俺のLSは比較的穏やかなLSだった。
メンバー紹介
俺:h♂LSリーダー>リーダーだが空気な俺
- 旧メンバー---
女王:h♀>媚びない女王気質
純麗さん:L♀>おしとやか大人の女性
兄貴:G♂>頼れる兄貴
冷徹:T♂>性格が悪い、何なら仮名、性悪でもいい - 新メンバー---
直結:h♂恋愛大好き
Jr:t♂恋愛大好きpart2
普通:h♂普通
主婦:t♀話好き
※新旧と分けたが、加入時期は関係ない
LSの立ち上げは、女王、兄貴、純麗さん、俺のメンバーだった。
皆レベル上げで知り合った俺のフレで、クエやらミッションやらで一緒に遊ぶ機会が増え、女王がLSを立ち上げようと言い出した。
言い出したが…LSのリーダーは俺がやることになった。
女王「<俺>リーダーね」
俺「何で俺がリーダー?」
女王「問題ある?」
…逆らえない威圧感と兄貴や純麗さんに乗せられて、俺はリーダーをやることになった。
しばらくは四人で活動していたが、俺のフレ(直結)が今までいたLSとゴタゴタがあり、こっちのLSに入れてほしいと言ってきた。
その後、冷徹、普通、主婦が仲間入りした。
直結と冷徹が仲が悪かったり、俺とも仲が悪かったり、主婦との間も距離があったりと冷徹とは色々あるが、まぁ特に問題はなかった。
その後、問題児Jrが加入。
Jr「19歳大学生でーすwwよろwww」
何か色々ありそうだ…。
※Jrの問題児ネタは結構あるが完全に省く。
話が長くなったが、そのJr.が連れてきたh♀がLS崩壊への引き金となった話。
Jr「女子ナンパ成功ww入れるね」
直結「【よくやった】」
新しい人:h♀以下リア子。
リア子「よろしく☆ヽ(▽⌒*)」
リア子は明るくノリもよく、すぐLSに馴染んだ、話好きで主婦とはよく会話をしていた。
勿論、直結やJrとも大変仲良くやっていたが、リア子は冷徹と仲良くなりたいようだった。
そんなある日、リア子がオフ会をやろうと言ってきた。
うちのLSはオフ会をしたことがない、禁止なわけではないが、やろうと言いだす人もいなかった。
何となくだがリアルには関わらない雰囲気があった。
主婦はリアルの話もよくしていたが、俺や兄貴、女王、純麗さん、冷徹はリアル話はあまりしなかった。
※冷徹、純麗さん、女王に至っては殆ど話さない。
そんなこともあり、どう答えようか考えている中
直結、Jr「いいね~!」
まぁ、そうなんだろう…
今まで直結やJrが言いださなかったのが不自然だったのかもしれない。
女王「私パス」
二人が盛り上がってる中、女王はキッパリと即答した。
そして、純麗さんも冷徹も遠慮すると言った。
リア子「えー!何で?」
リア子は納得がいかないらしい。
兄貴「いや、主婦や普通は参加するんじゃないかな?俺も都合が合えば参加するし」
兄貴の参加に喜ぶも、絶対楽しいよと不参加組を諦められない様子のリア子。
兄貴>>俺「お前は参加できるか?」
兄貴から裏tellがきた。
俺「俺も参加するよ」 と俺はLS会話で返した。
リア子「わかった!みんなが参加できる日が来たらやろう!」
俺の返事をスルーし、リア子はオフ会を諦めたようだ。
その後、兄貴からtellがきた。
兄貴>>さっき色々焦った
俺>>ああ、俺の参加意志がスルーされたことね
兄貴>>いや、そこじゃない
どうやら兄貴もオフは旧メンバーでは、兄貴と俺くらいしか参加しないだろうと思ったらしい。
日頃から女王と純麗さんは二人で行動することが多く、冷徹もそこに加わるが、新メンバーと一緒に行動することがない。
兄貴はオフをすれば、新旧で大きな溝ができるのではないかと心配したようだ。
兄貴がリーダーの方が完全にいいだろうと常々思う。
その後は何事もなく平穏な日々が続いたが…ある日、直結がざわざわ騒めき始めた。
直結「あー…」
俺「どうした?」
直結「何でもないww」
数秒後
直結「あーでも…」
ウザイのでスルーことにした…が、直結は勝手に話しだした。
直結「リア子とオフするんだよね」
俺「ほほう」
俺「って二人で?」
直結「うんww」
いつの間にかそういう仲になっていたらしい。
直結「秘密ではないけどw色々あるからw」
俺「色々とは?」
直結「大人の男と女の事情だよkhj」
(khjって何だよ…)
どうやら直結はヤル気のようだ。
そしてオフの日が間近に迫り、直結の言動が完全におかしくなっていた。
主婦「直結くんどしたの?w最近やたらテンション高いよねw」
女王「元からおかしいでしょ」
純麗さん「何かいいことがあったのですか?」
直結「はいwデートなんですよww」
主婦「えー!直結くん彼女いたんだ!」
(主婦よ驚きすぎだ)
女王「脳内でしょ」
(女王…)
直結「違うわい!リア子とデートですw」
(こいつ簡単にバラしてる…大人の事情はどうした?)
