ストーリー要約/魔神任務

Last-modified: 2024-05-12 (日) 08:47:37

参考:用語集 | 七国まとめ | キャラ・一族・団体 | 年表 | 神の目 | 言語 | ヒルチャール語 | 料理元ネタ考察 | 崩壊ネタ関連 | メインストーリー要約 | 中国語・英語まとめ | 誤訳 | 暗号解読 | 命ノ星座 | 考察総合


驚き忍.pngネタバレ注意!!
このページにはキャラクターや任務に関する重大なネタバレ等が含まれています。十分に注意して閲覧してください。

このページについて

魔神任務(メインストーリー)の要約と詳細

執筆方針

(今後の執筆方針を制限するものではない。適宜変更可)

  • 要約は各章ごとに、原則50行までとし、旅人や仲間の行動の大枠を記述する。
  • 詳細は物語の流れを比較的細かく記述し、重要または象徴的な会話は抜粋する
  • 本稿執筆時点でも不明な疑問や未回収の伏線を幕ごとに詳細欄に箇条書きにする。
  • ストーリームービーは公式のものを掲載する。

本文中、選択した主人公に依存して表現が変わる部分については、原則として「妹(兄)」のように「男主人公の場合(女主人公の場合)」の順と形式で記述する。
原則として、「妹(兄)」のような表現を使用するが、ゲーム中で具体的に「空・蛍」としてデフォルト名が出ている部分に関しては、物語・演出上の意味があるため「蛍(空)」と記述する。
また、こうした演出意図を明確にするため、プレイヤーが入力した名前が表示される部分は「旅人」などを使用し、「空・蛍」は使用しない(そのため、ゲーム中の旅行日誌を参照する際はデフォルトネームの空・蛍から変更することを推奨)。

・プレイアブルキャラの初登場の場面は出来るだけ盛り込む
・章または幕ごとに初登場のプレイアブルキャラの名前にはキャラページへのリンクを貼る
・間章は国家ごとの魔神任務の後日譚となっているため、任務国家(旅行日誌のアイコン)の最後に実装順に並べる

詳細欄未完成
とりあえず当wiki魔神任務より任務説明をコピペし幕タイトルの横に■を表記。
ゲーム内会話録や動画等を資料にして詳細を記入したら■を撤去。
詳細未記入の章および幕について追記求む
記入済み詳細欄に関しても、不明な疑問や伏線等の追記求む

序章

第一幕 風を捕まえる異邦人

双子の妹(兄)と共に数多の世界を旅してきた旅人は、この世界を離れようとした時に、「『天理』の調停者」を名乗る謎の神に襲撃され、眠らされてしまう。
どれほどの時間かも分からない眠りから覚めた旅人は、妹(兄)を探すため、見知らぬ神を探す旅に出ることにする。
溺れているところを助けたパイモンから、この世界の言葉を学び、この世界の案内を受けながら、2ヶ月後、七国の一つである風神が司る「自由」の国モンドの辺境にたどり着く。
そこで旅人が七天神像に触れると、風元素が共鳴し旅人が風元素の力を操れるようになった。
旅人は森の中で巨龍と、それと話をする緑の服の少年と遭遇し、その逃げ発った跡で、赤い結晶を見つける。
さらに偵察騎士アンバーと名乗る赤い服の少女と出会い、彼女の案内のもと、モンド城にたどり着く。
モンド城周辺では近頃、風魔龍が出没し、暴風が吹き荒れており、住民たちも元気がない。
旅人はアンバーから風の翼をもらうが、突然現れた風魔龍と共に吹き荒れる暴風に巻き込まれ、空高く打ち上げられてしまう。
どこからともなく聞こえる謎の声に導かれながら、旅人は風の翼を使って滑空しつつ、風魔龍の撃退に成功する。
そんな旅人の姿を目撃した西風騎士団騎兵隊長ガイアに紹介され、代理団長ジンや図書館司書リサと出会う。
旅人は西風騎士団に協力して、モンドの放棄された4つの「四風守護」神殿に出向き、 風魔龍の暴風の力の源を破壊することになる。
その途中、リサから、テイワットの人々が元素の力を操るには、旅人と違い、「神の目」と呼ばれる外付けの魔力器官が必要で、それは選ばれた少数の者しか手に入れることができないことを教わる。
旅人や新たに出会ったモンドの人々の活躍で、暴風は収まり、地脈の異常は解消された。

第二幕 涙のない明日のために

モンド城では、七国の一つにして、外交で最も勢いのある国、氷神を祀る「スネージナヤ」の外交使節「ファデュイ」がジンに圧力をかけているのを目撃する。
その後、旅人は風魔龍の痕跡から拾った結晶「風龍の涙」をジンたちに見せる。そこには不純物が含まれており、その穢れによって、神の目を持ち元素の力を操れる者であれば、痛みを感じる代物であった。
元素を操れるのにもかかわらず、穢れの影響を受けない旅人の特異性に目をつけたジンは、旅人に感謝の気持ちと共に西風騎士団栄誉騎士の爵位を与え、さらに風魔龍の暴走を止めるのに力を貸してくれるように頼む。
その申し出を受けた旅人は、再びあの緑色の服の少年、吟遊詩人のウェンティと出会う。
彼には風龍の涙を浄化する力があったが、彼がトワリンと呼ぶ風魔龍の呪いを解くためには十分ではなかった。
そのためには、今は隣国の璃月の岩神や稲妻の雷神と違い、モンドの人々の前から姿を消している風神バルバトスが、かつて使っていた「天空のライアー」が必要だという。
旅人はウェンティが「ライアー」を教会から「借りる」手助けをし、そのさなかに、ウェンティ自身が風神バルバトスであることを知る。
しかし、その寸前に「ライアー」はファデュイによって奪われてしまう。
旅人は、酒場を経営する、赤い髪の青年ディルックやジンの手助けを得て、ライアーを取り戻すことに成功する。
さらに、力を失ったライアーの力を取り戻すため、旅人達と、ジン、ディルック、ウェンティはモンド中を回り、散らばった風魔龍の涙を集めた。

第三幕 龍と自由の歌

旅人達一行は、トワリンの暴走の裏には、人類共通の敵である「アビスの魔術師」が暗躍していることを突き止めつつ、トワリンを救うため、風龍廃墟と呼ばれる地域に向かった。
暴風の結界によって守られる風龍廃墟にウェンティの力で侵入し、中心の高い塔の上で、一行は風魔龍を救い、モンドの自由を取り戻すことを誓う。
それは、かつての風神バルバトスの自由への願いが、今でもモンドの人々の中に息づいている証明でもあった。
戦いの末、トワリンを呪いから解放することに成功し、ウェンティの「自由に飛んでほしい」という願いの元、トワリンは再びモンドの空を駆け巡る。
こうして風魔龍騒動は一件落着し、モンドには平和が戻った。
旅人とウェンティは、教会にライアーを返却に行き、そこでライアーを受け取りに来た祈祷牧師バーバラと出会う。
ウェンティが教会を後にしようとした時、突如、ファデュイ十一人の執行官の第8位、コードネーム「淑女」に襲撃され、ウェンティは「神の心」を奪われてしまう。
襲撃の後、ウェンティは、一般人に話せる内容ではないと前置きしつつ、「神の目」と「神の心」について旅人に明かす。
「神の目」を得た人々は、天空の島に登り神になる資格を持ち、それ故に「原神」と呼ばれる。
一方で、ウェンティのような神は、元素力を操るために神の目を必要とせず、代わりに持つのが神として天空の島と共鳴するための「神の心」であると。
この世界を七つに分けて統べる「俗世の七執政」たる「七神」同士は、必ずしも相互に仲がよいわけではないが、それでも他の「神の心」を奪う、氷神「女皇」の行動はウェンティにとっても予想外であった。
ウェンティは妹(兄)を探すために七神全員に会うために、まずは年に一度、岩神が人々の前に姿を現す「迎仙儀式」が行われる隣国「璃月」に向かうことを勧める。
そして、璃月に旅立つ旅人を、ウェンティは「風を捕まえる異邦人」と呼び、旅の終点だけではなく、旅の道中、旅人自身の目で世界を観察し、旅そのものの意味を忘れないで欲しいと呼びかける。

序章ストーリー詳細

序章

第一幕 風を捕まえる異邦人

オープニングイベントムービー
モンドの星落ちの谷の浜辺で旅人がパイモンと回想した。

  • 旅人はこの世界に漂流するまでに数多の世界を乗り越えてきた。
  • この世界を離れて次の世界に行こうとした時『「天理」の調停者』を名乗る見知らぬ神に敗北し、
    双子の妹(兄)<非プレイヤー側>は連れ去られ、旅人<プレイヤー側>も封印されて本来の力を失う。
  • 旅人は双子の妹(兄)を探すため見知らぬ神を探すことを決意する。
  • 2か月前、溺れていたパイモンは旅人に釣られて助けられ、お礼に旅人の案内役を買って出た。
  • パイモンはモンドにたくさんいる吟遊詩人から情報が手に入ると考えた。

パイモンに促され風神の七天神像に触れると風元素が旅人と共鳴した。
モンドに向かう途中で巨龍を見かけたので追うと、巨龍と緑の服の少年が話をしていた。
巨龍が旅人に気づいて逃げ、少年も姿を消した。
巨龍がいた場所で赤の結晶を拾った。
その場を離れると、西風騎士団の偵察騎士、アンバーという少女が現れ素性を聞かれた。

アンバーに案内されてモンド城に向かった。

  • 近頃モンド城周辺に風魔龍が出没し暴風が吹き荒れているという。

道中でアンバーの仕事(ヒルチャールの巣の片付け)を手伝った。
モンド城に到着するも住民の元気がない。

  • 風魔龍のせいで商人・旅人は激減したが、曲がり角にある酒場(エンジェルズシェア)はいつもより繁盛しているらしい。

仕事の手伝いのお礼にアンバーから風の翼をもらった。
モンド城内の高台からの初飛行を終えると突然暴風が吹き荒れ巨龍が現れた。
巨龍は森の中で目撃した巨龍であり、アンバーの言う風魔龍であった。
竜巻に飲まれて空に打ち上げられ、風の翼で滑空していると謎の声を聞いた。
旅人が襲ってきた風魔龍をシューティングゲームの如く撃退すると、それを目撃した騎兵隊長ガイアに騎士団本部へ招待された。

騎士団本部に着くと、代理団長ジンと図書館司書リサが待っていた。

  • 今のモンドは暴風が吹き荒れ、元素の流れと地脈の循環が乱れている。
  • 風魔龍の暴風の力の源は放棄された『「四風守護」の神殿』にある。
  • 放棄された4つの神殿のうち3つを調査しに行くことになった。(3つである理由はモンド人の暗黙の了解)

アンバーと西風の鷹の神殿を調査し、力の源を破壊した。

  • 風魔龍はかつての四風守護の一つ。
  • 風魔龍は自分の神殿を放棄した。

ガイアと北風の狼の神殿を調査した。
力の源を破壊した後、ガイアが旅人を先に帰らせると、謎の魔物アビスの魔術師・水が現れた。
魔術師が詠唱をしていると突然赤い髪の青年が現れアビスの魔術師を退治した。

  • 詠唱のセリフは「Gohus,Chiso Vonph」。
  • ガイアと青年は知り合いのようだ。

リサと南風の獅子の神殿を調査し、力の源を破壊すると、リサが書籍・森の風をくれた。

  • 神秘学の視点では神の眼は外付けの魔力器官。
  • 四風守護は東風の龍・トワリン、南風の獅子・ダンディライオン、北風の狼・ボレアス、西風の鷹・セピュロスであり風神「バルバトス」の眷属。
  • 風魔龍はかつての東風の龍・トワリン。
  • リサ曰く、トワリンはモンドを憎んでいる(理由は書籍・森の風に書いてある)。

3つの神殿の調査を終えた。

  • 暴風が収まり、乱れていた元素の流れと地脈の循環が戻った。

疑問点・伏線

  • 双子が見知らぬ神と戦った場所がゲーム起動時の場所に似ている。
  • 双子は3対の翼を生やして飛行していた。
  • パイモンはどうして溺れていたのか?
  • パイモンが溺れていた場所(旅人がそれまでにいた場所)はどこか?(星落ちの谷の浜辺まで2か月かかる場所)
  • 旅人はどこで目覚めて、パイモンに出会うまで何をしていたのか?
  • パイモンはこの世界に詳しい。
  • 旅人が風元素と共鳴した時、会話の選択肢に「この力の源…やはり…」がある。旅人には元素力に心当たりがあるのか?
  • 南風の獅子と西風の鷹はまだ出てきていない。
  • なぜエンジェルズシェアは風魔龍の災禍にあっても繁盛したのか。

第二幕 涙のない明日のために■

あなたたちの努力があって、モンドの元素の流れはようやく正常に戻った。そろそろモンドに戻って、ジンに進捗を報告する頃だ。
モンドに戻ると、偶然ジンと「ファデュイ」の衝突を目撃した。その後、あなたはジンに森で発見した風龍の涙を見せた。
ジンに頼まれ、あなたは風魔龍の調査に参加することになる。
出発しようとしたその時、あなたは騎士団本部の外で風魔龍と会話していた謎の人物を見かけた。
謎の人物は吟遊詩人ウェンティと名乗った。巨龍との関係を尋ねるに、彼はその場を去ってしまった。
彼の跡を追いかけて、あなたたちは風立ちの地にある巨木の下に着いた。
ようやく立ち止まったウェンティはあなたに、囁きの森でトワリンにかけられた呪いを解こうと試みたが、失敗してしまったと説明した。
そして、トワリンを元に戻すには、「天空のライアー」の力が必要だと。
ウェンティが言葉巧みに天空のライアーを騙し取ろうという計画は、案の定失敗した。
そこで、ウェンティは新しい計画を思いつく。その計画はあなたの力が必要なようだ。
あなたはウェンティの新計画を完璧にこなしたが、天空のライアーを手にする直前、見知らぬ人物がそれを奪い取った。
その物音で守衛に気付かれてしまい、あなたたちは大聖堂から逃げ出すしかなかった。
大聖堂から逃げ出し、慌ててディルックの経営する酒場(エンジェルズシェア)に飛び込む。追い出されると思ったが、ディルックはあなたたちを庇い、力を貸すと言った。
ディルックの案内の元、営業終了後の酒場で思いがけない人物と会うことになった。
ディルックが連れてきたのはジンだった。会話の中で、天空のライアーを奪ったのは「ファデュイ」であるに気付いた。
トワリンを助けるために、あなたたちは天空のライアーを取り戻さなければいけない。
モンドの至宝、風神の力をそのまま奪われるわけにはいかない。
守衛を倒し、天空のライアーを取り戻そう。
あなたたちは「ファデュイ」の手から天空のライアーを取り戻した。ウェンティの天空のライアーを見る目には、なぜか懐かしさがにじみ出ていた。
天空のライアーの状態は前ほどよくはなかったが、風魔龍の涙を通じて、風元素を注入することに成功した。
天空のライアーの力を取り戻すには、風魔龍の涙がもっと必要だ。
トワリンの痕跡はモンド中に散らばっている。そのうちの一つの涙は森の廃墟の中にあった。
風龍の涙を集めるために、一行は密林にある廃墟に着いた。ジンとディルックと共に、廃墟に入り龍の涙を探せ。
汚染された風龍の涙はヒルチャールを引き寄せた。涙を取り戻すためには、ヒルチャールと戦うしかない。
涙を集め終え、あなたたちは再び合流した。
風龍の涙の力によって、天空のライアーはその力を完全に取り戻した。風魔龍を浄化するための準備はできた。

第三幕 龍と自由の歌

アビスの魔術師

 天空のライアーで風魔龍を呼ぶことに成功したが、アビス教団に邪魔され、風魔龍の心を取り戻すことはできなかった。
 しかし、あなたたちはまだ諦めていない。ディルックは新たな手掛かりを入手した…

