蝕世のエンブリオ/クピピの受難

Last-modified: 2020-11-26 (木) 22:00:23

・クピピの受難

進行内容
 シャントットとクピピの言い争いが勃発。
 シャントットは先日、古い院長服の修繕と
 配達を、クピピに依頼したそうだ。
 しかし、クピピにはその記憶がない。
 どちらが正しいのか、天の塔にいる
 サッサコタッサ(Sassa-Kotassa)、
 シーララ(Sheelala)、ハビダジュビダ
 (Habida-Jubida)に聞き回ってみよう。


  1. 天の塔のKupipiに話しかける。
     
    Shantotto : これはいったいどういうことか、
     きちんと説明してくださいますわよね、クピピ?
    Kupipi : シャ、シャントット博士……
     お許しくださささ、さいなのです。
    Kupipi : クピピにもナゾなのです。
     これは、誰にも解けないナゾナゾなのです。
    Kupipi : 無駄に長い
     新米冒険者たちの名前ですら、
     忘れたことがないクピピが……
    Kupipi : ま・さ・か!
     シャントット博士との約束を
     忘れちゃったなんて、なのなのです!?
    Shantotto : それはいったいどういうことか、
     きちんと説明してくださいますわよね、クピピ?
    Kupipi : シャ、シャントット博士……
     お許しくださささ、さいなのです。
    Shantotto : あら、冒険者が
     ちょうどいいときに来ましたわね。
    Shantotto : このままでは
     同じことの繰り返しで埒があきませんし、
     時には客観的な意見も必要ですからね。
    Shantotto : あなたに命じますわ!
     この事件のナゾを解き明かすのです!
     
    ナゾを解き明かす?
     はい
     いいえ
     どういうこと?
     
    「はい」
    Shantotto : よろしい。
     ただし、お急ぎなさい。
    Shantotto : この院長服の件で
     だいぶ待ちくたびれましたわ。そろそろ
     プチっと堪忍袋の緒が切れそうですわ。
     
    「いいえ」
    Shantotto : ……よござんす。
     では、これにて事件は一件落着。
     クピピ、覚悟はよろしいですわね?
    Kupipi : か、覚悟って
     ななな、なんの覚悟なのなの!?
    Kupipi : わぁ、あなた!
     お願いなのなの!
    Kupipi : クピピの……
     えとえと、ウィンダスのために
     この事件のナゾを解き明かすのなの!
     
    「どういうこと?」
    Shantotto : わたくしが
     聞きたいですわ。
    Shantotto : この院長服の件で
     だいぶ待ちくたびれました。そろそろ
     プチっと堪忍袋の緒が切れそうですわ。
     
    Shantotto : 事件の詳細は
     そこのクピピから聞きなさい。
    Shantotto : ナンチャッテ名探偵、
     あとはよろしく頼みましたわよ。
     オーッホホホホホ!
    (シャントット立ち去り、暗転)
    Kupipi : ……ことの起こりは
     バストゥーク共和国で開催されたという
     コスプレとか何とかいう大会だったのなの。
    Kupipi : その大会では
     強さのみならず賢さや美しさも
     競うとかホニャララ……
    Kupipi : シャントット博士は
     その大会に飛び入り参加して優勝するって、
     年甲斐もなく、はりきっていたのなの。
    Kupipi : そこで、ここ天の塔へ
     とっておきの衣装を借りに来たのです。
    Kupipi : そう、さっき着ていた
     昔の院長服……。
    Kupipi : でもでも、
     なんだかんだあって
     間に合わなかったのです!
    Kupipi : コスプレとかいう大会は
     とっくに終わっちゃったとかで、
     シャントット博士はお怒りプンプン!
    Kupipi : しかも、その理由は
     クピピのせいだって言うのなの!
    Kupipi : ああ……
     いったいどういうことなのなの……?
    Kupipi : クピピは、あの院長服を
     大会の開催日までにお直しして、博士の家へ
     お届けする約束をしたって責められたのなの。
    Kupipi : でもでも、
     クピピには……
     そんな約束をした覚えがないのです……。
    Kupipi : ……このままでは
     クピピの人生は、おしまい!
     いっかんの終わりなのなの!
    Kupipi : そ・こ・で、名探偵さん。
     あなたに調べてほしいのです!
    Kupipi : 天の塔の1階で
     働いているタルタルたちに聞き回って
     真実を解き明かしてください。
    Kupipi : その問題の日に
     天の塔にいて、何か知っていそうなのは
     兵士のサッサコタッサ(Sassa-Kotassa)と……
    Kupipi : 侍女のシーララ(Sheelala)と
     商人のハビダジュビダ(Habida-Jubida)なのなの。
     みんな、今日もそこらへんにいるはずなの。
    Kupipi : シャントット博士が
     とうとうボケちゃったのか、
     クピピのそっくりさんが現れたのか……
    Kupipi : 真実は常にひとつ!
     ……のはずなのなの!
     
