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目次
- 原初の時代(シュバランケ出現以前)出身
- 英雄の時代(魔神戦争末期以降 2000年前~500年前)出身
- カーンルイア滅亡・大災害時代(500年前~数百年前)出身
- 人間の時代(数百年前~現代)出身
- 「竜」
- 時期不明
ナタ
『争いの規律は生きとし生けるものの中に刻まれ、敗者は戦火の灰に、勝者は再び燃え盛る。
戦争の神がこの秘密を旅人に教えたのは、相応の理由があるからだ。』
テイワット西部に属する炎神が治める国。スメール教令院から見て砂漠の更に向こう側に位置する。
他国のような中央集権制を敷いておらず、中心となる都市が存在しない。代わりに6つの諸部族が発達しており、それぞれ竜と共生しつつ「帰火聖夜の巡礼」を通して互いに切磋琢磨している。
理由は不明だが地脈の影響が薄く、代わりに夜神の国という非物質で実体を持たない「概念」が流れる川とも形容される、意識空間または精神世界に近い場所が存在し、ここに大霊や古名といったシステムが代替を担っている。また、ナタ人はナタから出ると大霊の加護をナタにいるときと同程度に受けることができなくなり、記憶や感情に影響が出るという。
そのせいもあってか土着の魔神がおらず、カーンルイア滅亡に連なる500年前に七国を襲った漆黒の災厄では炎神を含め人間勢力のみで対抗せざるを得ず、辛うじて災厄を鎮めるも甚大な被害を受け、諸部族は一度壊滅した。その後、繁栄を遂げるほどに復興こそするものの、その間もアビスの脅威に晒され続けており、現代でもアビスとの戦争を余儀なくされている。
上記のような事情もありナタ人がナタを離れることは非常に少ない*1。一方で鎖国期の稲妻のような閉鎖性はなく、他国の旅行者も歓迎し、平時には束の間の平和と言わんばかりに「帰火聖夜の巡礼」に向けた修行に励みつつも各部族での日常を謳歌している。
なおナタ人の言う「アビス」は「アビス教団」設立以前から存在する、テイワットの禁忌たる「漆黒の力」のもので、教団とは直接は無関係*2。理由は不明だが、アビス教団自体もナタではほとんど活動していない。
原初の時代(シュバランケ出現以前)出身
炎龍と関係者
- シウコアトル(炎龍)
- ナタの元素龍。聖山に存在した源火から生まれ、眷属となる他の龍を生み出した。源火の力により、全ての光と熱、そして知恵*3を掌握している。
「原初のあのお方」との戦いに敗北し、溶岩の中で凍結させられたことで仮死状態に陥ったが、アビスの力を手に入れた龍王ニーベルンゲンが復讐の大戦(葬火の戦い)を始めたことでアビスの呼びかけによって仮死状態から復活した。
しかしこの時はアビスの影響のまま動いていただけで意識レベルでは復活できておらず、大戦が終結した後で意識を取り戻すことになる。
意識を取り戻した彼はアビスで荒廃したナタの地を目の当たりにし、さらに断続的に仮死状態を繰り返すうえアビス蔓延の温床となっている自らに危機感を覚え、王の責務を果たすべく対アビスへの決定打となるよう、ナタの全てを燃素として再構築する「ウィツィロポチトリ」の建造を始める。
しかしこのあまりに壮大かつ不可逆の変化をもたらす計画は弟のククルカンからも恐怖されることとなる。
さらに「ウィツィロポチトリ」の制御中枢とするため自らの瞳の一つを改造。この部位が唯一の弱点となった。その後シュバランケにその弱点を突かれ相打ちになるが、シュバランケはシウコアトルの心臓から復活。
炎の大権はシュバランケに譲渡されることになった。- 名前について
シウコアトル(Xiuhcoatl)はアステカの宗教において神話上の蛇である。また古典ナワトル語で「ターコイズの蛇」を意味し、象徴的・説明的には「火の蛇」とも訳される。
- 名前について
- ククルカン(ワシャクラフン・ウバ・カン、盗炎の賢者、賢龍)
- シウコアトルは源火から生まれ、その後源火を材料に他の龍を作っていったが、最初に作り出した1体に対してはただ源火を材料にするだけではなく作り出した後に源火を与え直した。
そして源火を分け持つことによりこの龍はシウコアトルの弟と見なされることになった。この「シウコアトルの弟」がククルカンである。
また人間に対し龍が独占していた燃素とその利用方法を分け与えたため、ナタの人間からは「盗炎の賢者 ワシャクラフン・ウバ・カン」とも呼ばれる。葬火の戦いがニーベルンゲンの敗北に終わった後、シウコアトルはアビスの影響を排するための手段として龍含め全ての生物・物質を燃素へと変化させる「ウィツィロポチトリ」を建造するが、ククルカンは肉体を捨てるがゆえに「進化」の道も閉ざしてしまうこの策に恐怖を感じるようになる。
また彼以外の龍族はシウコアトルの方針を拒むことができず、シウコアトルが仮死状態になる間もアビス対策を始め独自の道の模索は何もできず、種全体レベルで停滞状態に陥っていた。
この状況を打開するため、ククルカンは未来に進む意志を強く見せていた人間という種に目を付けた。
手始めに人間に燃素を分け与え、そして人間と龍の魂を掛け合わせた「人の姿をした龍」である息子オチカンを作り出した。さらにシュバランケとも一定の協力関係を結ぶ。
そしてシュバランケが神となり、その後オチカンが人と龍を統べる王に、そしてその統治下で人と龍が一つの種族となることで肉体を捨てることなくアビスへの対抗策を模索していけるようになる……という計画だった。
しかしオチカンはシュバランケに心酔しすぎており、さらに龍を激しく憎むあまり暴君となって討伐される最期を迎え、そしてオチカン亡き後の人間も、結局部族をまとめ上げて国を作ろうとするような者は現れず、アビスへの対抗も神の力に頼り切っている始末という、かつての同族を彷彿とさせる状況になっていた。
人間を信じ希望を託すという過去の判断に対する自信が揺らぎつつあり、さらに「ウィツィロポチトリ」の起動を永遠に先延ばしすることもできない状況*4にも焦りを抱いたククルカンはある決断を下す。
それは自分たちではなく今を生きる龍(竜ではない)に、「人間を選ぶべきか『ウィツィロポチトリ』を選ぶべきか」を判断してもらうということだった。
そのため龍の血脈を持つ者であることを示す「焔の主の祝福」の所持者の誕生確率を高める措置を行い、自らの姿を自由に変える術*5を駆使して祝福の持ち主を聖山に導くことを繰り返していた。結局、「ウィツィロポチトリ」の前に辿り着いた「ちび」は源火のもたらす膨大な知識に翻弄されながらも旅人やパイモンと過ごした日々を忘れておらず、ククルカンの制止もはねのけて「ウィツィロポチトリ」を停止させることを選んだ。*6
「龍による決断」が下され、自分の計画が完遂されたことを見届けたククルカンはこれまでの行いを振り返り、祝福の持ち主となった竜を聖都で育てず人間のもとに送り込んで人間と共に育つよう仕向けたのは結局、「人と長く過ごした竜」が自分やオチカンと同じように考えるようになり、この判断を行ってくれることを期待していたからだと悟る*7。
そしてすでに自らも燃素生命体となっていた彼は聖都のエネルギー枯渇と共に消滅し、その長い生を終えた。- 名前について
マヤ神話に登場する蛇神ククルカンが元ネタ。「ワシャクラフン・ウバ・カン」という名も、ククルカンの別名「Waxaklahun Ubah kan」が元になっている。
ククルカンは、アステカ神話の羽毛を持つ蛇ケツァルコアトルと同一視されており、チチェン・イツァーのピラミッドでは春分・秋分に影となって現れることでも有名である。
- 名前について
- チャアク
- ククルカンが最初に燃素を授けた人間。聡明で勇敢な人物だったとされている。
燃素の使い方を他者、部族の同胞だけでなく外部からの来訪者も含めて気前よく共有し、龍に一方的に支配され原始的な生活を送るナタの人類が文明を築く礎を作った。
彼と仲間たちは燃素の力を上手く使いながら協力して悪龍を倒し、最初の部族を興した。
晩年、年月が経ち仲間が皆亡くなり独りになると、夜神の国での仲間との再会を望んで山の頂上に源火を灯し、そこに身を投じて人生の終わりを迎えた。
この時、彼の魂を核として夜神の国に最初の大霊が生まれることとなった。
後年に燃素による力を利用して龍への反乱を起こす人間の勢力が現れるようになるが、その中には「チャアクの継承者」を名乗る一団もいた。- 名前について
チャアク(Chaac)は、マヤ文明の雨と雷の神であり、アステカの神トラロック(Tláloc)に相当する神である。
- 名前について
- イレール
- 本名は「イ・クェクシ・ツボロン・ク・レール」(イレールはパイモンがつけたあだ名)
2000年前シウコアトル存命時代に領主を務めていた13の聖龍の1体であり、第9位「終末の叙事者」という肩書を持つ。「~ですわ」といったやや尊大な女性らしい口調で話す。
領地は七重燃火の地(チチェンウトゥ)だったが、何らかの要因で人間と龍族が雌雄を決することになったトゥランの決戦には参加せず、地下の彫像の中に留まっていた。
オチカンがチチェンウトゥの地を人間の住む都市へ改造する中途で都市地下の水路を発見し、その奥地でイレールを発見。イレールはオチカンの中にあるシウコアトルの血を感じ取り、彼に敬意を見せていたが、龍族を憎むオチカンはイレールを再度地下へ封印し、都市を制御する「統率の心」の制御権を奪った。
その後オシカ・ナタが滅び去っても現代まで封印されたまま、あと数十年で自身の意識も完全に消えようかという所で旅人が現れた。
彫像に囚われたままの死をよしとしなかった彼女は自身の記憶がすべて記録された心臓を旅人に託し、その命を終えた。
なお、トゥラン大火山にある聖都トゥランの審議の庭には彼女が出席した会議の記録も残っている。彼女の会話の中で「聖龍」「クフル・アハウ」といった単語が出てくるが、奇しくもキィニチと共にいる存在は「偉大なる聖龍クフル・アハウ」を自称しており、なにかしらの関係性を思わせる。*8
十三の至高なる領主
古龍の国「ナタランティア」の各地域を治める領主たち。評議会を結成し、重要な政策などは合議により実行していた。
また、キィニチと共に行動している「クフル・アハウ」はこの中の誰かと同一人物と考えられる。
考察:名前について
名前が「ア・」から始まる者は男性、「イ・」から始まる者は女性と思われる。「ク・レール」が立場を表す称号のようなものと思われ、名前の末尾にこれを付けて名乗ることもある。
第八席の手記では第二席を「ヘラリー」、第三席を「ケモネル」、第四席を「アワハ」と呼んでいるため、性別を表す「ア・」「イ・」の直後の部分が人間でいうファーストネームに当たると考えられる。
(これらの観点からすると、第九席の名前をパイモンが略した「イレール」は彼女の本来の名前部分を完全にカットしたものになってしまっている)
考察:身体について
魔神任務の描写から、各領主の本体は秘源コアに格納されたAI的な存在と思われるが、身体は乗り換え可能で、龍像や秘源装置以外にも生物的な肉体を用意して載せ替えながら生活を送っていたと考えるのが自然と思われる。
(根拠としては、第七席死亡時の記録で「肺を刺されて息ができない」という発言をしていることや、第十席は薬を飲まされて力を失ったことなどが挙げられる)
- 第一席*9:「勇者」ア・ニマラージ・チュカブ・ハン
- 力を貴ぶ龍の中でも特に武人然とした気質の持ち主。燃素を手に入れてから力を伸ばす人類、特にシュバランケを高く評価していた。
ククルカンから龍が種として停滞していると聞いていたものの懐疑的だったが、シュバランケ率いる人間軍が聖都トゥランに攻め込んできた際にその正しさを認めた。
そして一目置く戦士であるシュバランケとの真っ向勝負に臨み、打ち倒された。
- 第二席:「宝玉の少女」イ・ヘラリー・クアルカ
- 気位が高く、第一席と同じく力を貴ぶ龍の原則に忠実な傾向がある。異名の通り、非常に高い鉱石加工の技術を有している。
第八席イ・カコツィ・イキスマルワシャ処刑の審議において賛成票を投じたが、本気で第八席が裏切っていると思ってはおらず、裏切りの嫌疑をかけられる原因となった第八席のわずかな「堕落」が処刑の理由に相応しいと判断していた*10。
第八席曰く「ひねくれた性格」で、第八席が娘のための弓作成を依頼した時、長々と第八席を非難しながらきっぱり断ったにもかかわらずしばらく後には弓を送ってきており、さらにその弓には第二席が大切にしている宝石*11が使われていたほどだった。
ツンデレというやつだろうか。
- 第三席:「秘を紡ぐ者」イ・ケモネル・ハシャテム
- 聖山に残っている全ての審議記録で棄権している。
下級の龍であるヴィシャップの一部が人間に飼いならされ、殺戮の道具として使われていることに心を痛めており、人間の「娘」を持つ以前の第八席と協力し、肉体を捨てて永遠に美しい夢の世界で彼らを匿う「シバルバー計画」を立てていた。