旅人とパイモンは、ジンウェンティと共に、アカツキワイナリーでディルックと合流し、ディルックが得た情報を話し合う。
その前に、なぜ風神バルバトスが人間の力を借りてるのかと問うパイモンに、ウェンティが「俗世の七執政」について説明する。
人々の言う、七神の本質は、「俗世の七執政」というべきであり、俗世を七つに分け、それぞれを収めるのが神としての責務である。
神の責務を果たすことで神の力を蓄えることができるが、ウェンティは「統治」が嫌いで、モンドの人々もそれを好まない。
ジン達、モンド人は今でも、「君たちが王のいない自由な城を作ればいい」というかつてバルバトスが語った理念を受け継ぎ、覚えている。
そのため長くの間、モンドを留守にしていたウェンティは、自らを七神の中でも最弱だと語る。
一方で、人類共通の敵であるアビスの魔術師の痕跡を、ディルックはワイナリーのすぐ近くで見つけていた。

ジンと旅人達が、アビスの魔術師を倒すと、何かのエネルギーが散らばった。
ウェンティはそれが、彼とトワリンの繋がりを絶たせるためのものだという。
今のトワリンは、風龍廃墟と呼ばれる地域を巣にしており、その入り口にはモンドの周りを封鎖する暴風のような、特殊な障壁がある。
ウェンティがこのエネルギーを使い、魔力の織りなす韻律を読み取ることで、暴風の障壁を突破することができる。
トワリンに正面から挑むという作戦に、ディルックは、自分自身は同意するものの、戦いを回避したがっているジンを心配した。
しかし、ジンもまた、トワリンの討伐が唯一の救いの道であるなら、彼女自身が責任を負い、先陣を切る騎士となる覚悟を語る。
だが、ウェンティは状況がそこまで悪化しているわけではないと語り、本当の切り札は天空のライアーではなく、涙の結晶を浄化した旅人であるという。
涙の結晶の不純物と、トワリンを取り巻く呪いは、同じ類いの邪悪なものであり、旅人には浄化できるだろう。
激怒したトワリンに近づくという危険な作戦にパイモンは反対するが、旅人は【選択肢:「強いから大丈夫」「みんなの力が必要だ」】と答える。
ディルックとジンもまた、その計画に乗り、意見が一致した。
「英雄の詩編も、いよいよ決戦の章だ」

障壁

風龍廃墟に来たあなたたちは、再びトワリンを助けようとしたが、風魔龍のいる場所は暴風の障壁に包囲されている。
黒幕は、あなたたちを簡単に突破させるつもりはないようだ。

風龍廃墟の前に来た旅人達。パイモンは暴風の障壁の激しさにたじろぐ。
しかし、ウェンティはこれくらいの風の障壁ならば、「天空」のライアーを使うまでもないと言い、風障を開こうとする。
その時、一行の前にヒルチャールの一団が現われ、襲ってきた。

・ヒルチャール戦。
問題なくヒルチャールを撃退した一行。しかし、風龍廃墟の周りにヒルチャールの巣などなかったはずだと、ジンは訝しむ。
風障を開きながら、ウェンティはヒルチャールが普通は元素濃度の高いエリアでしか活動しないはずで、この場所では体の負担が大きいはずだと語る。
ディルックはアビス教団が裏で手を回した結果だと推測するが、同時にディルック達がここに来る確証はなかったはずで、アビス教団は妨害のためにあちこちに兵を投下しているのだろうと言う。
ウェンティがライアーを紡ぐと、風障がかき消え、パイモンは「おまえもたまには役に立つんだな、吟遊野郎」と感心する。
そしてジンを筆頭に、一行は風龍廃墟の中に踏み出した。

誰もいない家

敵の襲来により、あなたたちは一筋縄ではいかないことを悟る。
風龍廃墟までの至るところに障害があるため、あなたたちは崩れた壁の中から道を慎重に探した。

風龍廃墟の中は至るところに崩れた残骸による障害があり、一行は苦労しながらも先に進む。
道中、パイモンとウェンティが軽口を叩きながらも、一行は風域を利用しながら何とかルートを見つけ出し、中央にそびえる塔の頂上に開いた穴から高塔の中へと進入する。

導光の儀式

風龍廃墟の入り口はすぐ目の前にあるが、光の封印が侵入を阻止していた。封印を解除するため、あなたは再び試練に立ち向かう。

遺跡には古い封印が施され、それ以上進むことが出来なくなった。
この遺跡は「四風守護」の時代よりもずっと古いものであり、モンドの出来る前にある暴君がここを統治していたのだとウェンティは語る。
いつか機会があれば、旅人達にその物語を聞かせるとウェンティは約束する。
ディルックは、自分自身の考古学知識から、「導光装置」が鍵になるはずで、散らばったパーツを集めて元に戻せば、導光の儀式を完了できるだろうという。
旅人達は全部で三つの「導光装置」を見つけ出し、その封印を解除して回った。

終わりの前に

三重の封印をすべて解除した後、決戦の道は開かれた。全てを終わらせるため、あなたたちは再び廃墟の入り口に戻る。

塔の入り口の封印を解除し、旅人達は塔の頂上に戻った。
ウェンティは全てが終わったら、この日の出来事を詩にしようと言う。『ヴァネッサの物語』のように、モンドの人々にずっと謳われる詩になるだろうと。
ジンは最高の状態を整え、みんなの力になるという。ジンにとって、それが「責任」であるためだ。
ディルックは秘密を共有してくれた旅人達への、「信頼」のお返しに最後までついてきた。
ウェンティは「自由」のためにこの場所に立っている。
旅人達がモンドに最初に訪れた時、アンバーに言われたように、モンドは「自由の都」だ。
ウェンティは語る。
モンドは「王」の統治がない浪漫の城。
そして、モンドの人々は七国で最も自由な民だ。
だから、かつてモンドを守った龍もそうであってほしい。
「この都市が君を裏切った」と、彼を騙そうとする人がいちゃいけない。
彼に「この都市を守ることが君の永遠の義務だ」と、そう強いる人がいちゃいけない。
彼には、自由に生き方を選べる権利があるはずだ。
ウェンティは、そう語った。
「では、旅人、モンド千年の風が君と共にあらんことを。ボクは前回と同じように、君に「風」元素の力を導くよ」
以前、空中で旅人にかけられた声の正体は、ウェンティであった。

青の姿のために

アビスの魔術師に惑わされたトワリンを追いかけ、彼との正面対決を迎える。

封印を越え、風に乗って旅人達はトワリンを追いかける。
そして降り立ったトワリンを倒し、風魔龍をアビスの瘴気から解き放った。

・以下チャプター最後までカットシーン
激しい衝撃の中、塔が崩れ、旅人達、そしてウェンティは嵐の中、空中へと放りだされる。
意識を失い、ただ地面に叩きつけられるのを待つだけだったウェンティが、目を覚ますと。
そこには、先程までと打って変わった、青い空。
ウェンティと、旅人達一行は、正気を取り戻したトワリンによって助けられ、その背に乗せられて大空を飛んでいた。
「こういう風に一緒に飛ぶのは久しぶりだね、トワリン」
そう語りかけるウェンティに、トワリンは問う。
先ほど、塔が崩れゆく中で、なぜ昔のように彼に「守れ」と命じなかったのかと。
ウェンティは答える。
トワリンにアビスの言いなりにはなって欲しくなかった。
だからと言って、命令もしたくなかった。
神に命じられた「自由」はある意味「不自由」だろうと。
そう答えたウェンティは、再びトワリンに「風神眷属」の力を与える。
既に「四風守護」の肩書きをなくしていたとしても、皆を守ったトワリンには、風神の加護の元、もっと自由に飛んで欲しい。
それがウェンティの願いだった

そうして一行は、トワリンの背に乗って、モンド城へと帰還した。
これにて、モンドの龍災は一件落着。
ジンが騎士団を代表して、市民の誤解を解き、事件が解決したことを知らせた。
「風魔龍」が前触れもなくモンドを襲い、その後行方をくらませたことは、市民たちの心に多くの疑問と不安を残すだろう。
でも大丈夫。
ウェンティは語る。
「風向きは変わるものだから。いつかそれも光射す方へと吹いてくれるはずだよ」
平和になったモンドの空を、一匹の龍が自由な風となり、飛んでいった。

エピローグ、風が止んだ後

あなたたちの努力により、ようやくトワリンを助けることができた。風が運んできた物語は、このまま幕を閉じるのだろうか?

モンド城に戻った旅人とパイモンは、城門の前で物々しい柵や盾を並べたアンバーに出迎えられた。
既に前日に戻ってきていたジンから、旅人の活躍を聞いていたアンバーは2人の帰還を喜ぶ。
そして自分もいつか、そんな大舞台に立てたらいいなと羨む。
気分を良くしたパイモンが、アンバーはオイラ達をここで待っていたのかと聞くと、アンバーは申し訳なさそうに言う。
アンバーは、ジン達の不在中に遭ったヒルチャールの総攻撃を片付けしているだけなのだと。
幸い、以前からヒルチャールの動向を探っていたため、退けることが出来たが、準備を怠っていたらモンドは危なかっただろう。
しかし、ヒルチャールには総攻撃をしかけるような指揮能力はないはずで、だから今回の件もアビス教団が裏で糸を引いているのだろうとアンバーは言う。
それからアンバーは、以前に約束した「ニンジンとお肉のハニーソテー」を勝利を祝って、ごちそうしてくれるという。
パイモンは喜び、旅人と共に「鹿狩り」で、アンバーが片付けを終えるのを待つことになった。

道中、モンドの市民と交流しつつ、「鹿狩り」に辿り着く旅人達。
そこには「親友」のガイアがいた。
いつもの如く、軽口を叩くガイアだが、彼は風龍廃墟の戦いの間、モンド城に残り、アビス教団の侵入者とやりあっていたのだという。
そして、モンド城への襲撃や、トワリンの暴走が、アビス教団を統治する者の仕業だということを聞き出していた。
その統治者は「姫(王子)様」と呼ばれているのだという。
ガイアは、その情報だけを共有すると去り、代わりにアンバーが「鹿狩り」に訪れた。

旅人とパイモン、アンバーは「ニンジンとお肉のハニーソテー」を食べながら、楽しく食事をする。
旅人はこれから、モンドを離れて、七国を旅しながら、家族の手掛かりを探すつもりだった。
アンバーはそれを聞いて、少し寂しそうな様子を見せるが、どこでも風が届く場所であれば、旅人は西風騎士団の戦友で、栄誉騎士だからと旅人を応援する。
それから食事を続けていると、アンバーが急に思い出したように、ジンが大聖堂で待っていることを旅人に伝える。
天空のライアーのことみたいで、早く行った方がいいかもと。

最後の最後

 ジン団長が大聖堂で待っているようだ。天空のライアーについて何かあるらしい…

大聖堂では、ジンとウェンティが、牧師の少女と共に旅人を待っていた。
ジンは旅人に、教会から天空のライアーの回収にきた祈祷牧師のバーバラを紹介する。
バーバラは、旅人達がモンドを守ってくれたこと、「風魔龍と戦わずに平和的に解決できた」ことを、心の底から喜んでいた。
さらに今回の結果が、「ファデュイ」との外交紛争においても大いに役に立ったことを語るジンに、バーバラは少し呆れた様子で見ながら、旅人に天空のライアーを返すように言う。
代理団長の担保も無限ではなく、枢機卿に何度も催促されるなど、バーバラも随分と苦労していたらしい。
その言葉に、歯切れ悪く応えるパイモンに、バーバラは首を傾げる。
教会には寄付金があり、貸出料の心配はいらないと、パイモンの様子を勘違いしたバーバラに、旅人は壊れた天空のライアーを渡す。

・以下カットシーン
壊れた天空のライアーを見て、バーバラは絶望する。
そんな姿を見て、ウェンティはため息をつくと天空のライアーを「修復」する。
ウェンティの幻術で見た目だけは元通りになったライアーを見て、バーバラは歓喜し、二度と壊されてたまるものかと大事に抱え、倉庫へと持っていく。
そんなバーバラをウェンティは見送ると、幻術であることがバレる前にと、悪戯っぽく教会から逃げ出し、パイモンと旅人は慌ててその後を追う。
教会から駆け出すウェンティ。しかし、その背後の足元から突然、 ファデュイのデットエージェントが2人飛び出し、ウェンティに襲いかかる。
間一髪で旅人は風元素でデットエージェントを吹き飛ばし、背後にウェンティをかばう。
そして旅人は、デットエージェント達が巧みに着地したのを見て取ると、追撃とばかりにデットエージェントの元へと駆け出す。
しかし、3人の背後には新たな脅威が近づいていた。
突如、ウェンティの背後から、激しい氷風が襲いかかる。
パイモンは凍って飛ばされ、旅人は身をかばい、ウェンティは風で作り出した障壁で身を守る。
しかし、氷風が晴れたとき、ウェンティの足は凍り付き、地面に貼りついていた。
同時に旅人の背後からはデットエージェントが襲いかかり、地面に押さえつけられてしまう。
身動きがとれない旅人の目の前で、ウェンティにゆったりと近づいてきたのは、2人の雷蛍術師を従えた「十一人のファトス 第八位 『淑女』」であった。
『淑女』とウェンティは舌戦を繰り広げ、ついでウェンティは元素の力で抵抗を試みるものの、強烈な氷元素の力でそれを圧倒し、ウェンティから「神の心」を奪い去る。
そして「淑女」は、力をなくしたウェンティを蹴り飛ばすと、デットエージェントに抑えられた旅人を一瞥すると、騎士団に見つかる前にとさっさとその場を立ち去る。

デットエージェントによって気絶させられた旅人が目覚めると、そこには旅人を心配そうにみつめるバーバラの姿があった。
バーバラによれば、ウェンティにはバーバラの元素力による治癒が効かず、既にどこかに去ったという。
「モンドの英雄の象徴」に行ったと聞き、旅人とパイモンは風立ちの地に向かった。

果たして風立ちの地に、ウェンティはいた。
奪われた「神の心」とは何なのかと問う旅人に、ウェンティはため息をつき、一般人に話せる内容ではないと前置きしつつ、旅人にならこっそり教えてもいいかなと語り始めた。
旅人も知るように、「神の目」とはごく僅かな人しか持てない外付けの魔力器官であり、それを持つ者たちは「神の目」を通して元素力を導いている。
そして実は、「神の目」の所有者はみな、神になる資格を持っているのだという。そして天空の島に登る資格がある彼らを「原神」と呼ぶのだと。
一方で、ウェンティ達のような本当の神は、「神の目」という初歩的な器官はいらず、代わりに天空の島と共鳴する魔力器官である「神の心」を持っている(ウェンティの腰にある神の目は、ただの光るガラス玉で作られたフェイクである)。
先ほどウェンティ達を襲ったのは、「シニョーラ」――ファデュイ十一人の執行官の第8位、コードネーム「淑女」であった。
ファデュイの執行官はみな彼女のように、スナージナヤの女皇によって神のような権力を与えられ、凡人を超えた力を手に入れている。
スナージナヤパレスに鎮座する「氷の女皇」は、七神の一柱であり、ファトス全員が忠誠を誓う唯一の相手でもある。
ウェンティによれば、七神間の関係は、全員仲が良いわけではないけれど、さすがに他の神から「神の心」を奪おうとするのは予想外であったという。
そして「女皇」は、500年前のとある大きな災害のあと、ウェンティとのつながりを全て断ったため、ウェンティは「500年前の彼女」は知っているけれど、「今の彼女」はよく知らないという。
ウェンティは、氷の神とファデュイのことはあとでまた話すと言いつつ、七神を全員探すとなると旅人の旅は困難に満ちたものになるだろうと言う。
そしてまずはモンドの隣国であり、(バルバトスと違い)「岩」の神自らによって全域が治められている「璃月」に行くことを勧める。岩の神は一年に一度だけ公の場に降臨して神託を下し、璃月の新たな1年の経営方針を民に伝えるのだが、その今年の「迎仙儀式」はもうすぐ始まるのだという。
それを逃せばまた一年待つことになるため、慌てて旅立とうとする旅人とパイモンを呼び止める。
ウェンティは旅人を「風を捕まえる異邦人」と呼び、再び旅に出た時、旅そのものの意味を忘れないでほしいと呼びかける。
「テイワットの鳥、歌と城、女皇、ファデュイと魔物……みんな君の旅の一部だ」
「終点は全てを意味するわけではない。終点に辿り着く前、君の目でこの世界を観察するといい…」

