皆さまがお持ちの周辺機器の情報を是非ご記載ください!
アフィリエイト目的のリンクを貼ることはおやめください。
はじめに
好事家向け製品のため高価です。ここでは初心者が入手可能なものから、お値段が天井知らずのものまで幅広く紹介します。
TrackIR
公式サイト
NaturalPoint社が販売するヘッドトラッキング用ソリューションの老舗。6DOF対応。
頭に赤外線LED又は反射板を取り付けると、首の動きに応じてFS内の「自分の向きや位置」が変化するというもの。
斜め後ろの滑走路を見ながらトラフィックパターンを回るような体験が可能。性質上、VRでは不要。
- 日本円だと約2万円。
- 購入するなら赤外線LED(Clip Pro)付がお勧め。
- FS2020以外のフライトシムだけでなく、対応していればレースシム等にも使えるだろう。
ロジクール(Logicool)
マルチ計器液晶パネル シミュレーション コントローラー G-PF-INSP
15種類のアナログ計器を表示可能なごっついガチリアルの計器パネル。
表示切り替え式のため、全種同時表示させる場合は当然ながら15個買う必要がある。
お値段、オープンプライス。だいたい2万円以上が相場っぽい。
フライトスイッチパネル
アナログ単発機体用のスイッチングパネルセット。スイッチ13個、始動キー1個、ランディングギアレバー1つが合体したパネル。
お値段、13,893円(税込)
オートパイロットコントローラ
一般的なオートパイロットボタン8種とフラップ上下スイッチ、オートスロットルARMスイッチ、ピッチトリムダイヤルがセットになったパネル。
お値段、20,625円(税込)
サイテック(Saitek)
Saitek Pro Flight Simulator Cockpit Shell
ガチもんの軽飛行機用アナログ計器盤セット。
専用のパネルとして:
- Saitek Pro Flight Radio Panel
- Saitek Pro Flight Multi Panel
- Saitek Pro Flight Switch Panel
- Saitek Pro Flight Backlit Information Panel
が用意されていて、10種類のアナログ計器と3種類の無線系機器、モニターパネル1つを組み込むことができる。
お値段、26万7840円(税込)。
Saitek コマーシャルパイロットセット / MC-YO-RP-SW-RA-MU-6IN
大型旅客機用として
- ディスプレイ付きフライトヨーク
- アナログ計器6種(MC-INSP-6PK:79,920円(税込))
- 3軸スロットルレバー
- ラダーペダル
- 無線パネル3種
がセットになった操縦座席キット。
お値段、139,482円(税込)。
エイムス(AIMS)
エイムスバイパーウィングシミュレーター
ガチ本物サイズ(最大全長2.2m、全幅1.39m、全高1.53m)の戦闘機操縦座席の前方の巨大曲面スクリーンへ映像投射して本物レベルの視界を楽しむことができる。
F-16ファイティングファルコン、F/A-18スーパーホーネット、F-35ライトニングIIの3種類座席ラインナップが用意されている。
公式サイト内にお値段表示がないというか、恐らく受注生産またはレンタルリース品。
勇気ある購入者の方は、是非ともお値段を加筆されて下さい。
残念ながら、筆者が確認した2020年12月時点ではMSFS2020にはまだ対応していないようだが、日本の会社なので営業担当者と相談次第で対応が実現する可能性はあるだろう。
VR Insight
MCP Combo II
FCU(Flight Control Unit、旅客機の計器用ディスプレイの上についているアレ)を再現したもの。エアバス用とボーイング用がある。
オートパイロット関連の操作だけでなく、ラジオ周りもついている。
CPflight製のようなリアルさはないものの、ロータリーエンコーダーはプッシュ付きで、APモードの切り替えなどもできる模様。
お値段は日本円で40000円弱。
有志のツールにより、完全ではないもののMSFSでも一応動くようになっているらしい。
https://www.avsim.com/forums/topic/583434-new-linda-403-beta-msfs-2020-compatible-6-sep-2020/
MIDIコントローラー
フライトシム用のコントローラーではなくMIDI音源のコントローラーだが、 Axis and Ohs や SPAD.neXtといったアプリと組み合わせることでコントローラーとして使える(ものがある)。
ロータリーエンコーダー(ぐるぐる回すつまみ)とボタンがあるMIDI対応機器なら使える可能性が高いが自己責任で。
概ねどの機器もロータリーエンコーダーやボタンが多数ついているため、機能を割り当てられるボタンに困らなくなる。オートパイロットを外部デバイスに割り当てたい向きには一考の価値がある。
なお、エンコーダーは上限下限で止まらないタイプのほうが使いやすい。
フライトシム専用の機器にくらべてかなり安価にオートパイロット関連操作(+α)を外部デバイスで実現できるが、欠点としては
- 別途アプリの費用が発生する(Axis and Ohsで16.5EUR, SPAD.neXtで24.99EUR程度 / どちらも事前評価可能)
- 専用デバイスに比べてコックピットの雰囲気は皆無
- 機体毎にそれぞれ設定が必要で、設定についてはflightsim.toなどでも色々と公開されているが試行錯誤が必要なことが多い。ある程度情報を調べられる人向け。
ベリンガー X-touch mini
ロータリーエンコーダーが8つにボタンが16個、さらにロータリーエンコーダーにプッシュがついているので合計で24個の物理ボタン、A,Bのモードを切り替えられるのでx2で都合16個のロータリーエンコーダーと48個のボタンに機能を割り当て可能。
オートパイロット関連の機能を片っ端から割り当てても余裕でお釣りが来る。
ロータリーエンコーダーは止まらないタイプ。360度旋回も問題なし。
ボタンにはLEDがありアプリ側の設定で光らせることも可能なので、APエンゲージしたらボタンが点灯とかも(頑張れば)できる。
お値段は2022年8月頭時点でAmazonで2万円少々。楽天で12,000~21,000あたり。円安の影響かここのところ値上がりが激しい。
公式サイト
手元の機体だとSPAD.neXtとの組み合わせでAsoboのG1000, G3000, Working-TileのG1000Nxi, Fenix A320のオートパイロットあたりは概ね使えています。
その他
フライトシミュレーターの歴史はWindows95「以前」からあること、30年以上前はパソコン1台の価格が50万円を超えることも珍しくなかった時期ですらフライトシミュレーターが存在したこともあって『 年季の入ったフライトシマーは価値観がぶっ壊れている 』ことが多いこともあり、そのような廃人向け製品はお値段が天井知らずになっています*1。