- 第四席:「凡ゆる運命の隠者」ア・アワハ・クムルカン
- ある時期からほとんど審議に参加しなくなっていた。
第2位イ・ヘラリー・クアルカからは「崖の上の孤城にこもって無駄な燃素化研究に没頭している欲まみれの老いぼれ」とまで言われていた。
第八席が残した手記によると、人間が反乱を起こした際は怒り心頭に達していたが、反乱を起こしたこと自体ではなく燃素の扱い方が拙劣であったことが不満だったらしい。
そして怒り心頭に達したにもかかわらず、第八席からケネパベリーを提供されるとあっさりなだめられている。
- 第五席:「苦泉の賜生者」ア・カスタヒバル・チャマホ
- エクプリニクの監督者。領主の中でも特に人間に対する蔑視が強く、「人間の集落に対する無害化処理」(=間引き)を提案するなどしていた。この提案は審議の結果否決された。
後に聖都での戦いに敗れ命を落とすが、その際もこの提案が否決されたことを悔いていた。
- 第六席:「雷霆のごとく怒りが大地を揺るがす者」ア・ティニニク・オヨワルワ
- 聖都の戦いが始まるより前に死亡。人間と戦いになり首を射られたらしい。
アホブに討たれた「太陽の神を自称する龍」は彼のことと思われる。
- 第七席:「森に降り注ぐ毒雨」ア・コホシク・カムカバル
- 聖都の戦いで人間軍の兵士に肺を刺されて死亡。
異名の通りの毒使いであったようで、人間の兵がどれだけ皮膚を毒で焼かれ、同胞が命を落としても攻め手を緩めず、その目に戦意を宿し続けたことに驚嘆していた。
- 第八席:「花燭と矢羽根の司祭」イ・カコツィ・イキスマルワシャ
- 現在花翼の集が存在する地域を管理していた領主。
人類の反乱が頻発する状況に対して根本的な解決策を模索する中で人間に対する関心を強めていき、最終的には一人の人間の少女に目をかけ「娘」として育て上げるようになり、龍の技術で作られた長弓を与えて送り出した。
「娘」は旅の中でナタランティアから追放された龍の面倒を見たりシュバランケに手を貸していたため、「母」である彼女に裏切りの嫌疑がかけられ、評議会の合議により処刑された。
娘の行動の影響で処刑されることになったわけだが、これについては力を貴ぶ龍の領主として「娘が成長して力を付け、自分の道を選び進んでいるだけでしかない。娘の当然の権利である」と考えており、むしろ娘を力で排除できず不満を訴えるしかできない他の領主の弱さに対して不快感を示していた。*12
この「娘」は花翼の集の始祖となったリアンカである。
- 第九席:「終末の叙事者」イ・クェクシ・ツボロン
- チチェンウトゥの領主。詳細は上記「イレール」の項目を参照。
- 第十席:「不滅なる孤高の翼」ア・イムチ・パクラフン
- 聖都の戦いが始まるより前に死亡。人間が作った偽物の宝玉を第二席イ・ヘラリー・クアルカの物だと騙され、岩に埋められたらしい。第二席からは呆れられていた。
イキが用意した偽の宝玉に騙され、さらに傷を癒やす秘薬と言われて力を奪われる薬を飲まされたあげく生き埋めにされた龍は彼のことと思われる。
- 第十一席:「曙光の鏡」イ・ラクラプフ・チュイブルク
- 人間側の記録では、最も傲慢で人間を敵視した領主だったと伝えられている。
実際、審議の庭の記録でも第十二席に対してかなり口の悪い発言をし、第十二席から「一生地べたを這うしかないトカゲ*13の『キュー』という鳴き声でさえ、貴方の言葉より美しい」などと嫌味で返されている。
その後人間との戦争に敗れ、死は免れたものの領土を失い、秘源デバイスに身をやつして放浪の身となる。
そして領主としての存在価値を否定された状況に多大なショックを受け混乱した結果、二つの人格に分裂を起こした。
シウコアトルが霜月を訪問した際に同行したことがある。- 「領主」
- 主人格。基本的には元の第十一席と同じ性格をしている。
「矛盾」を拒絶し排除するため、第八席処刑時に使用したものと同じ呪いをかけ、精神を弱体化させて主導権を握った。
さらに排除を完全なものとするために第八席の領地にあったシバルバー計画の設備を使って「矛盾」を封印することを思い立ち、領地を管理するリアンカに交渉を持ち掛けた。
リアンカに対しては「『矛盾』のほうが第十一席の人格を色濃く残しており人類にとって危険だ」と騙そうとし、「矛盾」をハンターシーカーの機体に隔離するまでは上手くいったものの、実は早々に嘘を見抜かれており逆に第八席の領地の設備に閉じ込められることとなった。
それから約2000年が経ち、「イネファ」の姿となった「矛盾」がナタに戻ってきたことを察知。2000年かけて権限を奪取した設備とまだ残っている呪いを利用してイネファの体を乗っ取ろうとするが、ナド・クライの生活の記憶から強固な自我を確立させたイネファ自身によって阻止される。
最後の悪あがきに秘源デバイスの身体で襲い掛かるが、月の輪を手に入れたイネファと旅人によって撃破された。 - 「矛盾」
- 「帰る場所*14」の再確保を最重要目的とする人格。
この要素以外には第十一席の元の人格から受け継いだ要素が見られず、本来不倶戴天の敵と見ているはずの人類に対して融和的・友好的な態度をとることも特に嫌厭しない。
リアンカに救われた後、「領主」から受けた呪いの影響を緩和するため、そして暴君となっていたオチカンから領主の生き残りと見なされ攻撃されるのを避けるためにナタを離れるよう促され旅に出た。
その後の詳細はイネファの項目を参照。
- 第十二席:「泉の如く囁く者」イ・ロクラティコバラ・カラフン
- クムアカラフの監督者。第八席イ・カコツィ・イキスマルワシャの処刑を提案した。猜疑心や陰謀を伴う考えが表れやすい気質のようで、第二席から釘を差されることもあった。
- 第十三席:「砕骨者」ア・クプラヒク・カルフ
夜神の国
初代炎神の誕生より以前の原初の時代、かつての龍と降臨者(天理)の戦いとその後のアビスの侵入によって地脈が大きく破損したナタにおいて、わずかに残った地脈の欠片を統合して再構築された非物質的な領域。
天理の配下の「四つの影」の一柱である「死の執政」ロノヴァの導きのもとに、現在「夜神」と呼ばれる「天の使い」の献身によって構築された。
現在も夜神によって管理されており、死んだナタ人の魂は夜神の国に辿り着き、時を経て再びナタ人として転生する。
後に初代炎神シュバランケが体制を強化し、アビスに対抗するためのルール(反魂の詩と帰火聖夜の巡礼)を作った。
夜神の国にはナタ人が生きる中で残してきた記憶や伝説が蓄積されている。
- 夜神
- 夜神の国を建創し、管理する存在。
ナタ人からは神として崇められ実際に神と呼ぶに相応しい権能を持つが、厳密には神ではなく人類に施すために遣わされた「天の使い」の一人。
「天の使い」は本能や使命として人類のために尽くすように創られており、この想いから夜神と化してナタを維持する存在へと変じた。
その使命感は数千年以上を経た現在でも全く衰えておらず、異邦人である旅人が古名を得る手助けとして聖宵の旅織りを自ら作成して提供するほどだが、
それと同時に数千年にわたる勤めとアビスの影響により消耗が激しく、力が衰えている上に寿命自体が迫る状況となっていた。
また、マーヴィカは計画の仕上げとして夜神に自身の命を捧げる予定だったが、それでもせいぜい200年程度しか引き延ばせず焼け石に水として消極的な態度を取っていた。
しかし「隊長」からの一石二鳥ともとれる交渉*15を持ち掛けられたことで態度を変え、「隊長」から不死の命を捧げられ一気に活力を取り戻した。
人類のためになると考えれば「天理」や「四執政」の方針すら無視する傾向が見られ、アビス教団のリーダーである旅人の片割れからの相談にも拒絶することなく応えている。- 名前について
夜神の英名(Yohualtecuhtin)はナワトル語で、「夜の主たち」を意味し、9夜を1周期とする夜ごとに、それぞれ一夜を司る神々である。それぞれの「夜の主」はそれぞれ異なる予兆を象徴しており、その予兆は夜の主が司る夜に対応している。
原神における夜神はこの夜の主たちの中ではテスカトリポカ(Tezcatlipoca)に類似しており、この神は大地、黒耀石、戦争や争いなどと強く結びついている。
- 名前について
- 大霊
- ナタを支える夜神の国に由来する存在。
ナタの物語ではナタに実在した過去の偉人たちが夜神の国で姿を変えたものと言われている。
ナタ人と大霊は互いに寄り添わなければ生きていくことができない。
また大霊の加護はナタ人だけではなく、他国からの訪問者も含めたナタにいる者すべてに与えられる。- 名前について
大霊の英名(Wayob)は、マヤ語で「眠る」を意味する(way)に由来する語で、ユカテコ語では、眠っている間に動物へ姿を変えて人に害を及ぼす者を指す。Wayobはwayの複数形にあたる。
- 名前について
英雄の時代(魔神戦争末期以降 2000年前~500年前)出身
初代炎神の世代
- シュバランケ(初代炎神・始炎の殉葬者)
- 初代炎神。男性。すでに死亡している。「太陽のように眩しく、曙光のように暖かな王」とされる人格者であった。
彼以降の炎神は魔神ではなく人間で、彼が定めたルールにより決闘の勝者が炎神となっている。
七神の中にはウェンティやフォカロルスのように後天的に魔神となった者もいるが、今のところ過去の炎神で魔神に昇格した例はないようだ。
なお、予言によると本来のナタでは「獅子のように凶悪で、狐のように狡猾な救世主」が初代炎神となると言われていた。
ナタで前々から語られていた予言を捻じ曲げ唐突に表れた存在であり、シュバランケは降臨者の可能性もある。
死の執政ロノヴァの協力を得てナタのルールを作るとともに、さらに彼女と交渉することでアビスを乗り越えるための力を得た。
最期は短刀で自ら胸を切り裂いて心臓を聖火に捧げ、聖火の中に還っていった。
この時、全ての古名の始まりとなる「指導者」が生まれている。- 魔神名について
マーヴィカのモチーフ武器によると魔神名は「ハボリム」。
炎神は代々このハボリムという名前と共に知識や記憶を継承してきたので、代替わりしても天理のシステム上は同一個体扱いということになっている模様。
この継承システムにより、炎神になった人間は炎神になる前と後では大きく性格が変わり人格自体が別物になってしまう危険性もある。 - 名前について
マヤ神話に登場する神「イシュバランケー(Xbalanque)」から。双子の兄にフンアフプーを持つ。
殺害された父と叔父の仇をとるため協力して冥神並びに冥府シバルバーを滅ぼし、太陽と月になって天に上ったという。
- 魔神名について
- オチカン(蛇王・聖王・聖主)
- シュバランケの従者にして共にシウコアトルを討伐した策士。
ただの人間ではなくククルカンが人間と龍の魂を融合させて作り出した「人の姿をした龍」。
事実上の彼の息子であり、金色の模様が刻まれた顔と縦長の瞳孔、そして「焔の主の祝福」の持ち主。
しかしその出自にもかかわらず竜から奴隷として扱われていたところをシュバランケに助けられ以後絶対の忠誠を誓う。
その経緯から竜を激しく憎んでおり、部族の仲間のために竜の言葉を解読し竜を打ち倒すことで復讐を成していたが、
余りにも強すぎる憎しみは共に戦う仲間からも危険性を指摘されていたようだ。
シュバランケが聖火に自らの命をささげた後、賢者からは人と龍双方の頂点に上る次代の龍王に、シュバランケからは後継者を探す期間の炎神代理となることを期待されたものの
オチカンは激しすぎる龍への憎しみと「シュバランケ以外に炎神の座は相応しくない」との想いからどちらの道も選ばず聖主を自称、禁忌の都「オシカ・ナタ」を建設する。
オチカンは天空の使者が消えた後から続いていた生贄文化の廃止、夜神の国への信仰の禁止などナタの民間の風習を徹底的に破壊したほか、
自身に反対するものや竜と親交を深めようとするものの処刑、竜を鎖で拘束し奴隷とするなど恐怖政治を敷いた。
最終的には夜神の国から戻ってきた赤い瞳の少年とその仲間たちに、オシカ・ナタを攻め落とされオチカンも敗北した。
最期は自らの口から吐き出した金色の炎に吞み込まれ、魂は漆黒の泥沼に沈んだという。王としての事績
上記は外部から見たオチカンの行動であり、その行動の背後にはもう少し細かい経緯がある。オシカ・ナタを建設した後、その地下に古龍の都である「統律の心」の遺跡を発見、
人の世を盤石なものとするため、そこに眠る龍のテクノロジーである秘源装置の掌握を目指して発掘を行った。
しかし、秘源装置を制御する聖龍の彫像は古龍の血脈を引く自分の指示しか聞かず、「人類の力」とするには程遠い状況であった。
そこで、古龍の血脈さえあれば彫像を介さず装置を制御できることに目を付け、自分の精神を「龍のオチカン」「人のオチカン」の2つに分割、