第一章

第一幕 浮世浮生千岩間

旅人とパイモンは、「七星迎仙儀式」が行われるちょうどその日に、「契約」の国、璃月最大の都市、「璃月港」に到着する。
この都市と璃月全体は、「岩王帝君」と呼ばれている岩神モラクスによって守られており、この日、儀式の中でモラクスは人々の前に姿を現し、璃月全体の経営方針について神託を下すはずであった。
しかし、儀式の場に突如巨大な龍と麒麟を掛け合わせた仙人の死体が墜落し、辺りは騒然とする。それは、数千年に渡り璃月を守り続けてきた、最古の七神、岩神モラクスの骸であった。
即座に現場は、璃月を管理する七人の商人「璃月七星」の一人、「天権」の凝光の手で封鎖され、儀式の見物者の中から犯人捜しが始まった。異邦人である自らが疑われることを恐れた旅人は璃月軍である千岩軍から逃れ、その場を後にする。
その道中、旅人達を助けたのは、「ファデュイ」の執行官の一人、「公子」タルタリヤであった。
タルタリヤは旅人達に、モラクス殺害に関して璃月七星が何かを隠しているのではないかという疑いを語り、かつてモラクスと共に武力で璃月を築き上げた「三眼五顕仙人」達の元に向かい、七星より先にねじ曲げられていない事実を伝え、助けを求めるように勧める。
旅人達は仙人達が住まう秘境「絶雲の間」に行き、3人の仙人と、「降魔大聖の護法夜叉」である魈に会った。
岩王帝君の死を聞き、悲嘆したり激怒したり、反応は様々だがいずれも旅人を守ること、そして七星が神殺しの犯人だという考えに同意した。
璃月港に戻り、タルタリヤに事の次第を話すと、彼は代わりに、七星が犯人が見つからない限り「仙祖の亡骸」を目にすることは許さないと、その亡骸を隠されてしまったことを旅人に教える。

第二幕 久遠の体との別れ

後日、タルタリヤは、旅人に葬儀屋「往生堂」の 客卿である鍾離を紹介する。
鍾離は、「往生堂」として帝君を送る「送仙儀式」を行なおうと考えており、それに協力することが旅人が帝君の仙体を見て、探している謎の神であるかを確かめることが出来る唯一の機会だという。
旅人は鍾離と共に、送仙儀式に必要なものを、途中薬屋の留守番であるキョンシーの七七や店主の白朮の協力を受けつつ、璃月のあちこちを巡り、集めていく。
必要なものの大部分が揃った頃、酒場で休む旅人達の元に、「璃月七星」の秘書である甘雨が、「天権」凝光の空中宮殿「群玉閣」への招待状を持って訪れた。

第三幕 迫る客星

旅人とパイモンは、凝光の招待に応じるため、空中宮殿への行き方を探していると千岩軍を率いた「璃月七星」の一人、「玉衡」刻晴が現われる。
刻晴は仙人の元から戻った旅人達に、「仙人」達は自分たち人間を見下しており、璃月は仙人達の庇護から脱却するべきだという考えを語り、それから「群玉閣」への行き方を旅人達に伝える。
「群玉閣」では、凝光もまた刻晴の考え方に今では同意していることを語り、帝君の死が「璃月七星」の仕業ではないこと、速やかに現場を封鎖し、帝君の死体を隠したのは、この事態を利用したファデュイの外交圧力から璃月を守り、「璃月七星」が仙人に代わって璃月を掌握するための時間稼ぎであったことを語る。
儀式に使う草花を集める地で、旅人達は再び甘雨に再会し、彼女が半仙であり、璃月建国以前からの帝君の知己であることや、最古の七神であるモラクスが去り、七神の中で、2千年前の最初からの七神はバルバトスだけとなってしまったことを知る。
璃月港に戻った旅人達は、凝光の策により、ファデュイが非難の的になっていること、それゆえに公子の協力者でもある鍾離もまた危険な立場にあることを知る。鍾離は、往生堂が千岩軍と対立していることを聞き、慌てて旅人を残し、往生堂へと去ってしまう。
残された旅人達は、こうした自体をタルタリヤは面白がり、悪いことをしているだろうというパイモンの予想に従い、タルタリヤを探して、帝君の亡骸が保管されている黄金屋へと向かった。
そこでは、「仙祖の亡骸」を前に、タルタリヤが「女皇」の意志に従い、神の心を手に入れようとしていた。
しかし、そこにはあるはずの「神の心」がなく、「仙祖の亡骸」自体がフェイクである可能性に思い至る。
そこでタルタリヤは、予備プランとして、封印された「魔神」を呼び覚まし、帝君が璃月港を守りに現われずを得ない状況を生み出そうとする。
出現した魔神に対処するために、旅人達が「群玉閣」へ向かうと、そこには仙人達や魈、凝光や刻晴が、共に璃月を守るために集まっていた。
旅人と、仙人、そして璃月七星が共に戦い、最後には凝光が、自らの空中宮殿「群玉閣」を魔神の上に落とすことで魔神を鎮圧した。
戦いの後、仙人達は「人」の力を認め、「神と璃月の契約」は終わり、「璃月と人の時代」に変わったと、璃月を七星に任せて去って行った。
その後、旅人達が鍾離の元に向かうと、そこには、タルタリヤと鍾離、そしてファデュイ執行官の第八位「淑女」の姿があった。
そして「淑女」は、鍾離を「モラクス」と呼び、鍾離は「契約通り」に「神の心」を「淑女」に渡す。
今回、璃月で起きたことの全てが、長い年月の末、神の座を降りようと考えた鍾離と、彼と「契約」した「淑女」によって引き起こされていたのだ。
唖然とする2人に、鍾離は答える。
神の心に釣り合うほどの対価など、普通に考えればないが、モラクスは契約の神。
彼は女皇と「全ての契約を終わりにする契約」を結んでおり、そのために「氷の女皇」が何を支払ったかは、旅人達自身の手で明らかにするようにと。

第四幕 プロローグ ダインスレイヴ

「金色の髪、珍しい服装をした異邦人」

冒険者協会を訪れた旅人とパイモンがキャサリンから聞いたのは、
最近モンド城にやってきた異邦人に関する情報だった。
旅人が探している蛍(空)の情報では無いかと慌てるパイモンだが、
背の高い男で、眼帯、あるいはマスクのようなものをしていたとキャサリンは語る。
これから先の冒険の為に、その異邦人を仲間にできないか、旅人とパイモンは情報を集め始めた。

酒場「エンジェルズシェア」のバーテンダーであるチャールズは、その人物は毎晩この酒場で酒を飲んでいると語る。
しかも、ディルック曰く、酒の選び方や手際の良さから、相当の品位がある人物の可能性が高いのだとか。
旅人とパイモンが2階で待っていると、予約した酒を取りに例の人物が訪れた。
旅人が声をかけて意思疎通を図るが、例の人物は頑なに口を開こうとしない。
包み隠さずに「ただの旅人です」と声をかけると、遂に彼は応えた。

「旅人…ふん、旅の目的は?」
「俺の名はダインスレイヴ。何か用か?」

先程の冷たい態度とは一転、急に旅人に関心を向け始めるダインスレイヴ。
彼は500モラと3つの質問に対する回答を、先払いの報酬として要求してきた。
ますます疑いと不安の目を強めるパイモン。ダインスレイヴは、
「貴様の選択が知りたい、好きに答えるがいい」と、旅人に3つの質問を迫る。

「モンド城の龍災は貴様と…『ウェンティ』と名乗る風神が解決した。
 では、龍災を終わらせた鍵は誰だと思う?
「璃月港を幾千年も守ってきた岩王帝君は、自身の神の心を用いて
 『全ての契約を終わりにする契約』を交わした。では、神を失った今後の璃月港は、誰が守る?
「この世界には、『神の目』を持つ者と、『神の目』を持たない者がいる。
 では、神にとって、どちらの方が重要だと思う?

本来ならば誰にも知られていない秘密を、さも当然かの如く質問に込めるダインスレイヴ。
旅人は驚愕しつつも、彼の質問に丁寧に一つ一つ答えていった。

「それが貴様の答えか…把握した。どうやら…貴様は彼とは違うようだ」
「500モラは確かに受け取った。貴様がこの世界に対する認識も…少しだけだが把握した。
 では約束通り、『依頼』内容を言うがいい。といっても、『アビス教団』に関する依頼しか引き受けないがな」

ダインスレイヴは、アビス教団を止める為に旅をしているのだと語る。彼とアビスには、切っても切れない縁があるのだという。
西風の鷹の神殿、北風の狼(ボレアス)が支配する奔狼領…アビスを追ってモンド各地を探索する旅人とダインスレイヴだったが、
最後に訪れた「旧モンド」の風龍廃墟にて、旅人は蛍(空)と関わりがあるかもしれない痕跡に触れる。
遂に見つけた「家族」への手がかり。ダインスレイヴは旅人に、今一番重要なのは家族を探す「旅」を続ける事だと説く。

「必ず探し出す」旅人は決意を胸に語る。ダインスレイヴも応える。

「その言葉、決して忘れるな。貴様の旅の意義として」

第四幕 私(俺)たちはいずれ再会する

旅人は甘雨と嵐姉から依頼され、「アビス教団」と関わる遺跡に手を出そうと企む宝盗団について調査することとなる。
遺跡では、逆さに釣られた七天神像と、その手の中で不気味に光るエネルギー、そしてその周りに転がる宝盗団を発見する。
慌てて逃げだそうとした目の前にアビスの使徒が現われ、旅人達はそれを撃退する。アビスの使徒は、旅人の力を「あのお方」のものだと気づき、姿を消した。
遺跡の外には、ダインスレイヴ?がおり、互いに予想よりも早い再会を驚く。
旅人達が遺跡の中で見たものを話すと、ダインスレイヴはアビスの使徒に追いつく千載一遇のチャンスだと喜び、一緒に追跡することになる。
道中、ダインスレイヴとの会話の中で、アビス教団は500年前に滅びた古国――「カーンルイア」で生まれたものであり、さらには、旅人が謎の神に襲撃され眠りにつく直前に訪れていたのが、「カーンルイア」であったことが判明する。
ダインスレイヴと旅人達は協力して、アビス教団の計画に関する手掛かりを集める。その中には、モンドに関わるものもあり、バーバラロサリアレザーの手を借りつつ、アビス教団を追いかける。
そして3人はようやくアビスの使徒を追い詰め、相対する。ダインスレイヴと協力して、旅人はアビスの使徒を追い詰める。
しかしその瞬間、旅人が探し続けていた妹(兄)が現われ、アビスの使徒をかばう。
アビスの姫様(王子様)と呼ばれる蛍(空)のことを、ダインスレイヴもまた知っており、蛍(空)はダインスレイヴが自分の「敵」であり、カーンルイアの滅亡を阻止できず、不死の呪いをかけられ彷徨い続けたのだと語る。
驚愕するパイモンだったが、旅人にはそんなことはどうでもよく、ただその視線が、蛍(空)に注がれている。
家に帰ろうと叫ぶ旅人に、蛍(空)は「天理」との戦いが残っているため、まだ一緒に他の世界に行くことはできないと答え、アビスの使徒と共に、異空間へと消えていく。
自分はすでに一度旅をした。だから、空(蛍)も同じように終点に辿り着けば、この世界の淀みを見届けることができる、と言い残して。
しばらくの間、呆然としていた旅人だが、パイモンと共に状況を整理し、そしてやるべきことを改めて定める。
妹(兄)に言われたように、終点を目指して、旅を続けるのだ。

第一章ストーリー詳細

第一章

第一幕 浮世浮生千岩間■

璃月の海辺には岩の都市「璃月港」がある。この都市と璃月全体を守っているのは岩神、または「岩王帝君」と呼ばれているモラクスである。
璃月港に着くと、ちょうど年に一度の「七星迎仙儀式」の日だった。毎年この日になると、岩王帝君は璃月の経営方針についての神託を下す。
儀式が始まり、仙人は約束通りに降臨したが、雲が散った後、香案に落ち供物をひっくり返したのは、生気のない体だった。
現場は混乱に陥り、七星は刺客を捕獲すると命令を下した。疑いをかけられたあなたが急いで現場から逃げる中、
ファデュイの執行官「公子」が助けに入った。彼の指示に従い、あなたは仙人たちが暮らしている「絶雲の間」に行くことになった…
絶雲の間で遭遇した「削月築陽真君」が印となる物を見て、あなたを千岩軍から守ってくれた。
神の死との無実を知った「削月築陽真君」は七星に失望し、神を殺した真犯人は七星だと判断した。
その伝言を伝えるために、あなたは隠居した仙人たちを訪ねる。
「削月築陽真君」の言葉に従い、「理水畳山真君」に会うために「琥牢山」に来た。
「削月築陽真君」の言葉に従い、「留雲借風真君」に会うために「奥蔵山」に来た。
留雲借風真君が作った洞天、真君は一人が好きのため常に封印状態になっている。
寝室を片付けないのは浮世の習い、本当に入る?
仙人たちを訪問し、削月築陽真君の依頼を果たしたあなたは、璃月港に戻り「公子」を探す。
そして彼から、神の死に対しての「璃月七星」の反応が興味深いものであったと聞いた。

第二幕 久遠の体との別れ■

仙人に訪れた後、岩神の仙体が「璃月七星」に隠されたことを知った。
状況を打破してくれる人を見つけてくれると約束した「公子」に会うため、あなたは再び「北国銀行」へ向かう…
「公子」が紹介してくれたのは「往生堂」の客卿、鍾離だ。
岩神と再会するために、あなたは彼と共に「送仙儀式」を準備することにした。
鍾離は神殺しに関心はなく、璃月の伝統だけを重要視している。
儀式に必要な夜泊石を選んだ後、あなたたちは香膏の準備に取り掛かった。
岩王帝君の気に入った香膏を選んだ後、鍾離は彼の友人ピンばあやから「洗塵の鈴」を借りてほしいと言ってきた。
鍾離は友人に会いたくないようだ…
出会ったピンばあやという老人が仙人だった。
彼女の「壺洞天」を離れた後、あなたたちはチ虎岩の市場で次の準備に取り掛かる。
「永生香」を手に入れるために、あなたは璃月港で最も有名な薬舗「不卜廬」に来た。
しかし今回の任務も、そんなに簡単ではなさそうだ…
「不卜廬」の事件を解決した後、お礼に鍾離は食事を奢ってくれるのだという…?!