    Kupipi : おかしいのなの。
     シャントット博士の話と
     クピピの記憶が食い違ってるのなの。
    Kupipi : 天の塔の1階で
     働いているタルタルたちに聞き回って
     何があったか調べてほしいのなの。
    Kupipi : その問題の日に
     天の塔にいて、何か知っていそうなのは
     兵士のサッサコタッサ(Sassa-Kotassa)と……
    Kupipi : 侍女のシーララ(Sheelala)と
     商人のハビダジュビダ(Habida-Jubida)なのなの。
     みんな、今日もそこらへんにいるはずなの。
     
  2. Sassa-Kotassaに話しかける。
     
    Sassa-Kotassa : ……え?
     クピピがシャントット博士に問い詰められて
     大変な目にあっているんですか!?
    Sassa-Kotassa : ううーん、その日は……
     確か、ヤグードの使者たちがやってきた日で……
     い、いえ、何でもありません!
    Sassa-Kotassa : しかし、それ以外の記憶が
     何故か曖昧なのです。おかしいですね。
    Sassa-Kotassa : ああっ!
     そうです、赤い布です!
     赤草布なのです!
    Sassa-Kotassa : ……おや?
     それがどうしたのでしょうか?
     何故、急に、それを思い出したのでしょう?
    Sassa-Kotassa : ううーん、気になります……。
     あなたは冒険者のようですから
     赤草布を持ってきてくれませんか。
    Sassa-Kotassa : 赤草布
     目の前でひらひらさせれば、
     何か思い出せそうな気がするのです。
     
    Sassa-Kotassa : 赤草布
     目の前でひらひらさせれば、
     何か思い出せそうな気がするのです。
    Sassa-Kotassa : もしも
     手に入りましたら、
     ぜひとも持ってきてください。
     
  3. Sassa-Kotassaに赤草布をトレード。
     
    Sassa-Kotassa : ああっ!!!
     思い出しました!!!
    Sassa-Kotassa : あの日、書状を持ってきた
     ヤグードの使者が、赤草布が使われている
     赤い面具を身に着けていたのです。
    Sassa-Kotassa : ……い、いえ、
     ヤグードのことは秘密なのでした!
     忘れて、忘れてください!
    Sassa-Kotassa : それで、肝心なのは
     シャントット博士のことでしたね。
    Sassa-Kotassa : 博士は、その日の
     朝のうちにやって来て、クピピに
     古い院長服のことを頼んでいました。
    Sassa-Kotassa : クピピがボヤいていましたよ。
     古い院長服は悲惨な状態で、繕ったり、
     お洗濯したりしないとならない……と。
    Sassa-Kotassa : クピピは、その辺りのことも
     忘れてしまったということなのでしょうか。
     悪いものでも食べたのかもしれませんね。
     
    Sassa-Kotassa : シャントット博士は、
     その日の朝のうちにやって来て
     クピピに古い院長服のことを頼んでいました。
    Sassa-Kotassa : クピピがボヤいていましたよ。
     古い院長服は悲惨な状態で、繕ったり、
     お洗濯したりしないとならない……と。
     
  4. Sheelalaに話しかける。
     
    Sheelala : ……シャントット博士が
     それほどお怒りだなんて……
    Sheelala : 「天文泉」で調べると、
     クピピの命運は、流れ星になって
     燃え尽きているのかもしれませんね。
    Sheelala : それはそれとして
     シャントット博士がいらした日のことですが
     ……わたしの記憶も定かではないのです。
    Sheelala : シャントット博士をはじめとして
     とても危険なお客さまがいらした日なので
     みなさんピリピリしていたことは覚えています。
    Sheelala : わたしは、特別な
     お客さまのために、ヤグードドリンク
     取り寄せるように言われておりました。
    Sheelala : ……そうですわ。
     ヤグードドリンクを目にすれば、
     何か思い出せるかもしれません。
    Sheelala : 冒険者さん、もしできれば
     このわたしのためにも手に入れてきてください。
     ではお気をつけて。
     