さらに「龍のオチカン」の精神が人の奴隷として振舞うよう調整することで、自分が死んだ後も「統律の心」に封印された「龍のオチカン」の精神を経由して人が秘源装置を利用できる体制を作り出した。
そして盗炎の賢者とシュバランケが万一のために用意していた「ウィツィロポチトリ」*16を封じるため、その鍵となる通牒の金盤の一つを天蛇の船に封印した。
しかしこのような試行錯誤の一方、「統律の心」発掘作業の影響で龍族を蝕んでいたアビスに自分も侵食されてしまう。
そして暴政の果てに赤い瞳の少年が率いる反乱軍に敗北することになるが、人としての最期を迎えると共に、
自らを蝕むアビスの影響により「人の未来のため秘源装置を守る」、「『ウィツィロポチトリ』を解放させないため通牒の金盤の封印を守る」、この二つの信念に基づきオシカ・ナタを来訪する人間を食い殺す「アッシュフローの魔龍」と化してしまった。
- ユパンキ
- 古名「廻焔(マリポ)」の起源となった人物。元はオチカンの従者だったが、赤い瞳の少年の一団に加わり、オチカンを倒した。
日本語版では「盗炎者」と翻訳されているが「盗炎の賢者」ワシャクラフン・ウバ・カンとは別人である。*17
100日間、廻焔によって燃やされ続けたという悲惨な最期を迎えている。- 「ユパンキ(Yupanki)」はインカ帝国の皇帝(サパ・インカ)やその一族の名前で、意味は「計理士」。
ユパンキの名を持つ皇帝は複数いるが、最も関連性が高いのは15代皇帝マンク・インカ・ユパンキ(マンク・カパック2世)*18と思われる。
- 「ユパンキ(Yupanki)」はインカ帝国の皇帝(サパ・インカ)やその一族の名前で、意味は「計理士」。
部族の始祖とその関係者
シュバランケによる炎龍討伐に協力し、後に六部族の始まりを築いた者たち。並びにその関係者。
オチカンが王になって龍を迫害する政策を取り始めると、各人の龍に対する意識の違いが表面化し、裏切りや殺し合いを招く結果となった。
- 「太陽」
- 雷霆を操る龍。アホブによって討伐された。
龍の十三の領主の第6位「雷霆のごとく怒りが大地を揺るがす者」ア・ティニニク・オヨワルワではないかと思われる。
- クイール
- 「太陽」の娘(龍?)。星を住処としていたが、ある日地上に落ちてしまい、力の源である星の欠片も散り散りになってしまった。
その後ウククと出会い、彼と共に星の欠片を探す旅を続ける。欠片は見つからなかったもののウククのやさしさに触れ、家族となってクントゥルを授かる。
しかし、プチカの言葉でウククに疑いを持ち問いただすと、ウククが本当に自身を騙していたことを知り、彼と決裂する。
その後は荒れ地に戻ると地上に大きなラクガキを描いて「太陽」に見つけてもらい、天上へと帰還した。
- ウクク
- 熊のように強く寡黙な戦士。星から落ちてきたクイールと共に星の欠片を捜索するが、力を取り戻したクイールと離別したくないがために見つけた星の欠片を隠してしまう。
その後上記にもある通り、一時は家族になるも嘘がバレて決別し、「太陽」の雷霆で失明した。
- プチカ
- ウククの仲が悪い隣人。クイールにウククの悪評を刷り込み、結果的にクイールが真実を知るきっかけを作った。
- クントゥル
- クントゥルの物語の主人公。クイールとウククの息子。
父の犯した過ちのせいで「太陽」に嫌われた男性であり、部族の人々にも竜たちにも嫌われていた。
それでも落ち込まず、父や運命に対して決して愚痴を吐くことはなかった。
やがて努力が実り、一族最強の戦士にも劣らない戦士になって勇気と知恵を駆使して偉業を成し遂げた。
そのおかげでイクトミ竜に仲間として認められた上に一族の英雄にもなったという。イクトミ竜からおそらく「謎煙の主」の人物だと思われる。
- ウヌク
- 流泉の衆地域で活躍していた英雄(初代族長とは別人)。古名「団結(ウモジャ)」の最初の持ち主。「虹を踏む者」や「虹の王」の名で知られる。
純水精霊シネイラ(イアイネイラ)と契約を結び、ナタの水源から過剰な燃素を除去して周っていた。
その後シネイラの裏切りに遭い、数十年間後に龍王に殺害される。
- シネイラ(イアイネイラ)
- エゲリアの命を受けてナタを訪れた純水精霊の少女。
ウヌクとはナタの水源を浄化する代わりに「凶獣の棲む流泉」を褒章に貰う契約をしていた。
その後ウヌクを裏切るも、ウヌクが龍王に殺害される間際に彼を見捨てきれない自身に気づき、共に業火に身を投じた。
- アホブ
- イキの双子の兄で豊穣の邦の始祖。古名「力」の最初の持ち主。太陽を自称する雷の龍を討伐した。暴れん坊な性格だったと伝わっている。
元々父を殺害した龍に復讐するためイキと共に立ち上がった経緯があったため、同盟の英雄の中では唯一オチカンの方針に積極的に同調した。
こだまの子が取っている竜の保護策をやめるように族長である妹を説得するため、豊穣の邦の戦士たちを引き連れて会いに行き、
初めは脅しのつもりでイキに対し刃を向けていたが、逆にシュバランケの忠告を無視した行動をとっていることを責められたことで激高し彼女を殺害した。
しかし人生の大半を共に過ごしてきた妹を自ら殺害したことは彼自身に対しても絶大な衝撃となり、妹の亡骸を抱きかかえてそのまま失踪、連れてきていた豊穣の邦の戦士たちを放置した状態になったため、こだまの子との本格的な衝突は発生しなかった。
だがこの時に竜を積極的に庇いだてした者たちは記録が取られており、後に暗殺や処刑が行われる契機となった。
- イキ
- アホブの双子の妹でこだまの子の族長。地震を引き起こした龍を山に生き埋めにした。古名「祝福」の最初の持ち主。穏やかな性格だったと伝わっている。
竜との共存を促すシュバランケの忠告に従ったため兄と方針を違え、アホブが軍勢を率いてこだまの子を脅しに来た際に彼を糾弾した結果、激高した兄に殺害された。
人間としては極めて高度な燃素加工技術を身に着けており、一部は本家本元の龍の領域にも及ぶほどだった。龍の領主を騙せたのもこの技術力あってのことである。
しかし兄と口論になった際に自らの工房ごとあらゆる記録を燃やして心中を図っており、その技術はごく僅かにしか後世に伝わっていない。*19
- リアンカ
- 花翼の集の始祖。
捨て子だったが龍の母*20に育てられる。やがて母から長弓*21を受け取り旅に出るが、その道のりで自由が強者にしか許されない現実を知り、その理を打倒することを志す。
その後、弱者は庇護し、強者は打ち負かしては友人になる、といった行いを彼女が繰り返していった末に、やがて花翼の集という部族が成立したという。龍に育てられたこともありオチカンの政策に対しては真正面からは従わず落としどころを探ろうとしていたことが推測されるが、
「花翼の集は最も反逆の可能性が高い」と、よりにもよってリアンカの子(性別不明)がオチカンに讒言したため数百人からなる軍勢を差し向けられる。
これに対しリアンカは「自らの血統の不始末は自らの血をもって贖う」と決断し、多勢に無勢は覚悟のうえで単独で軍勢に立ち向かった。
まず真っ先に自分の子を射殺し、その後は数百人の軍勢を相手に弦が切れ、矢が尽き、血が流れ切るまで戦った。
限界に達した時はすでに足の骨も砕けていたが、最後の矢を使って自分の足と弓を釘付けにし、死しても倒れ伏すことはなかった。
この時に古名「超越」が生まれた。
- 足首を抉られた少女(聖王)
- 謎煙の主(ミクトラン)の始祖。生まれた時点で自分の未来が全て見えていたという。
かつての栄光が忘れられない龍たちと当時の人間による契約によって、生贄として生まれた瞬間に両足首を抉られた。
龍に生贄を捧げる代わりに、争いから守ってもらう人間の様子が癪に障り、谷を滅ぼそうとしたククルカンに目を付けられる。
ククルカンの「夜神の国と霊媒ができる」との嘘を鵜呑みにして、未熟ながらもククルカンですらできなかった夜神の国と交信を成功させミクトランの礎を築く。オチカンが竜の迫害政策を始めた際は積極的に竜を匿うことを選択したため軍勢を差し向けられる。
龍から伝えられた秘術を用いて籠城を図るも、同じく龍の力を持つオチカンには通じず追いつめられる。
その後まもなく、オチカン側に付いていたかつての従者マグハンが単独で奇襲を行い、彼女は討たれることとなった。
しかし、この一連の反逆行為は全てミクトランという部族に安定をもたらすための策略であり、マグハンが彼女を見限り、討ったことも事前に示し合わせた上での計画のうちであった。
- マグハン(龍殺しのマグハン)
- 聖王の少女の従者。
ククルカンに唆された聖王によって、龍たちの支配から解放されるためにその地域を支配していた龍の討伐へと向かい討伐に成功する。
その後はシュバランケが結成した同盟に参加し龍との戦争の勝利に貢献した。オチカンの政策には同調し、竜を匿うことを選択した聖王とは袂を分かち、最終的には単独での奇襲により彼女を討った。
しかしこの時殺害したのは「裏切り者の聖王」ただ一人であり彼女が匿っていた竜は全て見逃している。全ては聖王が企て、マグハンに共有した計画のうちであった。
オチカンに対しては「老いによる衰えのため凶獣を追い切れなかった。引退させてほしい」と嘆願を行い、オチカンがこれを受け入れたためそのまま引退し、以後は司祭となった。
これによりミクトランという部族は竜をほとんど殺すことなく王への義理立てを行うことに成功し、後の安定の礎となった。
最期は自らの遺体を聖火ではなく無名の墓に葬ることを希望し、その通りに葬られた。*22
- ディンガ
- 聖王の少女の従者。無口。
ククルカンに唆された聖王によって、異邦人に導かれる形で谷の外へと逃がされた。
赤い瞳の少年とその仲間
オシカ・ナタにて暴君と化したオチカンを倒した者たち。
- 赤い瞳の少年
- 暴君オチカンを討伐した勇者。花翼の集出身。
オチカンの竜に対する暴虐に耐えかねて、竜を庇いオチカンを討伐することを誓う。
数多の試練を乗り越えて、最後に黄金の短剣で自らの心臓を捧げて死亡するものの、その後夜神の国から復活。
その後、サックカ、アタワルパ、ワスカル、ユパンキ、職人(マンク)と共にオチカンを討伐し、オチカンを討伐した後は聖火の中に還ってった。
ゲーム内の書籍に「二代目炎神がオシカ・ナタを倒し」という表記があるので、夜神の国から復活後に二代目炎神になったと思われる。
- サックカ(鉱山の女主人)
- こだまの子の族長となった女性。
オチカンによる迫害政策の結果、父親が処刑されたことで反逆の意志を募らせるようになり、赤い瞳の少年の仲間となりオチカン打倒に尽力した。
オチカンとの戦いが終わった時点で自分とワスカルしか生存者がなく、残りの人生では折に触れ命を落とした者たちの記憶を想起していた。
また、イキの生前の燃素加工技術を直接目にしながらも長年生き残っていた数少ない一人であり、資料などが大部分失われた中の研究の末に現代まで続く燃素鍛造の技術を確立させた。
彼女が復活させた燃素鍛造技術ははっきり言ってイキの業には到底及ばないものではあったが、その後も長年にわたり技術革新が続き、
現代のナタにある先進的テクノロジーであるレコード盤や宙に浮く乗り物はサックカの時代には既に構想が存在している上に、そこからおよそ1400年ほど後のスンジャタの時代には製造技術が確立されている。
- ユパンキ
- オチカンの元従者にして友人。上述。
- アタワルパ
- ワスカル
- 職人(マンク)
- 赤い瞳の少年と一緒にオチカンを討伐したメンバー。
聖遺物ストーリーに登場していたものの日本語版では翻訳の関係で本名が書かれていないが、
英語版では5.2で追加されたオシカ・ナタのテキスト”記録用秘源哨戒機”にて無名の職人=マンクだと名言されている。
オシカ・ナタの水路を作ったが、イレールを隠すために生き埋めにされたかけたが何とか脱出。
サックカに救われてオチカンと戦うことを決意するが、その後オチカンに殺されてしまう。
オチカン討伐後はサックカがマンクの名前を残さないようにと人々に頼んでおり、歴史の資料からは残っていない。- 名前の由来は日本ではスペイン語化された名前の方が色々な意味で知られている、インカ帝国初代皇帝「マンク・カパック」と思われる。マンク(Manqu)単体では「礎」の意。
歴代の炎神や英雄達
- ムラタ
- 初代以降~1000年前までのどこかの代の炎神。女性。公式漫画「原神セレベンツ」より。
儀式での模擬戦前に自身に勝利を捧ぐ誓いの言葉を紡がせていた。ウェンティ曰く「よくよく考えたらすごいわがままな人」とのこと。
彼女の血を引く一族はムーナタ人と呼ばれている。- 英語版のムラタ人の説明「The Children of Murata, the Lady of Fire」という記述より、本名はムラタであると推測される。
- コシャニナ