第三幕 迫る客星■

港にある老舗「三杯酔」で、神秘的な使者甘雨があなたの前に現れた。
彼女いわく、凝光の命により、あなたを空中宮殿「群玉閣」に招待するとのことだ。
そのため、あなたはパイモンと共に群玉閣を一望できる天衡山にやって来た。
天衡山の帰終機近くで、七星の一人である刻晴に出会った。彼女は群玉閣に行く方法を教えてくれた。
刻晴の話から、パイモンは「手土産」というキーワードを手に入れ…
群玉閣に辿り着くと、凝光が既にあなたを待っていた。彼女はパイモンの手土産を受け取り、お返しにプレゼントをくれた。
凝光と神々の話や「魔神」、ファデュイ等…様々なことについて話した。
凝光の指摘通り、ファデュイが企てた「禁忌滅却の札」の陰謀を確かめた後、あなたは引き続き鍾離と共に儀式の準備をする。
そして、荻花洲で甘雨と再会した。その後、璃月港に戻るが、何やら大事件が起こりそうな予感がする。
真実を辿っていった末、渦の中心にたどり着いた。黄金の中で待っていたのは…
仙人と七星が場外で睨み合い、両者の間に緊迫した空気が流れている。
あなたは黄金屋に行き、神の心を奪おうとする「公子」を阻止しようとした。だが、神の心は黄金屋になかった。
そこで「公子」は、岩神に姿を現してもらうため、「禁忌滅却の札」を使い上古の魔神を召喚した。
激戦と犠牲により、魔神は再び鎮圧された。
全てが終わった後、「送仙儀式」の開催と共に璃月での旅も終わりを告げる。
しかしその前に、岩神に関する謎があなたを待っていた。

第四幕 プロローグ 枝を拾う者・ダインスレイヴ ■

双子ストーリームービー

第四幕 私(俺)たちはいずれ再会する■

あなたは甘雨と嵐姉から、モンドと璃月の宝盗団が手を組んで「アビス教団」と関わっている遺跡に手を出そうと企んでいることを知る。
宝盗団が混乱を引き起こすことを防ぐため、あなたはこの件を調査する依頼を引き受けた…
「アビス」の発する不吉な気配は、愚か者と勇敢なる者を招く。
訪れた理由は何であろうと、新たな運命の糸は既に織られていた。
不気味な遺跡から逃げ出した後、あなたは偶然にもダインスレイヴに出会った。
あなたは彼と共に再び遺跡に現れた「アビスの使徒」を調査し始めた…
「アビス教団」の「手紙」で言及した計画を調査するために、
あなたたちは先にモンド城の西風大聖堂に向かって、教会の者に話を聞いてみることにした…
「アビス教団」の「手紙」で言及した計画を調査するために、
あなたたちは先にモンド城の西風大聖堂に向かって、教会の者に話を聞いた。
そこで、バーバラの話を聞いたあなたたちは、奔狼領に行き「最古の耕運機」に関する手掛かりを探すことにした…
バーバラの話を聞いたあなたたちは、奔狼領に行き「最古の耕運機」に関する手掛かりを探すことにした。
しかし、そこで発見したのは「北風の王狼」を腐食しようとする「アビスの使徒」…
バーバラと「北風の王狼」から入手した手掛かりを基に、あなたたちは続いて「最古の耕運機」を探す…
手掛かりに従って、あなたたちは「最古の耕運機」を見つけることができた。
そして、ダインの提案の下、あなたたちはまた不気味な遺跡にあった「穢れた逆さ神像」を破壊すると決めたが、
遺跡にたどり着くとまた「アビスの使徒」に遭遇した…
「アビス」の発する不吉な気配は、愚か者と勇敢なる者を招く。
訪れた理由は何であろうと、新たな運命の糸は既に織られていた。

第二章

プロローグ 秋風に舞いし紅葉

衝撃的な妹(兄)との再会からしばらくして、旅人はこのまま謎の神を探す旅を続ける決意を新たにする。
次の目的地は雷神が支配する稲妻だが、以前に鍾離から鎖国中で外国人の出入りは難しいと聞いていたため、璃月にいる稲妻人にアドバイスを仰ぎ、有名な「南十字」船隊を紹介される。
「南十字」船隊 死兆星号 船長北斗に会いに行くと、そこで船隊に同行する稲妻人で浪人の楓原万葉と出会う。
旅人の頼みを聞くと、万葉から提供された「主なき神の目」を優勝賞品とした武闘会を開こうと考えていた北斗は、もしも旅人が優勝すれば賞品を稲妻行きに変えてもいいと提案する。
他に稲妻に行く手段がない旅人は武闘会に参加し、決勝戦に進出し、さらには不戦勝で無事稲妻行きの約束を取り付ける。
その過程で、旅人は、万葉が提供した神の目が、将軍に挑んで破れた万葉の親友の遺したものであること、万葉は神の目狩りからそれを守るために稲妻から逃げ出したこと、再び神の目に光を宿らせる方法を探していることを知る。

第一幕 鳴神不動、恒常楽土

旅人は北斗の死兆星号に乗り、雷神雷電将軍が統べる「永遠」の国、稲妻へと辿り着いた。
稲妻では、鎖国が行なわれており、北斗や旅人達が入れるのも、離島と呼ばれる外国人居留地のみ。
そこで北斗にトーマという離島の顔役を紹介される。
トーマは稲妻三奉行の一つ、社奉行の神里家令嬢の側近でもあり、反目狩り令への協力を頼む。
しかし、旅人の目的は雷電将軍に会うことであることからと、それを断ると、代わりにトーマは鳴神島に辿り着いたら「木漏茶屋」に訪ねるようにと言い残す。
結局、トーマの協力と、離島のトラブルを解決したこと、そして離島の稲妻人の協力もあり、旅人は離島を離れ、鳴神島へ向かうことに成功する。
「木漏茶屋」に着くと、トーマは旅人を案内し、稲妻城にある千手百目神像とそこに填められた、神の目狩りによって集められた無数の神の目を見せる。
稲妻は「永遠」の国であり、鎖国はそのための手段であるが、神の目狩りの目的については、トーマにも将軍が「変革をもたらす」神の目を相応しくないと考えているのではないかと推測することしかできない。
旅人が神像に触れると、無数の声――人々の「願い」が、旅人の中に響いた。神の目は人の強い「願い」に反応して、その者に神の視線がそのものに降り注ぐと現われるという。
次いでトーマは、旅人を社奉行所に案内し、旅人は貴人たる神里家令嬢「白鷺の姫君」神里綾華に屏風越しで面会する。
綾華もまた、反目狩り令への協力を乞うが、再び旅人が将軍に会いに来ただけだと固辞すると、将軍へ導くことを約束する代わりに、3人の「神の目」を失った者に会い手助けをするように頼む。
承諾した旅人が目にしたのは、「神の目」を失ったことで、自らの願いとそれに関する想い・記憶までもを失い、かつてとは変わり果てた人々の姿だった。
そのうちの一人は、周りの人間に邪気に取り憑かれたとさえ思われている状況だったが、鳴神大社の大巫女八重神子に、神の目を失い、心が崩壊したことが原因だと看過される。
また旅人は八重に、「異郷から訪れ、この海域に新たな望みを吹き付ける風」として、何らかの期待に応えるよう、八重が望んでいることを告げられる。
旅人が3人を助け、社奉行所に戻ると、神里綾華は旅人を友人と見なし、直接対面する。
そして、神の目狩りへの抵抗の一環として、代わりに幕府に差し出すための偽の神の目を作っていた手芸職人の正勝が幕府軍に捕まったため、花火職人の宵宮と共に助け出すように頼む。
宵宮と共に幕府の牢獄に潜入すると、正勝は兵士達による規律違反の私刑を受けていた。
旅人達は手芸職人を救い出そうとするものの、天領奉行 幕府軍大将の九条裟羅に発見されてしまう。
しかし、裟羅は部下の過ちによって重傷を負った正勝を治療させるため、旅人達を見逃す。
無事、正勝を救出した旅人達は、綾華やトーマと共に成功を祝い、さらに天領奉行が何らかの「儀式」の準備をしている影響で、町の目狩り武士が減り、状況が好転していることを喜び、しばしの休息をとることにする。

第二幕 無念無想、泡影を滅す

数日後、旅人と綾華は、天領奉行が行なっていた「儀式」の準備が、100個目の目狩りの儀式であり、そのためにトーマが捕まってしまったことを知る。
すぐに助けに行こうとする綾華を、社奉行が公に将軍に刃向かうことを防ぐために旅人は諫め、パイモンと2人で目狩り儀式の場に向かった。
大勢の群衆の見守る中、千手百目神像の眼前で、雷電将軍によって、トーマの神の目が没収されようとしている。
その瞬間、雷元素をまとった旅人は飛び出し、幕府軍の兵士を倒すと、トーマを救出しようとする。
しかし、雷電将軍は神の目を持たずに元素を操る旅人を例外、即ち「永遠」の敵だと断じ、胸元から雷元素と共に無想の一太刀を引き出す。
応戦する旅人だが、雷電将軍の圧倒的な力に全く歯が立たず、無想の一太刀が振り下ろされんとした瞬間、拘束を抜け出したトーマの投げた槍により間一髪で助けられる。
旅人達は将軍の前から逃げ出すがお尋ね者となってしまい、トーマの勧めで、目狩り令に反対し幕府軍と戦を繰り広げている珊瑚宮の抵抗軍の元へと向かう。
将軍直々の目狩り儀式を妨害した功績から、旅人は大将ゴローに歓迎され、抵抗軍に受け入れられる。
そんな抵抗軍を九条裟羅率いる幕府軍が襲撃し、旅人の引き渡しを要求する。
しかし、ゴローは「抵抗軍は仲間を売ってはならない」というのが、しばらく不在であるものの抵抗軍の指導者である「現人神の巫女」の言葉だとして、引き渡しを拒否する。
交渉は決裂し、九条裟羅の号令「いけぇ!いけぇ!」の下、幕府軍は突撃し、抵抗軍との間で激しい戦闘が繰り広げられる。
しかし、圧倒的戦力差に抵抗軍が次第に追い詰められていく。振りしきる雨滴の中で、ふいに水滴が地中から天へと浮かび上がり、そして珊瑚宮心海が戦場に舞い降りる。
「軍師」心海の合図で、隠れていた抵抗軍兵士と、傭兵として北斗楓原万葉達が戦場に加わり、瞬く間に形成は逆転。九条裟羅は幕府軍に撤退を指示する。
戦いの後、心海は自らが管理する抵抗軍の本拠地である海祇島の珊瑚宮に行くことを勧め、旅人は応じる。

第三幕 千手百目の浮世

抵抗軍の兵である哲平とともに幕府軍との戦いに参加する。最初はあまり役に立たなかった哲平が、突然成果を上げ出す。
一方で哲平は急激に歳を取っていき、同様の現象が他の兵士にも見られた。ゴローが調査したところそれは邪眼によるもので、心海は即刻使用禁止と回収を行なった。しかし哲平はもう手遅れで死んでしまう。
旅人は強く怒り、邪眼を配布するファデュイの元へと向かう。そこではファデュイ執行官「散兵」が待ち伏せており*1、旅人は散兵の挑発に乗り突撃しようとする。しかしそれこそが散兵の策であり、怒りに反応するオロバシの怨嗟に飲み込まれてしまう。意識が消える直前、八重神子が散兵と接触する姿が見た。
旅人は八重神子に救い出され、彼女に協力するよう指示される。雷電将軍に勝つための訓練を受け、ファデュイと九条家が協力している証拠を見つける。
当主の裏切りを知った九条沙羅は旅人とともに当主を問い詰め、さらに雷電将軍にも接触しようとした。しかし旅人が着くと九条沙羅は倒されており、雷電将軍と全ての首謀者である「淑女」が居た。
指名手配犯である旅人が裁かれそうになるが、旅人は淑女との御前試合を申し込む。雷電将軍と淑女はそれに合意し、淑女との御前試合が始まった。
淑女は邪眼の力で応戦するも敵わず、かつて封じた「魔女」の力で旅人に挑む。しかしかつての力を取り戻し強くなった旅人に負け、雷電将軍により殺害された。旅人は勝者として、天守閣から出ることを許された。
「淑女」が死んだ… 例え仇的でも目の前で死んだ様にショックを受けていると、雷電将軍が空間を切り裂き襲ってくる。あと一歩で旅人が斬られそうになったところで、偶然居合わせた万葉が彼女に対抗した。
死んだ友人の神の目___ 無想の一太刀に相対するという願いが共鳴し、二つの神の目によって万葉は無想の一太刀を跳ね返した。雷電将軍は再び旅人を一心浄土へと迎え入れた。
一心浄土では、真の雷神「雷電影」と戦うことになる。武神である彼女に太刀打ちできないでいると、八重神子に預かったお守りを思い出す。それに触れると八重神子が出てきて、旅人に皆の願いが託されていることを思い出させる。
そして無事に影を倒し、彼女に負けを認めさせた。目狩り令は撤回され、稲妻に平和が戻った。

天下人の章・第二幕に続く

第四幕 淵底に響くレクイエム

層岩巨淵の深部にて、旅人は想像を絶する光景を目にする。そこには、
滅びた都市の遺跡が「穢れた逆さ神像」を彷彿とさせるように、上下逆さとなって広がっていた。
アビス教団との関連性を指摘するパイモン。熟考する旅人達の前に、ダインスレイヴが現れる。
アビスの使徒を追撃する為に「転移の扉」を潜り、偶然層岩巨淵深部へ辿り着いたのだ。
ダインスレイヴと共に遺跡を探索していると、ヒルチャールの痕跡を発見する。
それは、冒険者協会から依頼されていた「ヒルチャールの異変」の手がかりになり得るものだった。
「その答えを知りたいか?」…と問いかけるダインスレイヴ。彼は続けて語る。

「貴様はなぜヒルチャールが仮面を被っているのか知っているか?
 水面に映る自分の顔を恐れ、それを見ないようにするためだ。
 何しろ、記憶の中の自分と比べたら、それはあまりにも醜い。絶望を感じるほどのものだ。
 『摩耗』により魂と肉体はすり減ってゆき、『死』という形を迎えることなく灰となる。
 ヒルチャールは己の最期が近いことを悟ると、本能的に静かで暗い場所を探す。
 そして、数百年にも渡る苦しみに別れを告げる…
 呪いの力を弱めるこの場所こそが、やつらにとって最も理想的な霊柩というわけだ」

ヒルチャールの正体と異常行動についての理由を察し、絶句する旅人とパイモン。
そこへ急襲してきたのは、カーンルイアの宮廷親衛隊に所属していた「黒蛇騎士」。
強力な呪いに支配された彼らの戦い方は、かつての栄光をすべて捨てたものだった。
その後、何度も一行の前に現れる黒蛇騎士達。やがて一行は気付く。
黒蛇騎士が、部屋の奥にて苦しむヒルチャールを守る為に、一行の前へ立ち塞がっていたことに。
そして、その黒蛇騎士達を指揮する一際大きな黒蛇騎士の正体を、
かつての宮廷親衛隊の若き精兵「ハールヴダン」であるとダインスレイヴは推測する。

カーンルイアに災厄が訪れた日、ダインスレイヴはハールヴダンら黒蛇騎士へ、
「いかなることが起きようとも、カーンルイアの民を守り抜け」と命を下していた。
理性を失った黒蛇騎士は、層岩巨淵深部の遺跡をカーンルイアだと思い込み、
ヒルチャール達を、助けを求める民であると信じてあのような行動を取っていたのだ。

遺跡最上階の中央部。淡い青光を放つ池の水が、遺跡と同様に逆さまになって天井に広がっていた。
自身の体調から、池の水には「浄化」作用があると推測するダインスレイヴ。
しかし、その水を以てしても、ダインスレイヴやヒルチャールに掛けられた、
世界の因果に匹敵する烙印たる「神々の呪い」を完全に消し去るには至らない。
この水は、呪いの体への「侵食」こそ止められはするものの、呪いの「浄化」となれば、
耐えがたい苦痛が身体を襲い、やがて死に至るであろうことを、ダインスレイヴは理解していた。

そこへ、一行を導くかのようにハールヴダンが現れる。
彼を追って進んだ先には、質素なヒルチャールの集落が広がっていた。
息を引き取ったヒルチャールの亡骸、空になった食料用の箱、暗闇の中にうっすらと燃える篝火…
残されたヒルチャール達の痕跡を前に、パイモンは悲しげな表情を浮かべる。
そして、ヒルチャールに手向けられていた花は…カーンルイアの国花「インテイワット」。
蛍(空)が残したその花に触れたことで、空(蛍)は知る。
アビス教団は、先ほどの池の水と装置を利用して、ヒルチャール達の呪いを浄化しようとしていること。
そして「カーンルイア復興」を使命として、その礎となるべくこの地で活動していることを。
アビス教団の考えを「愚かな考え」と切り捨てるダインスレイヴ。
アビスの阻止を目的とするダインスレイヴと、蛍(空)のやり方に異を唱える空(蛍)。
ハールヴダン達の「遺志」を踏みにじる、アビスの独善的な行為を前に、二人の方向性は合致した。

池の水の浄化作用を増幅させる装置を止めるべく、先ほどの部屋へ駆け付ける一行だったが、
あと一歩のところでアビスの司祭に先を越されてしまい、「浄化」が始まってしまう。
極限の苦痛に苛まれるヒルチャールと黒蛇騎士達の怨嗟が遺跡中に響き渡る。
同じく苦しむダインスレイヴ。必死に思考を巡らせる一行の前に、
ハールヴダンが足を引き摺りつつも現れ、増幅装置へ向かって雄叫びを上げながら突進。
増幅装置へ覆い被さり、己の命と引き換えに、装置の稼働を妨害した。
ハールヴダンの亡骸を前に始まる、アビスの司祭との激闘。
激闘を制し、エネルギーの供給装置も破壊し、遂に活動を止める増幅装置。
かつての戦友の亡骸へ別れを告げるダインスレイヴ。その前に現れたのは、
敬礼し、己の罪を吐露するハールヴダンの魂の残滓であった。
責務を全うしたハールヴダンへ労いの言葉を掛けるダインスレイヴ。ハールヴダンは問いかける。

