AARパーツ考察/PACを使ってみよう/PACを調整する

Last-modified: 2017-05-05 (金) 01:58:06

編集時Ver1.966

GUIを開く

設定を行うためにはGUIを開いて数値を入力する必要があります。
PACのGUIはコアパーツとそこに接続された各種パーツ、どこからでもQキーで開けます。

 

GUIの見方

GUIを開くとこのような画面が表示されます。
2017-01-23_01 28 34.jpg

 

右下に選択しているPACのステータスが表示されています。
2017-01-23_01 28 34_01.jpg

 
  • Horizontal focus power
    横方向のフォーカス値。
    左右方向から軌道が曲がるのを抑える強さ。
    強いほど横方向に反れにくくなる。
     
     
  • Vertical focus power
    縦方向のフォーカス値。
    上下方向から軌道が曲がるのを抑える強さ。
    強いほど縦方向に反れにくくなる。
     
     
  • Time between shots
    現在の発射間隔。
    X秒毎に発射する。
     
     
  • Energy Use
    1発に使われるバッテリーの電力量。
    ポート毎に独立しており、各ポートの数値の合計がこのPACの瞬間最大消費電力量である。
    レンズ方式のポートは1本分の数値なので、実際に消費されるのは2本分、つまり表記の2倍となるので、消費電力を計算する際は注意。
     
     
  • Range
    最大射程距離。
    通常使用する構築ではこんな距離まで狙うことはないので気にしなくてもよい。
    ここに到達する頃には威力は2%まで落ち込んでいる。
     
     
  • Initial Damage
    発射直後の威力。
    減衰する前の最大威力。
    威力は各ポート毎に独立している。
    レンズ方式は粒子1本分の威力が表示されている。この威力の粒子が2本発射される。
     
    コアパーツから発射される粒子はこれらの合計ではなく、ポートに接続されたターミネーター方式及びインプットポート方式の数だけ同時に発射される。
     
     
  • Attenuation 1 per km
    距離1km進んだ際の減衰率。
     
    計算式はこの数値がXの時
    e^(-X)
    X=0.5の時1km進んだ際のInitial Damageは61%まで減衰する。
     
    減衰量はParticle Cannon構築に表があるので必要な方はそちらを参照のこと。
     

設定する

2017-01-23_01 28 34_0.jpg
GUI右上にあるスライダーで数値を変えることでPACの性能を決めていきます。
スライダーの右に直接数値を入力しても構いません。

 

設定項目

  • Horizontal -> Vertical focus
    縦横のフォーカス値をトレードする。
    正直あまり触れる必要はないところ。
    2017-01-23_03 07 07_0.jpg 2017-01-23_03 07 12_0.jpg
     
    艦側面を狙う場合は横長であることが多いのでVertical focus powerを若干上げて縦を抑えることで若干当たりやすくなるかも。
     
     
  • Damage and attenuation
    威力と減衰率をトレードする。
    数値を減らすと減衰が緩やかになり威力が低下。最大射程距離が伸びる。
    数値を増やすと減衰が激しくなり威力が上昇。最大射程距離が短くなる。
    2017-01-23_03 07 18_0.jpg 2017-01-23_03 07 23_0.jpg
     
    目標距離の逆数をとったときに最大効率となる。
    目標距離が1.5kmの時
    1/1.5=0.75
    となる。
    想定交戦距離に合わせて調整しよう。
     
     
  • Field of fire
    最大発射角の設定。
    3.0~30.0°の範囲で設定する事ができる。
     
    発射角が射界の中心からズレているほど屈折しやすくなるので、2軸ターレットを使用する場合は小さく設定する事が多い。
    1軸ターレットの場合は対空、対潜攻撃を行うのであれば最大に設定しておこう。
     
  • Efficient -> Overclock
    使用電力の設定。
    数値は威力の倍率となっているので注意。
    2017-01-23_03 07 32_0.jpg 2017-01-23_03 07 35_0.jpg
     
    威力を2倍にするには4倍の電力が必要になる。
    威力を半分にすると、消費電力は1/4になる。
     
    電力効率はチューブを伸ばす方が良いため、チューブの長さやDamage and attenuation、Damage & Inaccuracyで調整した上で触るほうが良い。
     
     
  • Damage & Inaccuracy
    威力とフォーカス値をトレードする。
    想定交戦距離や想定攻撃対象の大きさに応じて要調整。
    2017-01-23_03 07 51_0.jpg 2017-01-23_03 07 58_0.jpg
     
    フォーカス値はPACを調整する上で非常に重要なファクターであり、最も調整に気を使う部分。
     
     
  • Charge time
    発射間隔を決める。
    時間を伸ばすと威力と消費電力、フォーカス値が正比例で増加する。
    2017-01-23_03 08 22_0.jpg 2017-01-23_03 08 30_0.jpg
     
    威力とフォーカス値が効率良く伸びるので、ある程度の長さはあったほうが調整しやすい。
     
    時間を伸ばしても発射回数が少なくなるため、単位時間辺りの威力と消費電力は変わらない。
    瞬間消費電力量は増加するため、要求する最低バッテリー容量は大きくなる。
     