- 「流泉の衆」出身の炎神。愛用の武器は「ウヌ・パチャクティの刃」。
火山大王が流泉の衆の泉に「暗くて汚いもの」を投げ込み混乱を招いた際、計略を用いて懲らしめた逸話が伝わっている。- 上述の通り火山大王はアビスの比喩だと考えられるため、上記の逸話も実際には「流泉の衆の水を汚染していたアビスを浄化した」歴史を表していると考えられる。
- クミュクル、ンデンゲ、グロハリー、イサヤ
- 過去の炎神たち。細かな来歴は不明。
- 火山大王
- 竜の去った後のトゥラン大火山を占領し、度々部族に迷惑をかけていたとされるイモリやサラマンダーのような怪物。
正体はナタを脅かすアビスを擬人化(擬イモリ化?)したもの。アビスとの戦いの歴史を部族の子供達に伝える様々な寓話の登場人物として用いられている。- 例として、「火山大王と陰縫いの針」では、噴出したアビスの泥を封印するために用いられた陰縫いの針が「火山大王の手を縫い付けて懲らしめたもの」として語り継がれている。
その他の部族・人物
- テノチズトク
- 初代六英傑が深く関わっている6つの部族以外に存在した、風元素の扱いを得意とする部族。
具体的な関係性は不明ながらオチカンとは密接な関わりがあったらしく、オチカン討伐後に部族全体が罪人のような扱いとなる。
迫害を受けることが予想される状況の中、部族は二つのグループに分裂した。
一つは故郷を離れることを拒み、ナタ最辺境の島に住むことを許されたグループ*23、もう一つはナタ外に安住の地を求めて放浪の生活を送るグループである。
後者のグループは後に「ムーナタ人」と呼ばれるようになった。
ナタに残ったグループは、約1500年後の大災害時に本土の部族が争い合い分裂状態の中、率先して武器を取りアビスと戦うことを選び、テノッチ以外全員が命を落とした。
生き残りであるテノッチも本土の英雄たちをまとめ上げた後バクナワとの戦いで命を落としたため、現在のナタ内には部族の血を引く者はいないと思われる。
- ムーナタ人
引用は初代蒲公英騎士ヴァネッサに対してウェンティが放ったセリフ。「へ~剣闘士ね ますますムーナタ人らしいや」「そう大陸西部の火山地帯に住む民族のことだよ 真っ赤な髪に強靭な肉体を備える、火の神の民 希少な民族で北方ではあまりお目にかかれないんだ」(公式Web漫画プロローグから)
上記テノチズトクから分裂し、ナタ外に安住の地を求めて放浪の生活を送るグループである。神の住む島(セレスティア)を信仰する。
1000年の放浪を経て、真の風の国「モンド」に辿り着いた。当時のモンドは旧貴族時代であり、当初はローレンス家を中心とした腐敗貴族の剣闘奴隷として囚われる日々だったが、バルバトスの加護を受けたヴァネッサによる革命が成功して自由を取り戻し、真の安住の地を手に入れることができた。
放浪の中で分裂などがあったかは不明だが、少なくともモンドに辿り着いた集団については現在は現地民と同化が進み独立した民族集団としては存続していないと思われる。- 名前について
天変地異によって失われたとされる伝説上の巨大大陸「ムー大陸(穆大陸)」と「ナタ(納塔)」を合わせたものと考えられる。- サービス当初からVer.5.7までは公式漫画内でのみ言及。この時はまだ日本語による表記が「ムラタ人」だった。
このため、英語版の「MURATAN」「The Children of Murata, the Lady of Fire」等の記述も合わせて、崩壊3rdに登場する無量塔姫子との関連性を考察されていた。
しかしその一方で、中国語表記が「无量塔人」ではなくなぜか「穆納塔人」であることを訝しむ声も存在していた。その後、Ver.5.8に実装された世界任務「最後のテノチズトク人」内にてゲーム内テキストに初登場するが、この時漫画版表記も合わせて「ムーナタ人」表記に変更される。
これを受けて現在では、ムーナタ人は無量塔姫子とは無関係であり、彼女を思わせる表記はローカライズのミスだったという説が主流になっている。
- サービス当初からVer.5.7までは公式漫画内でのみ言及。この時はまだ日本語による表記が「ムラタ人」だった。
- 名前について
カーンルイア滅亡・大災害時代(500年前~数百年前)出身
テノッチと英雄達
マーヴィカと共にナタ復活の計画を練った後、極西の島々に向かい直接漆黒の災厄と相対した人物たち。
- マーヴィカ
- 500年前当時の炎神。懸木の民出身。古名は「指導者(キオンゴズィ)」。
災厄襲来の影響による将来のナタの滅亡に対抗するための計画を立てた後、その時復活できるように一人聖火に身を投じた。- 戦期には天理によって草神を除く七神全員がカーンルイアに召集されており、マーヴィカも参戦した(雷電将軍「ハボリムについて……」)。
- テノッチ
- 過去のナタに存在した英雄。話死合い棒の持ち主。のびのびリゾートの地にかつて存在したナタの七つ目の部族「テノチズトク」の最後の一人。
災厄襲来時は、マーヴィカや六大部族から募った盟友達と共に極西の島々に向かい、ナタに襲来した漆黒の軍勢と激突した。
激突前に盟友の一人サンハジ・コンポレが予見したところによると、自身と同じく壮絶な最期を迎えた末「燼寂海」の誕生に影響を与えたとされる。- 名前の由来は、14世紀のアステカ族の酋長テノク(Tenoch)、もしくは彼の名又は「石のように硬いサボテン」が由来とされるアステカの首都「テノチティトラン」と思われる。
- 500年前の英雄と相棒
- テノッチや炎神と共に漆黒の軍勢と激突した者たちと、彼らが騎乗する竜の相棒。
名前はアフリカの伝説や地名等に関連するものが多いが、トゥパクのみアメリカ大陸のインカ帝国に関連する。- ワンジル&ケウク
- 「豊穣の邦」の英雄。どす黒い肌の女性。大部族と争って疲弊していたが、テノッチに招かれて再び気力を奮い起こした。
マーヴィカとは炎神になる前からの付き合いでよくレスリングをしていた。
片手剣「ストロング・ボーン」の元の持ち主。「怪力のワンジル」と、二つ名になるほどの怪力の持ち主で、
鉱石を素手で握りつぶし、どんな硬い金属でできた道具でも振るううちに手の中で歪んでしまうため、武器に困っていつも素手で戦っていた。
ある時「巨龍の墓」の伝説を聞いてトゥラン大火山に行き、龍の亡骸だらけのなか突如現れた金色の龍と死闘を繰り広げた末、戦いに勝った時に握りしめていたその龍の尾の骨を武器とすることに決めた。*24
もっとも、大抵の相手には素手で事足りてしまうため骨の剣はいつも腰に差したままであり、抜くに相応しい相手が現れることを願っていた。 - メネリク&ンゴウボウ
- 「花翼の集」の英雄。勇敢な男性とクク竜。テノッチとはいつも仲が悪かったが、災厄襲来時は抱擁を交わし戦列に加わった。
ンゴウボウはフィールドボス「暴君・金焔のクク竜 (ホラワイガ・ンゴウボウ)」として実装されている。 - サンハジ・コンポレ*25&マハンバ
- 「謎煙の主」の英雄。狡猾な男性。説得は難航したが、戦利品の譲渡を条件に戦列に加わった。
- ブルキナ&コンガマトー
- 「懸木の民」の英雄であり、若い男性とユムカ竜。古名は「廻炎(マリポ)」。
同郷のマーヴィカとは幼馴染であったようで、彼女より早く古名を手に入れたことを自慢していた。
また、他の5人とは異なりテノッチとも比較的仲が良く、災厄襲来時も自ら進んで彼に追随した。
コンガマトーは巨体のユムカ竜。アビスの汚染によって長寿命化しつつも体内のエネルギーが不安定になっている。
一度起きるたびに暴れ出してしまうため、廻焔の夜という儀式を通じて汚染の影響を抑えられている。
コンガマトーはフィールドボス山の王・貪食のユムカ竜として実装されている。 - ナレ・マハン・スンジャタ&ムフル
- 「こだまの子」の鉱山の長である男性。絶えず争いを起こすテノッチを追放する投票を炎神に求めたことがある。
- トゥパック*26
- 「流泉の衆」の巨体の男性。古名は「団結(ウモジャ)」。相棒はいない。
若いころのテノッチの不倶戴天の敵で、全身傷だらけにされているが、災厄襲来時にテノッチが向かったときは大笑いして握手を交わしている。
死後は夜神の国にて大霊の一つとなっていたが、カチーナ奪還のために夜神の国に訪れたムアラニを認め姿を現し、古の英雄の記憶を託した。
【漆黒の災厄関係者】
テノッチの遠征と同時期にナタ各地に噴出したアビスに対処していた者たち。
- トラオレ
- 当時の「こだまの子」長老。元々は孤児だったらしい。
カーンルイアの騎士二人を含む一族の戦士たちと共に漆黒の軍勢を封印の地へ誘い込み、戦士たちの血肉によって作り上げた「陰縫いの針」によって封印した。 - ゼファニヤ&エレアザル
- トラオレに協力*27し、自分達ごとアビスを封印したカーンルイアの騎士。
英雄として後の世代に名を残すよりも、アビスの恐ろしさを警句するための悪役として語り継がれることを望んだ。 - アイズ
- 「謎煙の主」族長。マーヴィカに神の心を用いた地脈の再構築を何度も提案しては断られていた。
漆黒の災厄襲来時は、カーンルイアから逃げ延びた「隊長」を助けた。
アビスとの戦闘で命を落とすが、その際隊長に上記の手段を教えている。 - スラーイン(「隊長」)
- 現・ファトゥス第一位。カーンルイアからナタの地まで撤退した際謎煙の主に助けられ、その恩を返すべくアビスとの戦闘に尽力していた。
詳しくはファデュイの欄を参照。 - フィエテナ
- 豊穣の邦出身。古名は持たない。仮面を被り体術で戦う戦士で、ヴァレサの憧れ。
かつてはワンジルの背中を追っていた少女だったが、やがて立派に成長し、故郷のみならず他部族の救援にも赴く戦士となった。
その過程で花翼の集の戦士と恋に落ち、花翼の集に嫁ぐ*28。その後は両部族の親睦にも尽力した。
漆黒の災厄時、マーヴィカの聖火入り後の次の権力を求めて議事堂で争う諸部族を一喝し*29、停戦協定を結ばせた。
その後はトラオレやンザンベと共に戦った後、アビスの侵食に蝕まれ死期を悟り、少年だった頃のタイカに仮面と思いを託して亡くなった。
灰燼の都の探索者
漆黒の災厄から十年後以降*30、未だ地上に残るアビスへの対抗手段を手に入れるべく、かつて蛇王オチカンが残したとされる秘宝「返還の玉」を求めて天蛇の船を訪れた人々。
しかしこれは人という生物に対する知見を深めることを目的としてククルカンが流布した偽の伝説であった。
- タイカ(「勇者」)
- 冒険団の一員で当時の花翼の集において最強の戦士だった男性。ポーナの父。
無敗続きで変化に乏しい人生にうんざりしていた時期もあったが、溢れだすアビスを前に考えを改める。
そして長い戦いの後に対アビスの決め手を求め、妊娠中の妻を集落に残しオシカ・ナタの冒険団に参加した。
彼が護衛を務めたことで冒険団は天蛇の船への到達に成功するが、天蛇の船の秘宝は彼らが期待していたものではなかった。
失意の中拠点へと戻ったところに悪龍の襲撃を受け、死闘の末に全滅することとなった。 - コパン
- 冒険団の一員で豊穣の邦出身の男性。がっしりした体格の持ち主だが学者。
古のウォーベンから「返還の玉」の伝説を読み取り周囲に探索を提案。
初めは探検には直接参加せず、改造した秘源装置の提供などを通してサポートしていたが最初の探検隊は全滅。
それでも希望を捨てきれない彼は自分自身が冒険団に加わり、天蛇の船を目指した。
しかし天蛇の船に辿り着いた彼は調査の結果、そこに眠る秘宝というのが期待されていた「穢れを焼き尽くしアビスを追い払う」ような代物ではないことを知ってしまう。 - ティトゥ
- 冒険団の一員で登山者の男性。服装からはこだまの子の人物のように見えるが、実際は流泉の衆出身と思われる。
自分の妹よりさらに幼いリリムが冒険団に加わっていることに懸念を抱き続けており、実際に彼女が憔悴しているのを見て途中で休ませることを提案した。 - レグバ
- 冒険団の一員で懸木の民出身の竜のテイマーの男性。
- リリム
- 冒険団の一員で謎煙の主出身の召霊師の少女。サンハジ・コンポレのひ孫弟子にあたる。
冒険団には覚悟を持って参加したが激しい戦いの中で憔悴したため、ティトゥの計らいにより途中の塔に隠れて待機することになった。
体力が回復した後から先行した仲間を追いかけて拠点へ辿り着くが、そこで仲間の屍を発見してしまう。
探検の失敗を悟ったリリムは仲間の家族に彼らの結末を伝えるためオシカ・ナタを去り、以後の人生はタイカの娘であるポーナの面倒を見ながら過ごした。
結果的には数少ないオシカ・ナタからの生還者の一人となった。 - ポーナ
- 花翼の集出身の冒険者の女性。タイカの娘。
父親がオシカ・ナタへ冒険に向かって帰らなかったため、母親と生還者であるリリムに世話をされて育つ。
リリムからはたびたび警告を受けていたが、父親の最期の地としてオシカ・ナタ探検への憧憬を募らせており、大人になってからとうとう探検を実行に移す。