「カーンルイアは滅亡していないんですよね?だって、こうして貴方様が立っているのですから」

肯定するダインスレイヴ。その答えを聞いたハールヴダンは、顔を綻ばせて消えた。
ハールヴダンの最期を見届けたダインスレイヴは、一言漏らす。

「だから…復興の必要もない」

第二章ストーリー詳細

第二章

プロローグ 秋風に舞いし紅葉■

闇の洞窟から光の届く地に戻ってきたとはいえ、別れの苦しみは未だに心を痛ませる。
神の動機、家族の行方、世界の真相はいかに?
とにかく、「終点に辿り着け」を目標に前進しよう。
次の旅に出る前に、パイモンと気持ちを整えよう…
考えをまとめた後、稲妻への旅の準備を始めた。
稲妻は嵐に囲まれている。それを突破するには特別な方法が必要となる。
北斗と相談した結果、「南十字武闘会」で優勝すると、稲妻へ送ってくれると約束された。
会場に行って様子を見てみよう。
参加者の状況を知ると、楽な勝負だと確信する。
しかし、勝負の結果は稲妻へのチケット獲得に関わるため、油断は禁物。
準決勝で戎世の実力を拝見した後、決勝に向けて準備を整えることにした。
北斗と万葉と話した後、あなたの力になりたい万葉は、あなたを孤雲閣の他の場所に連れていった。
まもなく「南十字武闘会」の決勝戦、相手も待ち構えている。優勝まであと一歩だ。
決勝相手がなかなか来ない中、賞品である主なき神の目も盗まれた。
手がかりに気付いた万葉は、あなたと共に神の目のを奪還するつもりだ。

ストーリームービー「雷霆を追う孤独の旅」

第一幕 鳴神不動、恒常楽土■

璃月で北斗が率いる「南十時船体」の補給と準備作業は終わりに近づいている。
約束通り、船体は稲妻外海の嵐を突破し、あなたを稲妻に連れて行ってくれる。
旅人の旅が一か所止まる事は決してない。今こそ。雷雨に包まれし「永遠」の国へ向けて、出航だ!
北斗と稲妻に行く約束をしてからしばらく経った。あなたは進捗を伺ってみることにした…
稲妻の離島にたどり着き、待ち合わせ相手のトーマと会った。しかし離島では異郷人は嫌われているようだ…
自力で離島から脱出すると、それがトーマから与えられた次の試練だ。
もし失敗すれば旅が行き詰まってしまう…
初めて足を踏み入れる稲妻の本島――鳴神島。あなたは招待状を手に「木漏茶屋」へと向かった。
果たしてそこにはどのような出会いが待ちかまえているのか?
神の目を失った村の守讃者は、この地に残る意味を忘れてしまったようだ…
神の目を失ってから、人々に「嫌がらせ」を受けてきた武士、一体どのような過去を経験してこの窮地に陥ったのか?
天下一を目標にしていた剣道家は神の目を失った後、突然発狂した。あなたは原因究明のため、彼の弟子を手伝うことになった…
神里綾華の3つの願いを叶え、彼女の信頼を勝ち取ったあなたの次の行動は…
町奉行所の囚人を拘束する場所。厳重な見張りに加えて、脱走を阻止するための重厚な仕掛けが施されている。

第二幕 無念無想、泡影を滅す

審判の雷嶋の中で

誰一人いない木漏茶屋に、太郎丸だけが不安げに吠えており、あなたは嫌な予感がした。

稲妻城での日常を楽しむ旅人達だったが、そろそろトーマ神里綾華の言う「次の行動」に移る頃だろうと、木漏茶屋に向かう。
しかし木漏茶屋には、いつもと違い人影がなく、太郎丸だけが不安げに吠えていた。
再びトーマの悪戯かと疑うパイモンだったが、いくら呼びかけてもトーマは現われない。
そこへ、慌てた様子の綾華が飛び込んできた。
綾華は、トーマが天領奉行の者に捕まったと噂で聞き、真偽を確かめるためトーマを探しているのだという。
約束の時間になってもトーマが現われないことから、疑惑は確信へと変わる。
以前にトーマが言っていた天領奉行が準備している「儀式」は、千手百目神像の前で行なう百個目の神の目の「目狩り儀式」であり、その対象がトーマだったのだ。
急ぎトーマを救いに飛び出そうとする綾華だったが、旅人はそれをなだめた。
社奉行である彼女が公の場で雷電将軍に刃向かえば、社奉行全体が雷電将軍の敵となり、奉行内の普通の人も巻き添えになる。
それでも友人であるトーマを見捨てるわけにいかないという綾華に、旅人は自分も友人だと答える。
トーマを救うため、旅人は綾華に見送られ、パイモンと共に2人で儀式へと向かった。

・以下ムービーシーン
「目狩り儀式」の会場には、多くの群衆が集まっており、その中心には幕府の兵士によって拘束され、後ろ手に縛られたトーマの姿があった。
トーマが顔を上げると、その視線の見上げる先、千手百目神像の前に、稲妻幕府最高主宰であり、雷霆の化身、永遠を司る雷神・雷電将軍が現われる。
雷電将軍が無言で右手をトーマに向かってかざすと、そこに雷属性の印が現われその手を握り込むと、まるで吸い寄せられるようにトーマの元から神の目が離れ、雷電将軍の手元へと飛んでいく。
その瞬間、旅人は雷属性をまとって飛び出し、トーマの神の目をつかみ取る。
そして襲いかかる幕府軍の兵士を、旅人は一蹴し、雷の早さでトーマの元へと駆け寄った。
トーマの拘束を解こうとする旅人だが、その手元に雷撃が放たれる。
雷属性の紋を階段のように展開しながら、空中をゆったりと歩み寄る雷電将軍は、神の目なしで元素力を操る旅人を「例外」「例外は永遠の敵」と断じる。
そして旅人達の前に降り立つと、雷の力を解放し、胸元から「無想の一太刀」を引き出すと、旅人を「神像へとはめ込みましょう」と言い、旅人を異空間(障壁?)へと引きずり込んだ。

・以下、雷電将軍との戦闘。雷電将軍のHPを一定値まで削ることで、雷電将軍から「旅人に」トドメが刺されるイベント戦闘。
旅人はトーマやパイモンと引き離され、雷電将軍の心中を思わせる空間で雷電将軍と相対するが、その圧倒的な強さに為す術もなく、倒される。

・以下ムービーシーン
雷電将軍の異空間が晴れ、倒れている旅人にパイモンが慌てて駆け(飛び)寄る。
懸命に旅人を揺り起こそうとするパイモンだったが、そんな2人の元に雷電将軍はゆっくりと歩み寄り、無想の一太刀が今まさに振り下ろされようとする。
しかし間一髪で、拘束を抜け出したトーマの投げた槍が間に合い、雷電将軍が旅人ごと槍を振り払った勢いに飛ばされるまま、トーマとパイモンは旅人を抱えてその場を逃げ出した。

逃げ出した旅人達を見下ろし、雷電将軍は配下に下知する。「彼(彼女)を目狩り令の対象に」と。
「次は 必ずや一太刀を…」

疑問点・伏線・補足など

  • 雷電将軍は旅人の存在を知っていた?
  • 旅人が雷電将軍へと立ち向かう場面は、雷電将軍のエピソードPVでも描かれている。

抵抗する者の名において

雷電将軍との初対面で、予想を超えた衝突が起きた。
稲妻で指名手配されたあなたは、珊瑚宮の抵抗軍に加入することが状況を逆転させる唯一の方法だと考えた。

雷電将軍達から逃げるトーマ、旅人、パイモンは木漏茶屋の近くで足を止めた。
トーマはしばらく、木漏茶屋に身を隠すらしい。
そしてトーマは、すぐにでもお尋ね者のお触れが出されるであろう旅人に、たたら砂へ行き、抵抗軍を探して匿ってもらうように勧める。
抵抗軍は海祇島の「現人神の巫女」珊瑚宮心海によって組織された、反目狩り令の組織であり、今は心海の部下のゴローに率いられ、幕府軍と交戦しているという。
抵抗軍と社奉行とは、互いに信用していない間柄だが、抵抗軍が旅人を断る理由はないだろうとトーマは言う。
旅人達とトーマは、互いの無事を祈りながら分かれ、旅人はたたら砂へと向かった。

旅人とパイモンは、道中、幕府軍の兵士や戦場から逃げてきた一般人の噂を盗み聞きつつ、たたら砂へと辿り着く。
抵抗軍と幕府軍が交戦していると噂で聞いた、名椎の浜に着くと、そこで旅人達は抵抗軍シャコ小隊隊員の哲平と知り合う。
哲平は、前線に配属されたばかりの兵士で、手柄を立てたいと願っていたが、腕が及ばず幕府軍の兵士に囲まれていたところを、旅人によって救われる。
旅人達が抵抗軍に入りたい旨を伝えると、ゴローから人手不足の話を聞いたばかりの哲平はそれを諸手で歓迎する。
哲平によれば、天領奉行大将の九条裟羅率いる幕府軍に対して、目狩り令のせいで神の目を持つ者が少ない抵抗軍は劣勢を強いられているという。
珊瑚宮心海の妙計奇策やゴローと抵抗軍兵士の奮闘で何とか保っている状況であり、哲平は神の目を持ってれば手柄を立てられただろうにと嘆く。
そして旅人が神の目を持っていなくても元素力を扱えることを知ると、それは「目狩り令」の影響を受けないということだろうと歓喜し、是非にゴローのところ来て欲しいと旅人を誘う。

旅人達は、哲平に連れられて、大将ゴローと面会する。
ゴローは抵抗軍に入ることは誰でも犠牲になるかもしれないことだと言い、旅人達の戦う理由を問う。
百個目の目狩り儀式で、雷電将軍が直々に行なったにもかかわらず邪魔が入ったことはゴローの耳にも入っていており、それをやったのが旅人だと知ると、ゴローは驚き、一転、旅人とパイモンの加入を歓迎した。

旅人達は、哲平によって兵士達に紹介されながら、不足している傷薬の補充や訓練の見本を見せたり、幕府軍の奇襲を退け拠点の修理を手伝うなど、珊瑚宮心海の不在で苦労する抵抗軍の手助けを行なっていく。
そんな中、前線に突然九条裟羅が直接率いる部隊が増援に現われ、ゴローは兵を率いて出兵する。
しかし抵抗軍では、心海の不在が長く続いている上に、心海の残した「虎の巻」が尽きかけており、非常に厳しい状況であった。
そのため哲平は旅人を誘い、前線へと出向く決意を決める。

前線では九条裟羅とゴローが陣前で対峙していた。
九条裟羅は圧倒的な兵力を持って進軍しており、「軍師」心海がいない今、抵抗軍に勝ち目はないと脅す。
そして、旅人を差し出せば、いったんは攻撃を取りやめるとゴローに言う。
九条裟羅が大部隊で増援に現われた目的は、旅人を捉えるためであった。
だがゴローは「抵抗軍は仲間を売ってはならない」というのが、心海が遥か以前に決めた規則だとして、裟羅の要求をはねのける。
そこへ旅人とゴローが駆けつけると、裟羅は隠れずに現われた旅人に驚き、「陣前比武」の代表として旅人が出陣することを提案する。
「陣前比武」は戦いが始まる前に、両軍から精鋭が一人ずつ対決を行なうことであり、劣勢側にとっては士気を立て直す絶好の機会だという。
旅人はそれを引き受け、「陣前比武」が始まる。

・幕府軍兵士との3連戦

・以下ムービーシーン
旅人が「陣前比武」で幕府軍兵士を破ると、九条裟羅の号令「いけぇ!いけぇ!」の元、突撃を仕掛ける。
「常道を恢弘せしは、 永遠なる鳴神なり――」
雨の降りしきる中、九条裟羅率いる幕府軍と、ゴロー率いる抵抗軍、旅人達が激しい戦闘を繰り広げる。
ゴローや旅人を始めとする抵抗軍は果敢に戦うも、次第に幕府軍に押され始める。
するとふいに、地面に落ちる雨粒の中、逆に地面から浮かび上がる水滴が現われる。
そして次の瞬間、戦場に、天から珊瑚宮心海が舞い降りる。
「今が、その時です」拳で
戦場を見下ろし、心海が号令を下すと、隠れていた抵抗軍兵士達、そして傭兵として参戦した楓原万葉北斗達が一斉に幕府軍に襲いかかる。
一気に形成が逆転すると、九条裟羅の指示「……撤退!」で幕府軍は撤退していった。

幕府軍が撤退すると、心海は改めて旅人達に自己紹介をし、既に北斗と万葉から噂を聞いていたという。
そして、旅人達にこの後の考えがないことを知ると、抵抗軍の本拠地であり、「現人神の巫女」たる心海が管理する海祇島の珊瑚宮に行くことを勧める。
心海はもう一つ用事があり、先に珊瑚宮まで戻らなくてはいけないため、珊瑚宮までの案内は哲平が行なうこととなる。
「準備が終わったら、哲平のところに行ってください。彼があなたを珊瑚宮へと連れていってくれるでしょう。」

疑問点・伏線など

第三章

第一幕 煙霧のベールと暗き森を抜けて

スメールに入国した旅人は道を尋ねようと通りがかった女性ハイパシアの後を追うが無視される。辿り着いた洞窟で彼女の焚いていたお香を吸った旅人は昏倒し、不思議な空間にそびえる白い大樹の麓で「世界が…私を…忘れて…」という声を聴く。
レンジャー長のティナリの助けによってガンダルヴァー村で目覚めた旅人は、お香の効果がなくなるまでここに滞在し安静にするよう申し付けられる。

看病してくれたコレイの巡回を手伝いながら彼女に草神について尋ねてみると、先代の草神「マハールッカデヴァータ」の失踪後、500年前に即位した「クラクサナリデビ」はいつもスメールシティのスラサタンナ聖処という場所にいるらしい。また話を進めるうち、コレイはアンバーの知り合いで文通相手でもあり、旅人の事は手紙を通じて知っていたのだと明かされる。仕事も一段落ついたところでコレイと一緒にピタを食べながら談笑していたが、彼女に触れようとしたことで一転、激しく拒絶されてしまい、微妙な空気のままその日は解散となった。

翌日コレイに会いに行くとティナリに止められ、コレイは持病で不治の病である「魔鱗病」の症状が悪化し寝込んでいると聞かされる。この病に関連して彼女はファデュイの実験により酷い目に合った過去をもち、触れられることに激しい恐怖心を抱いていた。
薬の材料の採取に向かうというティナリに同行することにした旅人。採取が終わった頃、レンジャーから死域発生の報告を受け共に死域の駆除へと向かった。森の生態環境を蝕む死域の発生は、世界樹の何らかの異常と関わりがあるのだという。

村へ帰還したところに、お香を焚いていた女性…ハイパシアからの救難信号が届く。旅人が彼女に会いに行くと、キャベツのような謎の生き物アランナラに遭遇し「夢」を見せられる。
夢の中では大きな植物や花が浮かぶ不思議な光景が広がり、かと思えば突然景色が変わり、寂れた稲妻風の屋敷も現れる。最後にアビスの使徒が現れ、彼を倒したところで目が覚めた。
アランナラの助けで一命をとりとめていたハイパシアは、お香を使った修行でも白い大樹…世界樹のもとへ行ける学者は非常にまれであること、スメール人は夢を見ないことを教えてくれた。また彼女は神と意識を繋ぐため、パリプーナライフという状態を目指しているとも教えてくれた。

村へ戻ると、教令院の学者たちに詰め寄られるティナリの姿があった。彼らはある用件からスメールシティへ戻るようティナリを説得しに来ていたが、ティナリはこれを拒否する。
学者たちを帰したティナリは紹介状とともに「アーカーシャ端末」について教えてくれた。体調の回復したコレイからもピタのレシピを貰い、見送られながら旅人はいざシティへと出発する。

シティの入り口で予告通り「アーカーシャ端末」を貰ったものの、どうやら全ての問いに無条件で答えてくれるわけではないらしく特段新しい情報は得られなかった。
ティナリの紹介状を渡された学者も、キャサリンも、クラクサナリデビの事はよく知らず、さらに紹介された砂漠の民のアスファンドによれば森林側の住民のほとんどは未だ先代の草神を信仰し続けているのだという。

