの。
Potete:知らないって言ったら、
バストゥークに先に戻っているから
伝えてくれって頼まれたんだけど……。
Leigon-Moigon:あのルーヴランス
とかいうサンドリアのエルヴァーンさー、
なんかこの辺ウロウロしてる物好きで
ときどき、会うんだけどさー……
Leigon-Moigon:とっきどき、
インショーっていうか、イショーっていうか
オーラっていうか、カラーっていうか、
こー、ほら、違わない?
Torino-Samarino:なんだよう?
その辺に倒れていた女の子?
Torino-Samarino:ああ、あの子なら、
すっかりひえきっていたから回収したよう。
Torino-Samarino:サンドリアの
エルヴァーンが運んできたんだよう。
そいつはひとりで北の方へ行っちゃったよう。