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Outputを変更する
Outputコンポーネントを導入して、出力方法を変えて遊んでみましょう。
DSPと同じで、“音質を上げる”という物ではありません。
DSPは音を加工する事が目的でしたが、Outputコンポーネントは出力経路を変更するものです。
通常は、OSによって音が処理されてスピーカーやヘッドホンから音が出力されます。
これは良くも悪くもOSによって手が加えられた音です。
これの経路をバイパスして出来る限り元の状態のまま音を出力したり、他のアプリ等に邪魔されずに優先して処理する事が可能です。
こういった目的の方達がOutput方法変更を利用しているようです。
再生する音楽データの状態が良ければ違いを実感する事ができますが、元々音質が悪いものはどうにもできません。
WaveやFlacなどであれば分かりやすいです。mp3であっても320kbpsなど高ビットレートであれば恩恵が受けられるかも知れません。
あくまでも音の出力経路を変える行為であって、音質を上げる行為ではありません。
ASIO -あじお-
ASIOドライバーによって音を出力する方法。
ASIO対応サウンドカード等を搭載している必要がありますが、非対応環境でも擬似的にASIO出力を可能にさせるアプリケーションもあります。
- 参考
- ASIO output
- ASIO非対応環境
- ASIO4ALL ASIO出力を可能にするアプリケーション
解説
設定1
Preferences→Playback→OutputASIO Virtual Devides
Add Newで設定画面が出てくるので、Driver欄で使用するASIOドライバーを選択します。
Configureでbit数の設定ができます。
再生環境が2.0chであればこれでOKです。更に設定が必要な場合はここで済ませておきましょう。
設定が終わったらOKを押してfoobar2000を再起動して下さい。
設定2
設定のOutputに戻りOutput Device欄で先程設定した項目名を選択し、ASIOで始まる項目を選択します。
これでASIO出力ができるようになりました。
使用するASIOドライバーによって項目名は違うので注意をして下さい。
Kernel Streaming
ASIOは環境によっては、使用出来なかったり定期的なノイズが入ったりする場合がありますがこちらはその問題は少ないと言われています。
しかしfoobar2000で再生中は、他アプリケーションが出そうとする音は全てカットされてしまうので注意が必要です。
設定
Output Deviceの中からKSで始まるものを選択し、Output Formatで処理する際のbit数を選択します。
最後に
お疲れ様でした。
今回はちょっと難しいと感じる人もいたのではないでしょうか。
私は最初音がでなくなったりと、仕組みを理解していない事からくる問題に混乱しました。
環境によってこれらを使用しても、違いが全くわからない場合もあります。
また、音自体はクリアに聞こえるようになっても雑音が入ってしまう場合もあります。
そんな時は、PCに無駄な処理はさせず初期状態に戻す事が一番の解決策です。
色々試して、自分が気に入ったものを使うといいでしょう。
実際に聴く自分が気に入ったものが一番いい音なんですから。
投票ありがとうございます。
(ここまで)