主婦「ええーー!!!」
純麗さん「あら」
女王「それは意外だな」
その後、主婦と直結はオフ話に盛り上がっていた。
そして兄貴からtellが来た。
兄貴>>お前知ってた?
俺>>うん
兄貴>>そっか
俺>>どうかした?
兄貴>>いや、これは俺の勝手な推測なんだが…リア子は冷徹が好きなのかと思ってた。
兄貴も同じように感じてたらしい。
俺>>振られたんじゃない?
兄貴>>かもな…何もなければいいんだが
俺>>いやいやwwございますよ、大人の男女の事情というのが
兄貴>そっちならいいww
ん?そっち?まぁどっちでもよいか、と気楽に考えていたが、ここからが地獄の幕開けだった。
そう翌日、リアルが忙しかったJr.が久々にインしてきた。
Jr「おひさwwwあれ?人少ないねーw」
主婦「おひさ~直結くんはリア子ちゃんとオフがあるから準備で忙しいみたいよw」
Jr「【えっ!?】」
普通「おお直結さんもかww」
(ん?も?)
Jr「も?」
主婦「一緒に会うの?」
普通「いやwもう会った」
(ちょww普通いきなり過ぎるwwお前ノーマーク)
Jr「ちょっと待って、俺とリア子は付き合ってるんですけど」
(なに!?)
普通「そうだったんだ、ごめん」
主婦「でも直結くんが付き合ってるんじゃ?」
Jr「はい?」
(何やら雲行きが怪しくなってきました)
Jr「直結さん本当に付き合ってるの?普通さんはリア子と付き合ってるの?」
普通「いや付き合ってない」
Jr「リア子に会う為にバイトしてたんだけど」
どうやらヴァナだけの付き合いで、リアルはこれからだったらしい。
普通「ごめん」
主婦「ごめんJrくん、私の勘違いで直結くんが付き合ってるって思ってた」
俺「だよなwいつもの直結の脳内の話だなw」
主婦と俺でどうにかフォローするも納得するわけもなく…
更にJrは爆弾質問を投下した。
Jr「普通さん正直に話して下さい」
(何を?)
Jr「リア子とやりました?」
(何を!!???)
Jr「普通さんを責めるつもりはありません」
Jr「ただ、リア子が軽い女なら、本気になって会いに行った俺は惨めだから」
うわ…この聞き方は上手い。
長い沈黙だ、実際は然程長くなかったのだろうが、やけに長く感じた。
この時、普通に裏tellすればよかった。
「何もなかったって言え」
兄貴だったらしたはずだ、しかし、この時は兄貴も女王も純麗さんもいない。
そして何より俺は実際どうなのか知りたかった。
普通「ごめんやった」
Jr「最悪」
本当の最悪はここからだ、兄貴たちがインしてきたが、Jrは普通に対して怒り爆発。
「責めるつもりはありません」
もはや無効だ、確たる証拠を掴んでから責めるとは…こいつ本当にうま…いや汚い!
兄貴「どうした?何があった?」
Jr「普通さん、リア子と会ってやった」
Jr「俺とリア子が仲いいの知ってたくせに」
Jr「てか付き合ってもないのに普通やる?」
等々…Jrの怒りは一向に治まらない。
兄貴>>俺「一方的でわからん、どうしてこうなった?」
説明するのも長く俺は正直面倒になっていたが、それでも一応は一通り説明をした。
その間、純麗さんと主婦がどうにか治めようとフォローを入れていた。
女王は「関係者だけで話し合え」と言ったようだ。
俺の説明が終わり兄貴が口を開いた。
兄貴「Jrもう止めろ、言いたいことはリア子と直結がインした時に4人で話し合え」
Jr「納得いかない」
兄貴「納得いかないのは普通も一緒だ」
兄貴「お前に一方的に責められて、逃げもしないで謝ってる、リア子の話し聞くまではわからないだろ」
ごもっともです。
兄貴「普通いいぞ、居づらかったらパール外すなり、落ちるなりして」
そんな兄貴の優しい言葉で、ここはどうやら治まりそうだと思った矢先…
リア子「こんばんわ(´∀`*)」
このタイミングでご本人様登場だ。
Jr「普通さんとやったそうですね」
(またしてもストレート過ぎる…そして敬語かよ…)
リア子「ああw話しちゃったんだw」
ここからJrとリア子の長い長いログが流れまくる。
内容は別に誰とセックルしてもいいじゃん\(^O^)/という内容だったかと思う。
そんな中、主婦がリア子に言った一言が惨劇を生むきっかけとなる。
「リアちゃん酷いよ…」
リア子「んー?何で^^;」
Jrも直結も本気だったのに、弄ぶなんて酷いと主婦は言った。
リア子「自分が相手にされないから僻みかな^^;」
この言葉に女王が切れた。
女王「いい加減にしなよ、関係ないから口出しするなの一言で済む話だろ」
その通りだ、わざわざ言う必要がない。
しかしリア子は女王にぶち切れた。
お前に言われたくない、お前も僻みだろ?自分中心でないと気が済まない性格、オフ会来れない顔なんだろ?