    Sheelala : ご質問あった日のことですが
     わたしは、特別なお客さまのために
     ヤグードドリンクの用意に追われておりました。
    Sheelala : ですから、もう一度
     ヤグードドリンクを目にすれば、
     何かを思い出せるかもしれません。
     
  5. Sheelalaにヤグードドリンクをトレード。
     
    Sheelala : どうもありがとうございます。
     おかげさまで、記憶が戻ってまいりました。
    Sheelala : ……あの日の朝、
     この品の到着を待っていたわたしとすれ違った
     シャントット博士は、ボヤいておりました。
    Sheelala : クピピが、産地直送で
     お取り寄せしたホワイトベリーという
     貴重なロランベリーを分けてくれない、と。
    Sheelala : ロランベリーがらみだとは言え、
     シャントット博士の頼みを断るなんて、
     大胆不敵……無鉄砲……あんぽんたん……
    Sheelala : そういった流れと勢いで、
     シャントット博士に院長服を届けるという約束も
     忘れてしまったのではないでしょうか。
    Sheelala : もしくは、
     貴重なロランベリーがおいしすぎて舞い上がり、
     忘れてしまったのかもしれませんわね……。
    Sheelala : ……ところで、
     全く関係ないお話なのですが、あの日、
     わたしが用意したヤグードドリンク……
    Sheelala : 確か、お客さまが
     予定よりひとり多くて、足りないかもしれないと
     慌てた記憶があるのですが……あれはいったい?
    Sheelala : いえ、きっと気のせいですわね。
     そちらの件のことは、どうか忘れてください。
     
    Sheelala : シャントット博士がいらした日、
     クピピは貴重なロランベリーを前にして
     興奮状態にあったのかもしれません。
    Sheelala : そういった理由から
     シャントット博士に院長服を届けるという約束を
     忘れてしまったのではないでしょうか。
     
  6. Habida-Jubidaに話しかける。
     
    Habida-Jubida : 私は耳が早くてね。
     シャントット博士とクピピがもめている
     件のことなら、もう聞いているよ。
    Habida-Jubida : 私としては、
     小さい頃から見知っているクピピの
     味方になってやりたいんだが……。
    Habida-Jubida : はっきりしたことが
     この私にもよくわからないんだ。
    Habida-Jubida : あれは本当に
     あったことなのか、なかったことなのか、
     まるでホラー話のようだよ。
    Habida-Jubida : というのも、ね。
     私はあの日、誰かに質問されて
     魔法人形の話をしたはずなんだ。
    Habida-Jubida : ここ天の塔には、封印された
     恐ろしい魔法人形が数体あるという……
     そんなホラ話のもとになった伝説も含めてさ。
    Habida-Jubida : それなのに、
     私があの日、誰と話していたのか
     どうしてもわからないんだ。
    Habida-Jubida : ただ、魔法人形のことを
     考えようとすると、なぜか
     夢想花の花びらのことが頭をよぎる。
    Habida-Jubida : 夢想花の花びら
     何かのカギになっているのかもしれない。
    Habida-Jubida : 君が調べている件とは
     直接は関係ないのかもしれないが
     力を貸してくれないか。
    Habida-Jubida : 夢想花の花びら
     どうにか探し出して、
     手に入れてきてほしい。
     
    Habida-Jubida : 君が調べている件とは
     直接は関係ないのかもしれないが
     力を貸してくれないか。
    Habida-Jubida : あの日、私は誰かと
     魔法人形の話をしたはずなんだが
     それが誰だったかさっぱりわからない。
    Habida-Jubida : しかし、
     夢想花の花びらがあれば、
     何かがわかるかもしれない。
     