探検中に現れた悪龍から逃げ延びた末に地下にある「統律の心」へと辿り着き、そこに封印された龍霊を目覚めさせ、「ココウィク」と名付ける。
ココウィクの助けを得て単独で天蛇の船に辿り着いたが、そこで源火の台座に刻まれた文字から秘宝の真実を知る。
皆が偽の伝説に踊らされたことに怒りを抱いた彼女は対策のための行動*31を始めるが、その過程で悪龍の襲撃を受け命を落とした。
彼女自身はオシカ・ナタの悲劇を終わらせられなかったが、彼女が目覚めさせたココウィクが数百年後にこの地を訪れた旅人と合流したことにより悲劇は終わりを迎えることとなった。
魔神任務五章五幕でも登場。夜神の国を訪れた旅人をサポートし、深部へと送り出した。 - ココウィク
- ポーナがオシカ・ナタの地下にある「統律の心」で目覚めさせた龍霊。
その正体はかつてオチカンが秘源装置制御のために自分から分離させた「『龍のオチカン』の精神」。
人に対して優しいものの言葉をしゃべれず交流手段に乏しいが、それはオチカンから分離させられた際に「人の奴隷」として振舞うための調整を受けたことが原因と思われる。
数百年後にオシカ・ナタを訪れた旅人の協力により、肉体である悪龍と同一化し、肉体の死と共に精神の側も永い眠りへと入っていった。
その後は無事夜神の国に辿り着いたらしく、魔神任務五章五幕でも訪れた旅人をサポートしたり武運を祈っている。
「栄華の演武」関係者
- ナンポール
- 「花翼の集」の竜医であり、イファの先祖。仲間の竜であるアントゥの病気を治すために、治療の材料である海風草を探して旅していた。その間に、もう一つの材料である聖火の結晶を回収するための栄華の演武で、結晶の奪い合いのために血を流す戦いが起こったと聞き、部族に戻ってくると、結晶もなく、アントゥもいなかった。その後アントゥを探し回り、見つけた後に1人と1匹で部族を去り、山の中で暮らした。他の部族に結晶を分けてもらおうと懇願するも叶わず、結局アントゥを治すことはできなかった。
- アントゥ
- ナンポールの仲間のクク仔竜。聖火の結晶のために争う人間たちを見て、自分のせいと思い込んだ故に部族から去った。それ以降、聖火の結晶を危険なものだと思い込んでいたが、現代のナタの人たちが団結したことで思い込みを解消し、ナイヤンが助かった後に夜神の国へと向かった。
- イマル
- この時代の「花翼の集」族長。ナンポールの兄。聖火の結晶を他の部族を奪い合った挙句、部族の強化のために治療用の結晶まで使いこんでしまった。
- モネテフ、シャンガ、パイオ、ムベニ
- この時代のナタの民。聖火の結晶に関するいざこざを起こしていた。
人間の時代(数百年前~現代)出身
六大部族はゲーム中で一般に用いられる名に加え、アステカ神話の天界や冥界の名が用いられたカタカナ名を持っている。
各部族7元素は1対1の対応関係にあるが、風元素の部族のみ現存しない。
- こだまの子(ナナツカヤン)
- ナタ東端~北東部の鉱山の部族。共生する竜は岩元素のテペトル竜。受け継がれている古名は「祝福」を意味する「バレカ」や、「不屈」を意味する「ウッサビーティ」。
宝石採掘や宝石装飾を生業とする。ダンス対決をよく行っている。
カチーナ、シロネンが属する。- 名前の由来はアステカ神話の天界第8層「イルウイカトル・ナナツカヤン」で「黒曜石のナイフがきしむ場所」を意味する。
- 流泉の衆(メツトリ)
- ナタ南部の水辺の部族。共生する竜は水元素のコホラ竜。「団結」を意味する「ウモジャ」という古名が受け継がれている。
音楽や釣り、温泉といったレジャーが有名。ナタの地形に詳しいガイドたちも多く所属する。
温泉は人工温泉と天然温泉の2種類がある。天然のものは温度が高いため、まずは人工温泉で温度に慣れる必要がある。
ムアラニが属する。- 名前の由来はアステカ神話の天界第1層「イルウイカトル・メツトリ」で「月の動く空」を意味する。
- 懸木の民(ウィッツトラン)
- ナタ東南部の険しい山の部族。共生する竜は草元素のユムカ竜。「廻焔」を意味する「マリポ」や「探察」といった古名が受け継がれている。
多くの伝達師を抱える身のこなしに優れた部族。エクストリームスポーツが盛ん。ナタの冒険者のほとんどは「懸木の民」所属である。
キィニチが属する。- 名前の由来はアステカ神話の天界第4層「イルウイカトル・ウィッツトラン」で「大きな星の空」を意味する。
- 花翼の集(トラロカン)
- ナタ北部の部族。共生する竜は炎元素のクク竜。
ナタの厄介事に仲介して問題を解決する調停者がおり、クク竜に乗り空を駆け巡る騎士や熱気球の文化がある。基本的には1人で行動する人が多い。
チャスカ・イファが属する。- 名前の由来はアステカ神話の天界第1層「イルウイカトル・メツトリ」の別名である「イルウイカトル・トラロカン」で「トラロック(雨の神)の場所」を意味する。
- 豊穣の邦(テテオカン)
- ナタ西端部~西南の部族。共生する竜は雷元素のライノ竜。
仮面を被った筋肉質な戦士がいる。トレーニングのインストラクターも多く在住する。
トゥラン大火山の近くにあることから古くより肥沃な土地として農業が盛んである。特に「豊穣の邦」産の青果はナタで一番いい品質だという。
褐色肌のナタ人の大体は豊穣の邦に属している。
イアンサ・ヴァレサが属する。- 名前の由来はアステカ神話の天界第12層「イルウイカトル・テテオカン」で「神々の居場所である空」を意味する。
- 謎煙の主(ミクトラン)
- ナタ北西部の部族。共生する竜は氷元素のイクトミ竜。
謎煙の主所属の人はほとんどが医者になると言われるほど医者が多い。
また、占いの文化があり、サイケデリック音楽がよく売れる。ラクガキユニオンの本拠地である。
ナタではウォーベンという織物に物語や伝説が書かれるが、これは謎煙の主のシャーマンが使い始めたものである。
シトラリ・オロルンが属する。- 名前の由来はアステカ神話の冥界「ミクトラン」。
古名の名称は同一またはそれに近しい意味のスワヒリ語が使用されている。
また、古名の表面で光っている文字は、これらのスワヒリ語をアルファベットで略し、対応するテイワット共通文字に置き換えたものである。
| 古名 | 継承者 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 名前 | 表面 | スワヒリ語 | 現在 | 500年前 | 初代 | |
| 祝福 | バレカ | BRK | baraka:祝福 | シロネン | スンジャタ | イキ |
| 献身 | ビディー | BDI | bidii:努力 | オロルン | サンハジ・コンポレ | マグハン*32 |
| 指導者 | キオンゴズィ | kiongozi:リーダー | マーヴィカ | マーヴィカ | シュバランケ | |
| 導く | モンゴゾ | MGZ | mwongozo:ガイド | ? | ||
| 廻焔 | マリポ | MLP | malipo:支払い | キィニチ | ブルキナ | ユパンキ |
| 記憶 | ウクンボク | ukumbuko:記憶 | シトラリ | |||
| 団結 | ウモジャ | UMJ | umoja:団結 | ムアラニ | トゥパック | ウヌク |
| 家族愛 | ウンドゥグ | UDG | undugu:同胞 | ラゾーリ | ||
| 不屈 | ウッサビーティ | UTBT | uthabiti:一貫性 | カチーナ | ||
| 力 | ウウィーゾ | UWZ | uwezo:能力 | イアンサ | ワンジル | アホブ |
| 超越 | ヴーカ | VK | vuka:超える | チャスカ | メネリク | リアンカ |
| 探索 | ? | ヴィチャマ | ||||
| 希望 | トゥマイニ | TMN | tumaini:希望 | 旅人 | - | 旅人 |
- マーヴィカ
- 当代炎神。ライダースーツのような衣装にオレンジ色のサングラスを付けている女性。
歴代炎神の例に漏れず彼女も元人間で、両親と妹(ヒネ)、そして2匹のユムカ竜の家族がいた。
前述のとおり元は500年前の炎神で、災厄襲来の影響による将来のナタの滅亡に対抗するため家族に別れを告げ聖火に身を捧げ、現代に復活。
その後帰火聖夜の巡礼で、部族のお年寄りに「こんなに強い炎神は見たことがない」と言わしめるほどの圧倒的な成績を収め再び炎神になった。
また、イグニッションPV内ではフェニックスのような炎の鳥から人の姿に変化しているかのような描写もある。
情熱的かつまっすぐな性格。社交辞令や回りくどいことを嫌い、誰に対してもフランクに接し単刀直入に話すことを好む。親友を失って感情的になるムアラニの気持ちを最大限汲みながら丁寧に事情を説明し納得させるなど、為政者でありながら人の気持ちも分かるバランスのとれた神である。
各部族の大霊に選ばれた英雄を集めアビスを撃退する計画を立てており、その候補者を全員把握しているものの、英雄が真に覚醒するには自ら行動する必要があると考えており、すでに選ばれた英雄を含め残りが誰であるかは明かしていない*33。一方でこの計画では全員揃わない限りアビスに対して行動を起こすことができず、アビスの侵攻によりあと1年もしないうちにナタは滅ぶという現実とのジレンマに悩まされ続けていた。
夜神の国がアビスの深刻な汚染を受けている影響で、ナタのアビスに対抗する力の源泉である聖火の力が弱まっていることを受け、自らの力を聖火に捧げたため、神としての力を一時的に失った。なおその直前にファトゥス第1位「隊長」の襲撃を受けたものの、ギリギリ捧げる前であったため、相打ちながら撃退に成功している。
その後ナタはアビスの大侵攻を受け絶体絶命状態に陥るも、ナタを救いたいとの思いを同じくする「隊長」と協力関係を築くことに成功する。
神としての力は失っていたが、炎神として選ばれた実力は伊達ではなく、各地で国民を鼓舞しつつ奮戦する。
しかし総力戦の甲斐も虚しく侵攻は激しさを増し万事休すと思われた時、最後の英雄であるチャスカが覚醒。英雄達の力を受けて神座の潜在能力を全て引き出し、通常の元素攻撃ではびくともしなかった各地のアビスの境門を次々と破壊し、遂にはアビスの力の源ともいえる空のグーシィ・トースを破壊してアビスの侵攻を押し返す*34。
その後はアビスの侵攻を永久的に抑えるために、アビスの影響を受けない旅人とともに夜神の国に乗り込み、グーシィ・トースを撃破し帰還、夜神の国の完全奪回に成功する。
ナタがアビス撃破の歓喜に湧く中、喧騒に紛れて抜け出しオシカ・ナタへと赴く。グーシィ・トースとの戦いの中で神座の力を最大限にまで引き出すことは、初代炎神シュバランケと死の執政ロノヴァが行った取引と同様、力を持つ者の死を代償として捧げる必要があった。どちらにせよナタの脆弱な地脈を支える夜神の延命の為に誰かが命を捧げる必要があったため、マーヴィカは命を捧げる契約を完了させようとしていたところ、マーヴィカの不在に気付いたシトラリと旅人が追いつき口論となる。押し問答の中、オロルンに連れられた「隊長」が現れ、マーヴィカに代わり隊長自身が命を捧げる契約をロノヴァに持ち掛ける。カーンルイアの生き残りである隊長は自らの不死の呪いと死の執政の与える死の権能という相反する力を逆手に取ってパラドックスを引き起こさせ、生きても死んでもいない永遠の眠りにつく。生と死を超越した存在となった隊長の力を得ることで、死に瀕していた夜神の寿命は半永久的なものとなり、地脈の力も安定した。契約を終えたロノヴァも引き下がり、マーヴィカは命を取り留めた。
「隊長」には恩義を感じており、彼の功績を正体や最期などは伏せたうえで公表し、英雄として称揚した。
一方で神の心を手放すつもりは無く、次に神の心を奪いに来るだろう執行官に用心すると述べていたが、「博士」によるスメールの危機に対する切り札として貸してほしいというナヒーダの打診には快く協力した。その後神の心は世界樹焼却に巻き込まれ行方不明となってしまったが、事情が事情のため咎めることなく不問としている。- 名前について
ポリネシア*35神話に登場する火の女神「マフイカ(Mahuika)」だろうか。 - 魔神名について
ハボリム(Haborym)は序列23位アイム(Aim)の別名。決して燃え尽きることのない松明を手に持ち、26の悪魔軍団を率いるとされる。
ハボリムが歴代炎神に共通する魔神名なのか、それとも当代炎神であるマーヴィカ固有の魔神名なのかは不明。ただし、「神像の周りで木の枝を回せばハボリム様が導いてくださる」といった内容の発言をするNPCがおり、ナタの七天神像は500年前のマーヴィカがモデルであるとされるため、少なくとも500年前の炎神マーヴィカの魔神名は現在同様ハボリムであったのだろう。