はい、さすがに俺もカチンときて「腐れマン子」くらいの事を言おうとしていたが…
???「黙れくそ女」
はははは、こういうの待ってました!で、誰ですか?
???「そんなに男が欲しいなら出会い系いけよ」
???「目障りなんだよ、消えろよ」
え?誰?似た名前の人?
何度も確認したが、間違いない純麗さんだった。
純麗さん「ということで、私も消えますから、リア子さんも消えてくれませんか?」
(は?純麗さんが消える?)
女王「純麗が消える理由はないよ」
兄貴「純麗、勝手に決めるな」
純麗さん「今後、このLSの人達に関わらないで下さい」
純麗さんは返事もせず続けた。
リア子「【わかりました】【さようなら】」
納得したかどうかはわからないが、リア子は去った。
そしてリア子の事はどうでもいい、問題は純麗さんだ。
純麗さん「皆さん今までありがとうございました」
兄貴「待った」
女王「辞めるってこと?」
主婦「駄目だよ」
そうだ純麗さんが辞める理由なんてない。
リア子に言ったことの責任というなら、純麗さんが言わなくても俺が言ってた。
俺「純麗さんが先だったってだけで、俺は腐れマン子って言おうとしてた」
俺「だから気にすることない、辞める必要なんてない」
俺は必死に訴えた。
純麗さん「そんなこと言わせませんよ」
純麗さん「それでは、今まで本当に楽しかったです。お元気で^^」
それぞれ納得がいかないことなど伝えたが、純麗さんはヴァナを去って行った。
その後、Jrは別LSに移動し、うちに来ることはなくなった。
普通も別LSに移動、たまに顔を見せるが殆ど来ない状態になった。
主婦もリアルの関係でインする機会が減った。
俺たちはというと、兄貴は以前と変わらずにいる、女王はたまにしかインしなくなった。
純麗さんはあれからインする事もなく、キャラも消えていた。
あの夜、直結は途中からインしていた。
「俺のせいだゴメン」
直結は純麗さんが居なくなったのは自分のせいだと謝った。
それから直結もLSは着けず、純麗さんが来たか確認するtellを俺に入れる位になった。
そんな兄貴と2人のLSに、久しぶりに冷徹が戻ってきた。
冷徹に兄貴が事情を話していた。
大して興味などないだろうと思っていたが、冷徹は意外にも熱心に話を聞いていた。
冷徹はリア子から、冷徹のリアル話やメアド交換などがしつこくLSを着けていなかったらしい。
パールを着けていない時でもtellが頻繁に来ていたとのこと。
冷徹「やはり純麗さんは男性でしたか」
話が終わると冷徹は唐突に話しだした。
俺「何言ってるの?」
兄貴「どうだろう」
冷徹「俺は今の話を聞いて、そう思いましたけど」
(勝手に思っとけよ)
冷徹は尚も勝手な空想を話しだした。
冷徹「純麗さんは女王さんの事が好きだった、だから女王さんが攻撃されて切れた」
俺「そうだったとして何で男になる?」
冷徹「俺さん本当に鈍いですね」
(はぁあああああ?)
性悪の話をまとめると、女同士の友情だけなら、いつもの純麗さんでいれたはず。
そこには友情以上のものがあって、自分もリア子と変わらないから消えた。
俺「完全に妄想だろう」
性悪「それしか去る理由が思いつきません」
俺「他にもあるだろう」
性悪「何です?」
(………)
俺「兄貴はどう?」
兄貴「わからんwでも冷徹が考えたことも可能性ではあるかなと思う」
兄貴も純麗さんの中身が男かもしれないと感じたことがあるらしい。
でも言葉が形作れる程のものではなく、すぐに消えてしまう位の疑問だった。
性悪「まぁ、ここで話していても仕方ないですね」
(お前が話しだしたんだろ!!!)
性悪「それでは俺もう行きますね」
兄貴「たまには顔出しに来いよ」
冷徹「お元気で」
冷徹を見たのはこれが最後だった。
結局LSは俺と兄貴だけになった、純麗さんが男か女かの話は、俺の中ではどうでもよくなっていた。
兄貴もそのことを口に出すことはなかった。
リア子がその後どうしてるかも不明だが、他にもMMOをやっていたらしくそっちにいるのだろうとのこと。
リア子はLSの男に全て誘いをかけてたらしいが、俺にはそんな誘いは一切来なかった。
何故なのか?最大にミステリーだが、今となってはどうでもいいこととなった。
俺「男2人ってのは味気ないかね」
兄貴「なかなか快適だぞw人、入れたくなったか?」
俺「いやw」
この後、違う展開が起こるが、それはまた別の機会に…。長々とありがとう
おしまい