まだまだ情報が足りない中偶然にもクラクサナリデビの信仰者だという女性ドニアザードに出会う。神の逸話を紹介してくれたのだが、良家のお嬢様で幼い頃から体が弱いにも関わらず家を抜け出してきていた彼女を探していたボディガードのディシアに捕まってしまう。しかしドニアザードは「花神誕日」の準備のため家で療養している気などなく、彼女の意志の強さにディシアは根負けして協力することにした。
グランドバザールに向かった一行は踊り子のニィロウに出会う。彼女は花神誕祭を締め括る演目「花神の舞」に向けて準備を進めていた。ニィロウ曰く「花神誕日」とは「花神が草神の誕生日を祝う」という意味で、かつて花神が踊るとその芝生の上に赤紫色のパティサラが咲き誇ったのだという。原種の赤紫色は花神の逝去と共に絶滅し、今の青いパティサラはマハールッカデヴァータが再現したものであるらしい。

少し様子が妙なキャサリンと会話した後再びアスファンドに会いに行くと、教令院が運んでいた「草神に関係するとても重要なもの」がオルモス港で盗難に遭ったという話を聞かされる。草神の手がかりを得るべく旅人はオルモス港へと向かった。

オルモス港でキングデシェレト信者の「アフマルの目」との取引を図る旅人だが、突然現れた教令院の書記官アルハイゼンに助けられる。彼から「草神に関係するとても重要なもの」とは「神の缶詰知識」であり、盗難はアフマルの目による犯行である可能性が高いことを聞く。アルハイゼンは、連中との話し合いでは解決できず、彼らが持っているという確たる証拠もないことから、大商人であり裏情報にも通じているドリーとの接触を欲していた。彼はドリーに警戒されているため代わりに旅人がドリーに接触し、まずはいくつかの缶詰知識を購入して親睦を深めることにした。

ドリーからの情報で神の缶詰知識がアフマルの目に渡ったことが判明し、アフマルの目との「武力対談」を決行するが団長の様子がおかしい。彼は神の缶詰知識を使ったことで発狂しており、アルハイゼンの活躍によって鎮圧され、やって来たマハマトラにあっさり捕まってしまう。旅人は連れられていく団長の口から「世界が…私を…忘れて...」というかつて聞いた言葉を耳にする。この間、神の缶詰知識はアルハイゼンがこっそりと回収し懐に入れていた。

手がかりが途切れてしまった旅人は、ひとまず「花神誕日」を楽しむためスメールシティに帰ることにした。

第二幕 黎明を告げる千の薔薇

朝目覚め、ドニアザードと合流し、出店を回るなどして花神誕祭を楽しんだ。日が暮れる頃、ニィロウの花神の舞を見に行くと、直々に現れた大賢者アザールの命令により公演は中止させられてしまった。「せいぜい神の生誕を祝うがいい…」
「ピーー」

朝目覚め、ドニアザードと合流し、出店を回るなどして花神誕祭を楽しんだ。日が暮れる頃、ニィロウの花神の舞を見に行くと、直々に現れた大賢者アザールの命令により公演は中止させられてしまった。「せいぜい神の生誕を祝うがいい…」
「ピーー」

朝目覚め、ドニアザードと合流し...その光景にひどく既視感を覚えた旅人は既視感の正体を探ろうとする。普段ならしないような行動を取ったはずなのにその結果にもまた既視感がある。ランダムであるはずのくじの答えが直感で解るようになっている。...得体の知れない既視感に戸惑う中、現れた謎の少女「ナヒーダ」を追いかけヒントをもらう。推考の末、この強烈な既視感の正体は花神誕日が輪廻...繰り返されているためだと分かる。輪廻を抜ける方法を探る中でその原因らしきアーカーシャ端末を外してみる。
「ピーー」

突破口を探しているうちにも幾度もの花神誕日が繰り返されたが大した成果は得られなかった。しかしそうして繰り返しを重ねる度にドニアザードの体調はみるみる悪化していった。
推考の末、ついに輪廻の真相に辿り着く。花神誕日の輪廻は誰かの夢で出来ていて、教令院がアーカーシャを使って「夢」を搾取するために起こしていたのだと気付く。輪廻の突破口は夢の主を起こすこと。そうすれば繰り返される「今日」を終わらせられる。今日はもう遅い、ひとまず今回の今日を終え、次の今日から夢の主を探すことにしよう。
「ピーー」

168回目の花神誕日。朝目覚めるとドニアザードの姿がない。際限なく繰り返される日々に彼女の身体はついに耐えられず、彼女の意識は輪廻する夢から消えてしまった。間に合わなかった。悲しみと怒りに駆られながらも旅人は夢の主を探す。
日が暮れる頃、ニィロウの花神の舞を見に行くと、直々に現れた大賢者アザールの命令により公演は中止させられていた。大賢者の前に躍り出る旅人、普段と異なる事態に動きを止める大賢者、舞台には赤紫色のパティサラ...?存在しないはずの花を見た旅人は夢の主がニィロウだったのだと気付く。ニィロウに大賢者がいなくなる想像をさせると、目の前の大賢者が本当に消えた。そしてこれが彼女に今自分が夢を見ているのだと気付かせる。制止する者がいなくなった今、ニィロウは花神の舞を披露して、花神誕日の輪廻は終わりを告げた。

第三幕 迷夢と虚幻と欺瞞

草神であるナヒーダ(が憑依したキャサリン)とともに教令院の計画を探っていた旅人だったが、ファデュイ執行官「博士」に気付かれ、細工されたアーカーシャによりシティの人々を人質に取られる。半ば洗脳された状態の一般人を相手に手が出せない旅人を逃がすため、ナヒーダは人々の意識をジャックし抗戦、後で合流すると約束する。しかしこれにより草神であることを「博士」に気付かれてしまう。

調査を続けるため、以前ティナリが教令院からの誘いを断っていたことを思い出し彼を探しに行くと、窮地を脱して来たナヒーダ(キャサリン)と、ハイパシアに再会した。ハイパシアはパリプーナライフに成功したと興奮気味に話し、彼女と交信した「神」と意識を繋ぐ手伝いをしてくれると言う。
意識を繋いだ先に見えたのは、ファデュイ執行官「散兵」の過去。それは雷電将軍による放棄、ある刀職人からの裏切り、そしてある小さな子供の死という「三度の裏切り」によって人や神を信じることを辞め、神の心で自身の空洞を満たすというものだった(ストーリームービー「『神』意)。
草神と繋がるはずだったのに不測の事態に旅人は戸惑う。そこへ突然、シティを警備しているはずの三十三人団が襲いかかる。ナヒーダの意識が入ったキャサリンの体が破壊されてしまう寸前、触れた指先を介して旅人とナヒーダとが入れ替わり、旅人の意識はスラサタンナ聖処にあるナヒーダの体へと飛ばされた。そこでは製造途中の「神」… 巨大なロボットに乗った「散兵」がこちらを凝視してきた。「散兵」からの視線によって計画に気付き、教令院が「神を創ろうとしている」ことが判明する。

ナヒーダのいるスラサタンナ聖処はもはや「博士」の手の内も同然であり、自身から情報を引き出されること防ぐためナヒーダは自らの意識を封鎖し閉じ籠もってしまう。旅人に同行できなくなる直前、旅人に砂漠へ向かうようメッセージを残した。

第四幕 赤砂の王と三人の巡礼者■

第五幕 虚空の鼓動、熾盛の劫火

主要人物:ナヒーダ七葉寂照秘密主、「博士」
旅人一行は教令院に囚われの身にあるナヒーダを救出するための準備を進める。
旅人はまずセノと協働し、検挙したならず者の護送と称して、協力下にあるラフマンたち砂漠のエルマイト旅団をシティに送り込んだ。
続いてディシアとともに「博士」を追跡。その先で「博士」がハイパシアを連れ去ろうとしていることを知る。「博士」自身は船でスメールを去って行ったが、彼の部下がハイパシアを連れ去るべくパルディスディアイに迫っていた。

ディシアとティナリが応戦し、旅人はハイパシアの状況を確認しに向かったが、そこで旅人は「神」… 「散兵」と対話することになる。相も変わらず不遜な態度の「散兵」だったが、「神」になった彼の最初の信者であるハイパシアのことは大切に思っている様子だった。その彼女を「博士」が傷つけようとしていることを伝えると、仲違いさせようとしても無駄だよと言いつつも、彼は神の権能を誇示するかのように天候を操り激しい雷雨を降らせ、その神雷は外で戦うティナリらと「博士」の部下たちの双方を穿った。

シティに戻った旅人ら一向はナヒーダを救い出すべく作戦を開始する。大賢者アザールを騙し、偽の缶詰知識を紛れ込ませ、意識を封鎖したナヒーダを呼び覚まし、教令院内部の警備を無力化し...ついにナヒーダを救出した。
そしてナヒーダとともに神が創られている場所を探し、その「神」へと立ち向かう。

管で巨大な機械に繋がれて眠る「散兵」に対し、ナヒーダは何か力を使おうとするが、目を覚ました「散兵」に吹き飛ばされてしまう。完全に神になった「散兵」__ 「正機の神/七葉寂照秘密主」に対峙する。

今ここに、魔神戦争の一角を再現し、僕の神としての誕生を「証明」しよう。

神の力は凄まじく、旅人は苦戦を強いられる。重い一撃をまともに受けてしまった旅人は吹き飛ばされ、旅人へのトドメを庇おうと立ちはだかったナヒーダは「正機の神」に捕えられてしまう。手を伸ばし草神の心を奪おうとする「散兵」、すると辺りの空間が急に崩れ始める。
ナヒーダは「正機の神」と対峙したその最初から夢境を作り、その中で戦闘を繰り返していた。168回、かの輪廻で経た花神誕祭と同じ回数の戦闘を繰り返し、集めたデータをアーカーシャを通じてスメールの民へと送る。「神」を破る打開策を見つけるよう協力を要請し、その答えを缶詰知識として旅人に授けた。

缶詰知識を得た旅人はついに「正機の神」を撃破する。戦闘により破損した筐体から身動きが取れない「散兵」に対し、ナヒーダは「正機の神」の中枢に収められた雷神の心を奪った。神の心は彼にとって何にも変え難い無二の価値を持つもの。奪われまいと必死に抵抗した「散兵」だったが、筐体と繋がる管がちぎれ、絶望の中で薄れていく意識とともに落下した。

草と雷、二つの神の心を手に入れたナヒーダは、それらによって先代草神マハールッカデヴァータが残した意識を解読した。意識を繋いだ先、世界樹の前に佇んでいたのはナヒーダと瓜二つの容姿のマハールッカデヴァータだった。彼女から明かされる真相、ナヒーダ...魔神ブエルとは、世界樹の化身であるマハールッカデヴァータが彼女の最も純粋な枝を折って生み出した、彼女の輪廻と呼ぶべき存在であった。そしてナヒーダを生み出したその理由は、禁忌の知識による汚染から世界樹を救うため、汚染された「マハールッカデヴァータ」を世界樹から削除する...テイワットの歴史から自らを消してもらうためだった。
かつて世界樹の下で聞こえた言葉、これこそがずっと追い求めてきた答え。

「世界が、どうか私を忘れてくれますように…」

スメールの民に「夢」が返還され、世界からマハールッカデヴァータに関する記憶の一切が消失する。ナヒーダやパイモンを含めテイワットに属する全ての者はもう彼女のことを覚えていない。この世界に属さない外来の存在...降臨者である旅人だけが、彼女がこの世界に確かに存在したことを覚えている。

世界樹を救った後、スラサタンナ聖処に戻ってきたところで旅人は不思議な音を耳にした。その刹那、意識が薄れ昏倒する。残されたナヒーダの前に現れたのは「博士」だった。雷神の心を自らの実験道具だと称し回収しようとする彼に対してナヒーダは勝者である自分たちの戦利品だと主張、手に入れたいのなら相応の代価との交換か、強引に奪おうとするならここで今すぐ破壊して「天理」を呼び覚ます賭けに出る、と強気の交渉を行う。眼前の「博士」はこれを認め、ナヒーダの要求に応じ、「博士」が有する複数の「自分」その全てを犠牲にすることで雷神の心を回収した。そしてもう一つ、「テイワットの空は偽りである」という知識との交換によって草神の心も回収されることとなる。

間章第3幕に続く

第六幕 カリベルト■

第三章ストーリー詳細

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第四章

第一幕 白露と黒潮の序詩

スメールを離れフォンテーヌに着いた旅人は、水神フォカロルスの歓迎を受ける。
魔術師のリネやその助手リネットと出会い、さらにタルタリヤとも再会した。
旅人がリネ魔術団のショーに招待され、そのショーを見ていると、事故により魔術団の1人が死亡する。そして殺人事件としてリネが告発された。
リネの審判中、その事故がフォンテーヌで起きている「連続少女失踪事件」と関連している疑いが出る。さらにリネやリネットがファデュイの人間であることが判明する。
最終的にリネの無実は証明されるものの、身分を隠して近づいたリネらと旅人との間には深い溝ができることになる。
リネの無罪を確定するため諭示裁定カーディナルによる判決が行われ___ 結果は「タルタリヤが有罪」という判決が出た。
フォンテーヌの法律に基づき、タルタリヤが逮捕された。

第ニ幕 ゆえなく煙る霧雨のように

ナヴィアとともに連続少女失踪事件を解決した。

第三幕 深海に煌めく星たちへ

ヌヴィレットの依頼で、失踪した公子を探すためメロピデ要塞に潜入調査。
同じく潜入していたリネ、リネット、フレミネと合流し、共同で情報を集める。

第四幕 胎動を諭す終焉の刻

手がかりをもとにフレミネが水中を調査していると、原始胎海の水の濃度が上昇。門が閉められていたことで脱出できず意識を失う。リネットもリオセスリに捕まった。
リネットとフレミネがリオセスリに捕まったと思ったリネが彼を問いただしていると、シグヴィンが麻酔銃を撃って彼の攻撃を止めた。
その後説明して和解。

リオセスリは旅人に「メロピデ要塞の秘密」を見せる。要塞の地下には原始胎海の水の発生源が存在しており、リオセスリは科学院のスタッフらと共にフォンテーヌ脱出用の船を密造していた。
その後要塞の地下から原始胎海の水が溢れるが、リオセスリとクロリンデが一時的に抑える。ヌヴィレットが到着すると、原始胎海の水を操って抑え込んだ。
一方フリーナは旅人と「召使」と会っており、フォンテーヌの状況について話し合っていた。
その後召使と旅人が2人で話す機会があり、召使はフリーナが水神ではないことを疑っていることと必要に応じて協力する意思があると話した。