マーヴィカ自身が魔神として覚醒した描写は無いため、おそらく炎神の神座に対して与えられた名なのではないかと思われる。
- 名前について
こだまの子
- カチーナ
- 岩元素の神の目を持つ少女(ロリ枠)。「こだまの子」出身で古名「不屈(ウッサビーティ)」を授かった勇士。三姉妹の次女。
「グルグルコマちゃん」というドリルのような乗り物に乗って、テペトル竜のように陸地や崖を高速移動できる。
PVではナタで始まる大会のPRとして始球式をしている。
古名を受け継いだものの、「帰火聖夜の巡礼」では鳴かず飛ばずで、「こだまの子」内でも敬遠され孤立無縁となっていたところに旅人と出会い、師匠として慕うようになる。
ムアラニ、キィニチとは友人で、事情を聞かされたムアラニがバディとなることを提案したため、それを受け入れ出場、決勝まで勝ち残り「夜巡者の戦争」への参戦資格を得る。
「夜巡者の戦争」で唯一戦死してしまい、夜神の国に落ちてしまうも、チームが生還したため復活の儀式にて生き返る…と思われたが夜神の国がアビスにひどく汚染されておりマーヴィカがカチーナの古名を見失ってしまい、復活は失敗に終わる。
その後、マーヴィカから事情を聞かされた旅人らが夜神の国に直接乗り込み、アビスを退けつつカチーナを発見し、マーヴィカの助力を経て夜神の国から生還することに成功する。- 名前について
「カチーナ(Kachina)」と呼ばれるアメリカンインディアンのホピ族などが信仰する超自然的存在(精霊のようなもの)から。儀式によって人々の前に姿を表すとされ、人々に恵みをもたらすという。
またホピ族は儀式や子供への教材としてカチーナを模した人形、カチナドールを使う。
- 名前について
- シロネン
- 岩元素の神の目を持つ鍛冶職人の女性にして、「こだまの子」の大霊に選ばれた英雄。所持する古名は「祝福(バレカ)」。オセロットのケモ耳や尻尾が生えている。
綿密な打ち合わせに基づく丁寧な仕事で高い評価を得ており、古名の製作も請け負っている。マーヴィカのサングラスやカチーナのぐるぐるコマちゃんは彼女の作品。
一方、オフの生活はかなり自由かつ不器用で、PVのように木の上で日向ぼっこしていたり、サウリアンサキュレントを盛大に枯らしたりしている。工房には大量の本が天井近くまで積まれており迂闊に入ると大変なことになってしまうらしい。
カチーナが自信を持てるようになったことを喜んだり、部族の少女のことを気にかけたりと面倒見の良い性格。
旅人の古名を作るためにシトラリとともに夜神に交渉し、旅人がナタでの経験を刻むことができる聖宵の旅織りを入手、旅人に渡した。- 名前について
アステカ神話に登場する豊穣の女神チコメコアトルの別名「シロネン(Xilonen)」から。
- 名前について
- パカル
- 「こだまの子」の族長。
幼い頃は大霊に認められることを期待していたが、自分では古名を手に入れることはできないと悟ってから、食べることがプレッシャーを紛らわす方法になった。今は「古名」にはこだわっていなく、族長として部族を支える生活に満足している。責任感が強く、見知らぬ人を警戒したりする様子がうかがえる。
大食いの面では、ヴァレサに対抗意識を持っている。体型を気にする発言を時折しているが、本気で痩せようとは思っていないのだろう。(ヴァレサのキャラクタートレーラーに、大食いの大会に参加するパカルが映っている。)- 名前について
古典期後期のマヤの都市であるパレンケの王である、キニチ・ハナーブ・パカル1世(K'inich Janaab' Pakal I)から。
- 名前について
- ラゾーリ
- 「こだまの子」の元名鋳り師。「家族愛(ウンドゥグ)」の古名を所持している。
ニエガという娘がいたが、アビスとの戦い(旅人が参戦したものではない)で亡くし、そのショックから、養子として迎えた、ニエガと誕生日が同じく容姿がそっくりな少女(ニペカ)をニエガとして扱うようになった。
部族の人たちの記憶を利用し、ニペカにニエガの記憶を植え込むことで、ニエガを蘇らせようとしたが、その企みを旅人とシロネンが阻止した。この件については反省しており、アビスとの最後の戦いでは、夜神の国でニエガが旅人をサポートできるように手伝ったらしい。
かつてはシロネンに名鋳り師としての様々なことを教えていた。- 名前について
ラゾーリ(Tlazolli)はナワトル語で「ごみ」「不要なもの」を意味するトラソリ(Tlazolli)から。また、この言葉は元の意味から転じて、「罪」「悪徳」という意味でも使われる。
- 名前について
- ニエガ
- ラゾーリの娘。アビスとの戦いで亡くなった。
アビスとの最終決戦では、アテアとともに、夜神の国で旅人をサポートした。(「こだまの子」部族見聞を魔神任務第五章 第五幕前にクリアしている場合)- 名前について
ニエガ(Nechca)はナワトル語で「あそこに」を意味するネチカ(nechca)から。
- 名前について
- ニペカ
- 両親をアビスの侵攻で失って以降、ラゾーリに養子として迎えられていた。ラゾーリの一件以降はシロネンに引き取られ、工房で名鋳り師を目指して勉強している。
八重堂がナタのフィエテナの伝説をもとに製作した漫画「炎魂戦記」のファンらしい。- 名前について
ニペカ(Nepecha)はナワトル語で「あそこに」を意味するノペーカ(nopēca)から。
- 名前について
ニエガとニペカの2人の名前の由来であるネチカ(nechca)、ノペーカ(nopēca)はどちらも「あそこに」(英語でいうover there)を意味する言葉だが、少しニュアンスが異なる。
nechcaの方はシンプルに話し手から離れた場所を指す言葉であり、nopēcaの方はnechcaよりも離れた場所や、視界の外にあるもの(会話している時に見えていないもの)を指す言葉である。
このニュアンスの違いは実際に部族見聞で、ニエガの代わりに彼女に似た姿の少女であるニペカをニエガとして扱い、ニペカである事実を他の人から隠していた(見えないようにしていた)という関係性に表れているといえるのかもしれない。
流泉の衆
- ムアラニ
- 水元素の神の目を持つ少女。古名「団結(ウモジャ)」の継承者。
「流泉の衆」のガイドであり、マリングッズショップのオーナーでもある。
「ざぶざぶサメくん」なるサーフボードに乗ってコホラ竜のように水陸を高速で移動することができる。
「夜巡者の戦争」に参加したこともある実力者である一方、心優しい人物であり、カチーナに「帰火聖夜の巡礼」の団体戦の仲間がいないと聞かされた際に、自らの仲間をキィニチに移籍させて同行すると名乗り出た。
「帰火聖夜の巡礼」では快勝を続けるが、決勝でカチーナと当たってしまい激闘の末敗北する。
カチーナ復活失敗の一件では焦燥し炎神マーヴィカに詰め寄るが、丁寧な説明を受けて冷静になり、救出作戦に参加する。
夜神の国で無事にカチーナと再開するが、大霊の除染に向かったところでアビスの襲撃に遭う。しかしカチーナと息の合った連携を見せこれを撃退することに成功、その勇気が500年前の英雄トゥパックに認められ、記憶を託されると同時に「流泉の衆」の英雄として認められることになる。- 名前について
オアフ島に住んでいた古代ハワイの王女「ムアラニ(Mualani)」から。
またこの言葉はハワイ語で天国や空を意味する。
- 名前について
- アミナ
- 「流泉の衆」の族長。祖父の死後に族長に選ばれた。まだ幼く、年相応の反応がうかがえる。
- 名前について
ナイジェリア北西部の都市ザザウ(現ザリア)に住んでいたハウサ族の歴史上の人物「アミナ(Amina)」から。彼女は女王としてこの都市を統治していたとされている。
- 名前について
- アテア
- 「流泉の衆」の戦士。子供たちに温泉のルールなどを指導している。
温泉が大好きでよく温泉の集まりを開いており、リリウ、ケウラニ、ヴィチャマ、マーヴィカなど多くの「泉友」がいる。
炎元素の神の目を持っている。ある戦闘でアビスの魔物に腹部を貫かれ、お湯に浸かるとアビスの力による臓器の侵蝕が加速するという理由で温泉に入れなくなったが、死期を悟った後は、一秒でも長く温泉に入っていたいという思いから温泉に入るようになった。
アビスが侵攻してきた際、ムアラニたちが準備していた、アテアのためにサプライズを守るために傷を負い、部族の危機が去った後に亡くなった。
アビスとの最終決戦では、旅人とともに戦い、アビスがナタに出てこないように防いでいた。- 名前について
ポリネシア東部のツアモツ諸島における天空神「アテア(Atea)」から。
- 名前について
- ヌウ
- 「流泉の衆」の一流ガイド。
部族に伝わる神秘の島の伝説の真相を知る人物。ムアラニが神秘の島を探す時に地図を渡した。- 名前について
ハワイ神話に登場する人物「ヌウ(Nu'u)」から。彼は大洪水を逃れるために方舟をつくりその舟に動物と家族とともに乗り込んで難を逃れた。この神話はしばしばノアの方舟の神話と比較される。
- 名前について
- ヌイ一家
- ナタにいる大家族。「流泉の衆」を中心に様々な場所にいる。
- クポ・ヌイ
- マヒナ・ヌイ
- ミル・ヌイ
- パッカ・ヌイ
- ペレ・ヌイ
- ハロア・ヌイ
- ワケア・ヌイ
- エチャケナ・ヌイ
- ヒネイヤ・ヌイ
- 名前について
ヌイとは多くのポリネシア言語で「偉大」を意味する。
懸木の民
- キィニチ
- 草元素の神の目を持つ青年。古名「廻焔(マリポ)」の持ち主。
「懸木の民」出身で、獣や悪竜を制圧する「竜狩り人」を生業としている。
エクストリームスポーツが得意で、鍵縄を利用してユムカ竜のように空中を跳ねるようにして移動できる。
クフル・アハウというドット調の生き物のようなものを連れている。
キャラデザイン、エフェクト、SEもどことなくレトロゲームのような8bit調であり、ナタのキャラクターの中でも非常に特徴的なデザインのキャラクター。
ナタで特別な存在として尊重されている竜を、アビスの汚染など理由があるとはいえ狩るという汚れ仕事とも言える行為を仕事としている一方、竜と共生するナタ人として無用な狩りはしないこと、適切な報酬の対価として依頼をこなすことをポリシーとしており、過剰な対価を受け取ることをよしとせず、またポリシーに反するような倫理的に問題のある依頼に対しては高値をふっかけ退けたり、騙して仕事をさせようとした者に報復するなど、不正を働く者には容赦のない性格。
このような仕事人としての顔をもつ一方、友人には非常に温厚な態度で接し、世話焼きな面も見せる。
大霊に選ばれた英雄の一人で、イアンサと共にマーヴィカの計画に協力している。- 名前について
マヤ神話に登場する太陽神「キニチ・アハウ(Kinich Ahau)」から。
日没後はジャガーの姿に扮して地下世界を闊歩するという。
- 名前について
- クフル・アハウ
- キィニチが連れている自称「偉大なる聖龍」。キィニチがつけている腕輪に封印されており、普段は燃素を用いた仮初めの姿を出してコミュニケーションをとっている。
地震によって姿を現した古代遺跡「龍の秘宝」の最奥でキィニチと出会い、限定的に力を貸す代わりに遺跡の外に連れ出し死後彼の身体をもらい受ける契約を結んだ。
キィニチのことを従者と呼ぶなど尊大でひねくれた性格の持ち主であり、彼とはしょっちゅう口喧嘩をしつつ隙あらば死に追い込もうとしている。
「聖龍」と呼ばれる存在が古代ナタの龍文明にも実在していたようだが関連性は不明。本人の性格も相まってその正体は謎に満ちているが、少なくとも強力な力を持っていること、竜の言葉を人間の言葉へ翻訳できる能力がある事は確かな様だ。考察:正体について
まず世界任務におけるイレールとの会話から「アハウ」が領主という意味であることがわかり、
魔神任務 空月の歌 序奏にて正体が第十一席であるイネファに反応していることから、龍の「至高なる領主」の一人であったことは確実と思われる。- 第四席:ア・アワハ・クムルカン説
- キィニチの壺会話にて、アハウが「かつて国の一番高いところに城を持っていた」という発言をする。第四席も崖の上の孤城という高い場所を拠点としていた。
「龍の秘宝」についても、トゥラン大火山内部の孤城が地震によって外部に露出したものと考えることで説明がつく。 - アハウはブドウやケネパベリー*36など漿果系の果物が好きだが、アワハも激怒していたときにケネパベリーを提供されてあっさり気分を落ち着けている。
- アワハは長年(何かの)燃素化の研究を行っており、現在のアハウの龍には見えないフォルムもこの研究の成果である可能性をうかがわせる。
- アハウの二人称は基本「お前」だが、元素爆発等で「汝」を使用することもある。アワハの二人称も「汝」である。