  7. Habida-Jubidaに夢想花の花びらをトレード。
     
    Habida-Jubida : この香り……
     夢想花の花びらの香り……
    Habida-Jubida : そうか!
     思い出したぞ!
     ヤグードたちだ!
    Habida-Jubida : あの日は、ヤグードの使者が
     秘密裡に天の塔を訪れるということだった。
    Habida-Jubida : そこで部外者は
     天の塔に入らないように言われていたのだが、
     クピピとシーララに大事な届け物があってね。
    Habida-Jubida : その用事を済ましている時、
     シャントット博士にも会ったぞ。
    Habida-Jubida : 古い院長服のために
     急いでダイエットをしないとならないから、
     その件で、あるものを用立てろと……。
    Habida-Jubida : ……むむ、今の話は
     誰にも言ってはならないと
     3回ほど念を押された、な。
    Habida-Jubida : ごほん。
     ともかくだ、そういったデリケートな理由で
     シャントット博士は慌て……気が立っていた。
    Habida-Jubida : そう考えると
     シャントット博士の頼みをクピピが忘れたとは
     言い切れないのではないか?
    Habida-Jubida : ……と思ったのだが、
     怒ったシャントット博士に
     何を言っても無駄だろうなぁ~。
    Habida-Jubida : 冒険者よ、
     クピピには、さっさとすべて諦めて
     土下座でもして謝るように勧めてみてくれ。
    Habida-Jubida : 私の方からも
     シャントット博士に口添えをしておく。
     デリケートな品を携えてね。
     
    Habida-Jubida : いろいろと手間をかけたな。
     しかし、怒ったシャントット博士相手に
     正論をぶつけても無駄に違いない。
    Habida-Jubida : 裏で手をまわしておくから、
     クピピには、すべて諦めて
     さっさと謝るよう勧めてみてくれ。
     
  8. Kupipiに報告する。
     
    Kupipi : どうなのです!?
     真実を突き止めたのなのです!?
    (暗転)
    Kupipi : ……つまり……
     あなたが集めた情報をまとめると
     こういうことなのなの……?
    Kupipi : 問題の日、クピピは
     お取り寄せホワイトベリーで舞い上がっていた。
    Kupipi : そして、シャントット博士の
     古い院長服は悲惨な状態で、繕ったり、
     お洗濯したりしないとならなかった。
    Kupipi : シャントット博士と
     クピピのどちらが悪いのかは
     はっきりとはわからなかった。
    Kupipi : だから、とにかく
     さっさと謝ってしまったほうがいい。
    Kupipi : そんなの、だめなの!
     クピピも怒ってるのなの!
    Kupipi : さっきの話の、産地直送
     お取り寄せホワイトベリーのことなんて
     クピピ、知らないのなの!
    Kupipi : どうなってるのなの!?
     何が何だかわからないのなの!
     ホワイトベリーが食べたいのなの!!
    Kupipi : これは、あれなの。
     冒険者に、クピピ人生の最後のお願いなの。
    Kupipi : ホワイトベリー
     手に入れてくださいなの。そしたら、
     少しは落ち着くことができるかもなの。
    Kupipi : それに……
     どうせおしまいなら、
     最後のごはんにするのなの……。
     
    Kupipi : ……クピピ、
     頭がこんがらがって、もう
     何も考えられないのなの。
    Kupipi : ロランベリー耕地で、産地直送
     ホワイトベリーを手に入れてくださいなの。
     そしたら、落ち着くことができるかもなの。
    Kupipi : それに……
     どうせ、おしまいなら、
     最後のごはんにするのなの……。
     
  9. ロランベリー耕地(F-11)のPellioに話しかける。
     
    Pellio : はぁ……。
     毎日、毎日、家業の畑仕事の手伝いばかり。
     もっと研究の時間が欲しいよ。
     
    Pellio : 僕は「白いロランベリー」の
     栽培研究をしてるんだけど、父さんの手伝いで
     素材の調達がままならないんだ。
    Pellio : おや、キミは暇そうだね。
     よかったら、素材になるロランベリーを
     持ってきてくれないかい?
    Pellio : 僕がコレだ、
     と思うものを持ってきてくれたら
     お礼に白いロランベリーをあげるよ。
    Pellio : まあ、僕の御眼鏡に
     適わなければ、やり直しもあるけれど
     冒険者って、そういうものだろ?
    Pellio : いつでも何回でもいいから
     いろいろなロランベリーを持ってきてよ。
    Pellio : 特に古ければ古いほど
     良い結果に繋がるみたいだからね。
     頼んだよ!
     