第五幕 罪人の円舞曲

謎の振動がポワソン町を襲い、原始胎海の水が襲う。救助の必要がある住民を助けるために、マルシラックとシルヴァは命を落とすが、ナヴィアは気丈に振舞う。そんな中、召使は避難への協力を打診し、同時に旅人に、炉辺の家の子供たちが見つけた古代遺跡の探索を依頼する。リネ兄妹曰く、旅人はもう「家族」であると。
遺跡の床は大変脆いのに加え、下は原始胎海の水だった。旅人とナヴィアは苦戦し、ナヴィアはうっかり足を滑らせ、胎海の水へと落ちてしまう。しかし、2人の謎の純粋精霊が彼女を助ける。彼らは死んだマルシラックとシルヴァが姿を変えたものだった。ナヴィアは気を失い、歌劇場で審判を受ける不思議な夢を見るが、マルシラックとシルヴァが彼女を守り抜き、ナヴィアに最期の別れを告げる。ヌヴィレットが合流し、ナヴィアは意識を取り戻す。遺跡の最深部には、フォンテーヌの予言を描いたと思われる石板が4枚見つかるが、1枚は欠けているようだった。
棘薔薇の会の拠点で、旅人たちはモナと出会う。モナは自らはモンド生まれだから心配ないと述べ、おばばのアストロマンサー・バーベロス・トリスメギストスに協力を仰ぐことを約束する。しかし、次に旅人たちへコンタクトを取ってきたのは、魔女Nであった。彼女は旅人たちに予言に関する忠告を残して消えた。
ヌヴィレット、ナヴィア、クロリンデ、リネ兄妹、旅人らはフリーナに隠し事があると考え、どうにかしてそれを明らかにする方法を考え、ショーを企画する。結果、旅人がフリーナを密室に誘い込み、旅人は「見届ける者」としてフリーナを説得しようとする。しかし、ショーは進み、秘密を聞き出すことはできずに歌劇場に到着する。
旅人を原告、フリーナを被告とし、フリーナが神ではないことについての審判が開廷する。フリーナは胎海の水に手を入れると、どうやら体に影響があるようだ。フリーナは旅人に論破され、ヌヴィレットが有罪を、諭旨機が「水神」に死刑を言い渡す。フレミネが遅れてやってきて、最後の石板を見つけてくる。それには、先代の水神が、純粋精霊から人を作っている様子が描かれていた。原罪とは、先代の水神が天理から原始胎海を奪い、勝手に人間を作ったことであった。ゆえにフォンテーヌ人は胎海の水に溶けるのである。元の姿に還ると表現してもよいだろう。
刹那、呑星の鯨が歌劇場に現れ、ヌヴィレットと対峙する。彼でも敵わず、ピンチになると、鯨の中から魔王武装で消耗した公子が登場し、何とか鯨を抑え込む。彼はヌヴィレットにサムズダウンして、鯨と共に群星へと帰っていった。
大きくなりすぎた呑星の鯨になすすべもなく万事休すと思われたその時、諭示機が作動、死刑執行の刻が訪れる。最後の鍵がフリーナにあると確信していた旅人はその前に心の内を探ろうと駆けつけ、彼女の涙に触れる。
一方ヌヴィレットは謎の精神空間に誘われ、「水神フォカロルス」に出会う。「フリーナ」はフォカロルスが人性を分離した存在であり、正真正銘のただの人間であること、そして「偽の神」に予言を遂行させることで天理を欺きフォンテーヌを守り、自身が神座もろとも消滅することでヌヴィレットに古龍の大権を還すという計画の全貌を聞かされる。
旅人はフリーナが如何にして不休のソリストとなったかを知る。それは彼女が、「水神」フォカロルスから、神を演じて欲しいと頼まれたからであった。彼女は500年間、自我を失いそうになりながらも約束を全うする。
ヌヴィレットはフォカロルスの死を目の当たりにし、彼の名を持ってフォンテーヌ人の原罪を裁くこととなる。判決、無罪。
大権を取り戻したことで鯨に対処する力を得たヌヴィレットは旅人と共に原始胎海に入り、鯨を始末する。すると、タルタリヤの師匠スカークが現れ、あれだけ苦戦させられた鯨を気絶していたタルタリヤ共々簡単に亜空間に放り投げ、旅人らを唖然とさせる。
さらに、鯨は「師匠のペット」だと主張し、現実の被害とのあまりの落差に困惑する。その師匠はスルトロッチ、「極悪騎」というが旅人、パイモン、ヌヴィレットの3者とも聞き覚えはなかった。
スカークが「知っている」とする名前は聞き馴染みのない者ばかりだったが、アルベドの創造者「黄金」レインドットに関しても知っていたという。ただしそれらは師匠から聞かされただけで直接の面識はないらしい。
一方その頃、呑星の鯨を撃破したことで一時的に水元素が溢れ、予言通りフォンテーヌは水没してしまう。棘薔薇の会や壁炉の家が救助活動にあたる中、リオセスリらがひそかに開発を進めていたウィンガレット号が颯爽と水面を破り、人々を救助する。
予言は回避できなかったと思われたが、水はすぐに引き、誰も溶けることなく事態は収束しフォンテーヌは歓喜に包まれる。
人々が溶けなかったのは、ヌヴィレットが古龍の大権を取り戻し、フォンテーヌ人を真の人間にしたからであった。
召使とヌヴィレットは交渉の上、タルタリヤの冤罪に関する謝罪と尽力への礼という名目でフォカロルスの神の心をスネージナヤに譲渡することとなる。
真の理由は、そもそも龍王たるヌヴィレットには不要なものであるという大前提に加え、スネージナヤの表向きの目的を達せさせることで外交上の口出しを抑制すること、そして「第三降臨者の遺骨」は不吉だとスカークが言ったことである。
ヌヴィレットはナタについて、龍と戦争の国だと言い、執行官「隊長」が暗躍していると忠告する。

第四章ストーリー詳細

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間章

第一幕 風立ちし鶴の帰郷

第一章第三幕の後日談
主要人物: 申鶴
 凝光が玉京台に璃月の人々を集めた。璃月防衛戦で壊れてしまった群玉閣を再建するつもりだという。作業は大方終わっているが、3つ重要な素材が足りていない。素材を早く見つけられた者には何でも質問できる権利を与えると告げ、集まりはお開きになる。旅人とパイモンは素材集めに興味を持ち玉京台から立ち去る途中、男二人に詰め寄られている、申鶴と名乗る女性を助ける。十分な食事を取っておらず薬剤が好物だという彼女に食事をさせるため、旅人たちは不ト廬へ向かう。璃月港の飲食店で料理を食べないのは、美食への思いが山で行っている修行の妨げになるからだという。それを聞き、旅人とパイモンは申鶴が仙人であると確信する。助けた恩返しとして申鶴が旅人の素材集めに協力してくれることになった。
 飛雲商会の行秋に情報を聞きに行く。今はなき仙人の洞天に素材の一つ 浮生石が残っていることを教えてもらう。申鶴の力を借りて洞天に入り浮生石を入手する。浮生石を群玉閣の建設現場に届けた後、旅人と申鶴は近くの宿に泊まる。旅人は宿の近くにいた留雲借風真君と話し、申鶴が仙人ではなく人間であることを知る。留雲借風真君が申鶴と出会ったとき、申鶴は魔物と戦っていた。留雲借風真君は彼女を助け引き取る。ある日仙人仲間の一人が申鶴を占うと、身体に邪気が宿っており友人や家族に災いをもたらす存在であると出た。そのため申鶴の魂に枷を加え、殺意を抑制させる。申鶴はそれから感情的な振る舞いをすることはなくなったが、代わりに感情表現が乏しくなってしまった。
 建設現場の近くで璃月の役者 雲菫と出会い、彼女も素材集めをしていることを知る。新しい劇を披露する舞台がどこがいいか凝光に聞きたいのだという。旅人らは彼女と協力することになり、残りの素材がある天衡山に向かう。雲菫の新しい劇は『神女劈観』といい、天衡山を舞台にした物語だ。〈ある村で魔物が悪さを続けていた。少女が魔物の生贄を装い魔物を退治したが、仙人と人間には隔たりがあるため、少女が俗世に迎えられることはなかった〉
 天衡山の村で素材を探す中で、その村が『神女劈観』の舞台であること、神女とは申鶴のことであることを知る。また申鶴は自ら進んで生贄に名乗り出たわけではないことがわかり、雲菫は脚本を修正すべきだと考える。しかし申鶴は修正の必要はないと言う。劇で語られている勇敢な神女のように、己を顧みず璃月の人々を守っていきたいからだ。
 3つの素材が集まった。凝光は功労者である雲菫・申鶴の質問を受ける。雲菫には初演を群玉閣で行うことを提案する。申鶴の「璃月港に馴染めるか」という質問には、璃月港に残るために理由が必要だと答える。再建の手筈が整い、群玉閣が空に昇る。とたんに雲行きが怪しくなり、オセルの妻 跋掣が現れる。凝光は彼女の出現を予見できていたため、仙人の力を借りずに彼女を討伐しようとする。しかし、大津波を起こされ策に窮してしまい、立ち向かおうとした旅人も跋掣の攻撃で傷を受けてしまう。申鶴はそんな旅人の姿を見て璃月を守りたいという気持ちが湧き上がる。大津波を凍らせ、海中に逃げた跋掣を追う。後から追ってきた旅人と協力し、璃月港から跋掣を追い払うことに成功する。
 再建を祝し、群玉閣で宴が開催される。雲菫が『神女劈観』を披露。本来の演目を終えた後〈神女を理解する友人が現れ、協力して海の魔物を討伐。新旧の友人とともに宴を楽しんでいる〉というアレンジを加える。璃月での暮らしに希望を持つ申鶴だが、絡んできた酔っ払いに対し冷酷な態度を取る。旅人は、申鶴が璃月に馴染んでいくまでの道のりは長そうだと心配する。

第二幕 険路怪跡

主要人物:夜蘭
 旅人は層岩巨淵・地下を探索中、煙緋荒瀧一斗久岐忍夜蘭と遭遇する。層岩巨淵で法宝を探している煙緋を手伝いたい一斗と危険区域である層岩巨淵に彼を入らせたくない夜蘭が口論を始める。一触即発となりかけたが、直後二人の元素力が作用したためか一同が立っている地盤が崩れ落ちてしまった。元いた場所に登っていくのは困難であるため、別の脱出経路を探す。
 轟音を聞きつけ魈がやってきた。一緒に行動しないかとパイモンが提案するが、人探しをしているといいすぐ去ってしまった。一同は出口を見つけ進んでいったが、何度試しても元いた場所に戻ってきてしまう。煙緋は、一同がいる空間は時間と空間が錯綜していると推測。魈との連絡を試み、音を手がかりに合流に成功する。煙緋は魈を説得し、協力して出口を探すことになる。
 夜蘭はカーンルイアの魔獣が層岩巨淵に侵攻した証拠を探しに来たのだという〈500年前、カーンルイアから来た漆黒の獣たちに七国が襲われた。千岩軍は戦線を層岩巨淵で食い止めた。何者かが機を見図って魔獣を引き離したことで、璃月が防衛に成功した〉。魈は「浮舎」という名の護法夜叉を探しているらしい。魈以外の護法夜叉は全員死んだとされているが、浮舎の遺体は見つかっていない。層岩巨淵の対魔獣戦で、魔獣を引き離した者が浮舎ではないかと考え探しに来た。
 出口が見つからないもどかしさに耐えかね、荒瀧が壁に向かって攻撃した。壁の割れ目から秘境が見つかり、一同が奥へ進む。魈は地下の亡霊となった浮舎を倒す。秘境内で法宝「太威儀盤」を入手する。残されていた手記により、浮舎ともう一人の人間がカーンルイアの魔獣を閉じ込めるため、一同がいる空間の出口を太威儀盤で封印していたことがわかった。煙緋が過去に読んだ書籍の一文を思い出し、脱出への手がかりに気づく。「仙人と人間の力が一体となれば、天地の威を操り、斗転星移が可能となる」
 魈と夜蘭が太威儀盤へ力を注入すると、一同を載せた太威儀盤は空間の天井に向かって上昇していく。天井近くで魈は力を使い果たしてしまうが、残った力を振り絞り自らを犠牲に他の全員を地上へ転送させる。魈は奈落へ落ちていくことを覚悟したが、事の成り行きを見守っていた鍾離によって地上へ運ばれる。
 一同は脱出に成功した。魈が旅人と行きたい場所があるという。一番早く亡くなった護法夜叉 銅雀のために建てられた寺だ。壮絶な戦いを経て死ぬことは夜叉にとって本望であり、自分もそうなるのであろうと魈は言う。旅人が、丑雄の言葉(一斗を通して聞いた)を伝える。丑雄はもともと鬼を払うために使われてきたが、一斗と会ってからは彼と一緒にいる。理屈や道理を超えて一緒にいると楽しいからついていくのだ。夜叉の力が人に害を与えるとしても、人々と一緒にいられない理由にはならない。魈は生前の浮舎たちを思い出す。彼らはいつも、平穏が訪れたら人間たちと共に生活するのだと言っていた。

第三幕 伽藍に落ちて

第三章第五幕の後日談
主要人物: 放浪者
旅人がスメールシティにて、たたら砂の歴史を研究する学者らの話を聞いていると、偶然「散兵」が歩いているのを見かける。散兵は先の戦いで敗北したことで草神ブエルの囚人となっており、外に出ているはずがない。そう思った旅人が彼を追いかけると、スラサタンナ聖処についた。そこではナヒーダが待っており、彼が釈放されたのはナヒーダの意思によるものだとわかった。

ナヒーダは彼と交渉し、スメールでの安全を保証する代わりに世界樹で旅人の肉親を探す取引を交わした。監視役として旅人も同行し、散兵と共に世界樹内部で探索を行った。この方面に詳しい散兵が探しても、やはり旅人の肉親に関する情報は見つからなかった。しかし散兵は「無名のデータ」を見つけ、ある過去の真相を知ることになる。彼が”2度目の裏切り”と定義したたたら砂事件は、彼が裏切り者だと恨んだ丹羽久秀ではなく、全て「博士」によって仕組まれたものである。この真相を知った散兵は怒り狂い、彼が落ち着くまでの間に旅人はナヒーダから彼の過去を聞いた。

落ち着いた散兵に旅人が話しかけると、彼は彼自身が知る旅人に関する情報を伝えた。彼女/彼は「天空」が召喚に応じてカーンルイアに降臨し、「道化」とともにそこで過ごしていた時期があるらしい。散兵はこの見返りに旅人と意識を繋ぎ、世界樹が歴史を変えうるかを訪ねた。旅人の沈黙は彼に答えとして写り、彼は残された神の力を使って世界樹で自らを削除した。突然のことに驚きながらもナヒーダの指示で待機していると、突然パイモンが散兵に関する全てを忘れた。*2

旅人はこの出来事に関する影響を調べるため稲妻に向かった。歴史自体はほとんど変わっていないものの、「散兵」と「傾奇者」に関する記憶は消失していた。
ナヒーダも彼のことを忘れていたが、彼女は彼の記憶をバックアップとして保管していた。彼女は猫の童話として記憶を隠しており、事前に隠された情報を解読して思い出した。

敵同士だったとはいえ目の前の事実にショックを受けている旅人のため、パイモンは旅人とともに食事をすることにした。旅人らがグランドバザールに向かうと、目の前には見知った姿があった。見た目は散兵と瓜二つだが性格は全く異なる「放浪者」がそこにいた。旅人は彼が記憶のない散兵だと思い、ナヒーダの元へと連れて行った。

ナヒーダが彼に事実を伝えると、彼はその記憶を見せてほしいと頼んだ。ナヒーダはその願いに応え、彼の記憶で構成した夢境へと連れていった。たたら砂での出会い、幼くして亡くなった「家族」、邪眼工場や創神計画での出来事といった散兵の一生を見た上で、放浪者は記憶を取り戻すことを選んだ。ナヒーダが彼に記憶を返還する最中、夢境に七葉寂照秘密主が現れた。
旅人が放浪者を守りながら戦うも、一瞬の隙を突かれ攻撃を喰らった。しかし次の瞬間、旅人は無傷だった。旅人が目を開けると、記憶を取り戻した「散兵」が居た。記憶を取り戻した彼に神の視線が降り注ぎ、攻撃を受け止める手助けをしたのだった。

「死ね」
この強力な一言と共に自分を取り戻した散兵は、「散兵」という名と身分を捨てることにした。旅人やナヒーダと共にあることを選び、旅人から新たな「名前」を授かった*3
いつの日か雷電五箇伝の末裔に真相を伝える日が来ると約束し、スラサタンナ聖処を去っていった。

事を終えた旅人が宿に戻ると、部屋にあった瓶が割れていた。これはパイモンが散兵を忘れる直前、彼女が彼のことに驚いて割ったものだが、散兵が歴史を変えたことで瓶が割れた事実は無くなっているはずだと旅人は思った。その後突然脳内に謎の声*4が響いた。旅人の問いに対し「世界樹が書き変わっても起きた事実自体は変わらない」という事を答えを木と動物に例えて伝え、その声は途絶えた。

間章ストーリー詳細

間章

第一幕「風立ちし鶴の帰郷」

第二幕「険路怪跡」

第三幕「伽藍に落ちて」

時系列:魔神任務第3章第5幕→エピソード 放浪者「灰燼」→伽藍に落ちて→放浪者が登場する他の全コンテンツ

夜を飛ぶ鳥は三段へと落ちる

血縁者の情報を得るため、パイモンと共に再びスラサタンナ聖処に行きナヒーダを訪ねることにした。途中、ある話題について話し合っている人たちを見かけた…

旅人がスメールを散策していると、稲妻のたたら砂について議論している「アカバ」と「澤田」が居た。興味を持った旅人は話を聞いた。
約400年前のたたら砂で、御輿長正という人物が名刀を打った。しかし彼は刀を溶かし、さらには部下である桂木を殺した。
その事件を記録した資料では、他に特異な格好や行動をした人物を指す「傾奇者」という存在に言及されており、傾奇者が姿を消した時期に御輿長正の事件が起こったとされている。
この関連性を疑った一行は、同時期さらに雷電五箇伝の一家系である「丹羽」が失踪したことを調べ上げた。
更に重要な点として、たたら砂に現れた傾奇者は「人形」であるという情報が見つかった。