- キィニチの壺会話にて、アハウが「かつて国の一番高いところに城を持っていた」という発言をする。第四席も崖の上の孤城という高い場所を拠点としていた。
- 第十席:ア・イムチ・パクラフン説
- キィニチがアハウの封印に辿り着いたのは地下に埋もれた遺跡の中だったといい、生き埋めにされて死んだ第十席に通じるものがある。
- ただし、アハウは「邪悪で狡猾」と描写されており、若干間抜けな面が目立つ第十席と考えてよいかは微妙な面もある。
- 名前について
マヤ語を始めとしたマヤの言語で神聖なる君主を意味する「クフル・アハウ(Kʼuhul Ajaw)から。この言葉はマヤに存在した政体の指導者を指す言葉でもある。
アハウ単体では主、指導者を意味する。
- 第四席:ア・アワハ・クムルカン説
- ワイナ
- 「懸木の民」の族長。
- 名前について
ケチュア語で「若い」や「青年」を意味するワイナ(Wayna)から。
- 名前について
- ヴィチャマ
- 「伝説の偵察員」と評される腕前を持つ懸木の民の住民。
5年前の夜巡者の戦争の直前に負傷したため参加できず、戦友たちを亡くしてしまったことを後悔していた。
その後、カチーナを夜神の国から救出するために旅人たちに助力し、その過程でマルコの最後の記憶を知ることができた。
アビスの侵攻の際、偵察兵として懸木の民からの撤退ルートを導きだし、そのまま殿を務めるも戦死する。
その後はシトラリの助けによって夜神の国に送り届けられ、マルコと再会。最終決戦で訪れた旅人を共に助力した。- 聖火競技場近くの建物内に慰霊の祭壇にある「みんなで作った記録」(戦死者名簿)に彼の名前が記載されている他、懸木の民でかつて彼がいた場所には花束とゴーグルが供えられている。
- 名前について
ヴィチャマ(Vichama)は、インカ神話における太陽神インティの息子である。また、ヴィチャマは彼の兄であるマルコの遺体から作られたとされている。
- マルコ
- ヴィチャマの幼馴染。5年前の夜巡者の戦争にて戦死。
数人の大男を片手で倒せるほどの手練れで、ヴィチャマと息を合わせてアビスの襲撃を何度も退けてきた。両親は早くに亡くなっている。
5年前の夜巡者の戦争では、直前になって相棒のヴィチャマがアビスの小規模な侵攻の際に負傷したために同行できなくなったため、彼を置いて戦争に赴いた。
しかしながらアビスの魔物の数が予想を遥かに上回っており、届かぬ想いと知りながらもヴィチャマに向けた遺言を残しながら戦死。
その後は夜神の国を彷徨っていたが、カチーナ奪還のために訪れた旅人一行と遭遇し、彼らの手助けをした。
最終決戦直前に夜神の国にたどり着いたヴィチャマと再会し、再び訪れた旅人を共にサポートした。- 名前について
マルコ(Mallko)は、ヴィチャマの項で述べた通り、インカ神話においてヴィチャマの兄であり法の神である。
- 名前について
- ビサック
- 5年前の夜巡者の戦争にて戦死。
- 青霆
- 「懸木の民」の伝達使。
ルールを無視して他人の依頼を横取りした結果、業界からハブられていた。
去年*37、宿敵から避けていたところを、その人目を避ける習慣を夜蘭に認められ、現在は彼女の下で働いている。
夜蘭から、相棒となるイタチの「あかたましっぽ」を託された。- あかたましっぽ
- 青霆の相棒のイタチ。ネコやヤマガラなど、いろいろな動物の言葉を話すことが出来る。
花翼の集
- チャスカ
- 髪は全体的に濡羽色*38、長耳、帽子が特徴的な女性。シロネンに特注した身の丈を優に超える巨大な銃「スピリットリボルバー・ライトワンド」を駆る。得物は弓。風元素の神の目を持つ*39。
「花翼の集」出身で、各部族に名を轟かせる調停者。キィニチ曰く、調停の際は当事者両名を黙らせるタイプとのこと。クイクという血のつながっていない妹がいる。
懸木の民の族長ワイナによると、幼い頃にある病気を理由に親から捨てられた孤児で、その頃にアビスの侵蝕を受けるも奇跡的に生き残る。しかし、アビスの侵蝕による影響で魂の奥底に抑えきれない闘争の衝動を抱えることになる。その後はクク竜に拾われ、クク竜とともに闘いに身を投じたという。
族親のアルパに保護され、クイクの家族に引き取られ人間社会に戻った後も、上記の衝動や自身の身に巣食うアビスによる謂れなき誹謗が元で各所でケンカを起こしてはクイクに連れられ謝りに回っていたとか。当時はムアラニとも取っ組み合いのケンカをしていたという。
幼い頃からアビスに侵蝕され続けていることもあり、それらの対処や知識も豊富。
「帰火聖夜の巡礼」に勝利し、「夜巡者の戦争」の参加資格を得て参戦、生還するもカチーナ復活失敗の件で責任を感じ、夜神の国に旅人らと乗り込む。
アビスの侵攻のさなかでクイクを眼の前で失い絶望しかけるも、彼女が最期に遺した言葉を胸に、直後襲ったアビスの衝動に打ち勝ち、期待に応えられるような勇ましい戦士としてナタを救う覚悟を決め、古名「超越」を担う最後の英雄として覚醒する。- 名前について
インカ神話に登場する夜明け、夕暮れ、金星の女神「チャスカ (Chasca)」から。
また、ペルー原住民が話すケチュア語で夜明けや空の星を意味する。
- 名前について
- クイク
- チャスカの義理の妹であり、彼女のことを「お姉ちゃん」と呼ぶ。
アビスの侵蝕に対する治療を専門的に行える医者。アビスの侵蝕を患っている身内がいることもあり経験豊富。
チャスカとはよくケンカをする仲で一見険悪に思えるが、関係はむしろ良好である。実のところ、このケンカこそがチャスカの「衝動」を抑えるためにクイクが行っていた治療の一環でもあった。
アビス侵攻の終盤、競技場防衛線にてアビスの侵蝕により息絶える寸前の状態で旅人と再会。旅人がアビスの力を浄化し意識が回復するも、最期を悟ったクイクは得られた僅かな時間でお姉ちゃんと心からの言葉を交わし眠りについた。
聖火競技場近くの建物内に慰霊の祭壇が設けられ、そこにある「みんなで作った記録」(戦死者名簿)の中に彼女の名前が記載されている。- 名前について
ケチュア語で「虹」を意味する「クイチ(k'uychi)」から。
ちなみに、彼女が亡くなった時の任務の名前は「燃ゆる運命の虹光」
- 名前について
- イファ
- 花翼の集に所属する*40竜専門の獣医(竜医)の男性。
ムアラニ曰くなんでもそつなくこなせてノリがいい。オロルンと仲が良く、彼が育てた野菜をシトラリに届けている。趣味はギター。
獣医自体には自ら望んでなったわけではないようだが「知恵と武力を尽くして竜とやり合うのはなかなか面白い」らしい。
なお、彼に診察された小竜は大人しく従順な性格になるとのこと。シロネン製の注射器を愛用していたり、診察を受けたアハウが酷く怯えてたりもするが、一体何を……
その他、カクークという変わった姿のクク竜を連れている。人間の言葉を意味を理解した上で使用できるほど知能が高いが、竜の舌で真似できる発音には限界があるため、語彙は非常に少ない。- 容姿について
モデルに関してはVer.5.2の段階ではゲーム内未登場であり、公式の声優紹介では彼の診療所にある褐色白髪の男性が描かれた看板が引用されていた。*41
ちなみに似顔絵の作者はオロルン。描かれた本人曰く「これほど生き生きとした俺は初めて見るな」とのこと。 - 名前について
ヨルバ民族の風習として行われる占術「イファ(Ifá)」から。
ヤシの実や聖なる文字を使って宇宙の真理や人間の運命を読み解く技術である。体系的かつ論理的らしい。
- 容姿について
- ムトタ
- 「花翼の集」の族長。
- 名前について
アフリカ南東部にかつて存在していたモノモタパ王国の王朝の始祖とされている王子「ムトタ(Mutota)」から。
- 名前について
豊穣の邦
- イアンサ
- 豊穣の邦出身の女性。古名は「力(ウウィーゾ)」。足跡PVのナタ枠として早くからプレイヤーには知られていた。
イグニッションPVにも一瞬映っているが、当初のものよりもかわいらしく描かれている。
足跡PVでの好戦的な印象とは大きく異なり、ストーリー中では冷静で大人びた様子が目立つため、見た目と実際の年齢が異なっている可能性がある。また、PVでは炎を手に宿していたが、本人の神の目は雷である。
スポーツインストラクターで、「豊穣の邦」で帰火聖夜の巡礼の選手を育成するコーチも務める。
また、自身も帰炎聖夜の巡礼で全勝記録をキープする優秀な戦士でもある。大霊に選ばれた英雄にもなっており、早くからマーヴィカの計画を聞かされていた。
カチーナ救出作戦では夜神の国に旅人らと同行した。- 名前について
ブラジルの民間信仰・カンドンブレで信仰される嵐と戦いの女神「イアンサン(Iansa)」から。
この民間信仰の源流であるヨルバ人の伝統的宗教(西アフリカ)においては、火と鉄の軍神オグンの妻オヤにあたる。ブラジルでは少し設定が変わってオグンの元妻となっている。
- 名前について
- ヴァレサ
- 豊穣の邦の女性。
「こだまの子」採掘場掲示板内では野菜の栽培や輸出に携わる人物として言及されている。
大食い大会『バーニングストマック』の前回(第242回)大会優勝者。八十皿もの『温泉タイム』を平らげ他選手を圧倒した。
第243回となる今大会も顔色一つ変えず『ブレイズ・ミートシチュー』八十皿を平らげ、部族内予選を勝ち抜いている。
が、予選突破後も他部族の予選への参加を続けており、勝敗関係なくただグルメを堪能したいだけではとも噂されている。
魔神任務では「夜猟者の戦争」内で言及。聖火競技場に向かっていたイアンサに代わって豊穣の邦を任されていた。
その後は彼女が戻るまでもなくアビスを撃退しており、相当な実力者であることが伺える。- 名前について
ズールー族の神話に登場する雨や豊穣の女神「ムババ・ムワナ・ワレサ(Mbaba Mwana Waresa)」から。
雨を司り、農作物の成長を助け、人々にビールの製造法を教えたとされている。
- 名前について
謎煙の主
- シトラリ
- 氷元素の神の目を持つ女性。「謎煙の主」出身で、十年先の吉凶まで読める占い師と言われ、「黒曜石の老婆(グラスバーバ)」の異名を持つ。古名は「記憶(ウクンボク)*42」。
異名の通り見た目にそぐわずかなり高齢*43だが、最近の若者に合わせて流行りの言葉を使おうと意識しており、語彙がところどころカタカナになっている。
未遂に終わったとはいえ、オロルンに対しては生贄に捧げた過去に負い目を感じながらも、同じ謎煙の主の民とともに大切に育ててきた。
作中ではシロネンが旅人の古名を作るために協力を依頼、ファデュイとの協力が疑われるオロルンを共に探すことを条件に承諾する。
前々から不確定要素の多いマーヴィカの計画を不安視しており、タブーを破って未来の暗示を覗いたことでマーヴィカの死の運命について知り、彼女を死から救うための策を考えている。
普通の人間より遥かに長生きで、大シャーマンとして部族の誰からも畏敬の念を持たれ、自身も部族から遠ざかる人生を過ごすうちに大半の時間を暇潰しのような感覚で過ごしており、特にすることもないときは酒を飲み、小説を読んで寝る…というかなり自堕落な生活をしている。
稲妻の娯楽小説について明るく、『蜃気楼戦記』という作品の大ファンでもある。- 名前について
ナワトル語の星(citlalli)、またはアステカ神話に登場する創造神「シトラリクエ(Citlalicue)」から。
二重の創造神オメテオトルの女性的側面を表した女神、オメシワトルの別名とされる。
夫である創造神シトララトナックと共に星を作った。名前の意味は「星のカーテン」。
- 名前について
- オロルン
- コウモリの耳と羽のようなものが生えている青年。
孤児であり、不完全な魂を持つことから夜神の国の魂を強化し再生するための生贄として捧げられたことがあるが、儀式が失敗したためそのまま謎煙の主で育てられた。
現在は郊外の家に住み、菜園を営んでいる。部族では変わり者扱いされているが、実際は心優しい性格で、部族の民やナタを思う気持ちも強い。ある日ファデュイの「隊長」が訪れ、シトラリの居場所を尋ねられたことを不審に思い、気付かれていることを知りながらも尾行、マーヴィカとの激突を目撃する。
このまま「隊長」が死んでしまうとナタを救うための手がかりが途絶えてしまうと判断し、巫術を使い撤退に協力する。
最初は隊長はオロルンを小物として気にも留めていなかったが、対話を経て気に入り、協力関係を結ぶ。
その後は旅人を計画に引き込むことを画策しつつ、シトラリを巻き込まないよう秘密裏に隊長と地脈再構築の作戦を進める。
計画は順調に進み古代装置の起動には成功したが、不安定な魂が地脈の影響を受け、グスレッド*44の意識に追い出されてしまう。
しかし強い意志を持って逆に追い返し、意識を取り戻すと同時に、古代装置によって夜神が一時的に復活、古名「献身(ビディー)」の英雄として覚醒した。