  10. Pellioに指定されたアイテムをトレード。
     
    Pellio : んー、どれどれ。
     突然変異の可能性が感じられるものを
     持ってきてくれたのかなぁ……。
     
    ロランベリー
    Pellio : コイツは使えないね、やり直し!
     同じロランベリーでも違いがあるんだよ。
     キミには見分けがつかないと思うけど。
    Pellio : 白いロランベリーが
     欲しかったら、僕の御眼鏡に適う
     古いロランベリーを持ってくるんだね。
     
    Pellio : むーん! コレは……。
     普通のロランベリーだけど
     可能性は感じる……、かな。
    Pellio : 古いロランベリーと
     比べるための研究も必要だから受け取るけど
     今回限りだからね。
    Pellio : 一応お礼は渡すけど
     次からはできるだけ古いロランベリーを
     持ってきてくれよ。
    ホワイトベリーを手にいれた!
     
    Pellio : んー、どれどれ。
     って、これは普通のロランベリーじゃないか。
    Pellio : 1回だけは
     受け取ってあげたけど、もう必要ないよ。
     できるだけ古いロランベリーを持ってくるんだ。
    Pellio : いいかい?
     古いロランベリーだよ、分かったかい?
     その暇そうな頭によーく叩き込んでおくんだね。
     
    ロランベリー881/874/864
    Pellio : コイツは使えないね、やり直し!
     同じロランベリー881/874/864でも違いがあるんだよ。
     キミには見分けがつかないと思うけど。
     
    Pellio : お! コレコレ!
     ロランベリー881/874/864だな。
    Pellio : ありがとな。
     まさに「白いロランベリー」が
     栽培できそうな可能性を感じるよ。
    Pellio : ……昔のジュノは
     ロランベリー栽培や海運ですごく栄えたんだけど
     いろいろあって衰退した時代もあったらしいんだ。
    Pellio : それでも
     今は冒険者達が集まって
     賑やかで大きな街になってる。
    Pellio : ロランベリー農家も同じさ。
     流行や戦争に振り回された時代があったんだ。
     そして最近、果実が特産品から外されてしまった。
    Pellio : だから
     僕の白いロランベリーが必要なんだ!
    Pellio : 安定して栽培できるようになれば
     ジュノみたいにロランベリー農家も復活するはずさ。
     ははは、一気に大金持ちだ!
    Pellio : じゃあ、これはお礼だよ。
     あまりの美味しさに
     意識を飛ばしてしまわないようにね。
    完熟ホワイトベリーを手にいれた!
     
    ロランベリー854
    Pellio : お! コレコレ!
     ロランベリー854だな。
    Pellio : ありがとな。
     まさに「白いロランベリー」が
     栽培できそうな可能性を感じるよ。
    Pellio : むーん。
     父さんも家の畑や他人の畑の世話ばかりしていないで
     キミみたいに僕の研究を手伝ってくれたらいいのに。
    Pellio : 今の時代じゃ
     開墾できる土地も少ないし、畑が広がっても
     家族だけだと手一杯で管理しきれないよ。
    Pellio : これからは量より質の時代さ。
     より良いものを付加価値をつけて売っていかないと。
    Pellio : じゃあ、これはお礼だよ。
     あまりの美味しさに
     意識を飛ばしてしまわないようにね。
    完熟ホワイトベリーを手にいれた!
     
    ホワイトベリー
    白いロランベリー。
    とても希少で、すごく甘い。
     
    完熟ホワイトベリー
    完熟したホワイトベリー。
    とてもとても希少で、すっごく甘い。
     
  11. Kupipiにホワイトベリーまたは完熟ホワイトベリーを届ける。
     
    Kupipi : ああ……これが
     うるわしのホワイトベリー……
    Kupipi : パクパクパクパク!!!
    Kupipi : ああ、幸せなのなの!
     もう、クピピの人生、おしまいでもいいのなの!
     
    Kupipi : ああ……これが
     うるわしのホワイトベリー……
    Kupipi : ……と思ったら、
     こ、こ、これはッ!
     まぼろしの完熟ホワイトベリー!?
    Kupipi : パクパクパクパク!!!
    Kupipi : ああ、幸せなのなの!
     もう、クピピの人生、おしまいどころか、
     このまま異世界に転生しちゃうくらいなの!
     