稲妻の「人形」に旅人は心当たりがあった。人形の一体である雷電将軍は稲妻を統治していることから、その人形は「散兵」だという結論が出た。
この事実を学者らに話すわけにもいかず、話を終え歩いていると…
幽閉されているはずの「散兵」が、スラサタンナ聖処に向かって歩いているのが見えた。驚いた旅人は彼の後を追い聖処へと向かう。
聖処ではナヒーダと散兵が待っており、ナヒーダが取引によって彼を釈放したことを説明した。その取引とは、ファデュイの任務で世界樹に詳しい散兵が、ナヒーダの代わりに世界樹で降臨者の情報を探すという内容だった。
意外にも従順な散兵と共に、旅人は世界樹内部へと入ることになる。
世界樹で彼が情報を探していると、「無名のデータ」が存在することに気づく。その内容はかつてのたたら砂であり、先述の丹羽がフォンテーヌ人と話している場面が記録されていた。

自称フォンテーヌのエンジニア「エッシャー」は、当時たたら砂に新技術を導入した。それは高効率での鍛造を可能とする一方、怪しい穢れによって死人も出ていた。日々その危険は増していくものの、助けを求めに行った人は誰一人として帰ってこなかった。
たたら砂の最高責任者である丹羽久秀は、自らの命を賭けて炉心を停めに行こうとした。その前にエッシャーを問い詰め、その身分と目的を暴こうとした。
しかしそのエッシャー… ファトゥスの「博士」はその場で丹羽を殺し、その心臓を取り出した。その心臓は彼の手により装置に組み込まれた。
そしてエッシャーは、炉心の穢れを吸収するその装置を傾奇者へと渡した。彼は丹羽が失踪したと偽造し、彼が代わりに炉心を停めるよう説得した。
傾奇者は装置に守られ、炉心を停めることに成功した。傾奇者がその装置の中身を尋ねると、そこには人間の心臓が入っていた。
失踪した丹羽が傾奇者への贈り物として、彼がずっと欲しがっていた心臓を、罪なき部下から奪って渡したという説明を受けた。
それを聞いた傾奇者は、怒りと悲しみから心臓を叩きつけ、たたら砂を去った。
その「裏切り」が、約100年前の雷電五箇伝への復讐に繋がった…

事の真相を知った散兵が落ち着くまで見守り、その後旅人が声をかけると、彼は世界樹での検索結果を伝えてくれた。
世界樹に目的の情報はなく、やはり世界樹は降臨者を記録しないことがわかった。しかし散兵は個人的に知っている情報を旅人に伝えた。
旅人の肉親は「天空」が召喚に応じ、カーンルイアに降臨した。世界樹に彼女(彼)の情報が記録されているのは、彼女(彼)がカーンルイアに降臨したことが理由かもしれない、と。

この情報の対価として、散兵は外部と遮断した空間を作り出し、旅人と意識を接続した。彼は旅人に対し、テイワットの歴史が変わったことがあるかを尋ねた。
マハールッカデヴァータの件を知る旅人は驚き、言葉に詰まった。それを答えと受け取った散兵は、世界樹内部の奔流へと飛び込んだ。
残された神の力を使い歴史から「散兵」と「傾奇者」を消すことで、エッシャーの行動を変え丹羽や桂木の死を覆そうとした。
想定していない自体にナヒーダが対処する中、彼女の指示で旅人はひとまず休むことになった。

マハールッカデヴァータの件を知らないパイモンは、散兵がしようとしたかもしれないことを旅人に尋ねた。
「歴史から自分を消そうとしている」という旅人の回答に対し、パイモンは驚いて花瓶を割ってしまう。その後もパイモンが怖がっていると、途中でパイモンが「スカラマシュ」を忘れてしまった。

乱世輪舞

世界樹の内部にいた散兵の行動が、思いもよらぬ結末を引き起こした。そして、あなたは唯一の目撃者である。その変化を確かめるために、あなたは稲妻へと向かった…

散兵が変えた歴史の影響を調べるため、旅人は稲妻に向かった。
旅人の友人らに影響はなかったものの、かの「傾奇者」や「国崩」は歴史から消えていた。
現在の歴史では、丹羽と妻の楓原が命を賭けて炉心を停めたことになっていた。その事件で一族が没落し、孤児となった息子は無関心な雷電将軍を憎み、彼の父を救わなかったすべてのものを憎み、稲妻を憎んだ。
その憎しみは代々継がれていき、不況だった末裔によって約百年前に復讐が行われた。攻撃を主導し刀工を殺していったが、楓原家を狙った際に反撃されその場で殺害された。

比較

本来の歴史では、丹羽の子孫は約百年前に楓原家に養子へと入った。
そしてその子供である楓原義慶が、楓原家当主として「国崩」と対峙した。
国崩とは散兵のことであり、彼が雷電五箇伝を破滅させた。
しかし楓原家を襲った際、義慶が丹羽の血を継いでいることを知ると、攻撃を辞め去っていった。

幕切——傾奇の末

様々なことがあって気持ちが沈んだ。スラサタンナ聖処に戻って、これらのことをナヒーダに伝えることに決めた…

スメールに戻るとアカバらに再会した。彼らが書いた文章を再び読むと、その文章全てから「傾奇者」の記述が消え、代わりに「機械職人」としてエッシャーが記されていた。
そしてナヒーダに会うと、やはり彼女もスカラマシュを忘れていた。旅人はナヒーダらに対し、彼が消した一生を説明した。

この世にはかつて「散兵」という個体があった。彼は雷神の造物であり、人形の身で世に流落した。
たたら砂の様々な出来事のあと、三度裏切りに遭ったと思い込んだ「散兵」は稲妻を離れ、放浪を始めた。
彼は人間をまったく信じず、神を徹底的に憎んだ。
幾百年も恨みを抱え、己を鍛錬し稲妻へ戻り復讐を成し遂げようとした。
彼は神の心を頼みに神の座に登ろうとしたが、最後の一歩で阻まれた。
その後、彼は世界樹の内部に入り、自らが裏切られたことについての真実を知った。
彼のすべてを作り上げたのは欺瞞だった。そして最後に、彼はこの不幸な悲劇を消し去るため、最も狂気的な行動を取った…

降臨者である旅人の話を聞き、ナヒーダもある異変に気がついた。彼女が作った童話の中に、彼に関する物語が記されていた。
この童話はナヒーダが以前、散兵の記憶を童話で包むことで世界樹の改竄に耐えれるよう保存した。そして今この記憶を呼び覚まし、再び彼について思い出した。

童話内容

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野狐の皮を被った猛獣が、狐の群れに紛れていた。彼らは昼夜を共にし、互いを友と呼び合い、仲睦まじくしていた。
偶に、猛獣は夜になると狐の皮を脱ぎ、水中の自分に向かって嘆く。自分はこれほど不自然な存在なのに、彼らは愚かでそれを見抜けない。実に残念だ、と。

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しかし猛獣はすぐにその考えをやめた。なぜなら狐の群れにいる異類は彼だけではなかったのだ。もう一匹、白い樹から彫り出され、人に見捨てられた子猫がいた。
子猫は狐になりたかった。だけど子猫の尻尾は細くて短く、色鮮やかな毛並みを生やすこともできない。他の狐はそれを見ると、こう慰めた——だとしても、君は僕たちの仲間だ。

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猛獣はそんな馴れ合いを嫌い、山の中で火をつけた。動物たちはひどく怯えた。大きな火を消すには、犠牲を払う必要があるからだ。
一匹の灰色の狐が前に出て、猛獣と話をした。曰く——君は頭がいいから、きっと僕たちを救う方法を思いつくはずだ。
猛獣は微笑みながら灰色の狐を火のそばに連れ、殺した。灰色の狐の心は、透明で美しい無垢な雫に作り上げられた。

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猛獣はその雫を子猫に渡し、こう伝えた——みんなお前を犠牲にしようとしている。これを持って、お前の狐の仲間たちのために、死にに行くといい。

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火は消された。子猫はそこを離れ、翼の折れた小鳥と共に暮らした。

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彼らは互いに寄り添うことを約束した。しかし小鳥の寿命はあまりにも短く、すぐに息を引き取った。子猫は小鳥を埋葬し、その山を離れた。

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…それから子猫は、山におけるすべての葉っぱも、すべての動物も愛すことはなかった。彼はいくつもの夜を彷徨い、月に向かって牙を研いだ。
子猫は月を食らい、すべての月光を噛み砕きたかった。すべてが暗黒に戻れば、彼は快楽と安心を感じられる。

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「僕は新たな月となり、みんなにとって唯一の存在となる。そうすれば、この世に鳥や狐、猫がいたことを知る者はいなくなる。その違いを知る者さえ。」

複雑な気持ちで悩む旅人に対し、ナヒーダとパイモンはグランドバザールで休憩するよう提案した。
旅人はマハールッカデヴァータの件を思い出し、世界樹から自己削除ができないということを思い出した。そんな中、旅人の目の前に見覚えのある人影が現れた。
服装や口調は異なるものの、顔は間違いなくスカラマシュ。そんな彼は敬語で店番をやっており、「放浪者」を自称した。
旅人は彼をナヒーダの元へと連れていき、現在の状況を濁して説明した。彼は「前生」の自分についての真相を知りたいと言い、ナヒーダは概要を説明した。そしてナヒーダは保存した記憶から夢境を作り、彼に前生の自分を体験させた。

秘境「漂う記憶」

夢境は最初、散兵が雷神に安置された秘境「借景ノ館」を再現した。
かつてここで桂木は散兵を拾い、たたら砂へと連れていった。
たたら砂で彼は傾奇者として暮らすことになったが… 炉心の事件で傾奇者はそこを去った。
その事件の責任は第二責任者の御輿長正が背負うことになったが、長正には御輿家の汚名を濯ぐ責務があった。かつて長正に助けられた桂木は長正に忠実を誓っており、自身が代わりに責任を負い、長正に自分を殺させた。

たたら砂を離れた彼は、幼くして両親を亡くした名がない子供と暮らした。しかし両親と同じようにその子供も病気であり、幼くして病で亡くなった。
(エピソード 放浪者「灰燼」の回想シーンはここに繋がる)

その後「道化」が彼を招き、彼はファデュイへと加入した。

夢境を進むと、今度は邪眼工場に辿り着いた。
そこでは今は亡き「淑女」が散兵と会話している様子が映し出された。彼女は彼に邪眼工場を任せ、祝賀会で会う約束をした。
(魔神任務第2章第3幕の任務「邪眼」の直前)

さらに夢境を進むと、スメールの降神工房に辿り着いた。
「博士」、アザール… 今まさに創神計画が始まろうとしている場面が映し出された。
(魔神任務第3章の開始前)

「放浪者」は自身の過去と罪を受け入れ、その記憶を取り戻す決断をした。
ナヒーダはそれに答え、「彼」の全ての記憶を彼に返した。

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荒れ狂う記憶が放浪者の心へと戻った。「散兵」としての様々な出来事が次々と頭に流れ込み、この強烈な衝撃を受けた彼は言葉にできないほどの苦しみを味わった。あなたとパイモンが心配していると、記憶の深いところに存在し、かつてスメールに巨大な脅威をもたらした偽りの神「正機の神」がここに再び姿を現し、あなたたちに攻撃を仕掛けた。しかし放浪者は記憶に苛まれ、身動きが取れない。そんな危険を前に、あなたは身を挺して「正機の神」と戦うことを選んだものの、「正機の神」の攻撃は執拗で、危機に陥ったあなたはついに攻撃を避けられなかった。しかし、煙が散った後に、そこに立っているあなたは無傷だった。
なぜなら、ある人影がそのすべてを受け止めてくれたからだ。記憶を取り戻した放浪者が、「前生」の「散兵」と一つになったのであった。そして彼がその一撃を受け止めるのを助けたのは、なんと「神の目」であった…

朝露のように

人形はとっくに本来の名前を捨てた。「放浪者」という称号が示すように、彼は名も無き者になった。

記憶を取り戻した「散兵」は、身分と共にその名を捨てることを選んだ。
彼はナヒーダや旅人の仲間となることを選び、ナヒーダの提案で旅人が新たな名をつける事になった。

ここでプレイヤーが放浪者に名前をつける

人形はとっくに本来の名前を捨てた。「放浪者」という称号が示すように、彼は名も無き者になった。「傾奇者」、「散兵」…過去の様々な出来事は朝露のように、やがて陽の光を浴びた瞬間に消えていく。

世界樹にあった「無名のデータ」はナヒーダが仕組んだものであり、彼女は最初から彼を仲間にするつもりだった。しかしそれを強要するのは博士と同じであるため、まず過去の真相を教えることから始めた。

放浪者は最後、ファデュイ、少なくとも博士に復讐することを誓った。
また雷電五箇伝の末裔に事実を告げることを選択し、例え刀で僕の胸を突き刺しても構わないと言った。

放浪者は去っていき、旅人とパイモンも宿で休憩する事にした。
宿に戻ると瓶は砕けたままだったが、パイモンは瓶が砕けた理由を忘れていた。歴史が変わってもなお瓶が砕けたままであることを疑問に思っていると、脳内に謎の声が響いた。

小さな動物が木にぶつかれば、木は揺れる。でも、傾きと位置が変わることは別の物なの、運命もそれと同じね。
まさに瓶が床に落ちるように、猫が割ったものでも、鳥が割ったものでも、割れたという結果に変わりはない。
歴史は簡単には変わらないけれど、人々の心は変わる。自分の目を信じて。目に見えるものこそが真実であり、見えないものはすべて虚幻よ。
(この声は魔神任務第4章第5幕でも登場する魔女「ニコ・リヤン」)

疑問点・伏線など

疑問点

  • なぜ魔女が世界樹の影響を受けないのかが不明。魔女は降臨者ではないが、何らかの「特権」によって記憶することが可能な模様。誰がどのような特権を与えているのかは不明。
  • 記憶がない放浪者がどこで生まれ、どのようにスメールに来たのかが不明。
    • 放浪者の胸にある羽は雷電将軍が創造した身分を表すものであるため、出生自体は変わっていないと思われるが未確定。ただし借景ノ館は元の歴史では自力脱出が不可能だったため、どのように出たのか不明
    • 稲妻を出た時期やこれまでの行動なども一切不明。ただし多くのスメール人(プレイアブル)とは面識がないことだけは分かっている。
  • 道化が博士を稲妻に送ったり、散兵を味方にしようとした理由は不明。

伏線

  • 世界樹から歴史が消えたものの、本人の意思で雷電五箇伝の末裔が真相を思い出す(同時に放浪者と接触する)可能性がある。Ver3.6のテーマイベント「盛典と慧業」では、たたら砂を研究するアカバと接触していることが判明している。
    • 因論派にはイベント後も属している模様。
  • 「旅人の肉親が召喚され降臨した」という、本作の根本に関わるような設定が判明している。現時点ではこれ以上の詳細は不明。

考察

  • 神の目を授けた存在は彼のことを覚えていると考えられる。そのため神の目は俗世の七執政やパイモンではなく、天理を含む降臨者や魔女によって授けられるものの可能性がある。
    • ただし記憶を取り戻した散兵の強い意志に共鳴し、神の目が降りた可能性もある。他の一部キャラクターも危機的状況で神の目を授かっている。
  • ファデュイは独立した情報網を持っており、ナヒーダは世界樹とは別にそこを参照している。つまりその情報網は世界樹の改ざんに耐えうる可能性があり、ファデュイが散兵を覚えている可能性がある。
    • 事実ナヒーダや散兵も、ファデュイが彼を完全に忘れたとは断言していない。特にナヒーダは上層部が忘れているか不確定であるという旨の発言をしている。
    • 少なくとも一般兵や序列の低い「公子」は散兵を忘れている。(公子は神の心の件で囮となった前例がある)

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*1 散兵は首謀者ではなく直前に来た代理人。詳しくは間章第3幕?にて
*2 この時点で散兵に関するボイス、テキストが変化する
*3 ゲームシステム全体に反映される。詳しくは放浪者の記事にて
*4 魔女「ニコ」
*5 Ver2.0実装の秘境
*6 Ver2.3実装、過去~未来が記されており、国崩として明確に名前も出ている。
*7 Ver2.6テーマイベント。雷電五箇伝と散兵の関係がメインテーマとなっている