旅人の素性は隊長を通じて朧げに知っているようで旅人が500年前の人物と判っており、旅人をばあちゃん又はじいちゃんと呼ぶ。- 名前について
ヨルバ人の伝統的宗教やカンドンブレなどで信仰される最高神かつ神々の親「オロルン(Olorun)」という説が優勢だが、原神のオロルンは「Ororon」と綴り、中国語版でも最高神とは表記が異なる。
- 名前について
- ビラム
- 「謎煙の主」の族長。生まれつき大きな体格をしている。
- ウィツィリン
- 謎煙の主の見聞任務に登場。故人。
約200年前、謎煙の主に発生した大規模なアビスの災いを鎮めた人物で、謎煙の主の歴史において伝説に残る大シャーマン。この戦いは「七彩の戦い」と呼ばれ、ウィツィリン自身の手でウォーベンへと記録され、現在でも語り継がれている。
古名は「記憶(ウクンボク)」現在はシトラリがその古名を受け継いでいる。
かつてシトラリとはライバルであり、友人でもある関係であった。
普通の人間であるウィツィリンは生涯の中で多くの弟子を取り、自身の技術を残しており現在でもその流派は途絶えることなく続いているが、かつて七彩の戦いに使われたとされる秘術の内容は弟子の誰にも知らされておらず、一切が謎に包まれている。だが、この秘術の本質はひっそりとシトラリに残していたという…。
「色」の扱いにおいて特別な理解と力を持っており、七彩の戦いでは色の本質である記憶の「繋がり」を糸に、「色」を布地として繋ぐことで特殊な迷宮のような記憶空間を創造、そこにアビスを閉じ込めることで戦いを制したという。- 名前について
ナワトル語で「ハチドリ」を意味する言葉「ウィツィリン(Huitzilin)」から。
- 名前について
- トラポポックティズテトル
- 謎煙の主の現在の族親のイクトミ竜。200年ほど生きているためか、他のイクトミ竜より一回り大柄。謎煙の主の民からは「トラポ様」と呼ばれている。
かつてのウィツィリンの竜でクローと呼ばれていた。当時は毎日のようにウィツィリンがシトラリにケンカを売りに行くので、その度に顔を合わせていたためか当時からシトラリに懐いており、200年近く経ってから久しぶりに会った現在でも相変わらずの模様。- 名前について
ナワトル語で、不特定の目的語を表す接頭辞「tla-」、「煙を吐く」「煙が出る」を意味する「popoca」、「爪」を意味する「iztetl」から。
- 名前について
- ルラ
- Ver.5.2テーマイベント「スピリットを求めしウォーベン」、世界任務「最後のテノチズトク人」にて登場した青年。
テーマイベントで登場した際は霊感音痴で、谷中*45に増幅作療法を勧められ実践し、霊視を行った結果スピリットが迷子になってしまった。その後オロルン、シトラリ、旅人の助けによって無事にスピリットがルラのもとに戻り、事なきを得た。その後、霊視の才能が目覚め、修行を始めた。
世界任務で登場した際、彼はオロルンの下で巫術を学び、新人シャーマンとなっていた。そして彼が学んだ独特な巫術(ニンジンリング)を使い旅人が行っていた調査の助けをする。- 名前について
サンスクリット語で「神々の遊び」を意味する「Leela」からであると思われる。
- 名前について
部族不明・その他
- アベレワ・ボスウィ・クワドリ
- 隊長に秘源装置の使い方を教えた謎の賢人たち。
現代の炎神マーヴィカですら名前を知らない存在で、魔神任務が完結した5.3時点でも正体が明らかになることはなかった。
夜神を完全に滅ぼすために、ワシャクラフン・ウバ・カンが変身して隊長と接触したときに化けた姿なのではとも言われている。
「竜」
ナタに生息する龍に似た外見の生物。ナタに存在する6つの部族とそれぞれ共存関係にある。
風元素以外の6元素にそれぞれ対応する6種類の竜が存在し、マグマや水上を泳げるなどの特殊能力を持つ。
ナタの「竜」と元素龍や龍王などの「龍」とは区別されている。また英語では龍はDragon(ドラゴン)、竜はSaurian(サウリアン)と表記されている。
また、竜のルーツについては外来の秩序が訪れる以前、原初の時代にこの星を統べていた種族である「龍」である。
当時の龍が持っていた文明や技術は現在の人類から見ても遥かに超えるものだったが、ニ度にわたる龍王と天空の略奪者の大戦、土地の燃素が豊富であることを「聖土化」しているとみなされ天空より落とされた「釘」*46、そしてアビスによる侵蝕。これらにより衰退の一途を辿った。
しかし、その血が途絶えることはなく、激変したその後のナタの環境に適応するために龍が持つ凄まじい適応力、そして「進化」の能力を用いて敢えて退化することによって生まれたのが現在の竜たちである。
退化こそしたものの、種の根源として炎の龍王シウコアトルの子孫であることは変わっておらず、これが時として「焔の主の祝福」と呼ばれる印が仔竜に現れることがある。
しかしそれは古龍が持っていた力であり、現在の矮小な竜では到底扱い切れるものではなく、それが現れた個体は印がもたらす力に耐えきれず力尽きるか、生き残ったとしても力を制御できず知性を失い暴走する等例外なく幸せな結末を辿ることはないという…
- テペトル竜
- 東部の鉱山地域に生息するかわいい見た目をした岩の竜。こだまの子と関わりが強い。
プレビュー動画でも登場した岩元素の竜であり、スメール側からナタに入国すると大抵見ることができるという。
ドリルのように回りながら地面や崖に潜り込んで高速移動ができる。- 名前について
ナワトル語で山を意味する「テペトル(tepetl)」から。
ちなみにナワトル語はメキシコの先住民が使う言語であり、アステカ人が使っていた言語でもある。
- 名前について
- コホラ竜
- 即興パフォーマンスをしてくれるという水の竜。流泉の衆と関わりが強い。
後述の由来から、ナタプレビュー動画「竜の漫遊」に登場する水やマグマの上をスムーズに泳いでいた竜のことと思われる。- 名前について
古代ハワイアンの言葉でザトウクジラを意味する「コホラ(Kohora)」から。
- 名前について
- ユムカ竜
- 空中を跳ねながら高いところに移動することができる草の竜。懸木の民と関わりが強い。
「山の王・貪食のユムカ竜」という太りすぎて洞窟から出られなくなった特殊個体(ボス)がいる。- 名前について
マヤ神話の農耕の神の名前であり、「森の主」を意味する「ユム・カアシュ(Yum Kaax)」から。
- 名前について
- イクトミ竜
- 浮遊する竜。謎煙の主と関わりが強い氷元素の竜。
談議室内の部族旗では一番左。色合いからするとちび竜ビスケットでは左上の竜だろうか。- 名前について
インディアン部族「スー族」の神話や民話に登場する蜘蛛の精霊「イクトミ(Iktomi)」から。
- 名前について
- クク竜
- 花翼の集と関わりが強い炎元素の竜。これに騎乗する花翼の集の戦士は騎士と呼ばれている。
- 名前について
マヤ神話の至高神、創造神である「ククルカン(Kukulcan)」あるいはキチェ語で「ケツァール」を意味する「クク(q'uq)」から。
- 名前について
- ライノ竜
- 豊穣の邦に対応する竜。雷元素。パイモン曰く猛攻を仕掛けるのが得意。「龍の遺物研究会」窓口前の看板や書籍『火山大王と陰縫いの針』にも記載されている。
魔神任務5章2部で大霊に認められた英雄を紹介しているシーンを見る限り、談議室内の左から2番目の旗に描かれている竜がライノ竜だと考えられる。- 名前について
語源は英語でサイを表すライノセラスだと思われる。なんか雑じゃない?
なお、英語版では「Tatankasaur」であり、北米インディアンのラコタ族におけるアメリカバイソンを表す言葉「タタンカ(Tatanka)」の名を冠している。やっぱ日本語訳が雑じゃない?
- 名前について
時期不明
燼寂海
ナタの西の孤島に存在するとされる無風の荒野。
2、30年前に「山のように巨大な黒い生物」が移動する様が目撃された後に何らかの要因で消失し、ようやく人が住めるようになったという*47。
500年前のテノッチと漆黒の軍勢の激闘によって形成された……とされているが、後述の流浪楽団の逸話では何故か1000年前には既に存在していることになっている。
モンドや淵下宮のようにテイワットの伝説では風と時が強い関連性を持つため、「無風の地」である燼寂海は時の流れが異常化していると考えられている。
- Ver. 1.0の時からクレーの伝説任務におけるジャックの発言や、ウェンティの伝説任務における自称スタンレー=本名ハンス・アチェボルド*48の発言で「燼寂海」の名前は出ていた。
- Ver.5.8で追加されたイベント伝説任務「染夏!烈日?リゾート満喫!」にてウェンティより以下の内容が明かされた。
燼寂海の災害には時間的特性があり、その災害はすべての時間に存在する。五百年前に燼寂海の汚染がテノチズトク以外の地域に拡散するのを防ぐため、時の執政イスタロトの力と権利を分け与えられた風神バルバトスが燼寂海を時間軸から吹き飛ばし、「無風の地」となった。
- バクナワ
- 燼寂海に出現する不死身の魔獣。その生命力は肉片ですらドゥリンの血の呪いと相殺する程。
1000年前に流浪楽団が燼寂海を訪れた際、夜明けの光剣士と交戦している。この際切り落とされた符石が現在の西風騎士団まで保管されている。
燼寂海の消失に関わる「山のように巨大な黒い生物」の正体と考えられる。- 由来について
「バクナワ(Bakunawa)」とはフィリピンのセプ島に伝わる神話における冥界神。
超巨大な海竜であり、かつて空に浮かんでいた7つの月の内6つを飲み込んでしまったという逸話が伝わっている。
ちなみに、ゲーム内においてもバクナワの名は現地での呼び名であると言及されている。燼寂海近辺の住民は東南アジア圏の文化を持っているのかもしれない。 - 統御デバイスのいるナタ南西の島では、時折獣の唸り声のような音が聞こえることがある。(BGM・ボイスOFF推奨)
島の北西を見ると遠方に大地が広がっている。恐らくそこが燼寂海(の実装予定地)であり、唸り声の主がバクナワであると推測されている。
→この燼寂海の位置に関する予想はVer 5.8のびのびリゾート実装よりずっと前のものである。現在では、のびのびリゾートを指すものと思われる。 - バクナワ討伐後に手に入る任務アイテム「誰かのボロボロなノート・1」シリーズでは、モンドの伝説の冒険者・スタンレーがハンス・アチェボルドを助けた時の状況を記録している。ウェンティの伝説任務の時から見て5年越しに詳細が出た。
- 由来について
- 烈火を渡る賢者
- 燼寂海の存在が確認されてから後数百年後*49のナタを拠点としていた人物。
赤いメノウでできた防火の冠を作り、同僚・先輩・先生から恐怖や嫉妬の感情を向けられる中、悠々とマグマの上を歩いてみせた。
その後は弟子や家族に恵まれたようだが、何故か彼らと関係を絶ち再び100年間に渡る隠遁生活を送った後、最期はマグマの海に消えたという。
燧石の鋒冒険団
Ver.5.8テーマイベント「染夏!烈日?リゾート満喫!」*50で登場した冒険団。
- マカンニ
- 冒険団の団長であり、ベネットの父。豊穣の邦出身。
アロニとの間にベネットを授かったことをきっかけに引退しようと考えていたが、その最後の冒険で燼寂海を模したアビスの秘境に踏み込んでしまい、亡くなった。
亡くなった後はアシャと化してテノチズトクの地で記憶をなくした状態で過ごしていた。ベネットがテノチズトクを訪れた際には共に行動し、ベネットがアビスの秘境に入って死にそうになった時に記憶を取り戻し、ベネットを守った。
記憶を取り戻した彼は、ティティ島のオープニングセレモニーに参加し、ベネットと会話した後に消滅する。
- アロニ
- ベネットの母。謎煙の主出身。
マカンニとの間にベネットを授かったことをきっかけに引退しようと考えていたが、その最後の冒険で燼寂海を模したアビスの秘境に踏み込んでしまい、亡くなった。
亡くなった後はアシャと化してテノチズトクの地で記憶をなくした状態で過ごしていた。ベネットがテノチズトクを訪れた際には、後をつけて隠れたところからベネットたちの写真を撮影していた。ベネットがアビスの秘境に入って死にそうになった時に記憶を取り戻し、ベネットを守った。
記憶を取り戻したのち、ティティ島のオープニングセレモニーに参加し、ベネットと会話した後に消滅する。
- チャーチュ、アンジェア
- それぞれ花翼の集、流泉の衆出身。
マカンニ、アロニが引退を決心した最後の冒険で、燼寂海を模したアビスの秘境に踏み込んでしまい、亡くなる。
亡くなった後はアシャと化した。その後の行方は任務内で語られていない。
コメント
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