    Kupipi : ……はっ!!!
    Kupipi : 思い出したのなの!
     ぜんぶ、思い出したのなの!
    Kupipi : あの日は……
     ヤグードの使者たちがやってくる日で
     天の塔は、朝から大変だったのなの。
    Kupipi : ウィンダスとヤグードは
     大戦の後、「和平条約」を結んだのなの。その
     条約の細かいことで、今もあーだこーだあるの。
    Kupipi : もちろん、
     ウィンダスの街の中に、ヤグードたちを
     迎え入れるのは、すごく危険なことなの……
    Kupipi : 街の人が知ったら、
     パニックになるかもなのなの。
    Kupipi : だから、この件は
     内緒にしているのなの。あなたにはもう
     バレちゃったみたいなので仕方ないのです。
    Kupipi : ……それで、あの日の朝、
     みんながバタバタしている中、
     シャントット博士がやってきたのなの。
    Kupipi : そして、ご自分で
     どこからか古い院長服を探し出してきたけれど、
     そりゃもう悲惨な状態だったのなのなの。
    Kupipi : だから、ちょうど
     ホワイトベリーを届けてくれた商人に
     修繕屋さんへお届けを頼んだの。
    Kupipi : そして!
     その時に、クピピはこう言いましたのです!
    Kupipi : 「お直しが終わったら
     シャントット博士のところに届けるよう
     修繕屋さんに伝えてほしいのなの」って!
    Kupipi : ……。
    Kupipi : ただ……
     あの時、クピピは待ちきれなくて
     ホワイトベリーを、ほおばっていたのなの。
    Kupipi : 口いっぱい
     ほおばっていたのなの。
     こんな感じに……
    Kupipi : 「もぐもぐもぐもぐ
     もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ
     もぐもぐもぐもぐもぐもぐごくん」って!
    Kupipi : ……言ったつもりで……
     ぜーんぶ、もぐもぐ……
    Kupipi : ……ああ
     真実の味は……
     ホワイトベリー味……。
    Kupipi : ……すべてが……
     解き明かされたのなの……。
    Kupipi : ……冒険者さん……
     シャントット博士に
     報告してくださいなのです……
    Kupipi : クピピも後で
     シャントット博士に
     ごめんなさい、しにいくのなの……
     
    Kupipi : ……あっ!
     あと、フェレーナにも報告しないと!
    Kupipi : 完熟ホワイトベリー
     ほおばったら見えてしまった
     「最後の幻想」について!
     
    Kupipi : ……真実の味は……
     ホワイトベリー味……。
    Kupipi : …………冒険者さん……
     シャントット博士に
     報告してくださいなのです……。
     
    Sassa-Kotassa : そ、そんな!
     クピピの方が全面的に悪かったなんて!
    Sassa-Kotassa : 侍女長のズババさまか、
     守護戦士のセミ・ラフィーナさまに、急いで
     相談したほうがいいのではないでしょうか!?
    Sassa-Kotassa : ……いやまあ、
     シャントット博士が相手では
     すべて無駄でしょうけれど……
     
    Sheelala : ……あらまあ。
     シャントット博士の古い院長服の件、
     やはりクピピの方に落ち度があったのですね。
    Sheelala : わざわざ「天文泉」で
     調べるまでもなく、クピピの命運は
     燃え尽きて……もはや消し炭でしょう。
     
    Habida-Jubida : ……なるほど。
     真実が明かされても、結局のところ
     状況はまったく変わらないようだ。
    Habida-Jubida : しかし、気にするな。
     私の方からもシャントット博士に口添えを
     しておくから。デリケートな品を携えてね。
     
  12. ウィンダス石の区(K-7)のShantottoに報告する。
     
    Shantotto : あら、あなた。
     院長服の件、忘れたりはしてませんわよね?
    Shantotto : ……お見事ですこと!
     クピピのみならず、天の塔の何名かの記憶も
     はっきりさせてくれたということですわね!
    Shantotto : そして、結果的には
     すべてクピピが悪いということで一件落着。
    Shantotto : あなたも、
     クピピを断罪すべきとお思いますわよね?
     
    断罪すべき!?
     はい
     いいえ
     
    「はい」
    Shantotto : 物分かりの良いこと!
     よくできました!
     
    「いいえ」
    Shantotto : あらあら。
     犯罪者に同情して、許してしまうタイプの
     名探偵ということかしら。
     
    Shantotto : とにかく、
     このわたくしの考えに
     従ってもらいましょ。
    Shantotto : いろいろと
     楽しみにしてなさい。
     オーッホホホホホ!
    20000ギルを手にいれた!