    フォーカス値が上がるので、長いほうがメリットが大きく見える。
    しかしながらじっくり狙って撃つか、手数で当てるかの違いなので、適切な距離においてはそう変わらないと感じる。
    距離が離れるほどフォーカス値がものを言うので、交戦距離が遠いならば長いほうが安定する。
     
     
  • 攻撃タイプ
    PACの弾種は4種類あります。
    2017-01-23_01 52 43.jpg
     
    各攻撃タイプのサンプル画像は判りやすくするために威力を高めに設定しています。
    • Piercing
      貫通モード。
      徹甲弾のように軌道上のブロックを撃ち抜く。
      2017-01-23_01 38 55.jpg
       
      威力をどれだけ上げても10枚までしか貫通できないので、ある程度の威力以上は無駄になってしまう。
      なお、空間を挟んでも貫通枚数に影響はないので、
       
      鉄鉄鉄□□鉄鉄□□鉄鉄鉄□鉄鉄
       
      等の装甲も威力が十分であれば10枚抜くまではダメージ判定は消えない。
       
      想定交戦距離や想定攻撃対象の構成に合わせて威力を調整しよう。
      性質上精度が重要なので、フォーカス値を高く調整すると良い。
       
       
    • Explosive Shock
      爆発モード。
      榴弾のように着弾点で爆発を起こす。
      2017-01-23_01 37 12.jpg
       
      通常の爆発ダメージを与えるものなので、他の爆発弾頭弾と同じくACの影響が強く出る。
      具体的には、かなり威力を上げないと鉄複合装甲に苦戦する。
       
      あえてPACで使う意味はないので他のモードをおすすめせざるを得ないのが現状である。
       
       
    • EMP
      EMPモード。
      大口径CRAMの如く規格外のEMPを流す。
      2017-01-23_01 40 21.jpg
      2017-01-23_01 43 35.jpg
      2017-01-23_01 43 48.jpg
       
      PACの攻撃モードの中では最も扱いやすく、単純に強力。
      CRAMと比べると連射速度と弾速に優れ、防御不能であるなど非常に優秀。
       
      PAC基準の低威力でも十分な仕事をこなすので、副砲や小型ビークルの主兵装として有用。
      とりあえずこれにしておけば大丈夫なくらい使い勝手が良い。
      小型の砲でもEMP対策の甘いビークルならば数秒でAIを焼き切ることが可能。
       
      EMP対策で無力化される場合がある。
      しかしながら威力が桁違いなので、中途半端な知識での半端な対策だとゴリ押しできてしまうことも。
       
       
    • Impact
      インパクトモード。
      着弾点に衝撃ダメージを与える。
      2017-01-23_01 44 52.jpg
      2017-01-23_01 45 13.jpg
       
      着弾点から衝撃が広がり、広い範囲にダメージを与えられる。
      着弾したブロックから繋がったブロックへとダメージが伝播する。
      繋がったブロックにしか伝播しないので、小さな塊に着弾すると威力が十分に活かせない。
       
      繋がったブロックにダメージが伝播するので装甲を削るのに向いている。
      威力が高い方が成果が出しやすいので、無暗に精度を上げるよりは威力を高めに設定する方が使いやすい。
      衝撃ダメージなのでラバーブロックに無効化される。
     

設定例

  • 大型艦の副砲(一軸ターレット)
    想定交戦距離1.5km
    2017-01-23_02 31 58.jpg
     
    想定交戦距離が1.5kmなので、Damage and attenuationを最大威力が見込める逆数の0.75に設定。
    一軸ターレットなので上下に射角をとるためにField of fireは最大。
    副砲なので威力と消費電力は控えめ。
    交戦距離がに合わせてフォーカス値は高め。
    小回りが利くように発射間隔を3秒、EMPモードに設定。
    威力を維持して構築の自由度が高いターミネーター方式で構築。
     
     
  • 中型艦の主砲(一軸ターレット)
    想定交戦距離2.0km
    2017-01-23_02 33 36.jpg
     
    想定交戦距離が2.0kmなので、Damage and attenuationを最大威力が見込める逆数の0.50に設定。
    一軸ターレットなので上下に射角をとるためにField of fireは最大。
    主砲なので威力と消費電力は高め。
    交戦距離に合わせてフォーカス値をかなり高め。
    威力を上げるために発射間隔は10秒、装甲を削るためにインパクトモードに設定。
    威力を上げやすいインプットポート方式で構築。
     

覚えるのが大変そうに見えるかもしれませんが、手順自体は多くはありません。
左右どちらかに極端に設定にしたものを試射してみると理解が速いかもしれません。
このページで使ったPAC実験場はWSにあるので良かったらどうぞ。
http://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=810738347

 

次はビークルに搭載しての運用の仕方を説明します。
PACを運用する

コメント

  • Damage and attenuationも項目ですが1.5の逆数は0.66だと思うのですが・・・ -- 第一砲塔? 2017-05-05 (金) 01:58:06